2011年12月25日

SIG-ARG第3回セミナーの講演動画公開


間が空いてしまいましたが、11月5日に開催したSIG-ARG第3回研究会「日本ARGの今とこれから」の一部の資料と動画を公開いたします。

本日付で公開するのは、元気株式会社の澤田典宏様による「元気ARG事例紹介」の講演動画とスライド資料です。
日本ではまだ事例数の少ない長期型ARG「ぼくらの選択」の事例紹介と共に、コンシューマゲームのデベロッパが、なぜARGに取り組み始め、今後の展望をどう考えているかが分かる、とても興味深い講演となっておりますので、ぜひご覧ください。

YouTube: SIG-ARG#03 元気ARG事例紹介


SlideShare: SIG-ARG 第3回研究会 元気ARG講演資料


なお、元気ARGは、講演の最後で発表されたとおり、第3弾となる「BUBBLEGUM」を参会と共に実施中です。

記事元
ARG情報局: 11月5日 SIG-ARG 第3回研究会「日本ARGの今とこれから」開催
元気ARG | 元気株式会社オフィシャルウェブサイト

2011年12月23日

ゲーム誌編集部に未知の言語や風景の謎の資料が届けられる


電撃オンラインの記事によると、ゲーム誌『電撃PlayStation』編集部へ、ゲーム会社のガストから突然謎の資料が届けられたとのことです。未知の言語で書かれた書類や、見たことのない風景の写真などで構成されている資料は、縁は焼け焦げ、傷ついていました。

現在、この資料から読み取れる「手がかり」についての意見募集が行われています。投稿は、ガストから届いた“謎の資料”に関するご意見応募フォーム から。期限は2012年1月6日12:00です。

資料は、前述の記事で見れるほか、現在発売中の『電撃PlayStation Vol.509』に見開きで掲載されているとのこと。

なお、ネット上でも解析が進んでおり(例:ガスト最新作の設定資料についての反応とか考察 - Togetter)、ガストの代表作であるアルトネリコの新作に関連しているのではないかという見方が優勢です。

正月休みの楽しみに、皆さんも謎の資料を読み解いてみませんか?

記事元
未知の言語、見たこともない景色――ガストから届いた謎の資料についてアナタのご意見を募集します - 電撃オンライン
ガストから届いた“謎の資料”に関するご意見応募フォーム - 電撃オンライン
株式会社ガスト
ガスト最新作の設定資料についての反応とか考察 - Togetter

2011年12月11日

元気ARGで利用された「LiveScopar」が、次は「ミッション:インポッシブル」に!

レイ・フロンティアが開発・運営するiPhone用ARアプリ「LiveScopar」が、シネコンを展開する会社ティ・ジョイによる映画販促キャンペーンに採用されたことが発表されました。
このキャンペーンは映画「ミッション;インポッシブル ゴースト・プロトコル」における「特別任務キャンペーン」と位置づけられており、対象となる映画館で「LiveScopar」を利用することで、なにかしらのイベントに参加できるようです。
期間は2011年12月16日〜1月13日までとなっています。

「LiveScopar」は元気が実施した元気ARG「ぼくらの選択」でも、過去の映像を見ることができるアプリとして活用された事例があります。
このようにすでに完成されたプラットフォームを用いることで、イチから開発よりはるかに低コストで実施できる強みがあります。これからもこのような活用事例が増えていくといいですね!


記事元
プレスリリース:レイ・フロンティア株式会社 iPhone向けARアプリケーション「LiveScopar」新宿バルト9ほかシネマコンプレックスの映画販促キャンペーンに採用(レイ・フロンティア株式会社)
iTunes:LiveScopar
イベントサイト:「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」特別任務キャンペーン ラストミッション指令書

2011年12月10日

12月上旬のニュースまとめ

急に冷え込んできて、いよいよ年の瀬という雰囲気になってきましたね。
なぜか ARG 界隈は年の瀬に盛り上がる傾向があります。
既報のARGの続報も盛りだくさんの12月上旬のニュースまとめです。

bubblegum Episode1 実施中

先日お伝えしたbubblegum の再始動の件ですが、Episode1 が動き出しているようです。12月7日に実施された「ARG、謎解きゲームな忘年会」(Ustream録画)にて提示されたヒントを元に、つい先ほど、キーパーソンの一人「ピエロ」の twitter アカウント @hellopierrot が発見されました。公式サイトに Out of Game のプレイヤー交流の場が設けられていますので、こちらもご参照ください。新生 bubblegum はこれからスタート。ぜひこの機会に長期型の ARG を体験してみてください!

新野ミステリー研究室で、異世界からの通信の謎を解き明かす協力者を募集中

映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』のプロモーションのはずなのに、なぜかUFOのやたらに充実した記事が連日配信されている「新野ミステリー研究室」。その「日記」ページにて、ARGが進行中です。異世界通信機から流れてきた異世界のニュースによれば、12月21日に大量の隕石が降ってくる!? そんなことになって、この世界は大丈夫なのでしょうか。気になる方は→「日記」をざっと読んで、トップページ上側にある「新野正太郎の手記」「異世界通信機」のコンテンツを見て、@sato_tomoe をフォローしてみて下さい。なお、分かりにくいのですが、新野ミステリー研究室の記事をtwitterで広めるとポイントがもらえるキャンペーンや、スマートフォン用ARアプリでUFOやエイリアンの写真を撮って投稿しようキャンペーンは、ARGとは微妙に関係ないようです。

「みんなのスパイ大作戦」本部サイトを公開&12日に謎解きミッション実施

エレメンツがクリスマスに福岡で開催する「みんなのスパイ大作戦」にて、参加者が所属する諜報組織『S.P.Y.C.E.』の本部サイトが公開されました。また、12月12日から、簡単な入団テストが実施されるとのこと。遠隔地の人でも憧れの「スパイツール手帳」がもらえるチャンスかも!?

コロプラ上で遊べる「駅奪取PLUS」が公開

「位置ゲー」の代名詞とも言えるコロプラのニュースリリースによると、『位置登録機能を使ってユーザのいる鉄道駅を「奪取」し全ユーザで日本全国の駅を奪い合う』という「駅奪取PLUS」が公開されました。デベロッパーはモバイルファクトリー。最近、コロプラは、外部の開発会社が作成した位置ゲーをコロプラ上で展開するという位置情報プラットフォームとしての活動も行っています。そういえば、知らなかったのですが、昨年から位置ゲーRPG「キャリー・ストーリー」というのも展開していたんですね。

その他イベント情報

定番イベントについての情報は割愛するとして、変わった開催場所の謎解きイベントとしては12/30にライブハウスで行われる「HAT-CRi企画 第2弾『NAZO NOTE ~あるライブハウスで起きたキセキ』」や、1月に神奈川芸術劇場で行われる劇場体験型謎解きゲーム「KAAT the ツアー」などがあるようです。あと、イベントタイトルのインパクトで言えば、「リアル出逢いゲーム×アクエリオンEVOL 一万二千年後の邂逅 ~謎が解けたら合体~」でしょうか。最近、謎解きイベントが増えすぎて網羅できませんので、詳しいイベントスケジュールは、先日からご紹介している、有志で管理されているGoogleカレンダー上のイベントカレンダーをご参照下さい。

2011年12月6日

bubblegum、元気ARG第3弾として再起動!


SIG-ARG#03で電撃発表された、bubblegumと元気ARGのコラボがいよいよ動き出しました。今回の再始動にあたり、あえてゲーム外の場として bubblegum ARG 公式サイト を提供し、新規の参加者が入りやすい環境を整えています。

世界政府の樹立を狙っていたと噂される謎の組織を巡るARG「bubblegum」は、これまで参会の運営でtwitterや様々なライブイベントを通じて実施されてきましたが、今回、全てをリセットしての再始動となります。

シナリオなどコア部分の制作はこれまで通り参会の田中宏幸氏が行いますが、各種メディア制作物やイベント実施などを元気がサポートする体制です。元気ARGの会員登録で個人情報を入力した人には、メールや小包などの形でゲーム内情報の提供があるかもしれないとのこと。また、bubblegumの特徴として携帯電話のSMSを使った情報提供があるのもポイントです。詳しくは公式サイトをご覧ください。

新生bubblegumの特徴は、「連続ドラマスタイルのARG」として実施されることでしょう。一貫したメインストーリーはありつつも、1ヶ月〜3ヶ月で1つのエピソードが完結しますので、好きなタイミングから参加することが可能です。現在はEpsode 1-1の「Herald the incident」というタイトルだけが提示されています。

これまで、知る人ぞ知るディープなARGだったbubblegum。元気ARGとのコラボにより、間口は広く、奥が深いARGとなることでしょう。ぜひ、新しく始まるこの機会に参加してみてください!

記事元
bubblegum ARG official web

2011年11月27日

12月3日 「第1回ARG制作者ミーティング」開催

「元気ARG」の元気株式会社さんからいただいたニュースリリースを転載します。
なお、元気さんは、個人制作ARGの「BUBBLEGUM」の制作のサポートを表明されるなど、
制作者の支援活動にも熱心に取り組まれています。


ARGの制作に興味がある。こんなARGをやってみたい!
制作者ミーティングで、そのアイディアを形にしませんか?
自由に情報交換をしながらARGを作っていきましょう。
今回、まずは参加者のみなさんで顔合わせを行いたいと思います。
既に行っている人も、またこれからやりたいと考えている人も
お気軽にご参加下さい。


【開催概要】

名称:第1回ARG制作者ミーティング

日時:2011年12月3日(土曜日)14時開始~17時終了(開場13時30分)
会場:中野坂上ハーモニータワー 15階元気株式会社会議室
主催:元気株式会社コンテンツ事業部
参加費:無料 ※会場までの交通費は各自でご負担下さい。

対象者:ARGの制作に興味がある方
ARGに興味がある方であればどなたでも

定員:12名

参加登録は以下をご覧下さい。

11月のニュースまとめ その2

この1週間の間にネタが溜まってしまいましたので、まとめ記事をもう一本。

文化系トークラジオ Life の11月27日のテーマは「ゲームと社会設計」

本日25時放送の TBS ラジオの文化系トークラジオ Life のテーマは「ゲームと社会設計」とのこと。出演者の一人、濱野智史氏(@hamano_satoshi)は先週、朝日新聞の論壇時評に「ゲームの力が社会を動かす」という記事で ARG やゲーミフィケーションについて述べたばかりです。今回のラジオでもジェイン・マクゴニガルの "Reality is Broken" なども踏まえた上での議論が展開されるようです。番組ページからダウンロードできる予告編によるとゲームの快楽とゲームのルールについて話したいとのこと。TBSラジオで聴けるほか、インターネットでも radiko や Ustream でも聴くことが出来ます。

ライブミステリー「サスペクツ」募集開始

北秋田で1月に開催される ライブミステリーゲーム サスペクツ の募集がようやく始まりました。サスペクツの特徴は、参加者の中に犯人や関係者が紛れ込んでおり、1泊2日の日程の中での観察力が問われるということ。個人的には E-Pin 企画さんの「Mystery the 3rd」と双璧をなす没入度の高い参加型ミステリイベントだと考えているサスペクツ。ちょっと遠いですが、自信を持ってお薦めします。

music-Chef×謎解きスパイゲーム“迷宮モーターショー”

SCRAP さんが東京モーターショー内でも謎解きイベントを開催されるそうです。題して、music-Chef×謎解きスパイゲーム“迷宮モーターショー”。「※ このイベントは、実際にあなたがスパイとなって、謎を解くゲームイベントです」とのことですが、会期中いつでもチャレンジできる1〜2時間程度の企画のようです。会場にお立ち寄りの際は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

タカラッシュ!×東野圭吾「マスカレードホテル」のリアル謎解きイベント

東野圭吾「マスカレードホテル」とタカラッシュ!のコラボによるリアル謎解きイベントが12月と1月に開催されるとのこと。小説で取材協力をしているロイヤルパークホテルで、実際に小説と同じような捜査を体験できるということで、聖地巡礼×ARGとしての事例とも言えそうです。タカラッシュ!さんの主催ということで、どのくらいミステリ色が強いかは分かりませんが、原作ファンの方はいかがでしょうか。なお、女性向け情報サイトの OZmall とのコラボでもあります。

2011年11月23日

11月のニュースまとめ

SIG-ARG第3回研究会へのご参加、ありがとうございました。公開可能な資料などをまとめているところですので、準備が整い次第、公開させていただく予定です。
さて、セミナーの開催で力尽きて間が空いてしまいましたが、11月もますますARG的な企画が盛りだくさんですので、駆け足でご紹介します。

国際シンポジウム 創造都市とグローバル・エコノミー

当日になってしまいましたが、11月23日(祝)に開催される「国際シンポジウム 創造都市とグローバル・エコノミー」にて、元気株式会社とレイ・フロンティア株式会社が共同で出展されるとのこと。元気ARG「ぼくらの選択」の事例紹介などを通じて観光への新しい取り組み方などをプレゼンテーションされるようです。入場無料で当日参加も可能のようですので、ご興味のある方は足をお運び下さい。

シリアスゲームシンポジウム シリアスゲーム産業化の推進に向けて

12月7日に東京ミッドタウンにて、九州大学シリアスゲームプロジェクトによるシンポジウム「シリアスゲーム産業化の推進に向けて」が開催されます。「Reality is Broken」の訳者の一人である東大の藤本先生が講演されるほか、ARGに積極的なエレメンツの石川淳一さんも登壇されます。石川さんはおそらく「福ぶら」の発表になるのではないかと思われます。参加無料ですが、事前登録が必要とのことですので、お忘れ無く。

「ARG、謎解きゲームな忘年会 2011」12月7日開催

今年もお台場のTOKYO CULTURE CULTUREにて、「ARG、謎解きゲームな忘年会 2011」が開催されます。登壇者は元気の澤田さんのほか、RDGの三月さんや暗号謎解きゲームの天河さんなど。SIG-ARGの八重尾さんも登壇の予定のようです。今年は事前のミニARG的な展開はないようですが、当日はRDGの「兎小屋からの脱出」の再演なども行われるそうですので、1年を振り返りながら、同好の士でお酒を飲みながらわいわい騒ぎたい方はぜひどうぞ。

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のプロモーションサイトに異変が

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のプロモーションサイト「W.A.T.C.H」が何者かにハッキングされ、代わりに「新野ミステリー研究室」というサイトが立ち上がったのですが、その室長だったミステリー研究家の新野正太郎氏が11月3日に失踪したとのこと。研究室メンバーのやりとりなどを参照しつつ、事件の真相を調べてみませんか? なお、@sato_tomoe をフォローして、新野ミステリー研究室の記事を宣伝するとポイントが貯まるキャンペーンも実施中。ちなみに、映画.comでも記事になってます

クリスマスに福岡で「みんなのスパイ大作戦」が開催

12月24日・25日に福岡でエレメンツさんによる参加型イベント「みんなのスパイ大作戦~ももち ブルーライト・ミッション~」が開催されます。子どもの頃に憧れた「溶ける紙」「シークレットペン」などのスパイ道具が揃ったスパイツール手帳を手に、ミッションを成功させましょう! 関東での開催も期待しています。

SONY の Twitter を利用したプロモーション「消えたミチルの鳥」実施中

RabbitHoleDilemmaさんによると、SONYのカーナビ「nav-u」のtwitterプロモーション「消えたミチルの鳥」が実施されているようです。@sony_navu が4日に1回謎を出すので、全部で7つの謎を誰より早く解くと、先着1名に100万円分の旅行券がプレゼントされるというもの。ちょうど最初の謎が提供されるところです。公式アカウントのミチルさんが、アイコンの雰囲気に反して、堂々と宣伝ツイートをしているのがちょっとミスマッチですね……。

洋服の青山がWebムービーとクイズの連動企画「TAKE BLUE」を実施中

洋服の青山が刑事物のWebムービーと、クイズを連動させたプレゼント企画「TAKE BLUE」を実施中です。キャンペーンサイトでユーザ登録をし、Webムービーを見てクイズに答えるとポイントが貯まって総額100万円相当のプレゼントがもらえるというもの。ムービーに選択肢があるということで少しARG的な展開を期待していたのですが、クイズの内容も含めて、非常にカジュアルなものです。お気軽にお楽しみ下さい。

Facebook でゲームブックを味わおう「Face game book」実施中

Facebook でホンダのFREEDのキャンペーン「Face game book」が行われています。Facebook でゲームブック気分を味わえるという企画。謎はSCRAPさんの制作とのこと。抽選で1名にFREEDが当たります。Facebook のいろいろな機能を使って謎解きをする新鮮さはぜひ体験していただきたいのですが、各ページに残されたコメントには、車に惹かれて参加した方々が何をすればいいか分からずに脱落していっている死屍累々の痕跡が……。

2011年11月4日

SIG-ARG第3回研究会 / Ustreamのお知らせ他

11月5日(土)13:00〜開催の SIG-ARG 第3回研究会「日本ARGの今とこれから」のUstream中継のご案内です。

URL は http://www.ustream.tv/channel/sig-arg-03 となります。

中継するセッションの内容はSIG-ARG3 のプログラムをご参照下さい。

備考
※Ustream上での後日の録画配信の予定はありません。
※会場に直接お越しいただいても当日券はございません。

また、本日11月4日(金)の23:00〜、twitter 上にて、SIG-ARG3前夜祭として、明日の講演への期待や、取り上げられる事例の四方山話をする会を開催予定です。各事例に参加された方もそうじゃない方も、お気軽にお立ち寄り下さい。ハッシュタグ #SIGARG_RT3 でお待ちしています。
(追記:実施しました! ログはこちら

記事元
ARG情報局: 11月5日 SIG-ARG 第3回研究会「日本ARGの今とこれから」開催

2011年11月3日

10月のニュースまとめ

今週末のSIG-ARG第3回研究会(チケット販売は本日18時まで!)の準備にてんやわんやしている間に、いただいた情報がすっかり溜まってしまってしまいました。
今回は本来は単独記事にしてもいいような告知多めです。

アキバで”目劇”せよ!ARP(代替現実演劇)実験イベント、"AKBARND"(アキバアラウンド)開催!

都内で活動する演劇ユニット【THE 黒帯】は、来たる11月30日~12月5日に上演する人気シリーズ第三弾、「妖怪レストラン3P(スリーピー)」プロモーションの一環として、電脳イベント仕掛人「53RS企画」とのコラボレーション企画、"AKBARND"(アキバアラウンド)を開催致します。

この企画は、twitterや、配置されたキャラクターの指示をもとに秋葉原の街を歩き、演劇作品【妖怪レストラン】のストーリーと世界観を追体験する、ARP~Alternative Reality Play~(代替現実演劇)実験イベントとなっています。

イベントへの参加方法や詳細は、THE 黒帯のウェブサイト(http://kurowobi.com)上で先行スタートしている企画、「緊急指令!小豆洗い”タカダ”の 妖怪レストランに潜入せよ!」にて発表予定です。

要約しますと、 @kurowobi_man をフォローして、11月6日(日)13:00に秋葉原で待て!ということのようです。twitter に導かれて秋葉原の街中で繰り広げられる物語の目撃者となれるかもしれません。要チェックです!

るくる島黄金伝説 謎を紐解くアーカイブ展 開催中


すっかりアンテナから外れてしまっていたのですが、今年の8月に高知県の鵜来島という小さな島を舞台にリアルRPG合宿「るくる島黄金伝説」が開催されていたようです。ミステリー小説「るくる島黄金伝説」(ダウンロード)の内容が現地の合宿で追体験されるという概要を見る限り、見事にARGだったようで、参加し損ねたことを心から悔やんでいる今日この頃なのですが、そんな私のために(違います)10月31日〜11月12日の日程で、東京・日本橋でアーカイブ展が開催中です(フライヤー画像)。また、本日11月3日12:30から、横浜で報告会も開催されます。全く文脈をキャッチアップできておりませんが、ご興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。


超難関の謎を解け! クラウドコード

ウィルスバスター2012クラウドのキャンペーンとして、クラウドコード という謎解きゲームが公開されています。「難しすぎる謎にチャレンジ!」が合い言葉ということで、かなりの難問のようです。3問の謎が提示されており、最後の謎を解けた人から50名にプレゼント。回答は12月16日公開。ヴィッツARGの謎解きが好きだったなど、腕に自信がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。なお、プレイヤーの感想は #クラウドコード で確認できます。

(本題ではないですが、HTML5で作られたサイトのようですので、対応ブラウザが多少気になっています……。古いIEでは表示できないかもしれません)

体験型イベント情報

RDGは11月12日〜13日に東京ビッグサイトで開催されるデザインフェスタに出展し、物販と兎小屋からの脱出を実施します。また、11月19日〜20日には成蹊大学の学園祭にて、Sprouts が体感型脱出ゲーム「魔法学園からの脱出」を提供します。また、11月15日〜12月11日の日程で浅草ベネフィット探偵団―浅草六区を守れ―が開催されます。その他、体験型イベントの詳細は、SIG-ARGとは無関係ですが、有志で管理されている Google カレンダー上の イベントカレンダー が網羅性が高いですので、ぜひご参照ください。

【コラム】日本のARGの5年後に迎える5つの姿


今週末のSIG-ARG第3回研究会に先立ち、『日本ARG』をテーマにtwitterラウンドテーブルを2回開催しました(第1回ログ第2回ログ)。非常に活発な議論が交わされ、日本におけるARGの現状と課題が浮き彫りとなったと感じています。

このラウンドテーブルにおいて、私(えぴくす)は、モデレータとして出来る限り進行に専念しておりました。しかし、皆さんの激論が深まるにつれ、このテーマで自分も言いたいことがある!というフラストレーションが、ぼた雪のように降り積もっていったのです。そう、それが、このコラムが生まれた理由です(笑)。

少し長文になってしまいましたが、以下の5年後のARGの考察にお付き合いいただければ幸いです。なお、5年後というのは、現在の娯楽業界の勢力図ががらっと変わりうるだけの時間、程度の意味で取っておいていただければ幸いです。

2011年10月30日

SIG-ARG3 情報更新 / Ust 内容など


いよいよ今週の土曜日(11月5日)に新宿でSIG-ARG第3回研究会「日本ARGの今とこれから」が開催されます。
チケットの販売は、eplus にて、木曜日の18時までとなっています。

講演者の皆さまから講演内容の初稿が寄せられ始めていますが、いずれも真剣に悩み、取り組んでいる制作者だからこそ話していただける実感のこもった事例紹介ばかりで、今から本番が楽しみです。
また、詳細は未定ですが、講演内での簡単な実演を予定している講演者の方もいらっしゃるようです。充実したセミナーとなりそうです!

さて、今回は会場に来られない方向けに、一部の講演で Ustream での中継も予定しております。SIG-ARG3の告知ページのプログラムに Ust の有無を掲載しておりますので、ご確認くださいませ。なお、BUBBLEGUMの事例紹介と、講演者全員によるパネルディスカッションは Ustream の中継を予定しておりません。ご都合が付く方は、ぜひ会場に足をお運び下さい!

記事元
SIG-ARG3の告知ページ

2011年10月29日

IGDA日本 秋の Twitter ラウンドテーブル祭 本日開催

IGDA日本のサイトでも告知されていますが、本日10月29日の夜に SIG-TA(テクニカルアーティスト), SIG-ARG(代替現実ゲーム), SIG-AI(人工知能)の3つのIGDA日本の SIG による twitter ラウンドテーブルが連続して開催されます。なお、連続して開催されるだけで、内容は独立していますので、もちろん、個別に参加していただいて構いません。

SIG-ARG は「続・『日本ARG』を考える」と題して、23:00〜25:00で行います。ハッシュタグは #SIGARG_RT2。前回議論された内容を踏まえつつ、もう少し深めていければと考えております。前回の記録はこちら。なお、読まなければ参加してはいけないということはありません。お気軽にご参加くださいませ!

(追記)ご参加、ありがとうございました! ログは「SIG-ARG twitter ラウンドテーブル2「続・『日本ARG』を考える」 - Togetter」となっております。

記事元
IGDA Japan chapter - IGDA日本 秋の Twitter ラウンドテーブル祭 SIG-TA, SIG-ARG, SIG-AI【10月29日(土)21:00-25:00】
SIG-ARG twitter ラウンドテーブル1「『日本ARG』を考える」の告知
SIG-ARG twitter ラウンドテーブル1「『日本ARG』を考える」 - Togetter

2011年10月25日

twitter ラウンドテーブル1 記録公開


10月23日(日)22:00〜24:00 に SIG-ARG で初めての試みとなる twitter ラウンドテーブルを開催し、「『日本ARG』を考える」と題して、『日本ARG』という言葉から広がる話題を論じました。

最初は数人でこぢんまりと進行することになるかと考えていたのですが,蓋を開けてみたところ、実に30名以上の方から約450もの活発なご発言をいただきました。
「日本のARGを良くしていきたい!」という方々の、内が秘めているエネルギーを、改めて目の当たりにした思いです。

発言数が多かったため、まとめに少々時間をいただきましたが、togetter でまとめ、「SIG-ARG twitter ラウンドテーブル1「『日本ARG』を考える」」として公開いたしました。議論の振り返りのためにご利用下さいませ。

今後2週間の間に、あと2回ほど開催を予定しています。次回は、10月29日(土)22:00〜24:00 23:00〜25:00 を予定(時間変更になりました)。今回の議論を踏まえ、もう一歩深い議論ができればと考えております。参加・退出は自由ですので、ぜひお気軽にご参加下さいませ。

twitter ラウンドテーブルで上がった話題は、11月5日(土)に新宿で開催予定のSIG-ARG第3回研究会「日本ARGの今とこれから」のラウンドテーブルでも取り上げさせていただければと考えております。
こちらのセミナーのチケットも eplus で発売中ですので、日本におけるARGの事例紹介にご興味がある方は、ぜひ足をお運び下さい。お待ちしております!

記事元
SIG-ARG第3回研究会「日本ARGの今とこれから」
SIG-ARG twitter ラウンドテーブル1「『日本ARG』を考える」 - Togetter

2011年10月23日

twitterラウンドテーブル「『日本ARG』を考える」を行います


11月5日(土)のSIG-ARG第3回研究会「日本ARGの今とこれから」の開催に先立ち、twitterラウンドテーブル「『日本ARG』を考える」を実施します。SIG-ARG3の当日までの間に数回を予定しており、第1回は10月23日(日)の22:00〜。

twitter ラウンドテーブルは、twitter をブレスト的なツールとして活用することにより、気軽に特定の専門的なテーマの知見を広げる試みです。筋道立った議論を進めることには向いていませんが、多面的な意見を得るには効果的です。(参考:SIG-AIが定期的に開催しているラウンドテーブルの記録

今回のラウンドテーブルシリーズは、SIG-ARG3のテーマである『日本ARG』に関する話題であれば、何でも取り扱っていこうと考えています。初回は、そもそも『日本ARG』って何だろう? 何が違うんだろう? そもそも区別は必要なの? といったあたりの話題から膨らませていく予定です。最終的には、SIG-ARG3のパネルディスカッション「日本人に合うARGとは」で取り上げる話題に反映していきます。

参加は、時間に合わせて、 #SIGARG_RT1 を付けて twiiter につぶやいていただくだけでOK。SIG-ARG3への参加不参加関係なく、どなたでも自由にご参加いただけますし、途中参加も寝落ちも全く問題有りません。お気軽にご参加くださいませ。

その他の詳細は、直前にARG情報局のアカウント @ARG_INFO で告知いたします。

追記
実施いたしました。短い告知期間でしたが、想像以上の盛り上がりに圧倒されました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました! ラウンドテーブルのログは SIG-ARG twitter ラウンドテーブル1「『日本ARG』を考える」 - Togetter にまとめています。多岐にわたる話題に触れられておりますので、ぜひご覧下さい。

記事元
SIG-ARG第3回研究会「日本ARGの今とこれから」
twitter: @ARG_INFO
SIG-ARG twitter ラウンドテーブル1「『日本ARG』を考える」 - Togetter

2011年10月15日

11月5日 SIG-ARG 第3回研究会「日本ARGの今とこれから」開催

(一部の講演資料や動画はこちらで公開しています)

第2回から間が開いてしまいましたが、SIG-ARG の第3回研究会を11月5日(土)に新宿にて行います。

今回は「日本ARGの今とこれから」と題し、ARGもしくはそれに近しい参加型企画を国内で実施してきた制作者の皆さまにご登壇いただき、事例紹介やノウハウのお話を伺う、実践的なセミナーにしていきたいと考えております。

講演者は、「元気ARG」としてデジタルゲーム開発会社で始めてARGを手がけている、元気株式会社の澤田典宏氏、インディペンデントARG「BUBBLEGUM」を実施している参会の田中宏幸氏、テレビとネットを活用した視聴者参加型プレゼント企画「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状 新一検定」を実施したエイデックの田中宏明氏、トヨタのプロモーションARG「ヴィッツARG」を運営したオフィス新大陸の坂本犬之介氏、「ミステリーナイト」を始めとした参加型ミステリ企画の老舗、E-Pin企画の城島和加乃氏と、日本の現時点でのARG及び周辺のシーンを概観するにふさわしい顔ぶれとなっています。

eplus でのチケット販売も始まっています(11月3日18時〆切)。下記開催概要をお読みいただいた上で、ふるってお申し込みくださいませ。ARG 初心者の方から、ARG 開発者の方まで、数多くのご参加をお待ちしております。

なお、懇親会というのは、セミナー終了後に近くの飲み屋さんで、講演内容を肴に講演者を囲みつつ飲みつつ雑談しようという恒例行事です。お気軽にご参加ください!


ARG (Alternate Reality Game; 代替現実ゲーム) は、欧米を中心に定着しつつある新しいストーリーテリング手法です。
プレイヤー本人で参加することや、複数のメディアを横断的に利用することなどが特徴とされていますが、まだ定義すら定まっていない、大きな将来性を秘めたエンタテインメントです。

今回の研究会では、近年、日本での代替現実ゲーム(ARG)や、それに近しい企画の実施事例が増えてきたことを踏まえて、実際に制作・運営した方々による事例紹介を通じて、「日本人向けにはこういう施策が訴求する」あるいは「こういう風に作るとここで苦労する」といったような、日本で実施するにあたっての実践的なお話を伺っていきます。

開催概要

名称: SIG-ARG 第3回研究会 「日本ARGの今とこれから」
日時: 2011年11月5日(土)13:00~18:00
会場: HAL東京 31階教室
  http://www.hal.ac.jp/tokyo/mind/contact_access.html
主催: IGDA日本ARG専門部会 (SIG-ARG) http://arg.igda.jp/
参加費: 研究会のみ 2,000円・研究会および懇親会 5,500円
対象者: ARG に興味のある方ならどなたでも。特に制作に興味のある方。
定員: 定員160名
申込方法:
  eplus でチケットをご購入ください。
  PC用購入ページ: http://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002066456P0050001P006001P0030001
  携帯用購入ページ: http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002066456P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO
  チケット販売システムの都合上、研究会のみの方は「入場券(¥2000)」、
  懇親会も参加される方は「全席自由(¥5500)」のいずれか1枚をご購入下さい。
※備考
  当日飛び込み参加はできません。チケット持参者のみ、ご参加いただけます。
  今回の研究会の一部の講演は、Ustream での動画配信を検討しています。
  詳細はプログラムをご参照下さい。
  参加費は、当日の運営費用として使用させて頂くほか、
  IGDA日本の運営費用として使用させて頂きます。

プログラム

12:30 (開場)


13:00 - 13:05
会場提供のHAL東京さまのご挨拶


13:05 - 13:10
ご挨拶(SIG-ARG 世話人 八重尾昌輝)


13:10 - 13:55
元気ARG事例紹介(元気株式会社 澤田典宏氏)

(Ustream中継予定)
講演者プロフィール
元気株式会社コンテンツ事業部 事業部長。
家庭用ビデオゲームの初期から企画として様々なビデオゲームの開発に携わる。近年は同社のPS(パチンコ/スロット)事業部の設立に尽力。11年4月より現職。
家庭用ビデオゲームの代表作は、ダブルドラゴンIII(FC)、初代熱血硬派くにおくん(SFC)、七ツ風の島物語(SS)、ファントムクラッシュ(Xbox)、S.L.A.I.(PS2)、戦神(PS2)など。
元気ARG第1弾「ぼくらの選択」、同第2弾「コンカツ殺人事件」では、プロデュース・ゲームデザイン・全台本の執筆・Twitterや各種掲示板でのコミュニケーションリードなど、ゲーム進行のほぼ全てを担当した。

13:55 - 14:25
BUBBLEGUM 事例紹介(参会 田中宏幸氏)

(Ustream中継はありません)
講演者プロフィール
2人組のコンテンツ制作ユニット・参会でARGを制作する。
ブログ上でひそやかに創作をしていたが、2010年からARG「BUBBLEGUM」の制作を主導。
ストーリー制作を2人で分業しつつ、プロデュース、ゲームデザイン、ウェブデザイン、イベントデザイン、ソーシャルアカウント運営などの全域に渡って制作・進行を行なう。
ブログ時代から一貫して、現実に第二の世界を取り入れる試みに注力している。

14:25 - 14:55
新一検定事例紹介(エイデック 田中宏明氏)

(Ustream中継予定)
講演者プロフィール
株式会社エイデック(読売テレビグループ)所属。
TV関連のWEB・ケータイに関連した企画・ディレクションなどを行う。
テレビのネット局と連携したクイズ企画「新一検定」企画。
ARG初心者。

14:55 - 15:05
<休憩>


15:05 - 15:35
オフィス新大陸事例紹介(オフィス新大陸 坂本犬之介氏)

(Ustream中継予定)
講演者プロフィール
企画プロダクション【オフィス新大陸】代表、作家。
アスキー(現エンターブレイン)でゲーム誌の編集職を経て、独立。PCからニンテンドーDS、Mobile等、各種プラットフォームでゲームを企画。TCGやボードゲームの制作・監修も。
作家として『歴史群像』『歴史読本』『プレイボーイ』などに歴史、ゲーム、スポーツ記事を寄稿。書籍『ボードゲームキングダム』シリーズ、『歴史新聞』シリーズ等、著作多数。
TokyoGameShowやJGC、UrventでLiveゲームやARGを開催。RYOMA:the Secret Storyのトータル・プランナー。ボードゲームTV番組『Theゲームナイト』(BS日テレ)の企画、プロデュース。

15:35 - 16:35
参加型イベントの作り方(E-Pin企画 城島和加乃氏)

(Ustream中継予定)
講演者プロフィール
(有)イーピン企画代表。1987年に誕生した『ミステリーナイト』等の体験型推理イベントをプロデュースしている。
1999年に日本で初の体験型推理イベント専門会社として(有)イーピン企画を設立。日本にARGという表現がない時代から「代替現実」の手法で数々の作品を製作している。
また“ふじしろやまと”(イーピン企画ミステリープランナー“かとうだい”との共筆名)として謎解き小説の執筆も手掛ける。
代表作:ミステリーナイト、探偵ミステリーツアー、新本格ミステリフェスティバル(綾辻行人氏・有栖川有栖氏ら11人の作家のトークショー&謎解きのイベント)、ケータイ事件簿(セガモバイルゲーム)、読者参加型犯人当てミステリー『Rの刻印』(講談社刊)他

16:35 - 16:45
<休憩>


16:45 - 18:00
パネルディスカッション「日本人に合うARGとは」

(Ustream中継はありません)
パネリスト(50音順)
・E-Pin企画 城島和加乃氏
・エイデック 田中宏明氏
・オフィス新大陸 坂本犬之介氏
・元気株式会社 澤田典宏氏
・参会 田中宏幸氏

18:00
散会


18:30 - 20:30
懇親会

(全席自由チケット購入者のみ、ご参加いただけます。)
※場所は会場付近の居酒屋を予定。

2011年10月11日

ARGの力を説いた名著「Reality is Broken」の邦訳が発売!


10月7日に早川書房よりジェイン・マクゴニガル著『幸せな未来は「ゲーム」が創る』が発売されました。これは "Reality is Broken" というタイトルで今年の1月に出版された書籍の邦訳となります。

著者の Jane McGonigal 女史は、携わってきたゲーム一覧を見れば分かるとおり、数々のARGの制作を行ってきたトップクラスのARGクリエイターです。古くは I Love Bees の制作にも携わり、近年では The Lost Ring や Evoke などの大規模な ARG のディレクターを務めました。

そんな彼女が一気に有名になったのが、昨年行われた TED での講演「Gaming can make a better world(日本語字幕付き)」です。


世界中のゲームに夢中になっている何千万の人々を否定するのではなく、その力を活かせば、世界をよりよく変えていけるのだ、という力強いメッセージは、多くの人々の注目を集めました。現在バズワード化しつつある「ゲーミフィケーション」ブームも、(形は少し歪んでいるかもしれませんが)この講演が一つのトリガーになったのは間違いありません。

注目されている中で発売された本書は、TED の講演をさらに掘り下げた内容となっています。現実の問題を解決し、世界をよりよいものにするために、ゲームが(特に、代替現実ゲームが)持っている14の力を、1つずつ、具体例を挙げながら丁寧に解説していきます。

これまで、シリアスゲーム(ゲームの他分野の応用)やゲーミフィケーションと聞いて、「そんな取って付けたように、ニンジンをぶら下げても……」と、いまいちピンと来ていなかった人でも、本書を読めば、ゲームが本質的に現実世界を変えていくビジョンを得られることでしょう。

もちろん、ARGの事例紹介集として見ても、様々なARGがどのように参加者を巻き込んでいったのかの説明が豊富に載っていますので、ARGが持つパワーを理解する上で、大きな参考になるはずです。

また、日本語版の巻末には、ARG研究でも有名な慶應義塾大学の武山教授による解説も掲載されています。こちらも、ARG を明快に説明した解説となっていますので、ぜひ頭の整理のためにもご一読ください。

私自身は、まずエンタテインメントたること、という立場ですので、最初から社会善を主目的とすることには少し抵抗があるのですが、面白いものを作った結果として参加者が幸せになることは素晴らしいことだと思いますし、ARGにはその力があるとも信じています。

この邦訳を読んだ皆さんの中から、Jane さんの個人的ミッションである「25年以内にゲーム開発者からノーベル平和賞を出るのを見届ける」を実現する人が出ることを願っています!

記事元
Amazon: 『幸せな未来は「ゲーム」が創る
http://janemcgonigal.com/
ゲーミフィケーションに関するリソース集 - Serious Games Japan

2011年9月25日

9月のニュースまとめ

今後の体験型イベント予定

夏休み中、単発タイプの体験型イベントが毎週末のように開催されていましたが、10月以降も単発の体験型イベントはたくさん開かれます。全ては紹介しきれませんが、幾つかご紹介しましょう。
まず、今週末の10月1日には、タカラッシュ!のラッシュジャパンとミステリーナイトのイーピン企画のコラボ企画「赤いピンプロジェクト」が栃木県 グリムの森で開催されます。
また、同じ週末の土日には、RDG の「エンドレスループ~すべてがLになる~」も開催されますし、日曜日には早稲田大学企画サークルWalkin'の「奇妙なティーパーティー 〜終わらないお茶会からの脱出〜」も開催されます。
また、10月の週末は、SCRAP がナガシマスパーランドと、よみうりランドで、それぞれ謎解きイベントを開催しています。他にも、北海道や仙台など各地でイベントが開催されますので、詳しくは SCRAP のイベント情報を参照して下さい。11月にはヱヴァンゲリヲンと、12月にはコーエーテクモゲームスとのコラボイベントも予定されています。
10月下旬にはイーピン企画の参加型ミステリイベント「〜ミステリー・ザ・ザード〜 館II」が開催されます。閉ざされた館の中、参加者のすぐ近くで発生する事件を60人の参加者が調査や聞き込みをしながら推理します。残り数チケットしか残っていませんが、参加型ミステリの中では没入度はトップクラスのお薦めのイベントです。
そして、月末の10月30日には、「タカラッシュ!GP in 東京港」が開催されます。賞金100万円を狙って、1万人を越える参加者がお台場に集います。
このほかにも、様々な体験型イベントが開催されています。何か情報をご存じの方は、twitter の #SIGARG でぜひ教えて下さいませ。

「あなたのツイートでBENを出そう!ブリッティッシュ青春白書」

ムネ製薬の浣腸「ひとおし」のプロモーション「あなたのツイートでBENを出そう!ブリッティッシュ青春白書」が実施中です。毎週、主人公のベンが様々な悩みで引きこもってしまうので、@ben_dinai の背中を「ひとおし」するツイートを投げかけてください。毎週金曜日には ustream を使ってベンが寄せられたツイートを紹介する生放送も行われています。

元気ARG「ぼくらの選択」のまとめブログ更新中

8月末で終了した元気ARG第1弾「ぼくらの選択」のまとめブログが、登場人物の阿部さんの夏休みの宿題という形で更新されています。ゲーム内で用いられた動画なども公開されていますので、興味のある方は眺めてみてください。

BUBBLEGUM が新たな展開のため、仕切り直しに

BUBBLEGUMのお詫びとこれから によりますと、参会が実施しているARG「BUBBLEGUM」について、「誰もが当事者である、現実に存在するもうひとつの世界」を実現するために、いったん現在の状況をリセットして、再スタートするとの告知がありました。
参加者の間では戸惑いの声も上がっていますが、現状のプレイヤーが少数精鋭ということもあり、一定の理解は得られるのではないかと思われます。
(個人的には、開始してしまったARGは制作者だけのものではなくなると考えていますが、参加者がよりよいものになるならと納得するのであれば、あれこれ言うものでもないかと思っています)
BUBBLEGUM は SMS を使った情報提供など、ユニークな試みも行っていますので、こだわりの尖った ARG を知りたい方はぜひ覗いてみてください。

2011年9月21日

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」でTwitterを利用したキャンペーン開始


9月17日に公開されたソニーピクチャーズの映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」に合わせて、Twitter を利用したキャンペーンが開始しています。超常現象を扱う組織 W.A.T.C.H. のサイトのキャンペーンページ で「W.A.T.C.H. twitter スタッフ」に登録すると、まず「見習い」の twitter のアイコンパーツがもらえます。さらに、W.A.T.C.H. のサイトに掲載される超常現象関連の記事を twitter 上に広めていくと、ポイントが貯まり、ランクが上がっていく、という仕組みです。

また、参加者全員での広めたポイントの累計が一定以上溜まると、何かが起こるという仕掛けもあるようですね。登録すると、自動的にフリージャーナリストの「佐藤巴」というキャラクターの twitter アカウント @sato_tomoe をフォローするのですが、このキャラクターを軸にさらなるキャンペーンへ発展するのでしょうか。

映画が始まってからプロモーションが始まるというのも少し不思議ですが、twitter スタッフは12月21日まで募集しているようですので、UFOなどの超常現象に興味がある方は(そして、twitterアイコンが変えられても構わない方は)登録してみてはいかがでしょうか。

記事元
W.A.T.C.H.
世界侵略:ロサンゼルス決戦
Twitter: @sato_tomoe, #世界侵略

犯人を推理し純金を当てよう!「名探偵さくらパンダ劇場」


大丸・松坂屋の公式キャラクター「さくらパンダ」のプロモーションとして、「名探偵さくらパンダ劇場:二十歳のバースデー」というキャンペーンが行われています。これは、20分弱のWebドラマを見て、犯人を推理するというもの。理由まで正解した人の中から抽選で1名に純金100万円相当(210g)がプレゼント。また、犯人の名前を正解した人から抽選で100名に、名探偵認定証が当たります。なお、応募には、大丸・松坂屋の携帯メールマガジンへの登録が必要ですので、ご注意ください。応募は10月4日まで。10月5日に解答篇が公開予定です。

さくらパンダ先生の異様な存在感に目を奪われがちですが、怪しげな情報の散らし方を見ても、犯人当てミステリとしてはかなりきちんと作られています。ルールには、公募型犯人当てではお決まりの「単独犯であること」や「人知を越えた力は介在していないこと」などの注意が並んでいますので、経験のあるスタッフで作られているのかもしれませんね。

また、面白いシステムが、「怪しいダイジェスト」と「怪しいグラフ」。参加者は、動画中の10カ所まで怪しいポイントにマーキングすることができるのですが、その前後を繋いだダイジェスト動画を自動的に作ってくれるのが「怪しいダイジェスト」です。

そして、参加者たちが置いたマーキングの統計を取って、動画のタイムラインに沿って参加者たちが感じている怪しい度をグラフで見れるのが「怪しいグラフ」。あくまでも参加者たちの集合知であることがポイントで、制作者側のフェイクに見事に引っかかっているところも含めて考えないといけませんが、とっかかりが無くて困った、という初心者に優しい、秀逸な仕組みだと思います。

ちなみに、怪しいダイジェストは保存されており、共有することも可能です。私の作った怪しいダイジェストはこちら。さくらパンダ先生の勇姿をダイジェストにまとめてみました(笑)。この仕組み、いろいろなネタで使えそうですね。

ぜひ、皆さんも、面白いダイジェスト映像を作ってみて下さい!(違)

記事元
名探偵さくらパンダ劇場:二十歳のバースデー
Twitter: @sakura_panda, #名探偵さくらパンダ劇場

2011年9月15日

CEDEC2011 ARGセッション 講演スライド公開


CEDEC2011 で行われた ARG のセッションの八重尾さんと石川さんの講演スライドをこちらで公開しました。また、併せて、セッションの写真も何枚か追加しました。写真のご提供をいただきました小野憲史さん、ありがとうございました!

なお、このセッションでエレメンツの石川さんより発表があった、エレメンツさんの新企画「みんなのスパイ大作戦」の動画をいただきましたので、ご紹介します。


最初はエレメンツさんの本拠地の福岡で実施ということですが、他の地域でも開催してほしいですよね。期待して待っていましょう!

記事元
CEDEC2011 ARG
ARG情報局: CEDEC 2011 ARG体験 解説資料公開
みんなのスパイ大作戦

2011年9月7日

開設2周年によせて

2009年にARG情報局をスタートさせてから、今日でちょうど2年となります。Lost Ring や RYOMA に触れて、時流に合致し、なんといっても深い魅力のあるこの ARG という娯楽を、これから日本でも普及させねばならない!と思い立ったあの時の気持ちは、今も変わっていません。

この2年間で、国内では大ブレイクしたと言えるARG事例は残念ながら出てきませんでした。リーマン・ショックの影響などもあって、海外でも大規模なARGの話題は少し落ち着いてきています(海外ではプロモーションARGの事例が多いため、景気の影響を強く受けるのです)。

しかし、海外では先日も Halo4 の ARG の話題が出るなど、引き続き大規模な ARG が実施され続けています。そして、国内でも、今年実施されたトヨタの Vitz ARG をはじめ、大手のクライアント企業が興味を示し始めています。映画のプロモーションという ARG の原点といえる使われ方でも、昨年末から幾つかの事例が出始めて来ました。

まさに、日本のARGは、今が日の出を目前とした黎明期にあると言えるでしょう。

この時期、そして記念すべき2周年という日に、デジタルゲームの開発者のカンファレンスであるCEDECで、ARG体験を実施できたことは、とても幸運な巡り合わせだったと感じています。日本のインタラクティブエンタテインメントの人材は、デジタルゲームの業界に多く内包されています。デジタルゲーム開発者の中からも ARG に興味を持つ人材が現れ、スタークリエイターとして、全世界の ARG シーンに新たな旋風を巻き起こしてくれることを願っています。

そんなことを願いながら、今後も ARG 情報局の更新をぼちぼちと続けていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

CEDEC 2011 ARG体験 解説資料公開

CEDEC 2011 で行われたセッション「ARG: プラットフォームに依存しない新しい遊び方」にて実施された ARG 体験の解説資料が CEDEC2011 ARG - Weekly ARG Project からダウンロード可能です。

セッションでは、じっくりと体験内容について解説できませんでしたので、セッション参加者のみなさんはぜひご一読いただければ、セッションの意義がぐっと深まるかと思います。

俳優のご手配にご協力いただきましたE-Pin企画の城島さまには、この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

(追記)
セッションの記事をファミ通.comさんの「“ARG”って何? 産業スパイ潜入&IT探偵も登場した波乱のセッションの行方は?【CEDEC 2011】」に掲載していただきました。写真付きで、当日の雰囲気がよく分かるのではないかと思います。

合わせて、当日の Twitter 上でのつぶやきをまとめました。「togetter での当日のつぶやきのまとめ

また、当日発表されたエレメンツさんの新ARG企画の特報動画は「みんなのスパイ大作戦」で見ることができます。

最後になりましたが、今回出演していただきました、鈴木コウヤさんと岡部たかしさんは、イーピン企画の参加型ミステリイベントの看板役者の皆さまです。ぜひ、ミステリーナイト公式サイトをご覧になって、イーピン企画さんの参加型ミステリイベントへチャレンジしてみてください。直近の単独イベントは、10月末の「M3 館II」です。

記事元
CEDEC2011 ARG - Weekly ARG Project

2011年9月2日

CEDEC2011 ARGセッションが9月7日に開催!


9月6〜8日の期間、パシフィコ横浜で開催される「CEDEC2011」に、有限会社エレメンツ代表の石川淳一氏と八重尾がセッションを行うこととなりました。

CEDECとはゲームを中心とするエンターテインメント開発者や、関連の技術、機器の開発・研究に携わる人などが受講するカンファレンスのことで、毎年開催される大規模な催し物です。
受講するためにはパスが必要となっており、パスは有料です。

開催日:9月7日
時間:16:30〜17:30(60分)
タイトル:ARG:プラットフォームに依存しない新しい遊び方

URL:http://cedec.cesa.or.jp/2011/program/GD/C11_P0160.html

また、当日はセッション中にちょっとしたARGを行う予定ですので、興味(とお金)のある人はぜひともご参加ください。

記事元
CEDEC2011

2011年8月24日

元気ARG、企業のセキュリティサイトに異変?

みなかみ町を舞台とした第1弾が8月21日に終了し、はやくも第2弾となる「コンカツ殺人事件」を始動させた元気ARGですが、第1弾の内容にも更新が行われているようです。

プレイヤーたちと敵対していた企業ナインクルーズのセキュリティサイト内に「Genki_MMP」という新しいフォルダが出現しており、ZIPデータが格納されています。

このほかまだ後日談ともいうべき更新が行われるようですので、参加された方はもうしばらく追いかけてみるのもいいかもしれませんね。


記事元
元気ARG
黒猫探偵團会議室(フォーラム)
みんなーCome in!(まとめサイト)
株式会社ナインクルーズセキュリティサイト

RDG最新作「エンドレスループ〜すべてがLになる〜」9月3日より予約開始

10月1〜2日に飯田橋・スタジオモモンガにて開催されるリアルゲーム「エンドレスループ〜すべてがLになる〜」の予約が行われています。

小さな空間に集められている人々。
ここはどこ? 私たちは誰? 何も分からない、何も覚えていない。

――ただ、この空間では「時間」が曲がっている。

繰り返される時間。私たちは何度も集められ、何度も破滅を迎える。

何度も繰り返される「ゲームスタート」。

この空間からは、逃れられない。


「すべてがLになる」というと、森博嗣氏の「すべてがFになる」が思い浮かぶところですが、なにか関連性があるのでしょうか?
タイトルからしてちょっと不可思議な感じがしますね。

チケットは前売り/当日ともに2500円となっています。
この機会に、何度も繰り返される時間を一度体験してみてはいかがでしょうか。


追記
タイトルでは「絶賛予約受付中」と書きましたが、予約は9月3日からでした。
お詫びして訂正いたします。


記事元
エンドレスループ〜すべてがLになる〜


2011年8月22日

お客様参加型ミステリー演劇イベント「コンカツ殺人事件」、24日より予約開始

先日みなかみ町で最終イベントが開催された元気ARGですが、はやくも第2弾が開催されるようです。
今度は観客が参加して楽しむことができる演劇型のイベントになるようで、タイトルは「コンカツ殺人事件」。ストーリーを読む限りでは、演劇+リアル脱出ゲームといった趣向のようです。

ここは、誰もが婚活に励むカップリングパーティー。
幸せを夢見た会場で、突如起こる殺人事件。
しかも、出口は閉ざされ脱出不可能に!
予告時間までに犯人を見つけないと全員が殺されてしまう!?
いくつかのヒントを元に、事件を解決するのは、あなたたちです!!
秘められた謎を解き明かし、犯人を見つけ出すことができるでしょうか?。

開催日は
9月18日
9月19日

の2日間で、各日2回ずつの公演となっています。

料金は3000〜3500円で、予約開始は8月24日からとなっています。
登場する役者は元気ARGではおなじみの面々ですので、馴染みのある方はぜひ予約してみてはいかがでしょうか。

追記 8月22日
開催日を間違えて表記していました。
お詫びして訂正いたします。


記事元
怪傑パンダース
元気ARG
コンカツ殺人事件

2011年8月19日

8月前半のニュースまとめ(イベント情報盛りだくさん)

記事を書く時間がないため、今回はちょっぴり大きめな情報もまとめ記事でお送りいたします。

元気ARG、謎解きウォークラリー「夏のみなかみ決戦」を今週末に開催

一般参加も可能な謎解きウォークラリーとしてのイベント告知はこちら。ただし、みなかみ現地集合。

また、元気ARGとしては、2日間とも池袋からみなかみまでの無料送迎バスが運行されます。こちらは、悪の観光デベロッパ、ナインクルーズ社による土地買収の説明会が行われるということで、おそらくファイナルイベントとなる模様です。
バス運行日:8月20日(土)、21日(日)
集合場所 :池袋西口東京芸術劇場横
集合時間 :8時(8時30分厳守で出発します)
両日共に、まだ10名ほど定員に余裕があるようですので、ご興味のある方は、プレイヤーフォーラムの情報を参考に、お申し込み下さい。
これまで参加されてなかった方でも、ファイナルイベントだけの参加も大歓迎かと思われます。これまでの流れを確認したい方は、まとめ Wiki をご参照ください。最新の状況は #Garg1 でキャッチアップ可能です。

9月2日深夜に西麻布のバーにて BUBBLEGUM CONFERENCE 開催!

9月2日(金)深夜24時から、アンビエント・バー「Bullet's」にて、BUBBLEGUM CONFERENCE が開催されます。
新しいフェーズに入った BUBBLEGUM のこれまでを振り返る、パーティ形式のカンファレンスとのこと(主催者の宇佐川氏のツイート)。
プロジェクターを使いながら、これまでの調査情報を整理し再共有するとのことですので、今まで BUBBLEGUM のことがよく分からなくて入りづらかったかたも、ぜひ参加してみて下さい。
入場無料で、当日参加も可能とのことですが、参加予定の方は ATND のイベント情報 で参加表明をすると喜ばれるのではないかと思います。

9月17日に街中謎解きゲーム「文学幽霊をさがして」開催

電書部ナゾ組による街中謎解きゲーム「文学幽霊をさがして~電書フリマin早稲田物語」が9月17日(土)に早稲田某所で行われます。14時開始で、解散は18時前後くらいの予定とのこと。
電書部ナゾ組は電子書籍で遊ぶことを目的としたチームということで、「わたしにとりついた霊を成仏させるために大叔母と幻の文学者の待ち合わせ場所を探す」というゲームのようです。
現在は、メールフォームからの申込しかできませんが、現在 eplus へ登録中とのことですので、eplus もチェックしてみてください。

The Darkest Puzzle のカウントダウンがいよいよあと3日に!

インターナショナルな展開が予想される ARG「The Darkest Puzzle」の公式ページのカウントダウンがいよいよあと3日に迫ってきました。日本時間の8月22日午前10時にカウントは0となります。
カウントが0になる前から、意味深な写真が flickr に公開されてすぐに消されたり(プレイヤーによって再アップされた写真)、参加者の元にフロッピーディスクが送られてきたりと、徐々に展開が始まっており、海外のプレイヤーフォーラムは盛り上がり始めているようです。
日本語のパートもあるようですので、開始が楽しみですね!
ちなみに、公式アカウントだと思われる @darkestpuzzle は、なぜか、うちの記事紹介など、日本語のツイートを3つだけ RT して沈黙を保っています。

日経新聞にSCRAPの紹介記事が掲載

URLだけご紹介します:
「マンションの1室から脱出せよ」 大人の遊びが盛況  :日本経済新聞
(なお、ARG は Alternate Reality Game の略称であり、Alternative Reality Game との表記は一般的ではありません)

Google が SCRAP の協力の下「The Google Puzzle」を公開

URLだけご紹介します:
GoogleとSCRAP、「The Google Puzzle」を公開 - Webからの脱出?! | ネット | マイコミジャーナル

2011年8月6日

全国の視聴者と共に謎を解け!「新一検定」実施中


読売テレビ製作の実写ドラマ、木曜ミステリーシアター「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」のキャンペーンとして「新一検定」が8月の間、実施されています。

これは、全国5箇所の放送局に掲示されているご当地ポスターや主題歌の問題を、8月の4回の放送中に流されるヒントも参考にしつつ解く、というもの。全国の視聴者の協力が必要ですので、twitter の #新一検定 で情報の共有が行われているようです。

8月中に正解した人の中から抽選で旅行券30万円分や、ドラマのノベライズに名前を登場できる権利などが当たります。また、先着100名には、図書カードのプレゼントも。

一般向けのキャンペーンとしては難度が高めのようで、公式ページや twitter アカウント @ytvdrama でも日々少しずつヒントを出していっているようです。

今からでも、各種プレゼントを狙って、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。また、福岡のポスターの情報が少ないようですので、お近くにお住まいの方は、情報を共有していただけると皆さんが助かりそうです。

記事元
新一検定 公式ページ
twitter: @ytvdrama, #新一検定

東宝「アンフェア the answer」のARG的プロモーション開始


映画.com の記事 によると、東宝系で9月17日に公開される映画「アンフェア the answer」のプロモーションとして、「アンフェア the card」を開始しました。

全国の上映館のチラシ置き場に置かれている、主人公雪平夏見の名刺を入手すると、そこに様々な情報が書かれています。電話やインターネットなどを駆使して、まずはスペシャルサイトを探し出し、中に入りましょう。

スペシャルサイトの中には、映画の特別な紹介映像が用意されているほか、サイト内の様々なアンフェアな仕掛けをクリアしていくと、さらにスペシャルなことが待っているとか。

なお、映画.com の記事には、ARG だと書かれていましたが、最初の入り口で電話やメールをちょっとだけ使うものの、基本的には Web サイト上の一人でチャレンジする謎解きですので、お気軽に取り組んでみてください。

スタッフロールには、リアル脱出ゲームで有名な SCRAP の名前も。そう思って謎解きに取り組むと、少し解きやすいかもしれません。ちなみに、クリアしたけど、スタッフロールって何?という方へ:このキャンペーンはアンフェアだ、ということを、ゆめゆめお忘れなきよう……。

(追記 2011/08/08) 名刺の裏面に書かれた謎のひらがな。どうやら、映画館ごとに異なるようです。TOHOシネマ日劇では「の」「つ」、新宿バルト9では「こ」「と」だったとのこと。皆さんも近くの映画館で名刺を入手できたら、ぜひ情報を共有してください。twitter の #アンフェアtheCard が、情報共有には便利かもしれません。

記事元
篠原涼子主演「アンフェア」WEBで新企画を始動 : 映画ニュース - 映画.com
アンフェア the answer 公式ページ
アンフェア the card キャンペーン
twitter: @unfairmoviejp
Togetter - 「「アンフェア the card」ヒントと情報」

2011年8月2日

『最も暗き謎』を解き明かせ! インターナショナルなARGが8/22開始


ARG情報局のメールボックスに、怪しげな添付画像の付いた1通のメールが届きました。メールに書かれたリンク先 http://www.thedarkestpuzzle.com/ では、「THE DARKEST PUZZLE」の文字と共に、カウントダウンクロックが静かに時を刻んでいます。

メールの内容をご紹介しましょう。

ニューヨーク同時多発テロが起きた9月11日、クラウド・メーカーと呼ばれるARGプレイヤーたちがオンライン・フォーラムに集まった。テロ犯人を突き止めるためにプレイヤーチームを結成できないだろうかという案が出されたが、中心メンバーはすぐにその提案を却下した——「これはゲームではない(This Is Not A Game)」。しかし、のちに「The Darkest Puzzle」として知られるようになるこの問題を解決しようと、このとき「Dark Cloud」と名乗る少数のプレイヤーたちが立ち上がったのである。

十年が過ぎ、Dark Cloudのメンバー全員が姿を消した。彼らを探し出し、この暗黒の謎を解決するために力を貸してほしい。

この文章と共に、以下の画像も添付されていました。





カウントダウンがこのまま進むと終了日は8月22日。はたして、どんな体験が待っているのでしょうか?

個人的な一番の興味は、この案内メールと同様に、本編も日本語にローカライズされるのかどうかという点ですね……。要チェックです!

記事元
http://www.thedarkestpuzzle.com/
Facebook: The Darkest Puzzle
unforum: [TRAILHEAD] The Darkest Puzzle (英語のARGファン掲示板)

2011年7月30日

7月後半のニュースまとめ

元気ARG、Minakami Scopar のスポット拡大! 体験ツアー(?)も

元気ARG、iPhoneアプリを使った過去視ミッション開始!」という記事でご紹介した Minakami Scopar ですが、29日にムービーが見えるポイントが増加しました。レイ・フロンティアの @kenshi0815 さんによると、LiveScopar の仕様上、1週間ごとにデータを拾い上げ直すはず、とのこと。
また、「みなかみARGで行われているLiveScoparミッションを皆で見て回ろうツアー」も日曜日に予定されているようです。第一回開催日は7月31日(日)の13時〜。興味がある方は @myaeo さんまでご連絡ください。
また、有志の手でまとめサイトが整備されました。今からの参加を考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。8月20日前後にクライマックスがありそうですので、参加するなら今がチャンス!……かも?

名古屋で埋蔵金伝説を追え!

名古屋埋蔵金伝説vol.1 柿木金助伝説 ~奪われた金鯱を奪還せよ~」というイベントが名古屋で実施中です。1712年に名古屋城の金の鯱から盗まれた鱗を探し出せ!というあらすじの、GPS機能付きスマートフォンを使った謎解き企画。10月31日まで開催で、チケットは800円+途中で入らないと行けない施設の入場料500円(中学生以下無料)。クリアまでにかかる時間は3時間〜6時間ということですので、名古屋付近にお立ち寄りの際には挑戦してみてください。
主催はテレビ愛知。企画運営は、草川工業株式会社 MICE&DMC 名古屋(@NagoyanMice)です。

ディズニーランドで謎解き!

この夏、ディズニーランドで海賊をモチーフにした謎解きゲームが行われています。一つは、「海賊の証を手に入れろ」。謎が記されたマップと、海賊のバンダナを持って、「真の海賊の証」を探します。
また、東京ディズニーリゾートオフィシャルホテルのサンルートプラザ東京でも「パイレーツの大冒険☆謎解きラリー」が開催されています。こちらは、ホテルの中を回って宝箱を探し、謎を解く、という企画で、子ども向け。
さがみ湖リゾートプレジャーフォレストの「LOST MOUNTAIN(ロストマウンテン)~閉ざされた扉を探せ!~」や、長崎ハウステンボスの「ジパング探偵事務所~オランダ海上帝国の遺産~」、浜名湖パルパルの「パルパル探偵事務所」など、テーマパークでの謎解き企画も(主にRUSH JAPANさんのお力により)増えてきました。
夏休みの行楽に、ひとときの謎解きはいかが?

2011年7月23日

元気ARG、iPhoneアプリを使った過去視ミッション開始!


現在実施中の元気ARG第1弾「みなかみを救おう!」がターニングポイントを迎えています。これまでの経緯は元気ARG関連記事を参照していただくとして、7月20日に、これまでプレイヤーと一緒にみなかみ町を救おうと活動してきた阿部光利氏が、一度この問題から離れる、必ず戻ってくるとのつぶやきを残し、行方をくらませてしまいました。

戸惑うプレイヤーたちに対し、「ララコレ2」などを提供しているレイ・フロンティア株式会社より、『過去の情景を走査する「PastScoparシステム」を搭載した』という拡張現実アプリ「LiveScopar」の新バージョンのテスト提供が打診されます(レイ・フロンティア社のプレスリリース)。

簡単にまとめると、Minakami Scopar というサイトに表示されている地点に行って、iPhoneアプリのLiveScoparを起動し、指定されたユーザ名(minakami)とパスワード(kuroneko)を入力すると、風景の中に浮かんでいる過去の映像を発見できる、というもの。

この専用サイトは定期的に更新され、走査条件に適合する過去の映像を表示するようになっているとのことですので、今後の進展にあわせて、首都圏からみなかみ町へと展開が進んでいくことが予想されます。
iPhoneをお持ちの方はご自分で、お持ちでない方は持っている友人を誘って、ぜひ LiveScopar を試してみてください!


ちなみに、過去映像は現時点では保存できないようですので、その場に行った人だけが、とっておきの動画を見れるようです。

記事元
プレスリリース:拡張現実(AR)アプリ「LiveScopar」オープンβテスト開始
Minakami Scopar
Twitter: #Garg1
プレイヤーフォーラム内の状況まとめ

2011年7月20日

BUBBLEGUMの双方向ネットTV「月刊ばぶるこみゅ」7月21日開始


「影の組織」BUBBLEGUM の正体を探る試みが有志の手で続いていますが、そんなシリアスな空気とは一転、明るく元気なネットTV番組が始まるという情報を入手しました。

その名も「月刊ばぶるこみゅ」。バブルガムはきっと埋蔵金に絡んでいるに違いない!と思い込んだ、埋蔵金大好きな女の子による USTREAM を使った生放送ネットTVです。毎月第三木曜日の放送で、初回は7月21日(木)21:00〜21:30。

番組は、生放送を活かして、視聴者と USTREAM 上でチャットしながら双方向で進行していくとのこと。初回は過去の出来事のおさらいをしてくれるようですので、「BUBBLEGUM に興味があるけど、いまいち入りにくかった」という人も、ぜひ覗いてみてください!

(以下、Out of Game なコメントです)
BUBBLEGUM では、今回のネットTVでMCをつとめる「早川結子」や、シリアスパートの主要人物の「浅倉」(浅倉のあいさつ動画)など、次々と関係者がネット上で顔出しを始めており、他の国産 ARG では追求してこなかった独自の展開が進んでいます。(参考:「早川結子」役の早川結子さんのブログや、「浅倉」役の愛澤鈴さんのプロフィール

愛澤さんの「ARGアイドルはじめました☆」というコメントが、光ってますね!

記事元
月刊ばぶるこみゅ
完全会員制ギルド「B.G.FOCUS」
Twitter: #bblgm

2011年7月19日

7月前半のニュースまとめ

同人誌「ものがたりとげんじつのあいだ―ARG普及本―」のDL販売開始

ARG 紹介の同人誌「ものがたりとげんじつのあいだ―ARG普及本―」が DLSite.com にてダウンロード販売を開始しました。これは、「リアルクローズドサークルゲーム」「リアルミステリーアドベンチャー ~犯人はヤス~」などのリアルイベントを開催している団体 RDG が、2010年の夏のコミックマーケットで頒布したものです。価格は420円。JPEG 形式なのでちょっと読みにくいですが、「ARGとは?」に応える読み応えたっぷりの資料となっています。おすすめの1冊です。

元気ARG、動画すり替えミッション成功!

元気ARG第1弾として実施中の、群馬県みなかみ町を怪しい観光開発会社から救うARG。最新のミッションは、不審なテーマパーク「みなかみランド」のプロモーションビデオを、プレイヤーたちが作ったみなかみ町の観光PR動画にすり替えることでした。そして、本日、ナインクルーズ社のホームページの更新で、プレイヤー制作の動画がまんまと公開され、ミッション成功!
「みなかみ町を救おう!」ARGのまとめwiki も作られたようですので、興味が出てきた方は、ぜひ覗いてみてください。

BUBBLEGUM に新たなミッションの兆し?

(ゲーム内の出来事で)情報漏洩が気になってきたため、BUBBLEGUM の調査は完全会員制ギルド『B.G.FOCUS』に移行しました。それにあわせて、登場人物である浅倉さんのあいさつ動画が公開されています。新展開が気になる BUBBLEGUM、新しいミッションもそろそろ? 要チェックです!
ちなみに、BUBBLEGUM を制作している参会 (@iiikai) が、ARGのアイデア投稿サイトを作るかも、とつぶやかれています。近日公開のようですので、こちらにも注目です。

「Tweet Love Story メグミとタイヨウ」のスペシャル動画配信

明治 果汁グミのプロモーション「Tweet Love Story メグミとタイヨウ」が6月末に Twitter 上での展開を終えましたが、プロモーションの〆のWeb限定スペシャルCMが公式サイト上で公開されました。CM風の作りで、あまりドラマチックなムービーではありませんが、ツイッターのユーザからの投稿を重ねる表現など、手堅くまとまっています。
総括として振り返ってみても、Twitter を利用したお手本のようなキャンペーンでした。こういった物語でユーザを引き込んでいくような試みが今後も増えていくといいですね。

2011年7月15日

ARGs in Japan: オフィス新大陸 坂本氏 インタビュー


先日の記事 Questions: ARGs in Japan にて、海外からいただいた日本のARGに関しての質問をご紹介しました。この件を、日本のARGの現状をまとめて紹介するよい機会と考えまして、この度、ARG情報局初となる取材記事を試みました。

取材対象は、「RYOMA the Secret Story」やトヨタの「ヴィッツARG」、映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」のプロモーションARG「サイトの“嘘”には“裏”がある」などで企画・運営を手がけるオフィス新大陸の坂本犬之介さんです。

坂本さんが代表を務める「オフィス新大陸」は、テレビ番組の企画や、書籍雑誌の執筆・寄稿、ゲームイベントの主催まで幅広く手がける企画プロダクション。海外ボードゲームの専門書籍『ボードゲームキングダム』や、BS日テレの『Theゲームナイト』を作ったクリエイター集団といえば、ああ!とわかる方もいらっしゃるかもしれません。

坂本さん自身にも、長年、有名ゲーム雑誌の編集をしてきた経歴と、海外ボードゲームへの深い造詣、PCからニンテンドーDSまで幅広いデジタルゲームを企画してきた実績があり、坂本さんを中心に、オフィス新大陸は現在日本で最もアグレッシブで楽しいARGを作り出している集団のひとつといえるでしょう。

先日、その坂本さんを、放送作家のグループ KUA が開催しているボードゲームイベント「盤博」で捕まえることができましたので、ARGs in Japan の質問についてインタビューを行いました。聞き手は epics です。

2011年7月3日

6月後半のニュースまとめ

2011年も半分が過ぎました。最近の大きな変化は、リアル脱出ゲームに端を発する、単発型の謎解きイベントが数多く開かれるようになったことでしょう。SCRAP が直接絡んでいるイベントの開催頻度も高くなっていますが、SCRAP と関係ない小規模なイベントも増えてきています。6月だけで、アリスとボブ, TIMESCRAMBLE, CASSSINO と、イベントのない週を探すのが難しいくらいです。中でもアリスとボブ・TIMESCRAMBLE は定期的な開催へと移行してきているのも注目ポイントですね。eplus の「参加型謎解きゲーム」ジャンル をチェックしていると、新しいイベントに出会えるかもしれません。

さて、6月後半のニュースまとめです。

Tweet Love Story 完結! 結末は7/14に公開。

明治果汁グミのキャンペーン「Tweet Love Story メグミとタイヨウ」の Twitter 上での展開が6月30日に完結しました。様々なすれ違いで気持ちが揺れるメグミとタイヨウ。別々に自分の想いを Twitter に呟いていた二人が、自分が本当に伝えないといけないことに気づいたその時、Twitter 上の互いのアカウントに気づき、幕が降りました。結末は、最後に二人が約束した7/14の夏祭りの日。Web 限定の特別 CM という形で公開されます。

始まる前は、ただの目新しいキャンペーンで終わるのではないかと危惧していたのですが、想像以上にドラマがしっかり作り込まれており、感情移入しやすかったのではないかと思います。しかも、タイヨウがけっこうな頻度でフォロワーのコメントに自分の言葉で返信しており、Twitter を利用したコミュニティとの対話という点でも興味深い実施例となりました。フォロワー数は最終的には1万人強という結果です。

フォロワーがアクションをかけられるのはタイヨウだけだったのですが、このタイヨウの頼りない感じが、ドラマの盛り上がりと共にフォロワーのアクションを誘発していて、構造としてもとても良くできていたと感じています。

最初のつぶやきの様子がまとまっている togetter はこちら。最後の様子は、公式サイトをご覧ください。

元気ARGは、現在、動画作成ミッション中

先日、「元気ARG、本格始動。新展開へ!(写真レポート)」というレポートを掲載しましたが、現状は、ナインクルーズ社が公開予定のプロモーションビデオを、こっそり差し替えよう、という活動が進んでいます。

プロモーションビデオの情報は、ナインクルーズ社の社員用ページにこっそり入ってダウンロードしてこれるのですが、ここに思いっきりパスワードを書いてしまいますね。ユーザ名「shinjyo」パスワード「osuimono」。ZIPファイルのパスワードは「project_minakami」です。(【追記】記事を掲載した直後に、秘密ページのパスワードが定期変更されていたので、更新しました)

プレイヤーフォーラム(フォーラムのユーザ登録が必要)にて、内通者に渡すプロモーションビデオの差し替え映像の相談が進んでいます。今からでも十分参加できますので、お気軽に覗いてみてください!

BUBBLEGUM を制作している「参会」が、ARG 制作の受託を開始

営利を目的としない草の根(grassroots)のARG「BUBBLEGUM」を実施中の「参会(さんかい)」が、Web ページ上で「ARG つくります」との表明を行っています。参会の特徴として「本格的なストーリー」と「リアルな体験」を挙げていますが、実際に BUBBLEGUM もその点で参加者からの評価が高いのは間違いありません。業務として時間を掛けて制作した ARG もぜひ見てみたいですね。

ARG「お茶会に行きませんか?」の問題公開中

ミニARG『お茶会に行きませんか?』福岡を中心に実施中」でご紹介した「お茶会に行きませんか?」が無事に終了し、公式ページにて期間限定で問題の公開をしています。いたずらネズミ達のゆるい会話もお楽しみください(笑)。

ちゃお8月号の全漫画に、SCRAP による謎解きの仕掛けが?!

コミックナタリーの記事およびSCRAP 公式ページの情報によると、少女漫画誌の「ちゃお」の8月号の全漫画に、SCRAP による謎が仕掛けられたとのこと。8月号に掲載されている「ナゾトキ姫は名探偵♥」という漫画にヒントがあるとのことで、雑誌内横断+特定コンテンツとのコラボの企画のようです。実物は未見なのですが、ぜひ書店でお手にとって確認してみてください。(【追記】ちゃおサマーフェスティバルに行かないと全貌は分からないようです。雑誌+フェスの連動企画でもあるんですね)

SCRAP がついに常設の脱出ルームをオープン

単発のイベント開催しかしてこなかった SCRAP が、ついに常設の脱出ルーム「謎の部屋からの脱出」を東新宿にオープンします。7月中旬はプレオープンで日が限定されていますが、7月末からは、常設でオープンする形になるようです。暇な時に、気軽に脱出ゲームが楽しめるのはいいですね。定着することを願っています。

リアルボードゲーム系イベント DramaticGame 誕生

まだネット上に情報が公開されていないのですが、E-Pin企画でミステリーナイトを作っている城島和加乃さんがドラマ設定をし、リアル脱出ゲームの謎制作で有名な千石一郎さんがゲーム制作を行う新たな体験型イベントシリーズ「DramaticGame」が誕生するようです。DramaticGame vol.1 として「Ritzの恋の物語」が、8月7日(日)にザ・リッツ・カールトン大阪にて開催されます。新たなコラボ企画として、とても楽しみですね!


最後に、私事ですが、twitter ID を @epics_jp から @epi_x に変更しました。思い出したように何か呟いていますので、今後ともよろしくお願いいたします。ちなみに、もう一人のライターであり、ARG制作者でもある八重尾昌輝さんの個人アカウントは @myaeo です。

2011年6月28日

元気ARG、本格始動。新展開へ!(写真レポート)


※ご注意:念のために宣言しておきますが、ARG情報局は Out of Game(=ゲーム外)の場です。

と、いきなり冒頭で宣言したのも、元気ARG第1弾「みなかみ町長からの依頼(仮)」が絶賛進行中で、プレイヤーたちが怪しい観光企画会社に気づかれないように、妨害工作を仕掛けている最中だからなのでした。

Out of Game の場だと宣言したところで、18日に行われたライブイベントのレポートと、現状の紹介をお届けします。最新状況を知りたい方は、途中の写真レポートを飛ばして、最後だけをお読みください。

2011年6月21日

Questions: ARGs in Japan


オーストラリアの研究者(大学院生だと思われます)の方から、日本のARGについての質問をいただきました。ぜひ、皆さまのご意見もいただきたいと思いましたので、許可をいただいて、翻訳・公開します。

質問の背景について確認したところ、日本のメディアミックス戦略と、西洋のトランスメディア戦略の相違点を分析することで、西洋で日本のメディアミックス手法を有効活用したり、逆に西洋のARGにもっと日本の参加者を取り込んだりする方法を研究しているようでした。

質問の内容から、日本のARGの状況が英語圏の方からどう思われているのかも透けて見え、その意味でも興味深いのではないかと思います。

そんなことも踏まえつつ、以下の続きに、質問の翻訳と、私の独断と偏見による回答を載せてみます。皆さまのご意見を反映させた上で、英訳してこのページに追記した上で、質問の返答とする予定ですので、コメントをお待ちしております。(回答を英訳して下さる方も大募集です! 切実に……)

2011年6月19日

6月前半のニュースまとめ

元気ARG、みなかみ町の説明会で波乱が!?

先日の記事でもお伝えしましたとおり、18日にみなかみ町で起こっている問題についての説明会が開かれ、新宿に集まった18名の参加者がバスに揺られて、みなかみ町まで行ってきました。

詳細なレポートも別途掲載する予定ですが、一波乱あった説明会の様子が ustream の録画で残っていますので、ご紹介します。


Video streaming by Ustream

この説明会のあと、あれこれあって、ナインクルーズ社の計画に関する暗号化ZIPが手に入ったのですが、肝心のパスワードが分からない、というのが現在の状況です。プレイヤーフォーラムやtwitterの#Garg1で調査活動が行われていますので、覗いてみてください。

BUBBLEGUM、着々と進行中

前回のニュースまとめで書きそびれてしまいましたが、BUBBLEGUM も着々と進行中です。5月21日には、Search! in Library というライブイベントも開かれました。公式のまとめ記事も用意されていますが、参加者から話を聞くと、評判がとてもよいので、参加者視点のイベントレポートを書いてもらえないか調整中です。
せっかくクォリティが高いのに、アクティブに動けている人数が少なくて辛い、との参加者の声も聞こえています。今なら大活躍するチャンスかもしれませんので、ぜひ BUBBLEGUM の調査活動へ加わってみてください!

グリコの新CMに登場したAKB48の新メンバーは架空の存在だった?

様々なメディアで騒がれていますが、グリコの新しいCMでいきなりセンターを飾ったことで一躍時の人となっていた江口愛実さんが、実はCGだったのではないか、という話題が出ています。
もしそうだとしたら、秋元康氏が別のオーディションで見つけた逸材を大抜擢したというストーリーが付いていたり、あるいは他のメンバーがオフィシャルブログで「ついに噂の人が完成したんだねっ」と書き込んですぐに消すなど、話題作りのための仕掛けを練り込んだプロモーションとなっているようです。
20日発売のプレイボーイでネタ晴らしという流れのようですが、はたしてこのような「騙し」を最初に持ってくる手法が、日本でどのように受け入れられるのかが、注目ですね。

Tweet Love Story「メグミとタイヨウ」、現在、第3章

明治果汁グミのキャンペーンであるTweet Love Story「メグミとタイヨウ」は順調に進んでおり、現在は折り返し地点の第3章。
勇気を出してメグミと逢うために東京へやってきたタイヨウは、メグミが勤務先の店長と仲良く帰っているところを目撃してしまいます。自信を無くし、慣れない土地で意気消沈するタイヨウを、フォロワーの皆で励ましている様子を、公式ページで確認してみて下さい!

ミニARG『お茶会に行きませんか?』福岡を中心に実施中


九州大学芸術工学部芸術情報設計学科3年有志による作品展「芸情展」が6月24日〜26日に福岡にて開催されます。今年のテーマはHOLEがたくさん集まった→WHOLEということで、テーマに合わせてARG「お茶会に行きませんか?」が実施されています。

最新の情報は twitter の公式アカウント @geijouten を参照して下さい。また、公式には設定されていませんが、プレイヤーは #tea6 で相談しているようです。

どうやら、福岡の街中に隠されたカードを探さないといけないようですが、現地に行ける人がなかなか居ないようです。近場で興味のある方は、ぜひ状況を確認してみてください。

記事元
お茶会に行きませんか?
twitter: @geijouten, #tea6

2011年6月12日

みなかみ町を救え!? 説明会(バスツアー) 6/18 開催


先日、元気ARGの住所登録者に「町長」と名乗る人物からの動画メッセージが届いた(YouTube)とお伝えしましたが、その後の調査で、この町長さんは群馬県利根郡みなかみ町の本物の町長さんであることが判明しました。また、このCDを発送した阿部光利という人物が twitter 上で発見 (@abe32104) されています。なにやら、みなかみ町では「ある活動」が問題になっており、それを解決してくれる人を探しているということなのですが……。

阿部光利氏が元気ARG プレイヤーフォーラムに書き込んだところによると、来る6月18日(土)に群馬県みなかみ町で、今回の件の説明会を行うとのこと。新宿からマイクロバスで送迎が行われるので、交通費は無料です。日帰りで、新宿を10時出発の19時解散予定。参加方法は前述のフォーラムの書き込みを参照してください。参加締め切りは16日(木)の正午です。

なお、今回の「みなかみ町長からの依頼」に関しては、 #Garg1 という独立したハッシュタグが設定されています。フォーラムと twitter 上で、プレイヤー同士の相談が行われています。

みなかみ町は東京から車で2時間程度と近場ながらも、山水の風光明媚な場所ですし、なにより水上温泉郷を初めとした温泉も魅力的な地です。記事執筆時点で、説明会にあと10名ほどは加わって欲しいとのことですから、お時間のある方は、今からでもまったく問題なく始められますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

(※注:本物の町長さんが登場しているため、念のために補足しておきますが、これはARG(代替現実ゲーム)ですので、みなかみ町で発生しているという事件は架空の出来事です)

記事元
説明会への参加方法(プレイヤーフォーラム内)
【町長からのメッセージ】みなかみを救え! 現状把握のためのページ
Twitter: #Garg1, @abe32104

2011年6月6日

謎のCDが届く。元気ARG開始か?

ARG情報局のもとに、謎の手紙が届きました。
送り主は不明で、宛先だけマジックペンで書かれています。

中にはCDが入っており、再生すると町長の動画が再生されます。
CDの入っているケースにはウサギのマークのスタンプがされています。

Twitterによると、ウサギのスタンプがFacebook「元気ARG」のトップにあるスタンプと同一であることから、「元気ARG」のゲームに関係しているようだと推測されています。
昨日の記事でも紹介している通り、手紙は「元気ARG」の公式サイトで住所を登録している人に送られている模様なので、「元気ARG」と見てよさそうです。

現在、何人かにCDが届いており、Twitterとフォーラムで内容のやりとりが行われているほか、有志の手によって動画の内容はYouTubeにアップもされているようなので、気になる方は見てみてはいかがでしょうか。


記事元
元気ARG(公式サイト)
元気ARG(Facebook)
Twitter #genkiarg
元気ARGプレイヤーフォーラム

町長からのメッセージが届いた(YouTube)

2011年6月5日

5月後半のニュースまとめ

興味深い動きがいろいろあったこの数週間。ただ、八重尾さんも私もすっかり多忙で、記事の更新が途切れがちで申し訳ございません。風化してしまう前に、短くとも、なんとかまとめてみます。

【新創刊】隔週発行!ARG+デジタルサイネージ - KAYAC Director's blog

5/18にKAYAC Director's blogにて、元ARG研究者・現ARGディレクターである小林さんにARGについていろいろ聞く連載記事が始まりました。小林さんは ARG 研究では有名な慶應大学の武山研究会出身で、ARG への造詣の深さはかなりのもの。今後の記事が楽しみですね。

元気ARGが毎週何かを実施中

元気がARG会員を募集しているという記事を先日書きましたが、最近、毎週末になにやら小規模なものを続けて実施しているようです。最新の状況では、(任意記入の)住所を登録していた会員に対して、怪しげなものが送られてきたりしているとか。興味がある方は #genkiarg か、プレイヤーが作っているフォーラム(掲示板)を覗いてみてください。

ダークナイトの次のARGが海外で始動?

歌に隠されたハッシュタグ――バットマン最新作のプロモーションが凝っている - ねとらぼ で記事にもなっていますが、前作では Why So Serious? という巨大なARGキャンペーンを実施したバットマンの最新映画関連で、ARGらしき不思議な事件が始まっているようです。そろそろハリウッド映画のARGキャンペーンに日本も含まれないですかねー。

ちなみに、ニュージーランドでのキャンペーンですが、「盗まれたXperia PLAY」、実はプロモーションだった - ねとらぼ なんてニュースも。こちらは賞金をかけた Man Hunt イベントのようです。

Tweet Love Story 「メグミとタイヨウ」開始

先日記事にした明治果汁グミのキャンペーン「メグミとタイヨウ」が6/1から開始しているようです。現在は5章構成の第1章。メグミとタイヨウのつぶやきを公式サイトで確認してみてください。

「渋谷リアル謎解き 生命の泉を探せ!」実施

先日の記事の通り、5/29と6/5に渋谷にて「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」の公開を記念した SCRAP によるリアル謎解きイベントが実施されました。各日7組・各組200〜300名程度の海賊達が宝を求めて渋谷の街を練り歩いたようです。参加者には真っ赤なスカーフ(バンダナ?)が配布されましたので、渋谷の街中で目を引く集団を見かけた方もいたのではないでしょうか。一般向けということで、難易度はかなり低めに設定されていたようですが、渋谷の街中にパネルが設置してある様子は不思議でした。ネタバレ解禁されましたので、参加者の感想などは #sjack を参照してみてください。個人的な感想としては、こどもの城は遠かったです……。

「浅草大捜査網」実施

先日も記事にしましたとおり、6/4・6/5とE-Pin企画の「ミステリーナイト タウンシリーズ 浅草大捜査網」が実施されました。約1万円の価格設定で各日350名も集まるのかと実はちょっぴり心配していたのですが、土曜も日曜も受付に長蛇の列が出来るほど盛況だったようです。客層はミステリーナイトの常連さんとリアル脱出ゲームのファンがうまく混ざっていたようでした。事前情報ページが関連サイトも含めて凝っていましたが、本番も、携帯の専用サイトが用意されて、一気にIT探偵に。チーム専用掲示板で連絡を取りながら、浅草の街へ散らばって調査を行う、探偵たちの暑い一日でした。ただ、ちょっと6時間では時間が足りなかったかもしれません……。こちらは終演後もネタバレは禁止なのでこれ以上はあまり書けませんが、タウンシリーズの次回の開催が楽しみです。

謎のメールが届く

ARG情報局の右の柱には、情報募集のメールアドレスを掲載しているのですが、このアドレスに最近、CASSSINO PARTY と名乗る人(?)から謎のメールが時々届くのです。最近届いたメールには http://casssino.info とだけ書かれていました。なお、twitter には @casssino_info というアカウントもあるようです。
ARG情報局では、本当に背後関係をまるで知りませんので、SPAMメールと同じくらいの怪しさの情報として、各自の責任で情報をご利用ください。

2011年5月23日

ARGの事例紹介の加筆

ARG情報局の常駐ページのひとつで、事例紹介を行っている「ARG の魅力」のページに加筆を行いました。

twitter の #SIGARG で以前に募集していただいた、ARGのこんな所にグッとくる、というご意見を反映させています。

「自分が知っているこんな事例もグッとくる」というご意見がありましたら、@ARG_INFO までお寄せください! 次の更新機会に追記させて戴きます。

記事元
ARG の魅力
twitter: #SIGARG

2011年5月20日

元気ARG、本日より開始!

5月9日にARG事業への参入を発表した「元気ARG」ですが、本日より開始したようです。
現在「元気ARG」公式サイト上で登録した人に対してメールを配信しており、ゲームへの参加を呼びかけているようです。
メールによると、まずはチュートリアル的な問題に取り組めるようです。
また、プレイヤー間で話し合う場所としてフォーラムも設置され、案内されています。
このほかTwitterでも、#genkiargのハッシュタグをつけて情報共有することを呼びかけています。

「元気ARG」は先日もニュースリリースで登録者が500人を超えたことを発表しており、これからの動きが注目されています。興味のあるかたはフォーラムなどを覗いてみてはいかがでしょうか。

記事元
元気ARG
フォーラム
元気ARGファンサイト
Twitterハッシュタグ #genkiarg

2011年5月19日

明治製菓、Tweet Love Story「メグミとタイヨウ」を6月1日に開始


明治製菓の果汁グミの新製品発売に合わせて、新CMが放送を開始していますが、それに連動した Twitter 上でのキャンペーンが6月1日より行われます。

CMと、Twitter上でのキャンペーンが混ざってしまうとややこしいので、以下に整理しておきます。

  • 5月17日よりアニメーションの新CMの第1弾、オンエア開始。キャラ原案は中村祐介氏。制作はマッドハウスで、監督はりんたろう氏。テーマソングはGReeeeNの「愛唄」。
  • 現在、果汁グミの公式サイト上で参加者募集中。公式サイトから規約に同意して、ボタンをクリックすると、自動的に主人公のメグミタイヨウの Twitter アカウントをフォロー。
  • 6月1日より Twitter 上で「Tweet Love Story メグミとタイヨウ」のツイート開始。Tweet でアドバイスをおくろう!
  • 7月14日公開のスペシャルCMに、選ばれた参加者の、アカウント名・アイコン・Tweet が掲載予定。

CMからは、典型的な検索窓のイメージでの誘導しか行っていないにもかかわらず、公開から2日で各約2900名のフォロワーを獲得しているのは興味深い点です。参加者の興味を引く、フックの重要性を改めて感じさせられます。

今回の場合は、テレビCMと並行して、中村氏やりんたろう監督などの制作スタッフで興味を持ったコアな層がネット上で話題を広めつつ、爽やかな印象の恋物語に対する期待感・アニメに対する興味・主題歌のメジャー感などが相まって期待値が一定水準を越え、結果として、参加に踏み切る人が数多く出てきているのかと思います。

『すれ違う二人——巡り合わせるのはあなた』というコピーが心をくすぐる Tweet Love Story「メグミとタイヨウ」。6月1日から、どのように物語が紡がれていくのか、楽しみですね。

なお、ゲーム的なミッションやインタラクティブ性と、Tweet Love Story 参加者向けの動画コンテンツなどが用意されていれば、ARGの事例としても興味深いものになるのですが、そこまではなかなか難しそうです……。

記事元
果汁グミ|株式会社 明治
twitter: @gummi_megumi, @gummi_taiyo

2011年5月14日

街中を捜査し、本格推理勝負! E-Pin企画「浅草大捜査網」


ミステリーナイト」で知られる E-Pin 企画が、新しい参加型ミステリーイベントを仕掛けます! 「Mystery Night® Town-Series」と銘打たれたこのイベントは、ホテルで開催される通常の「ミステリーナイト」とはひと味違う、街を舞台とした謎解きです。
(「ミステリーナイト タウンシリーズ」ですが、イベントが行われるのは日中です)

初回の舞台は浅草。11時に会議室で始まる物語は、昼食を挟んだ後に、街へと展開されます。浅草を舞台にした3時間の捜査で、あなたは真犯人へと辿り着くことができるでしょうか? 優れた推理をし、「最優秀名探偵」の栄冠に輝くのは……!?

公演は6月4日(土)と5日(日)の2回。定員は各350名。

参加費は10500円(浅草での昼食込み)と、他の謎解きゲームに比べると少し高めですが、本格ミステリのルールに則ったフェアな推理へのチャレンジと、プロの役者さんが演じる魅力的な物語で、きっと充実した1日を過ごすことができるでしょう。

5月20日には、事前情報ページがオープンするとのこと。まだ席には余裕があるようですので、ぜひ公式ページをチェックしてみてください。

ちなみに、E-Pin企画は、これまでも旅行と旅先でのミステリイベントがセットになった「探偵ミステリーツアー」を企画してきましたが、こちらは旅行代と宿泊代セットで4万円程度。今回、東京で日中の開催となることで、首都圏の参加者には距離的にも価格的にもググッと参加しやすくなりました。今後、各都市で開催されていくといいですね。

(5月14日追記:GoogleのBlogサービスの障害により、5月13日の間、この記事が消えていました。現在は復旧しています。ご迷惑をおかけいたしました)

記事元
浅草大捜査網|ミステリーナイト
twitter: @epinkikaku

2011年5月11日

彼女の失踪の原因を探して欲しい——渋谷で時空を越えた謎解きゲーム開催


5月14日(土)に、渋谷でリアル謎解きゲーム「TIMESCRAMBLE」が開催されます。公式サイトによると、2011年5月14日を最後に行方不明となった「彼女」の失踪の理由を知りたい「僕」が、2017年からタイムトラベルをしてくるので、協力して調査をしてほしい、とのこと。

「僕」が2011年に居ることができるのは2時間。その間に果たして協力者の皆さんは真相にたどり着けるのでしょうか。

追加のチケットが出たようで、記事執筆時点では eplus で3公演とも購入可能です。1人2000円ですが、2名~5名のグループ参加が必要です。

なお、今週末は、「リアルミステリーアドベンチャー ~犯人はヤス~」も開催されます。こちらも当日券が若干数出るようですので、チェックしてみてください。

リアル脱出ゲームの盛り上がりに引っ張られる形で、次々と小規模なリアル謎解きイベントが増えてきました。ミステリ色の強いものから、今回のように雰囲気のあるものまで、バラエティも広がっています。この流れは、今後も要チェックですね!

記事元
TIMESCRAMBLE 公式サイト
twitter: @TimeScramble

「がぶ飲み」が「劇場版NARUTO」とタイアップ


ニュースリリースによると、サッポロ飲料のペットボトル飲料「がぶ飲み」シリーズが、7月中旬から「劇場版NARUTO」とのタイアップキャンペーンを実施予定とのこと。

「がぶ飲み」シリーズと言えば、商品パッケージと自販機、ケータイサイトを連動させたキャンペーン「がぶ飲み探偵アカデミー」をこの春に実施しており、今回の企画はその流れを汲んだものとなります。

『店頭での「実購買(リアル)」と携帯電話を起点とした「ゲーム(バーチャル)」が組み合わさった新体感型キャンペーン』とのことですので、今回はどのようなキャンペーンとなるか、楽しみですね。

記事元
サッポロ飲料 | ニュースリリース

2011年5月9日

ゲーム制作会社の元気がARGへ参入! 会員登録を開始



ニュースリリースによると、元気株式会社は2011年5月9日より ARG の企画、制作、運用を開始したとのことです。同時に、無料会員サイト「元気ARG」も開設。現在、会員登録を受付中です。

元気は、首都高バトルや、探偵・癸生川凌介事件譚シリーズなどで知られるゲームソフトメーカー。国内のデジタルゲーム制作会社のARG制作事業への参入は、エレメンツに続き2社目となります。

会員登録の目的は、Genki の公式 Twitter アカウント @Genki_MMPつぶやきによると:『「最初の情報(ラビットホール)の選択肢を拡げるため」です。ARGに参加する意志もない方のお宅にいきなり荷物を送りつけたり、怪電話をかけるわけにもいきません』とのこと。

また、プレスリリースにはこんな説明も:
ARG の特性上、会員サイトにご登録いただいた段階ですぐにゲームが始まるようにはなっておりません。また、ゲームの開始を公式にお知らせすることもございません。ある日、突然現れる現実と虚構の境目を見逃さないよう、ゲームの開始をお待ちください。

いろいろと本気を感じる「元気ARG」。今後の展開に要注目です!

記事元
元気ARG
元気コンテンツ事業部 Twitter アカウント: @Genki_MMP

2011年5月7日

映画公開記念「渋谷リアル謎解き 生命の泉を探せ!」開催


5月20日に封切られるディズニー映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」の劇場公開記念として、5月29日(日)と6月5日(日)に「渋谷リアル謎解き 生命の泉を探せ!」が開催されます。公式サイトによると、宝の地図に隠された謎を解き、渋谷の街で「生命の泉」を見つけ出す参加型謎解きイベントとのこと。

参加費は無料で、応募者の中から抽選で5000名が参加可能。主催はニッポン放送。協力として、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン、SCRAP、シブヤテレビジョンが名を連ねています。

参加者には海賊風アイテムが支給されるそう(自前衣装でもOK)ですので、当日は、海賊の格好をした人々が渋谷の街に溢れることになりそうですね。

参加の応募は、公式サイトのSHIBUYA-JACK.COMにて受付中です。

記事元
公式サイト: SHIBUYA-JACK.COM

2011年4月5日

体験型エンタテインメントの開催状況

東日本大震災の発生から3週間が過ぎましたが、なお多くの方々が避難生活を続けており、首都圏も電力不足の影響を受けています。イベント自粛の動きが広がる一方、こんな時こそ明るくなれることを、という声もあります。

そんな状況下で、4月・5月に開催が予定されていた体験型エンタテインメントの開催状況が明らかになってきましたので、まとめます。

SCRAPの各種イベント


東京リアル脱出ゲーム vol.8『あるドームからの脱出』が4月・5月に東京ドームにて開催を予定していましたが、交通事情や余震の影響などで4月公演が開催中止となりました。5月公演は、虚飾性を高めた前向きなエンタテインメントとして開催する予定とのことです。現在、4月公演分の払い戻し、もしくは5月公演への振り替えの申込を受け付けています。詳しくは SCRAP 公式サイトの「東京リアル脱出ゲーム vol.8『あるドームからの脱出』 振替およびチケット払戻しのお知らせ」を参照してください。

また、3/31 に終了する予定だった「東京迷宮パズル」も、開催期間を4月末まで延ばしています。ファンクラブ企画の「マダム・マーマレードの手紙」も、タイムリミットはないというメッセージが出ています。

震災から1週間後に掲載されたSCRAP代表の加藤さんの文章は、体験型エンタテインメントのパワーを信じた力強いものでした。『あるドームからの脱出』は、きっと参加者に元気を与えてくれることでしょう。

タカラッシュ!関連イベント


東北地方太平洋沖地震の影響によるRUSHJAPANからのお知らせ」に情報がまとまっていますが、5月開催予定だったタカラッシュ!GP in 東京港は開催見送りとのことです。

また、ミステリーナイトのE-Pin企画と、タカラッシュ!のコラボレーション企画として、ファンから大きな期待を寄せられていた赤いピンプロジェクトですが、公式ページによると、5月開催予定から、今夏以降開催へと延期となりました。

ザ・ミッドナイトサスペンス


毎年ゴールデンウィークに開催されている参加型推理イベント「ザ・ミッドナイトサスペンス」ですが、公式ブログの記事によると、開催見送りとなりました。次回公演に関しては、時期、及び内容等含め、検討するとのことです。


開催予定のイベント群


大きなイベントの開催が見送られていく一方で、こんな時だからこそ実施しよう、という企画も出てきています。近日中に実施予定の企画は以下の通りです(開催日順)。


また、ARG 「バブルガム」も twitter 上で展開が進んでいるようです。

他にも東日本で開催予定の体験型エンタテインメントの情報がありましたら、ぜひお寄せください。随時、追記させていただきます。

(追記 2011/04/05)「アリスとボブ」を加えました。


2011年3月11日

影の組織「バブルガム」、そして「彼」の痕跡を探し出せ!


『世界政府の樹立を目論んだ影の組織バブルガムはなぜ崩壊してしまった?』

皆さんは「バブルガム」という組織をご存じだろうか。表舞台に出ず、歴史の闇に沈んでしまったため、初耳という人も多いかもしれない。彼らは世界的なネットワークを持った非公式の巨大組織であり、一説によると世界政府の樹立を目論んでいたと言われている。しかし、昭和後期、「バブルガム」は謎の崩壊を遂げた。資料は散逸し、今となっては、全貌は闇の中である。

だが、今、ひとつの噂がネット上を巡っている。「バブルガム」に強い影響力を持っていたとされる「彼」が、再来するというのだ。

「彼」こと、可士生礼(かしうれい)は、「バブルガム」崩壊の最中、交通事故でこの世を去った。……と、されていた。しかし、検索エンジンのキャッシュに残っていたと思われる情報は、彼の存命を示していた。そして、今、再来の噂が、twitter 上で囁かれている。

孤児院で育った過去をもち、「彼」をすぐ側で見ていた @unoye, フリージャーナリストとして独立した行動派女性記者 @asacuracy, バブルガムの情報を提供するも謎の多い怪し気な青年 @soma_aki を中心として、新たな協力者を巻き込みつつ、現在も調査が進んでいる。

詳しいことは、浅倉記者が作った調査情報サイトバブルガム基本情報、あるいは、彼らの初期の会話の togetter まとめ なども参考になるだろう。

もしも、あなたも「バブルガム」の秘密に興味があるならば、twitter で彼らをフォローし、 #BBLGM で情報交換をして欲しい。

ただし、自分の好奇心には、自分で責任を持つこと。それがこの件に関わる条件だ。

-----(ここから Out-of-Game)-----
BUBBLEGUM は、プロモーション目的の期間を区切った ARG ではなく、ARG を表現媒体として用いた、草の根(grassroots) の ARG のようです。
あなたも、日常の裏に物語世界が在り続けるという代替現実体験をしてみませんか?

記事元
調査情報サイト
バブルガム基本情報
twitter: @unoye, @asacuracy, @soma_aki, #BBLGM
2/28〜3/9 までの togetter まとめ

【OOG(ゲーム外)】BUBBLEGUM 非公式まとめ Wiki

2011年3月8日

ツイナビ編集部へ挑戦状! 13日に渋谷で何かが起こる!?


Twitter 公式ナビゲーター「ツイナビ」の公式アカウント @twinavi のツイートによりますと、ツイナビ編集部へ謎の挑戦状が届いたようです。切り貼りされた文字は、「2011.3.13 12:00〜 渋谷 謎を解け @account_X」と読めます。

これは、ツイッターユーザへの挑戦なのでしょうか!? 怪しいアカウント @account_X をフォローしつつ、日曜日に何が起こるか刮目して待ちましょう!

(追記) @account_X のつぶやき によると、13日の謎解きは中止となりました。「明日予定していた渋谷の謎解きは中止する。今は少しでもたくさんの優しさと想像力を。また改めて謎の場所で合おう」

記事元
@twinavi のツイート
Twitter 公式ナビゲーター twinavi [ツイナビ]
twitter: @account_X, #twinazo

2011年3月7日

東京を満喫する1日はいかが? 「東京迷宮パズル」開催中


リアル脱出ゲームを企画しているSCRAPが、2011/2/1〜3/31の期間で「謎解きGPSパズルゲーム 東京迷宮パズル」を開催中です。今更感が溢れますが、体験してきましたので、ネタバレのない範囲でご紹介します。

まず、公式ページ から住所氏名を登録し、会費1200円を振り込むと、1枚の絵葉書が送られてきます。そこに書かれた幾つかの謎を解くと、地名が現れます。すぐさま行きたい気持ちが芽生えるでしょうが、まとまった時間が取れる休日を待ちましょう。

休日が到来したら、最初に、駅にて東京メトロの1日乗車券 (710円) を買います。東京中を縦横無尽に動き回りますので、これは必携。時間よし、切符よし、となったら、ゲームスタート! 謎の答の現地まで行き、そこで携帯サイトから位置情報の登録を行えば、次の情報をゲットできます。そうして、指示に従ったり、謎を解いたり、また移動したり、を繰り返しながらゴールを目指します。

参加するには位置情報を送信できる携帯電話が必要ですが、最近の携帯電話ならばほぼ大丈夫でしょう。iPhone でも問題ありませんでした。心配な方は、きちんと申込前に携帯が対応しているかの診断が行われますので、ご安心を。

絵葉書に書かれた回答欄は全部で6つ。謎につまらなければ、お昼から始めて、晩ご飯までには終わるくらいの分量ですが、駅からちょっと距離があるポイントがあったり、駅から登ったり降りたりと、けっこう歩きます。また、現地では、ただ付近に行って GPS 登録をすればいいだけではなく、その場所で指示に従って簡単な捜し物をする必要もあります。

話だけ聞くと、たいへんそう、と思われるかもしれません。しかし、このゲームを通じて、通過したことしかなかった駅に降り立ち、行ったことのなかった場所で風景を楽しむ、そんな体験を得ることができました。謎も適度な歯ごたえがありますので、ぜひ、何人かのグループで、わいわい謎を解きながら、東京という迷宮の探索を楽しんでみてください。きっと素敵な休日をすごせますよ!

ちなみに、クリア時間と正答率でランキングも付けられているようですので、危険のない範囲でタイムアタックをしてみるのも一興です。個人的には、もっと風景を楽しんで回った方が楽しいと思いますけれども。そういう私はじっくり楽しみすぎ、0pt で見事にビリでした……。なお、順位を見ると最低でも700人以上はクリア済みのようですね。

体験型エンタテインメントで観光体験も、と企画されている方も、ぜひ一度、体験してみてはいかがでしょうか。GPS だけでなく、さらにその場での行動を一工夫しているところなど、参考になるかと思います。

記事元
東京迷宮パズル | 謎解きGPSパズルゲーム