2010年12月18日

ARGの忘年トークショーが開催


少し旧聞になってしまいましたが、12月28日に東京カルチャーカルチャーで「ARG、謎解きゲームな忘年会」が開催されます。『今年を「謎解き」というテーマで振り返るトークショーイベント!』とのこと。

出演者がようやく決まってきたようで、LLP日本代替現実クラブの本木氏や、暗号解読ゲームの天河氏などが登壇されるようです。また、SIG-ARG の共同世話人であり、ARG情報局のメインライターでもある八重尾氏も登壇予定とのこと。

なお、トークショーメインのイベントですが、ARGのイベントでただのトークショーで終わっていいはずがない、という各方面からのプレッシャーのもと、公式 twitter アカウント @angou_nazotoki で、着々と何かが進行しているようです。なにやらさらに怪しい twitter アカウントがあるようですが……? こちらも要チェックですね!

チケットは、前売り2000円・当日2500円(飲食代別)。前売りはe+で発売中です。

今年は、国内でも体験型ゲーム&謎解きゲームが躍進した年でした。お酒を片手にそんな一年を振り返ってみるのもよいのではないでしょうか。

記事元
『ARG、謎解きゲームな忘年会』告知ページ
twitter: @angou_nazotoki

2010年12月11日

映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」に裏サイト登場!



2011年1月に公開される角川映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」公式サイトに、裏サイトがあるとの情報をゲットしました。サイトの右下にマウスカーソルを当てると、何かヒントが得られるというのですが……? あとは、ご自身の手で裏サイトを見つけ出してください!

さて、一足お先に裏サイトに行ってみたのですが、幾つも気になる情報がちりばめられています。まず目につくのは、大きく表示されたカウントダウン。これは、どうやら12月15日の午前0時を示しているようです。

また、謎を解くヒントとして、QRコードに、雑誌の表紙画像、そして、書店の写真とGPS座標。こ、これは……とってもARGでは!?

映画プロモーションというのはARGの王道ですが、福岡で開催された「ソルト×ARG」に続いて、邦画の最初の大きな事例となりそうです。ぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。

興味が有る方は、角川書店宣伝部・黒木さんの twitter アカウント @uradakedo をフォローし、ハッシュタグ #uradakedo をチェックしてみてください。

ちなみに、今作は、入間人間氏のライトノベルが原作の実写映画です。原作の「みーまー」は、みーくんの口ぐせ「嘘だけど。」が印象的な、壊れ切ない作品ですね。

記事元
映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」公式サイト
twitter: @uradakedo, #uradakedo
プレイヤーの野良掲示板

ARG実証実験「ドミノ・ピザ×グーニーズ」が来週スタート!



ARG関連のニュースが相次ぐこの週末ですが、もう一本、ARG関連のプレスリリースが出ています。

デジタルハリウッド大学院・メディアコミュニケーションラボによるARG実証実験研究『ドミノ・ピザ×グーニーズ』プロモーションイベントをサポート

プレスリリースによると、ドミノ・ピザと映画「グーニーズ」の両25周年記念タイアッププロモーション『ドミノ・ピザ×グーニーズ』が、ARGの手法を用いて実施されるとのことです。『時は2040年の未来。病弱な少年から立派な冒険家へと成長したグーニーズの主人公・マイキーは、「21世紀新聞社」という未来のタイムビジネス会社の協力を得て、2010年のあなたにアクセスしてきました』というストーリー。

実際に30年後の未来に存在する新聞社という設定で、未来の記事を掲載する「21世紀新聞社」というWebサイトも開設されるとのこと。ここは、プロモーション期間中は、ARGのプラットフォームとして機能しますが、期間後も独立したサイトとして運用されます。

さらに、Twitter, YouTube などのソーシャルメディアを組み合わせた「クロスメディア型謎解きゲーム」となるそうです。楽しみですね!

なお、ARG実証実験研究と銘打たれていますが、デジタルハリウッド大学院の萩野健一客員教授の「メディアコミュニケーションラボ」によるサポートで企画されており、実際にバズ効果などを測定するとのことです。この研究結果も貴重なものとなりそう。

期間は12月13日から年内中。果たして、連日届けられる難問に我々は打ち勝つことができるんでしょうか!? 要チェックです!

記事元
デジタルハリウッド大学院のプレスリリース

HELLGATEのARGプロモーション「セカンドミッション」開始

ハンビットのオンラインゲーム「HELLGATE」にて、悪魔召喚のアルバイトを募集しているとお伝えしましたが、最初のミッションをクリアした応募者に、第二の選考ミッションの案内が届いているようです。

今度は、MORPG の世界の中で、謎のグラフィティアートを探し出す、というもの。広大な仮想世界を持つオンラインゲームは、ARG的な遊びと相性がいいのかもしれませんね。

さて、合わせてプレスリリースも出ているようです。ARGプロモーションと明言している事例が出てくるのは嬉しいですね。

MORPG『HELLGATE™』ARGプロモーション
“謎のグラフィティアートを探せ!” 「セカンドミッション」スタート!! 〜 2038年のロンドンから届いたメッセージとは・・・? 〜


「セカンドミッション」をクリアすると2038年のロンドンの真の姿を知ることができるとのこと。ARGらしい、トランスメディアの面白さを味わえるのか。今後の展開が楽しみです。

記事元
悪魔召喚のアルバイト募集! | HELLGATE
ハンビットによるプレスリリース

2010年11月27日

悪魔召喚のアルバイトスタッフ募集中!?


オンラインゲーム HELLGATE の公式サイトの一角に、悪魔召喚のアルバイトスタッフ募集! というページが登場し、話題となっています。
「[仕事内容] 地獄から悪魔を呼び出すお仕事」で、「魔術師アレイスター・クロウリーに師事した悪魔召喚技術者による事前研修」など、なかなか好条件のようです。

ただ、そんな美味しい話が簡単に転がっているはずもありません。試しにメールアドレスを登録してみたところ、選考ミッションを課す、という連絡が届きました。ミッション内容は、ぜひ皆さんの手で体験してみてください。地獄の門が開きそうな、ホラーテイストの問題映像が待っています!(回答がちょっと意地悪なのですが、そこは微調整で頑張ってください!)

選考ミッションの案内メールによりますと、クリアした方の中から抽選で1名様にヘルゲートの舞台でもあるロンドンへ招待するとのこと。また、クリアした人全員に、ゲーム内で使えるアイテムがプレゼントされます。

なお、以下のような twitter を使ってニコニコ動画風にコメントを載せられる広告サービスの blog パーツを使った告知も行われているようです。このサービス自体も興味深いですね。(ニコニコ動画の一連の特許をきちんと回避できているのか気になりますが……)



今はまだ、最初の選考ミッションしか公開されていませんが、どうやら、今後、第2、第3のミッションが控えている模様です。ARGに興味のある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

記事元
悪魔召喚のアルバイト募集! | HELLGATE

2010年11月21日

「南の島の冒険旅行」写真レポート

開始時にもご紹介した「南の島の冒険旅行」が11月12日〜14日の日程で行われると聞き、「南の島」こと伊豆諸島の式根島まで取材してきました。知力と体力、そして島の人たちとのふれあいが重要だった冒険旅行を、写真盛りだくさんでレポートします。

「南の島の冒険旅行」は、公式サイト http://pleasureisland.jp/ に掲載された10の「挑戦」をクリアした人から、抽選で各問1名ずつ、計10名を南の島の冒険旅行へご招待する、という企画です。「挑戦」の内容も、公式 twitter アカウントの「南ちゃん」をフォローするといった簡単なものから、日本中の雑誌の中から特定の写真が載っているページを探すといったミッションまで、バリエーションに富んだ内容でした。

当初は主催者が明らかになっていなかったこの企画、冒険旅行の直前に、新島村商工会と式根島観光協会が主催した式根島のPRイベントであることが明らかとなりました。

そうして、11月12〜14日に開催された「式根島おもてなし事業 南の島の冒険旅行」の様子を写真のスライドショウ形式でまとめました。少しでも当日の楽しげな様子が伝われば幸いです。(Flash が見られない環境の方は: 前半後半)





また、エンディングムービーが公開されていますので、ご紹介いたします。



1日で終わりきらなかったりと、想定通りではないことがいろいろ起こってはいたようですが、参加者はとても前向きで楽しい時間を過ごせたようです。これは、身体を動かして、自らの体験とするという体験型ゲームの魅力によるものだと感じました。

今回の実績を基に、ゆくゆくは式根島の冒険ゲームを常設で楽しめるような整備をしていきたいということでしたので、今後の式根島の展開が楽しみですね。

なお、エンディングムービーのスタッフロールに、いつもARG情報局で記事を書いている八重尾さんの名がありますが、今回の八重尾さんの本業のお仕事であり、SIG-ARGはこの企画に関わっておりません。ですが、ぜひ八重尾さんから今回の事例紹介を伺えればと考えています。次回以降のSIG-ARGのセミナーにご期待ください。

記事元
南の島の冒険ゲームへご招待(参加者の体験記へのリンクもあります)
公式 twitter アカウント: @pleasure2011
INTERNET Watch: 式根島は“ジオキャッシング”の聖地!? GPSで宝探しゲームイベント

2010年11月15日

NYの地下鉄でスターウォーズを完全再現!

デジタルマガジン「ニューヨークの地下鉄にダース・ベイダーが現れ、『スター・ウォーズ』のシーンを再現」の記事で、今年7月にニューヨークで行われた面白い試みが紹介されています。

今回の試みはニューヨークの地下鉄のドアを使ってスターウォーズのシーンを再現しており、その再現度の高さには驚くばかりです。乗客の間でも笑いが起こっており、非常に良好な内容であったようです。



アメリカではこうした試みが多く見られ(なぜかスターウォーズ系が多いように思いますが)、人々もそれを自然な形で受け入れているのが素晴らしいですね。日本で行おうとしたらどうなることやら……。人々がこうした状況をどう受け入れるかという姿勢が、ARGの差にも出てきているように感じます。
これからの課題ですね!

記事元
デジタルマガジン:ニューヨークの地下鉄にダース・ベイダーが現れ、『スター・ウォーズ』のシーンを再現
YouTube:Star Wars Subway Car

2010年11月8日

YouTubeが謎のエージェント「TUCA」にジャックされる

10月29日より、「TUCA」と名乗る秘密エージェントによってYouTubeがジャックされているようです。
YouTube上で動画再生時のURL内の「www.」と「youtube」の間に「vip-」の文字を挿入すると(http://www.vip-youtube.com/動画のアドレスが続く)、動画再生中に突如YouTubeがジャックされていく様子が確認できます。

動画後飛ばされるサイト「TUCATUCA」では、「TUCA」のTwitterや日記帳の情報が公開されており、メルマガも登録することができます。

また、背景ではカウントダウンも行われており、12月1日頃になにか起こることが示唆されています。

Twitter上では推測として、海外で販売されておりまだ国内で販売されていない「TUCA TUCA」という香水のプロモーションではないかという話題も持ち上がっています。

非常に凝った作りで、(Tuca Tucaという名前は出してしまっていますが)広告であるということを巧妙に隠して展開している点から見て、ARG手法を使っていると見て間違いないと思います。

似たような試みとしてルイス・ハミルトンを用いたReebokのプロモーションARG「シークレットライフ」が国内で現在も展開されていますが、シークレットライフではコミュニティの醸成が上手くいかず下火になっています。今後「TUCA TUCA」がどのような形で展開していくのか、注目したいところです。

記事元
YouTube
VIP TUCATUCA
Twitter @TUCA_VIP

2010年11月1日

ARGと電子書籍を連動させたプランニング講座、11月4日開催

デジタルサイネージ大学が、「デジタルサイネージのソーシャルメディア"化"」というタイトルのワークショップを11月4日に横浜で開催します。
今回の内容はARGとコンテンツ配信や電子書籍を連動させたデジタルサイネージシステム/コンテンツのプランニングについてで、デジタルサイネージのソーシャルメディア化の可能性を探るのが目的とのこと。

講師はデジタルハリウッド大学院ユビキタスメディア研究室の荻野健一氏です。
ARGと電子書籍の連動は国内においてあまり取りざたされていなかった領域なので、興味のある方はぜひ参加してみてください。

【デジタルサイネージプランナー養成講座/最先端ICT技術応用編】
・Title:「デジタルサイネージのソーシャルメディア“化”」
・講師:デジタルハリウッド大学院 ユビキタスメディア研究室 客員教授 荻野健一
 
・内 容
デジタルハリウッド大学院 ユビキタスメディア研究室の研究領域でもあるARG(Alternative Reality Game/代替現実ゲーム)とコンテンツ配信や電子書籍を連動させたデジタルサイネージシステム/コンテンツのプランニング講座を開催します。前回のワークショップの企画と課題を基に、デジタルサイネージの「ソーシャルメディア“化”」の可能性を検証するワークショップに参加いただけます。

・構 成
■【デジタルサイネージのソーシャルメディア“化”】
講師:荻野健一 デジタルハリウッド大学院 ユビキタスメディア研究室
■【デジタルサイネージプランニング ワークショップ】
デジタルサイネージ企画を参加者と共に検証するワークショップ。
■休 憩
■ワークショップ内容のプレゼンテーション

・日時:11月4日(木)19時〜21時
・会場:Café ORCA Echoes(カフェ オルカ エコーズ)
・住所:神奈川県横浜市横浜市中区山下町25-4 ハリデラハウス1階(神奈川芸術劇場裏/搬入口斜め前)
・参加費:無料
・定員:30名(申し込みフォームより)
・主催:横浜地域情報化推進協議会
・企画:Booklayer
・協力:日本電気株式会社 、デジタルハリウッド大学院 ユビキタスメディア研究室、株式会社オルカプロダクション

【ゲスト紹介】
荻野健一
メディアプロデューサー/デジタルハリウッド大学院 ユビキタスメディア研究室 客員教授
ソーシャルメディアを通じて、地域活性化の研究開発・事業化と教育プログラム開発。
ソーシャルメディア研究会「そめけん!」主宰
・Twitterアカウント @kenny715
・ソーシャルメディア研究会「そめけん!」
http://someken.jimdo.com/

――――――――――――――――――――――――――――
【来場者へのお願い】
・会場への飲食物の持ち込みは禁止とさせていただきます
・プレゼンテーションスライドの撮影はお控えください
・定員30名となっております。混雑時はお席の確保が難しい事をご理解願います
・講座修了後に開催される懇親会への参加希望者は、受付時に会費をお支払いください

【申し込み方法】
Twitterアカウント@DS_UNIVをフォローのうえ、ATEND申し込みフォームにてお申し込みください。
また、同アカウントのメッセージ(DM)機能にて直接お申し込みいただくことも可能です。
――――――――――――――――――――――――――――
本件に関するお問い合わせは、Twitterアカウント@DS_UNIVのメッセージ(DM)機能にてお願いします。
デジタルサイネージ大学事務局(Booklayer/浜田)

記事元
デジタルサイネージ大学/第二回講座『最先端ICT技術応用編』:ATND

2010年10月30日

かぶを引き抜け! 「かぶ同盟」現在進行中

「カブ同盟」のサイトで、巨大の育ちすぎたかぶを引き抜くためのTwitterフォロワーを募集しているようです。

ハロウィンといえば「かぼちゃ」ですが、
実は本来使われていたのは「かぶ」だったという衝撃的な歴史が明らかにされています。

元来悪魔を除けるために作られたランタン。
ヨーロッパを起源とするハロウィンでは、そのランタンはかぶをくりぬいて作られていた。
しかし、ハロウィンの文化がアメリカに持ち込まれた時、ある阿呆が思いつきで言ってしまった・・・。

「かぼちゃいっぱい採れるし、かぼちゃでよくね?」

そう、ここからハロウィン=かぼちゃの歴史が始まってしまったのだった・・・。 

そこで「かぶ同盟」は10月31日ハロウィンの日に渋谷で「ハロウィンはかぶだ」ということを知らしめるために結成され、今そこで使うかぶを収穫しようとしているとのこと。
しかしかぶが大きく育ちしすぎたために、一緒に引き抜いてくれる有志を募集しているようなのです。

やりかたは簡単で、
@TheGiantTurnipをフォローして、
「@thegiantturnip ひっぱる」とつぶやくだけ。
興味のある方は、ぜひ協力してみてください。

なお、かぼちゃがかぶ同盟の支援者を拘束するという事件も複数発生している模様で、
支援者を助けるためには謎を解く必要があるようです。
こちらのほうもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

記事元
かぶ同盟
大きなかぶ @TheGiantTurnip
かぶ同盟 @_trick_or_tweet

2010年10月27日

悪の組織「DW隊」を阻止する勇者、11月1日より募集開始!

最近入手した情報によると、九大祭実行委員会が正義の組織「九大祭999」の入隊員を募集しているようです。これは現実世界を仮想世界を使って乗っ取りを図る悪の組織「DW隊」を阻止するために組織されたらしく、11月1日より入隊試験が行われる予定とのこと。

「九大祭999」の募集サイトでは問題がすでに掲示されているので、正義の味方に興味のある人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
記事元
九大祭999

2010年10月7日

ライブミステリーゲーム「サスペクツ」 3年ぶりに復活!

事件の推理と捜査を行うライブミステリーゲーム「サスペクツ」が3年ぶりに復活するようです。
「サスペクツ」は旅先で発生する架空の事件を参加者自身が推理し、謎を解き明かしていく体験参加型のミステリーゲーム。
過去12回開催され、2007年に終了していましたが、今年に入り復活するとのことです。

今回の舞台は秋田県北秋田市。
開催日は第一回目が11月27〜28日、第二回目が12月4〜5日となっています。

感じとしては、E-pin企画のミステリーナイトに近い感じでしょうか。
こうした現実ゲームが増えていくのはとても良い傾向ですね。

申し込みは9月21日より始まっており、定員になり次第終了とのことですので、興味のある方はお早めに!

■開催要項
イベント名
 ライブミステリーゲーム「サスペクツ」
 暗夜光路―慟哭の森殺人事件―

開催日
 第一開催日:2010年11月27日(土)~11月28日(日)
 第二開催日:2010年12月04日(土)~12月05日(日)

集合場所
 大館能代空港ターミナルビル2 階会議室

開催地域
 秋田内陸縦貫鉄道沿線(秋田県北秋田市)

宿泊場所
 森吉山荘
 〒018-4511 秋田県北秋田市森吉字湯ノ岱14-1
 TEL : 0186-76-2334 FAX : 0186-76-2101

参加料金
 27,479 円(ゲーム参加費、宿泊料金、昼食・夕食・朝食、サービス料金、税込)

お問い合わせ
 お申し込みに関して:秋北航空サービス株式会社(TEL:0186-45-0808)
 イベント企画・制作に関して:サスペクツ実行委員会事務局(TEL:018-883-1962)

記事元
ライブミステリーゲーム サスペクツ

2010年10月1日

ARGが登場する日本初の参加型ミステリ小説『Sの紋章』発売!


2010年9月30日に、講談社より読者参加型犯人当てミステリー小説「Sの紋章」が発売されました。通常のミステリー小説とは異なり、本文中の謎を読者が解く必要があるのが特徴です。「逮捕状」と呼ばれる解答用紙に推理内容を記入して郵送すると、解決編冊子が返送されてくると同時に、推理結果に応じて素敵な賞品が当たります。

著者は「ふじしろやまと」氏。実は個人名ではなく、体験型ミステリーイベント「ミステリーナイト」を十数年にわたり制作しているE-Pin企画の城島和可乃さん・かとうだいさんの共同執筆名です。何千人ものリピータファンを抱える「ミステリーナイト」のエッセンスが詰まった一作となっているはずです。

また、今作では物語中にARGが登場することも特徴です。おそらく、小説の中でARGが登場するのは日本初のはず。私がまだ本編が未読ということもあり、どのくらい重要な要素として出てくるかお伝えできませんが、どうか、ミステリ小説の中でのARGの活躍(?)を皆さんの目で確かめてみてください!

なお、ARGの解説箇所は、私が個人的に校正のお手伝いをさせて戴きましたが、劇中の実例とセットになったわかりやすいARGの紹介になっているのではないかと思います。ミステリファンとARGファンを繋ぐ架け橋のひとつとなってくれればと期待しています。

参考までに、前作「Rの刻印」の解決編(PDF)はこちら。解決編を見ると、本格的な推理を楽しめる雰囲気がおわかりになるかと思います。トリックまで合っていた方は13%程度だったようですね。(解決編は本来は回答者へ冊子として郵送されるのですが、逮捕状の投稿期間が過ぎたためにWeb上で公開されています。今からでも前作「Rの刻印」をミステリとして楽しもうとしている方は、ネタばれですのでご注意!)

また、今作の推理状は「Sの紋章」公式ページからPDFとしてダウンロードすることもできますが、こちらは本編を読んでから確認したほうが物語を楽しめるかと思います。

逮捕状の締め切りは2011年1月5日。ぜひ、周りのミステリファンに勧めて、一緒に推理し、逮捕状を投函してみてください! なお、最優秀名探偵賞は、「海外ミステリーナイト<英国>ツアー」のペア招待とのことです。ベーカー街は憧れですね〜。

記事元
講談社「Sの紋章」公式ページ
Amazon: 「Sの紋章」
前作「Rの刻印」公式ページ
E-Pin企画
関連 Twitter アカウント: @epinkikaku, @w_jo, @daika

2010年9月23日

10個の謎を解いて、南の島の冒険にご招待!?



タレコミによると、「南の島」の冒険ゲームへの招待をかけた謎解きが、10月1日から始まるようです。全部で10個の謎が出題され、各謎ごとに1名、合計10名が、「南の島」にて11月12・13・14日に行われる冒険ゲームへ招待されるとのこと。難しい謎に正解すれば、それだけ招待される確率があがる、という構造です。

動画に書かれたURL http://pleasureisland.jp/ のHTMLソースを見てみると、検索エンジン向けのキーワードに "ARG, Alternate Reality Game" という文字がありますので、もしかすると……。

「南の島」がどこかもまだ明らかにされていませんが、そういった謎めいた部分も含めて、今後の展開に要注目ですね!

記事元
YouTubeの紹介動画
pleasureisland.jp

2010年9月16日

ARG専門の制作企業「日本代替現実クラブ」が設立


2010年9月7日に、ARG専門の制作企業「有限責任事業組合(LLP)日本代替現実クラブ」が設立されました。ARG専門の制作企業は日本初ではないかとのこと。

確かに、ARG専業の制作集団、もしくは、ARGを事業の一部として行うと宣言した企業はありましたが、企業としてARG専業であると名乗りを上げたのは日本で初めてのような気がします。

代表の本木さんは、9月20日に開催される「第6回ジオメディアサミット in G空間EXPO」にて「ジオメディア×ARG(代替現実ゲーム)の可能性」というテーマで登壇されるそうです。イベント自体はすでに満席とのことですが、Ustream中継が行われるそうですので、ぜひチェックしてみてください。

ちなみに、本木さんは、ARG制作に興味がある人のSNS「ARG Guild」の管理人でもいらっしゃいます。

記事元
有限責任事業組合(LLP)日本代替現実クラブ
Twitter ID @llp_narc

同人ゲームイベントのサイトに謎の予告状?

9月18日・19日に行われる同人ゲームイベント「doujin24」のサイトのトップページに、謎のメッセージが張り出されました。画像のファイル名は "kaijin24.jpg"。どうやら怪人の予告状のようです。このメッセージの暗号はいったい何を示しているのでしょうか? そして、当日、何が起こるのでしょうか。要チェックです!

doujin24 の概要は:「同人ゲーム関連の様々なイベントを千葉県蘇我にありますライブハウス「ジャンプフラッシュ」を24時間借り切って 9/18の18:00から9/19の間24時間開催。Ustream配信も行ないます。9/18は音楽ライブ、朝まで討論会 、9/19は同人ゲーム開発セミナー、即売会 。また24時間耐久制作、マラソン など様々なイベントを準備しています」

※なお、このイベントは、IGDA日本が同人・インディゲーム開発者の育成支援として後援に入っていますが、残念ながらSIG-ARGは企画には絡んでおりません。

記事元
doujin24 公式サイト
Twitterハッシュタグ #doujin24

2010年9月13日

エイリアン駆除のため政府が協力を求めるサイトを設立

2010年1月より発生しているエイリアンの侵略に抵抗するため、政府が「エイリアン対策本部」というサイトを設立したようです。

以下、エイリアン対策本部Webサイトから抜粋〜
2010年1月19日の横浜港の磁場異常の検知をはじまりにして各地で磁場異常が頻発しました。 それらが衛星軌道上の飛行物体から投下される、不可視生命体が原因と判明。 同年5月9日、内閣府直属の「エイリアン対策本部」が設立されました。 同時に各方面の識者で構成されるエイリアン研究部会を発足。 iPhoneの発信電波を利用した駆除システムを開発しました また、不可視エイリアンを可視化するフィルターも同時に開発され 無料アプリケーションとして日本国民に 配布されることになりました。 そのアプリケーションの名称を AlienSweeper と言います。 政府は全国数百万のiPhoneユーザにエイリアン駆除の協力を求めることにしました。

とのことです。
アプリは無料ということですので、
iPhoneを持っている、そしてエイリアン駆除に興味ある方は
ぜひダウンロードしてみてはいかがでしょうか?



記事元
エイリアン対策本部公式Webサイト
エイリアン対策本部公式TwitterID @alientaskforce
Twitterハッシュタグ #aliensweeper
AlienSweeperゲーム紹介映像

2010年8月28日

ARG「ルイス・ハミルトン:シークレットライフ」新章開始!

以前にもご紹介したことのある、日本語にローカライズされている数少ない外国産ARG「ルイス・ハミルトン:シークレットライフ」が、8月27日より、第4章を開始したようです。

「ルイス・ハミルトン:シークレットライフ」は、F1ドライバーのルイス・ハミルトン氏が、実は裏で盗品の奪還を行っていたという設定のARGです。リーボックのプロモーションARGで、nDreams社が制作しています。

nDream社はデジタルゲームの制作会社ということもあってか、ブラウザ上で動く本格的なミニゲームがミッションに絡んでいるのが特徴です。ゲームエンジンには Unity を使っているようですね。

現在、出されているミッションは、「情報局」 (ARG情報局とは関係ございません) に借りを返してもらうため、彼らから聞いていた困った時の合い言葉 "ARROWCHAPTER" をネット上の様々なメディアに書き込んで、彼らに気づいてもらおう!というもののようです。なお、情報局のサイトでは、尾行トレーニング風ミニゲームが遊べます。

新章が始まったこのタイミングが、遊び始めるにはいい機会です! 詳しくは、www.SecretLewis.com か、ルイスの twitter アカウント(日本語版) をチェックしてみてください。

記事元
ルイス・ハミルトン:シークレットライフ
ルイスの twitter アカウント(日本語版)

2010年8月20日

慶應がバック・トゥー・ザ・フューチャーのARGを8月21日より開始

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)横浜ブルク13と協力したARG「愛犬アインシュタインを探そう!」を8月21〜28日の期間実施するようです。
これは映画館の新たなあり方を提案する手法として展開される3つのイベントのひとつで、内容も人気映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」をフィーチャーしたストーリーになっているようです。

同ARGは劇中に登場するブラウン博士のペットである愛犬アインシュタインを探すという内容になっており、ユーザー登録後に参加することによって様々なプレゼントにも応募できるようです。

ARG内でプレゼントになる商品が登場するなど、ゲームをプレイすることによって同時にプレゼント商品に対する知識も得ることができるような設計になっており、単純に映画館のプロモーションだけに留まらない展開となっているようです。

参加方法は公式サイトでユーザー登録後、プレイヤーに課されるミッションをクリアしていくというもの。段階的にアインシュタインの居場所に関する情報が得られる仕組みとなっており、ミッションをクリアするためには様々なメディアを経由する必要があるようです。

慶應はKEGがすでにARGに対して意欲的に取り組んでいますが、別の分野でもARGに対して注目が集まっているようです。これをきっかけに、ARGのビジネス的な観点だけでなく、学術的な観点からの進展にも拍車がかかると嬉しいですね!

記事元
Burg13

2010年8月16日

Not Found のページに謎のカウント?(デモARG開催中)

404ページに謎のカウントダウン?
Not Found のエラーページのはずの場所に謎のカウントが表示されているとの噂を聞き、早速調べてみたところ、見つけてしまいました。こちらです。

不気味なカウントは、このままでは22時にでもマイナスの値から0になってしまう見込みです。これはいったいなんでしょう?


と少し煽ってみましたが、こちらは SIG-ARG が環境を提供している Weekly ARG Project の共通ラビットホールページです。Weekly ARG Project は、ミニARGを実施してノウハウを蓄積したい方へ、手軽に1週間サイズのミニARGを実施できる場を提供することを目標としたプロジェクトです。
本日からの1週間は、6月に実施された第1回 Weekly ARG の再放送を行います。登場人物のキャラクター性を強くした物語志向のARGのデモARGとしての側面も持っていますので、ご興味のある方はぜひご参加くださいませ。
なお、今回は、再放送の試験運用ですので、場合によってはトラブルが発生する可能性があります。ご了承の上、参加していただければ幸いです。

2010年8月15日

ARG事業を開始する会社が続々登場

先週、ARG事業を本格的に開始するというニュースリリースが2社から続けて出ました。

まず、8月10日には、以前からARGに関連した動きを見せていた面白法人カヤックから、「ローソンARG ワンピースアプリを使った多店舗連動型ARGスタンプラリー開始  オリジナル専用iPhoneアプリをカヤックよりリリース」というプレスリリースが行われました。この中で、『これを機に、ARGを活用したキャンペーンの企画・開発の受託を本格的に開始する予定です』と謳っています。

また、8月13日には、ベクトルグループから、「ベクトルグループ、ARG(代替現実ゲーム)を活用した PR サービス 「ARG-PR」を開始 ~企画プランニング・制作から話題化までをトータルサポート~ (PDF)」というニュースリリースが出ました。
ニュースリリース内では、サービス内容を以下のように伝えています。『ベクトルグループでは、総合 PR 会社ならではの強みを活かした ARG‐PR により、クライアント企業の ARG 企画プランニング及び制作・実施だけでなく、マスメディアでの記事露出やソーシャルメディアでの話題化まで一貫してサポートいたします』
「日経MJ」にも「ゲームで商品宣伝 ネットと現実組み合わせ」と題して紹介されているとのこと。

すでにARG的なイベントを制作し始めているニコルソンエレメンツも含め、だんだんプレイヤーが出そろってきている感がありますね。

SIG-ARG でも、ARGへのこの流れをさらに盛り立て、また、一過性のブームで終わらぬようにするべく、様々な活動を行っていく予定です!

記事元
ARGの企画からサイト制作まで。面白法人カヤックがすべて請け負います!
ベクトルグループ
ニコルソン
エレメンツ

「ソルト×ARG」のエレメンツ石川社長のポッドキャストが公開

GFF Podcasting の vol.88 として「まったく新しいゲーム体験!「ARG」って何だ?」というポッドキャストが公開されています。

GFF は福岡のゲームソフト制作関連会社による団体ですが、そのメンバーの一社である有限会社エレメンツの石川社長が ARG について語っています。

初心者にもわかりやすいARGの説明と、映画「ソルト」のプロモーションARG「ソルト×ARG」についての解説などなど。

「今年が(日本の)ARG元年」とのご発言もありますが、最近のARG界隈での動きは、まさにそんな勢いを感じますね。

石川社長の twitter アカウント @ele_jun と、エレメンツのARGに関するアカウント @ele_arg は要チェックです!

記事元
GFF Podcasting vol.88: まったく新しいゲーム体験!「ARG」って何だ?
有限会社エレメンツ
ソルト×ARG
twitter: @ele_arg

2010年8月3日

ローソンがワンピースと連動したARGを開始

ローソンは8月3日、アニメ「ワンピース」と連動したARGを8月10日〜9月6日までの期間開催することを発表しました。

同キャンペーンはARG手法を応用し、GPS機能を用いて行われるゲームをクリアすることで各種特典を得られるというもの。8月27日に発売する「ワンピースフィルム ストロングワールド Blu-ray&DVD」にあわせて行われるようです。

詳細については下記をご覧ください。

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【ゲームの進め方】
ローソンが配布するオリジナルiPhone(※2)アプリ(ローソンARGワンピースアプリ)のダウンロードか、携帯電話用特 設サイトへのアクセスにより、お手持ちの携帯端末にアニメワンピースに登場する方位磁針「ログポース」(※3)を再現(以下・「ローソン ログポース」) することができます。
この「ローソンログポース」は、携帯端末のGPS機能を用いて、ユーザーの最も近くにあるローソン店舗への距離と方角を指し示しま す。
※iPhoneをご利用の方は、「AppStore」で「ローソン」もしくは「ワンピース」と検索して当該アプリをダウンロードください。
iPhone以外の携帯端末をご利用の方は、
「ローソンARG ワンピーススタンプラリー モバイルサイト」にアクセスすることでご利用いただけます。いずれも2010年8月10日(火)より。

店 舗で、キャンペーン対象商品となる商品=「おにぎり」(セットおにぎりを含む全おにぎり)を購入すると、レシートに「応募番号」が印字されます。この応募 番号をiPhoneアプリもしくはモバイルサイトで入力すると、アニメに登場する「麦わらの一味」(※4)のうち一人がスタンプとして端末に表示されま す。
「ローソンログポース」が指し示す、現実内のローソン店舗を順にめぐることで、日本中のローソン店舗に散らばった仲間(アニメキャラクター)5人を集めていくスタンプラリーゲームです。


【応募方法と特典内容】
ア ニメキャラクター「麦わらの一味」を5人集めるごとに1回「ローソンARG ワンピース スタンプラリー」限定プレゼントに応募することができます(応募 が完了すると、再度スタンプラリーに参加していただくことが可能です。)。
また、仲間にした「麦わらの一味」のキャラクターは、お手持ちの携帯端末の待ち 受け画像としてダウンロードすることができます。
限定特典は、以下の3点です。

1.ローソンオリジナル「ストロングワールド」ポストカードセット:先着30,000名様にもれなく当たる

2.ローソンオリジナル「ストロングワールド」クリアファイルセット:先着5,000名様にもれなく当たる
3.ローソン限定「メタリックカラーエースフィギュア」:抽選で100名様に当たる


(※2)iPhoneは、4/3GS/3Gに対応しております。3Gは、コンパス機能を搭載しておりませんので、対象店舗を指し示す「ログポース」(方位磁針)機能を用いることはできません。
(※3)「ログポース」とは、ワンピース中に登場するコンパス(方位磁針)のことです。

(※4)「麦わらの一味」とは、ワンピースに登場する海賊ルフィの仲間たちのことです。


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記事元
プレスリリース:ローソンオリジナル“ワンピース”アプリを使ったスタンプラリー 日本初!多店舗連動型ARG開始 〜携帯端末が「ローソンログポース」に変身〜
ローソン:ワンピースキャンペーン

ドラマ「シャーロック」でARG的な試み

ニテンイチリュウ「シャーロック」の記事で、海外で放送されているシャーロック・ホームズのドラマ「Sherlock」で行われているARG的な試みについて紹介されています。

紹介によると、同ドラマは舞台を19世紀から現代に移し、現代的な手法で事件を解決しているということと、ホームズやワトスンがブログを公開しており、謎の人物から送られてきた事件のヒントが謎として提供されるなど、ARG的な試みが行われているようです。

海外ではこのようにARG的な手法がドラマや小説にまで食い込んだものが多く登場しています。
日本でもこうした内容が広がって行くと良いですね!

記事元
ニテンイチリュウ:シャーロック
The Science of Deduction

2010年7月21日

平城遷都1300年祭からの挑戦状「平城京ミステリークエスト」開始

7月20日〜11月7日までの期間、平城京を舞台にしたミステリークエスト「平城京ミステリークエスト」が行われています。
同クエストはまずオリジナルのミステリー小説を読み、そこから始まる謎を読者自らが探偵となって解いていく参加者イベントとなっており、1300年を超えてよみがえる様々な謎に取り組むことができるようです。
内容は謎の死にまつわるもののようで、実際に平城宮跡のポイントを探索して犯人を探すということも行われるようです。

ミステリー小説「朱都の記憶」は、江戸川乱歩賞作家・石井敏弘氏が書き下ろしたオリジナルで、クエストに参加するためには必ずこの小説を入手する必要があるとのことです。

入手方法は2つあり、1つめは4月9日より販売されている平城遷都1300年祭公認ガイドブック「奈良 歴史ロマンを歩く」を購入する方法。ガイドブックの付録に「朱都の記憶」がついているようです。
2つめは公式サイトの参加者募集に応募することで手に入れる方法です。公式サイトの参加者募集では先着5000名までとなっているので、参加されたい方は早めに送っておくと幸せかもしれません。

記事元
平城京ミステリークエスト

映画「ソルト」が期間限定でARG的な試み

映画「ソルト」の公式サイトにおいて、7月16日〜8月9日正午までの期間、ARG的な試みが行われています。
あなたはCIAの新米エージェントとなって、同僚の女性「イヴリン・ソルト」が関わっている重大な陰謀「DAY-X」を阻止するため、9つのサイトに仕掛けられたミッションをクリアしていくという試み。
全てのミッションをクリアできた人には、抽選で劇場鑑賞券などがプレゼントされるようです。

ゲームの基本的な構造としては、基本的にシングルゲームであることやTINAGが除外されていることなどARGの要素がいくつか欠けているものの、全体のストーリーはしっかりしていて、映画を見る前に世界観が理解できるようになっています。

提供しているサイトを回ってミッションをクリアしていく形式であるため、宣伝とARG要素を同時に兼ね備えた設計となっているようで、ビジネスモデルとしてもしっかりしていることが伺えます(ゲーム中、頻繁にソニー製品が登場するのはちょっとあざといですが……)

24日も「ソルト」を用いたARG「大名なう|ソルトARG」が行われますし、本作はかなりARG方面に力を入れている作品のようですね!
実はまったく興味のなかった映画ですが、ちょっと観たくなってきました。

記事元
ソルト オフィシャルサイト
大名なう|ソルトARG

2010年7月18日

これぞ真のARG「Games of Nonchalance」がすごすぎる

doope!「北米で数年に渡って大規模に展開されているARG『Games of Nonchalance』が楽しそう!」の記事で、2008年から開始され未だ継続されているARGが紹介されています。

このARGのすごいところは、まず2年にもわたってARGが行われており、今現在も継続していることもそうなのですが、サンフランシスコにあるJejune研究所のオフィスが"現実に"存在しており、オフィスを訪問すれば団体に関する情報などが本当に閲覧できるようになっているというとんでもないスケールで展開されている点です。

不覚にも僕はこのARGの存在を知りませんでしたが、調べてみたら海外のARGフォーラム「unfiction」でもめちゃくちゃ活発に話が行われていました。

記事元のdoope!では同ARGの動画も貼られているので、興味のある人は見てみるとそのすごさがわかると思います。

記事元
doope!:北米で数年に渡って大規模に展開されているARG「Games of Nonchalance」が楽しそう!
Games of Nonchalance
The Jejune Institute
Unfiction:The Jejune Institute

2010年7月17日

「リアル桃鉄2010」8月21日開催決定

毎年夏に行われている「リアル桃鉄」の2010年バージョンが8月21日に行われるようです。
ルールは実際の桃鉄に沿って行われるという本格的なもので、目的地到着時に一番遠くにいる人は貧乏神になるといった趣向もある模様です。

7月17日現在の段階ではまだゲーム参加者を募集しているので、TwitterID「shiinaneko」氏にDMでメールアドレスを伝えることで、参加者用のメーリングリストに登録してもらえるようです。興味のある方は連絡してみてはいかがでしょうか。

記事元
Twitter:shiinaneko
リアル桃鉄

2010年7月16日

ARG最大の祭典「ARGFest2010」開催

アトランタにてARGの大規模な祭典「ARGFest2010」が現地時間7月15〜18日までの期間開催されています。

ARGFestはwikiによると2003年からラスベガスやニューヨークなどアメリカ各地で開催されているイベントで、ARGについて飲み食いしながらわいわいと話し合うような場として行われているようです。また、パネルディスカッションなども実施されるので、ARGに関する情報が一同に会するといっても過言ではないでしょう。

公式サイトによると、カンファレンス、フェスティバルといった一般的な内容に加えて、実際にARGFest内で複数のARGを実施するというイベントも行われているようです。

Twitter上で得た情報によると、アーティファクトをクリエイトする講演なども行われているようで、実際にARGで使用された道具をどのように作ったのか(恐らくはどのようにしてリアリティを演出したのか、など)の説明を聞くことができたようです。

今年はお金がないので行けませんでしたが、来年こそは行けるよう頑張りたいと思います!

ARGFestの公式TwitterID @ARGFest
Twitterハッシュタグ #argfest

記事元
ARGFest
ARGFest-o-Wiki

2010年7月15日

インタラクティブメイカー Dan Lightインタビュー

BBH Labs「Interview with Dan Light, Part I: engaging online communities」の記事で、インタラクティブメイカーDan Light氏へインタビューした内容が掲載されています。
Dan氏は主に映画に関連するインタラクティブチームをプロデュースしており、オンラインマーケティングキャンペーンを数々実施されている方です。
最近の実績では、アイアンマン2のマーケティングキャンペーンや、過去にはウォッチメンのオンラインキャンペーンも行ったようです。

インタビューでは、2010年のバズワードとして注目されている「トランスメディア」に焦点をあて、Dan氏がトランスメディアをどのように捉え、活かしているのかということを伺う内容になっています。
途中からARGの話題にもなり、Dan氏はARGの将来性に期待していることが伺えます。

なお、BBH Labsは13日の記事「A perfect storm: the social web, storytellers and brands」でもARGを取り上げており、その記事内ではクリスアンダーソン氏による「Three-Party Market」の概念図も掲載されています。

記事元
BBH Labs:Interview with Dan Light, Part I: engaging online communities
BBH Labs:A perfect storm: the social web, storytellers and brands

2010年7月14日

「ザ・カンケリ」決勝戦のネタバレ・レポートを公開

UCC上島珈琲が6月18日〜7月17日まで実施している「ザ・カンケリ ザ・クリア」のキャンペーン公式ブログで、7月7日に行われたWEB大会決勝戦のレポートが公開されています。

そもそも「ザ・カンケリ」とはどういうものかというと、逃亡者の情報がtwitter経由で流れるので、それをもとに他のサイトに逃げ込んだ逃亡者を見つけ暗号を手に入れるというもの。

その模様が詳細にレポートされています。

まずヒント1としてブログのURLがtwitter上で公開されます。
ブログに行くと、逃亡者が「海外に行く」という旨の日記の中にいくつかキーワードがしこまれていて、それに気がついた人が飛行機の便名からウェブアルバムへと移行していくという流れ。
ウェブアルバムには「カン蹴とーぼー者」というタイトルの写真群があり、数多くある写真の中に怪しい写真が一枚だけ仕込まれており、そこに書かれているURLからさらに別のブログへと移動します。
このような感じで次々にサイトを移動し、逃亡者を追いつめていくのですが、googlemapを仕様したりyoutubeで動画を見たりと、クロスメディアの仕組みが巧みで、サイト上であるにも関わらず本当に逃亡者を追っている雰囲気を体験することができます。

さらにUstremによる生放送や、「セカイカメラ」でヒントを見るという試みも行われていたようで、様々なルートからゲームを楽しむことができたようです。

「ザ・カンケリ ザ・クリア」の最終イベント「ザ・リアル缶けり大会」は7月17日に横浜の緑山スタジオ・シティで行われる予定となっています。
すでに一般参加者の募集は締め切られていますが、サイト上での試みが面白いだけに、最終イベントにも期待が集まるところです。楽しみですね!

記事元
「ザ・カンケリ ザ・クリア」キャンペーン公式ブログ:決勝戦のネタバレ・レポート
THE CANKERI THE CLEAR

アニメ映画「宇宙ショーへようこそ」を取材してきた

6月26日より全国の一部映画館にて公開中の「宇宙ショーへようこそ」のトークショーイベントが6月27日に開催され、取材してきました。

「宇宙ショーへようこそ」は小学生の少年、少女が主人公のアニメ映画で、大人にこそ見てもらいたい、心の暖まる内容でした。
昭和の雰囲気を残した田舎に住む小学生5人が、ひょんなことから宇宙人と出あって宇宙旅行へ旅立つところから始まり、宇宙中を舞台にした大事件に巻き込まれるというのが大筋のストーリー。宇宙にとって大変希少価値の「ズガーン」と呼ばれる植物に近いものが地球に存在することがわかったことで、「ズガーン」を奪おうとする悪の組織と、それを阻止しようとする犬型宇宙人「ポチ」の争いに主人公たちは関与していくこととなります。シリアスな雰囲気とコメディがほどよいバランスを保っており、最初から最後まで見せ場も多く、あっという間に時間がすぎること請け合いです。

子供と一緒でも十分楽しめると思いますが、個人的には昭和世代の人が見ると「こんなものを待っていた!」と思うのではないかな、と感じました。
上映館が少ないのがネックですが、心がほっこり暖まる古き良き時代の映画を思い出させてもらえる映画です。ぜひ機会があったらご覧ください。

監督:舛成孝二
脚本:倉田英之
キャラクターデザイン・作画監督:石浜真史
音楽:池頼広

上映館
東京
新宿バルト9
シネ・リーブル池袋
立川シネマシティ

神奈川
横浜ブルク13
TOHOシネマズららぽーと横浜
109シネマズ川崎

千葉
京成ローザ10
シネプレックス幕張

埼玉
MOVIXさいたま

北海道
ディノスシネマズ札幌劇場

宮城
MOVIX仙台

新潟
T・ジョイ新潟万代

愛知
109シネマズ名古屋

大阪
梅田ブルク7
シネ・リーブル梅田
なんばパークスシネマ

京都
T・ジョイ京都

兵庫
109シネマズHAT神戸

広島
広島バルト11

福岡
ユナイテッド・シネマ福岡

山形
MOVIE ON やまがた ※8月7日より上映

さて、なぜそもそも「宇宙ショーへようこそ」を取材してきたのかというと、実は「宇宙ショーへようこそ」でARG的な試みをしているからなのでした。
iPhoneアプリ「TRAVATAR」とコラボして、作中の出来事が現実にはみ出してくるという試みが行われています。期間中、特定の場所で「TRAVATAR」を起動すると、作中に登場した「ズガーン」が手に入り、犬型宇宙人「ポチ」よりお礼がもらえるという内容。
さらに「ポチ」からのお礼を入手したTRAVATARを持って渋谷パルコパート3 5Fにある「monozoku」へ来店すると、先着で特製グッズももらえるようです。

制作はかの有名なAR三兄弟。ぜひこの機会に、映画とARGの両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。

記事元
宇宙ショーへようこそ
TRAVATAR
monozoku

映画「ソルト」のARGが7月24日に開催決定!

7月31日に全国で公開予定の映画「ソルト」のARGが7月24日に行われるようです。
イベント会場は福岡市中央区天神にあるイムズ1階エントランス横の屋外イベントスペース。
実施される時間は12〜17時(最終受付16時)までで、参加料は無料です。

内容は、イベント会場で得たヒントをもとに、エリアに潜む5人のスパイから正しいターゲットを探るというもので、エリア内の店舗を回遊するなど、地域活性型の特性も持っているようです。
正しいカードを提示できればノベルティがプレゼントされるほか、ターゲットを捕獲することができれば特典も得られる模様。

ついに映画のプロモーションのためのARGが始まったという感じですね。
「第9地区」のように、少しずつですがARG(またはARG的)な試みのプロモーションも増えてきています。これからさらに増えることは十分考えられるので、期待したいところです!

記事元
大名なう|ソルトARG
ソルトオフィシャルサイト

2010年7月12日

海外で「ARG Tool」アプリが公開(フリー!)

ARGNet「ARG Tools for iPhone: Pocket-Sized Power」の記事で、Netninja.comがiPhone用のARGツールアプリ「ARG Tools for iPhone」を先週リリースしたことが発表されています。
このアプリは無料で入手することができ、主に謎解きに役立つツールがひとまとめにされているようです。

このNetninja.comではiPhone以外のARGユーザーにもいろいろ情報を提供しているようで、ARGツールの一部を紙媒体でも利用できる「arg tools.pdf」やwikiでの書き方をチャートにした「wikisheet.pdf」なども公開されているので、国内でのARG展開の際にも参考にすると良いかもしれません。

記事元
ARGNet:ARG Tools for iPhone: Pocket-Sized Power
Netninja.com:ARG Tools for iPhone

2010年7月2日

小説型ARG「サーティーナイン・クルーズ」第6巻発売!

長らく更新を停止していましたが、ぼつぼつ再開したいと思います!

さてさっそくですが、6月17日に小説型ARG「サーティーナイン・クルーズ」の第6巻が発売されています。
サーティナイン・クルーズは全10巻の小説で、作中の出来事にプレイヤー自身が関わることができるというARG要素も持った作品として、全世界20カ国で発刊されている人気小説です。

6巻目となる今作の舞台はオーストラリア。事件の確信に近づくにつれて、物語の主人公であるダンとエイミーの両親の死にまつわる謎が明らかになっていく……という内容のようです。

海外と比較すると若干ARG要素が少ない国内版サーティーナイン・クルーズですが、期間限定で巻毎に開催されている「謎解きコンテスト」などもあるので、興味のある方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
記事元
サーティーナイン・クルーズ

2010年6月4日

6月5日開催の「ARGのつくり方」 Ustream配信URL決定

明日6月5日の13時より開催される「ARGのつくり方」の講演ですが、
当日Ustreamによる生放送を実施します。

このたび配信用のURLが決定しましたのでお知らせします。

第二回ARG研究会「ARGのつくり方:体験から実践・運営まで」 LIVE
http://ustre.am/iAlq


また、Twitterでもハッシュタグ
#SIGARG

を通じて内容をお伝えできればと考えています。

さらに講演後半に行われるディスカッションでは、会場での質問終了後にUstrea、Twitterで質問を募集する予定ですので、どうぞ最後までご覧ください。
※質問については、時間の都合上実施できない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

2010年6月3日

「ARG情報局」運営が謎の小包を受け取る

6月5日に第二回セミナー「ARGのつくり方」が迫ってきていますが、そのようなさなか、「ARG情報局」の管理人の一人八重尾こと筆者が、知り合いより謎の小包を受け取りました。

そもそも小包を受け取った経緯から説明すると、
・知り合いは小学生時代の古い友人。ここ数年は交遊もなかった。
・突然「会えないか」と連絡がきた。理由は不明。
・ビルの一室で会うなり、この小包を渡してきた。

小包には差出人も届け先も書かれておらず、紙で梱包され紐でくくられていました。
開封したところ、プラスチックケースの中に、

・バラバラになったルービックキューブのピース
・鍵の形をしたUSBメモリ

以上の2点が入っていました。
USBメモリの中には

past.mp3
pass.zip

の2つのファイルが入っており、pass.zipのほうはパスワードがかかっています。
past.mp3はモールス信号が録音されているようです。

現在Twitter上でこれらの謎の解明に取り組んでいます。
ハッシュタグは #SIGARG です。

6月5日のセミナーでは、ここで用いられているものを全て持っていき、
実際に触れる機会を設けようと思っています。
セミナー時のハッシュタグも #SIGARG ですので、当日も引き続き同じハッシュタグを利用して頂ければと思います。

なお、セミナーの詳細については、IGDAARG情報局内の記事を参照ください。

追記(2010/06/04 07:20)
Twitter以外でも情報交換やまとめの場が設けられました。

ARG専用掲示板Eureka! 「ARG情報局」運営が謎の小包を受け取る
まとめwiki ARG情報局の中の人にナゾの小包が届いた件
Togetter SIG-ARG第2回セミナー「ARGのつくり方」実践編 #SIGARG

2010年5月29日

6月5日第二回ARGセミナーの予習まとめ

第二回ARG研究会「ARGのつくり方:体験から実践・運営まで」が6月5日(土)に迫ってきましたので、改めて告知しようと思います。
チケット販売は6月3日18時までとなっていますので、お早めに購入ください。
内容なUstreamで配信する予定となっていますが、今回のセミナーでは会場で実際にARGを体験する機会も設けています。Ustreamを見るだけでは得られない代替現実感を実体験できる機会ですので、ぜひお越しください。

また、第二回目となる今回は、ARGの概要よりもARGの制作と運営に比重を置いた講演内容となるので、あらかじめARGの概要はある程度把握していたほうが理解しやすいかと思います。そこで今回、第一回ARGセミナー時に武山教授による講演「ARG概論」の内容をニコニコ動画に公開しています。
セミナー前にこの動画を見て予習をしておきましょう。





<概要>
■名称 :IGDA日本SIG-ARG(代替現実ゲーム) 第2回研究会「ARGのつくり方:体験から実践・運営まで」
■日時 :2010年6月5日(土)13:00 -18:00(受付時間12:30-)
■場所 :文京学院大学 本郷キャンパス B館8Fウィングホール
■主催 :国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)
SIG-ARGとは
■協力 :文京学院大学コンテンツ多言語知財化センター
■参加費:研究会のみ 2,000円(e+にて、入場券チケットをご購入ください)
研究会および懇親会の両方に参加 5,500円(e+にて、全席自由チケットをご購入ください)
■対象者:ARG に興味のある方ならどなたでも。
■定員 :定員120名

※当日は会場でARGを実施する予定です。
※会場の様子はUstreamで配信する予定です。なお当日カメラに映りたくない方用にカメラに映らない席も用意していますので、当日スタッフにお問い合わせください。
当日飛び込み参加はできません。チケット持参者のみ、ご参加いただけます。
※チケットは、1名付き1枚です。入場券チケット、全席自由チケット、どちらか一方を1枚ご購入いただき、研究会当日にお持ちください。
※チケットの販売開始は「e+」というチケット販売代理システムを利用して行います。 e+(イープラス)
※チケット購入についての注意事項は本稿末尾をご覧下さい。

<チケット購入についての注意点> ※※必ずお読みください ※※

・チケットは、e+(イープラス)に委託して販売しています。
・チケットの購入には、e+の会員となる必要があります。
・研究会の参加に必要なチケット枚数は1人につき1枚です。
・入場券チケット、もしくは、全席自由チケットを1名につき1枚ご購入ください。
----研究会参加のみの場合は、入場券チケット2000円をご購入下さい。
----研究会および懇親会の両方に参加の場合は、全席自由チケット5500円をご購入下さい。

・研究会および懇親会は、当日の飛び込み参加ができない仕組みになっています。
・席数に限りがあります。申込数が一杯になり次第、チケットの販売が終了しますのでご注意ください。
・チケットの販売は2010年6月3日(木)18:00までです。それ以前に申込数に達した場合は、前記の日時前に販売が終了します。
・チケット購入に関わる手数料は、参加者負担とします。
手数料一覧

----チケットを郵送で受け取る手続きには別途手数料として600円が必要です。
----手数料を0円にするには(「すぐチケ」)をご利用ください。《推奨》
・「すぐチケ」とは、セブンイレブンまたはファミリーマートで支払いをして、チケットをその場で受け取りすることです。手数料が無料になります
・FAQ「すぐチケ」とは?
http://eplus.jp/page/eplus/sugu/guide.html
http://w1.onlineticket.jp/tkt1/web/info/sugu.html

・購入は下記のURLにてお願い致します。
販売期間:10年05月19日(水)10:00 - 6月3日(木)18:00 予定

PC用購入ページリンクURL

携帯用購入ページリンクURL

<会場に関する注意事項>
・当日、大学の正門にて入場チェックが行われます。ご購入いただいたe+チケットをお持ちの上、ご来場ください。
・e+チケットを忘れると、ご入場いただけません。ご注意ください。
・当日の受付は、会場入り口に、12:30-13:20の間だけ設置されます。13:20までに受付を済ませない場合、当日キャンセル扱いとさせて頂きます。
・当日キャンセルによる返金はいたしませんので、予めご了承下さい。
・会場での食事はできません。ペットボトルでの飲み物のみ可能です。
・ペットボトルで飲料を事前にご用意ください。なお、会場のあるビル1Fでも購入できます。
・ゴミの持ち帰りにご協力ください。空になったペットボトル等は各自でお持ち帰りください。
・ビル内は禁煙です。喫煙は、会場ビル外の中庭にある喫煙コーナーをご利用ください。
・セキュリティの都合上、大学敷地内への再入場ができません。また、会場のある階と1F以外には立ち入らないようお願い致します。
・途中退場する場合は、受付スタッフに申し出てください。
・当日、大学内では通常の授業も予定されています。学生に迷惑にならないようご協力ください。

2010年5月19日

第2回研究会「ARGのつくり方:体験から実践・運営まで」チケット販売開始

6月5日に開催されるSIG-ARG主催による研究会「ARGのつくり方:体験から実践・運営まで」のチケット販売が本日10時より開始されました。
販売期間は6月3日18時までを予定しています。

チケットの販売価格は

研究会のみ/2000円
研究会+懇親会/5500円

懇親会では講演者の方々も交えた情報交換が行われますので、この機会を利用してARGに対する理解を深めて頂ければと思います。
なお「懇親会のみ」のチケット販売はされていませんのでご注意ください。

このほかチケットの購入方法等の詳細についてはIGDA日本の「SIG-ARG : 代替現実ゲーム専門部会(SIG-ARG)第2回研究会「ARGのつくり方:体験から実践・運営まで」6月5日(土)」をご覧ください。

2010年5月18日

第一回ARGセミナー「ARG概論」(武山教授)講演動画公開

2009年11月22日に開催されたSIG-ARG第一回セミナー「ARG入門:体験型エンタテインメントの現在と未来」の中で行われた慶応義塾大学教授の武山政直氏による講演「ARG概論」をニコニコ動画に公開しました。

6月5日に行われる二回目のセミナーではARGのより実践的な内容について講演を行う予定であるため、ARGの基本的な概要部分についてはあらかじめこの動画を見ておくと理解しやすいでしょう。
前回の講演に参加されなかった方々や、前回の内容を復習しておきたい方々はぜひ一度ご覧ください。



追記(2010/05/19 0:30) by epics
合わせて、パネルディスカッションのスライド資料も公開しました。ご参照ください。

第2回研究会「ARGのつくり方:体験から実践・運営まで」6月5日開催

IGDA日本  代替現実ゲーム部会(SIG-ARG)
第2回研究会「ARGのつくり方:体験から実践・運営まで」

<概要>
■日時 :2010年6月5日(土)13:00-17:00(受付時間12:30-)
■場所 :文京学院大学 本郷キャンパス B館8Fウィングホール
http://www.u-bunkyo.ac.jp/campus/access/map_hongo.html
■主催 :国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本) http://www.igda.jp/
    SIG-ARGとは http://igdaj-arg.blogspot.com/2009/09/sig-arg.html
■協力 :文京学院大学コンテンツ多言語知財化センター http://www.u-bunkyo.ac.jp/cm/
■対象者:ARG に興味のある方ならどなたでも。
■定員 :定員120名

<チケットの購入について>
 チケットはe+にて販売しております。
 詳細は
 http://www.igda.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=304

<プログラム>
13:00 - 13:05 「本学 コンテンツ多言語知財化センターの取り組み」
       文京学院大学 コンテンツ多言語知財化センター
13:05 - 13:10 「ご挨拶」  八重尾昌輝 (IGDA日本 SIG-ARG 世話人)

講演(テーマ:ARGの制作・運営について)
13:10 - 14:10  今仁英輔(ニコルソン)
14:15 - 15:15  石川淳一(エレメンツ 代表)

<休憩>(10分)

ディスカッション
15:25 - 16:25  今仁英輔/石川淳一  ※順不同

17:00       散会


※このほかの時間を使ったARG体験も予定しております。
※当日はUstreamによる生放送も予定しております。

17:40 – 19:40懇親会(全席自由チケット購入者のみ、ご参加いただけます)
「本郷三丁目駅付近」
  ※受付は17:30より開始します。

<会場に関する注意事項>

・セキュリティの都合上、大学敷地内への再入場ができません。また、会場のある階と1F以外には立ち入らないようお願い致します。
・途中退場する場合は、受付スタッフに申し出てください。
・会場での食事はできません。ペットボトルでの飲み物のみ可能です。
・ペットボトルで飲料を事前にご用意ください。なお、会場のあるビル1Fでも購入できます。
・ゴミの持ち帰りにご協力ください。空になったペットボトル等は各自でお持ち帰りください。
・ビル内は禁煙です。喫煙は、会場ビル外の中庭にある喫煙コーナーをご利用ください。
・受付は12:30-13:20の間だけ設置されます。13:20までに受付を済ませない場合、当日キャンセル扱いとさせて頂きます。
・大学内では通常の授業も予定されています。学生に迷惑にならないようご協力ください。

<講師略歴>(敬称略)

今仁 英輔(いまに・えいすけ)
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ARGクリエイター集団ニコルソン所属。2009年12月に早川書房S-Fマガジン50周年記念企画「Sync Future」のプロモーションとして、ARG「Future Player」を制作・運営。国内で初めてとなるARGクリエイター集団「ニコルソン」の活動を開始した。2月には「Sync Future」シリーズ第二弾となるARG「前田真宏監督が怒っているので助けてください」を制作・運営。

石川 淳一(いしかわ・じゅんいち)
--------------------------------------------------------------------------
有限会社エレメンツ取締役社長。大学時代にボードゲーム研究会に所属。その経歴を評価され、1987年株式会社システムソフトに入社。『大戦略』『天下統一』シリーズなどシミュレーションゲームを中心にゲームデザイナー、ディレクター、プロデューサーとして参加。ARGでは5月にARG「天神ツイット・ハンティング」を実施した。

2010年5月17日

ARG制作者のためのコミュニティ「ARG Guild」発足

すっかり紹介が遅れてしまいましたが、5月にARGクリエイターの集まるSNS「ARG Guild」が発足しました。
同ギルドは概要によると

国内でもなにかと話題になりつつあるARG(代替現実ゲーム)。自分でも作ってみたいけど、仲間もいなけりゃノウハウもない…。 このギルドはそんなARG制作者間の橋渡しと情報交換を目的としつつ色々と悪巧みができる場を目指しています。 フォーラムを使って皆さんの持っている最新情報やノウハウを教えてください。質問や疑問もぶつけちゃいましょう。仲間集めはグループ機能を使うといいかもしれません。ARG制作に役立ちそうなイベント情報があれば是非共有してください。

ということを目指しているようです。
ARGは予算に応じて大規模にできる一方、小規模でも実施することが可能です。
人数は数十人から1人でも行えます。
それだけに「どうやって作ったらいいかわからない」という人も多いのではないかと思います。
そのようなARGクリエイター志望者たちが集まることによって、ARGの制作に貢献できるSNSだと思いますので、興味のある方はぜひ発足人である@motokitakuma氏か八重尾宛(ARG_INFO)までご連絡ください。

記事元
ARG Guild

謎の手紙が届く

先日、謎の手紙が自宅に届いたので紹介したいと思います。
すでに各メディアが報道している「例の手紙」です。

書かれているのはロシア語のメッセージと路線図。
メッセージはインサイド「スパイクから届いた謎の手紙」によると

「これをミラーに見せれば、俺からの使いだと分かるはずだ。アルチョム。頼んだぞ」

という訳になるようです。
路線図の駅名もロシア語で書かれており、僕には訳せません。
手紙の周囲は焼けた痕があり、なにかに巻き込まれたかの様子を彷彿とさせています。

また、一緒にドッグタグも付いていて、こちらもロシア語でなにかが書かれています。
各メディアで取り上げられているように、この手紙とドッグタグはスパイクが2010年5月13日に発売した新製品「メトロ2033」のプロモーション目的で配布されたものです。

「メトロ2033」は核戦争が起こったあとの世界を舞台にしたゲームとなっており、生き残った人々は地下鉄で生活を送っているという世界観となっています。今回の手紙に書かれていた「アルチョム」というのは同作に登場する主人公の名前で、差出人はアルチョムの養父の友人である「ハンター」という人物であると推測されます。メッセージに書かれている「これ」とはドッグタグのことで、ゲーム中に実際に登場するアイテムです。
海外では頻繁に行われているこのようなプロモーションですが、国内で行われたのは初めてなのではないでしょうか。海外に強いスパイクが今回の試みを行ったのは、ある意味必然と言えるのかもしれません。今後このようなプロモーションが増えていけば、それをラビットホールとしたARGにも発展していく可能性は十分にありえます。
これからもスパイクの動向に要注目ですね!

※もし現物をご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、なんなりとARG情報局の八重尾までご連絡ください。お見せ致します。

記事元
メトロ2033
インサイド:スパイクから届いた謎の手紙
Game Watch:Xbox 360ゲームレビュー「メトロ2033」

2010年5月8日

ARGNet:The Scariest Thing I Ever Saw: JJ Abramsの新たなバイラル


ここ数週間にわたり、「Super 8」の噂が持ち上がっている。JJ Abramsによる新しい映画で、「Cloverfield(邦題:クローバーフィールド)」の世界観を新たな切り口で描いているのではないかと推測されていた。Abramsは同作の神秘性を最大限に維持しており、映画館に送られているトレイラーも開くためにスペシャルコードが必要となっている。このように厳重なセキュリティにもかかわらず、昨夜の「Iron Man 2(邦題:アイアンマン2)」のときにリリースされたトレイラーが不法にコピーされYouTubeに公開されている(※YouTubeの動画は5月8日現在削除されている)。

トレイラーには「THESCARIESTTHINGIEVERSAW」というフレーズが隠されており、鋭い洞察によって「ScariestThinglEverSaw.com」が発見され、デスクトップから「PDP-11 Simulator」にアクセスすることができるようになった。このシミュレーターは1977年2月5日にD.Morrisによって作られ、未だ判明していないオペレーションために実行され続けている。

「Super 8」に関する情報は、「MovieViral.com」が利用できそうな情報をわずかに提供したが、それでも非常に少ない。Abramsはこのフィルムについて「Cloverfieldとはまったく関係ありません」と明確に発表したが、それ以外の部分については沈黙したままだ。Abramsはバズプロジェクトについて数々の実績を残しているので(例として、StarTrekFringeCloverfieldLOSTAlians)、これも新しい試みなのかもしれない。Abrams製ARGはLOSTのARGやFringeARGのそれぞれのエピソードに隠されていた象形的な暗号でしばしば時間が一致しないこともあった。しかし水は高きより低きに流れる。LOSTARGは「Primatime Emmy」のインタラクティブ・メディア部門で数々の賞を受賞している。その上Abramsの最新のARG「Alert Vulcan」は現実世界と見事に組み合わせてくれた。今回はそれを上回るだろう。

ディスカッションしたい場合はここをクリック(Unfiction forums)
Wikiを見たい場合はここをクリック(Wikibruce.com)

※以上はARGNetの記事「The Scariest Thing I Ever Saw: Another JJ Abrams Viral」の翻訳です。

2010年5月7日

ARG「天神ツイット・ハンティング」8日13時より開始!

福岡を舞台にしたARG「天神ツイット・ハンティング」がいよいよ明日8日の13時より開始されます。

当日参加される方々のために、以下に当日の集合場所と注意事項を紹介しておきます。
※5月7日現在、参加者募集は締め切られています。当日飛び込みで現地に行っても参加できない可能性が高いと思うのでご注意ください。

■集合場所
「天まで翔べ」
福岡市中央区大名1丁目12-36-1F
電話 092-713-1472(5/8当日10時以降)
※ 12:40までに集合してください

■イベント時間
集合 12:40
開始 13:00
終了 17:00
※終了時間はイベントの進行によって前後することがあります。ご了承ください。
※当日、イベント終了後に懇親会を予定しています(3,500円程度)。当日受付時に確認しますので、ご興味がある方はぜひご参加ください。

■注意事項
* 集合時間には遅れないようにお願いします。運営の都合上、遅れた方がいてもイベントは予定通り13時から開始します。途中参加はお断りする場合があります。
* 当日不慮の事故などにより遅れたり参加できない場合は、必ず集合場所まで電話でご連絡ください。
「天まで翔べ」092-713-1472(当日 10時以降)
* 動きやすい、身軽な服装でご参加ください。
* お荷物を預かることができません。貴重品は各自で管理をお願いします。
* 雨天の場合もイベントは開催されます。雨天に合わせた服装、雨具をお願いします。
* 豪雨やTwitterの不調、不慮の事故など、イベントの進行に著しく影響を与えるような事態が起きた場合は、当日の朝、もしくはイベント進行中であっても中止される可能性があります。ご了承ください(最新の情報は、公式ブログやTwitterに掲載しますので、当日集合前に必ずご確認ください)。
* イベント参加中、連絡なく帰ることはおやめください。急用で参加中止しなければならない場合は、必ず事務局までご連絡ください。
* 携帯電話やモバイルデバイスを長時間使用することが予想されます。充電器や予備バッテリーは各自でご用意ください。電源は集合場所で使用できます。
* メディアの取材が予定されています。取材を希望しない参加者の顔や名前が出ないよう配慮しますが、もし個別に取材を受ける場合は、報道の可否など、ご自分の意志をしっかりとお伝えください。
* イベント後に簡単なアンケートを用意しています。ご協力をお願いします。

「天神ツイット・ハンティング」の公式サイトでは、最新の予告映像などもあるので、今のうちに気分を盛り上げておくと良いかもしれません。
また当日はTwitterを使った謎の解明も用意されているとのことなので、現地に参加できないプレイヤーも、Twitterの謎解きを行うことによってゲームに参加することもできるようです。

さらに先ほど入った情報によると、「天神ツイット・ハンティング 非公式ネットラジオ」も当日13時前くらいから開始されるとのこと。
非常に楽しみなARGになりそうですね!

記事元
Twit Hunting:「天神ツイット・ハンティング」
Twitterハッシュタグ:#twihunt
天神ツイット・ハンティング 非公式ネットラジオ

ミステリーナイト×宝探しのコラボ企画「赤いピンプロジェクト(仮)」始動!

参加者が探偵となって謎を解き明かす参加型ミステリーイベント「ミステリーナイト」のE-Pin企画と、宝の地図に記された暗号を解読して宝箱を探し出す宝探しイベント「タカラッシュ」のRUSH JAPANがコラボレーションした企画「赤いピンプロジェクト(仮)」を始動させ、2011年5月に開催する予定であることを発表しています。

どちらも実績のある会社なので、内容はお墨付き。開催前に双方のイベントを体験し、来年に備えておくと良いかもしれません!

記事元
ミステリーナイト×宝探しのコラボレーション「赤いピンプロジェクト(仮)」

リアルナゾトキゲーム「ある美術蒐集家の遺した日記」7月に開催!

リアル脱出ゲームで有名なSCRAPが、新たに「リアルナゾトキゲーム」を7月に開催することを発表しています。

リリースは下記の通りです。

開催日
2010年7月17(土)、18(日)、19(月・祝)、24(土)、25(日)

場所:東京都庭園美術館の庭園 10時ー18時(ナゾトキは開園時間内に行ってください)
秘密の場所に入れる時間:13時ー19時(入場は18時30分まで)

参加方法
開催日に東京都庭園美術館のミュージアムショップにてナゾトキキット(960円、庭園入場料・税込)をご購入ください。(ご予約も可能です)

1日限定200部(売り切れ次第終了となります)

予約方法
お名前、電話番号、ご予約部数、ご希望の受取日を明記の上、件名を「リアルナゾトキゲーム予約」として右記メールアドレスまでお送りください→info@scrapmagazine.com

問い合わせ
主催:東京都庭園美術館、小川美術館 
協力:産経新聞社 
企画:SCRAP  http://www.scrapmagazine.com
お問い合わせ:SCRAP info@scrapmagazine.com

今回はリアル脱出ゲームではなくリアルナゾトキゲームということなので、今までとは違った趣向が予想されます。非常に楽しみですね!

記事元
SCRAP:リアルナゾトキゲーム「ある美術蒐集家の遺した日記」

2010年5月6日

ARGNet:2010年Webby受賞者発表:「Letters to the Future」、「District 9」、「True Blood Take Home Honors」


5月4日、「第14回Annual Webby Awards」の受賞者が発表された。同賞はその年の「インターネットにおけるインタラクティブデザイン、クリエイティビティ、ユーザビリティ、ファンクショナリティが素晴らしいと認められた」ものに対して送られる賞で、今回は「Love Letters to the Future(Xenophile Media)」、「District9(邦題:「第9地区」(Trigger LLC)」、「True Blood(HBO)」の3つのARGが栄誉に輝いた。

「Love Letters to the Future」は「GREEN」部門の「Webby Award Winner」、「People's Voice Winner」の両方を受賞した。このキャンペーンは未来の世代に向けて世界中のコミュニティからメッセージを収集していくというもの。この中からトップ100のメッセージが、2009年12月13日にコペンハーゲンで行われた国連気候変動枠組条約締約国会議のときタイムカプセルに入れられた。
同作品はXenophile Mediaがウェブサイト上に未来からの謎やメッセージを隠したほか、世界中の様々な場所にもAR(Agument Reality)画像を隠し、参加者はキャンペーンをインタラクティブに楽しむことができた。
このARGの詳細については「Greenpeace International」でも紹介されているほか、「the Love Letters to the Future blog」の内容を追うことで知ることができる。

「District 9」は「MOVIE AND FILM」部門の「People's Voice Winner」を受賞した。同作は映画が公開されるまでの期間、視聴者は義勇軍である「Multi-National United」と生活に溶け込んでいるエイリアンについて学べるという内容。ソニーピクチャーズはウェブサイトの視聴者に対して映画をより深く理解するための包括的なトランスメディア・キャンペーンを実施し、特に映画の屋外広告で公園のベンチを利用した「革新的で物語性を喚起させる手法」が評価された。
「District 9」についてより広く知りたければ、「MovieViral.com's coverage」をチェックすると良いだろう。

最後となったが、「True Blood」はセカンド・シーズンのプロモーションを目的としたインテグレーテット・マーケティングが「INTEGRATED CAMPAIGNS」部門で「People's Voice Winner」を受賞した。HBOとCompfire Mediaがシーズン・ワンのときに作っていた「Blood Copy blog」とバイラル・ビデオなどのARGを改造する形で実施された。このやり方はいくぶん論争を巻き起こし、Gawker Mediaによる「vampire-run blog」に反映された。

「2010 Webby Award」を受賞された皆さん、おめでとう。そして2011年のアワードでも素晴らしいデザイナーズ・メイキングを期待している。

※以上はARGNetの記事「2010 Webby Winners Announced: Letters to the Future, District 9, and True Blood Take Home Honors」の翻訳です。

2010年4月28日

映画「第9地区」でARG的な試み

日本では4月10日より公開されている映画「第9地区」のオフィシャルサイトにて、ARG的な試みが行われています。

MNU(地域警報システム)ではgoogleマップ上に現在出現しているエイリアンの場所を表示しているほか、MNUの公式サイトでは組織の概要や採用情報(!)まであります。

記事元
第9地区公式サイト
地域警報システム
MNU公式サイト

2010年4月23日

ARGのマネタイズ

ここ数ヶ月のうちに、次々とARGに参入してくる企業が増えてきています。こうした流れの中、新たに参入したいのだけれど、ARGの収益化に関してどのようなアプローチがあるのか悩まれている方も多いのではないかと思います。
今回はこうした人向けに、簡単ながらいくつかのアプローチ方法を紹介します。

ARGにはタイプがある

すでにARGを知っている人たちにとっては周知のことと思いますが、ARGは性質の異なるいくつかのタイプが存在しています。このタイプの違いを理解せず、一緒くたにしてしまうと混乱する原因となってしまいます。ここでは、筆者の考える分類にもとづいて説明します。

・ プロモーション
プロモーションはARGを宣伝手法のひとつと見なして展開します。その目的はARGを通して特定の商品の認知度を拡大し、可能であれば購入や利用につなげることにあります。これに競合する可能性のあるものは、テレビCMは雑誌広告などのメディア・媒体です。

・ 商品
商品はARGを商品にプラスすることによって価値を高め、その商品を販売します。その目的はARGを使うことで似たカテゴリーの商品価値を他商品よりも高めることにあります。これにより競合する可能性のあるものは、本やパッケージされたゲームです。

・ サービス
サービスはARGをプレイすることに対して料金を支払ってもらいます。その目的は他にはないサービスを提供することによって、今までとは異なる体験をしてもらい、その対価として料金を支払ってもらうことにあります。競合する可能性のあるものは、イベントなどです。


タイプによって収益化へのアプローチは異なる

前項のタイプ紹介にある通り、それぞれのタイプはARGを用いて達成したい目的が異なります。そのため、収益化のために取るアプローチ方法もタイプによって違いが出てきます。下記の挙げるのはあくまで例であり、その方法が最も相応しいというわけではありません。

・ プロモーションタイプの収益化
プロモーションタイプはARGの特性のひとつである「没入感」のポテンシャルを高めることによって強く記憶に残らせ、その強い記憶を目的となる特定の商品に結びつける必要があります。

・利益を参加者から取るのか? プロモーション元から取るのか?
タイプ別の説明でも書いた通り、プロモーションタイプに近い性質を持つものはテレビCMなどです。これらがどのような形で利益を獲得しているかを考えると理解しやすいかと思います。基本的にプロモーションARGの場合、参加者に支払いを求めることは選択肢に含まれません。認知を最大限に広げなければならないのに、参加者に支払いを求めてしまうと目的と矛盾してしまうためです。そのため、広告宣伝費という形でプロモーション元から利益を得るパターンが多く見られます。

・ 商品タイプの収益化
商品タイプはARGの持つ「代替現実感」のポテンシャルを高めることによって商品の持つ世界内で完結するのではなく、現実にも関連性があるという感覚を参加者に抱かせることができ、それによって商品価値を高めることができます。商品タイプは一番わかりやすい形で利益を求めることができます。商品を販売し、その販売数が利益となるのです。

・ サービスタイプの収益化
サービスタイプはARGもつ「没入感」や「代替現実感」など、あらゆるポテンシャルをフルに発揮する必要があります。そしてそうしたクオリティを持つARGそのものに対する参加費という形で参加者から料金を得ます。商品型と似ていますが、商品型が特定の商品をARGによって拡張しているのに対して、サービスタイプはARGそのものが販売対象となります。そのためARGの持つ特性と矛盾することをあえて行う必要も出てきます。「利益を参加者から取るのか? プロモーション元から取るのか?」でも書いたように、参加者から料金を取ることで参加者の拡大は大幅に減退します。こうした矛盾に対して取り組まなければならないため、サービスタイプARGはデメリットを把握した上で制作・運営を行う必要があります。

・ どこにコストがかかるのか? なにが削れるのか?
ARGはどの部分にコストがかかるのでしょうか。基本的なARGの構造では、大きくわけて「制作」と「運営」に分類することができます。制作のフェーズでは制作費がかかります。このコストはギミックや商品の制作にかかるため、ARGをインターネットメインにするなど、制作コストの安いステージを用いることによってコストの削減は可能です。運営のフェーズでは、参加者の行動によって制作物を調整する際に発生するコストがかかります。例えばストーリープロットの変更や、ギミックを調整したりといった作業のことです。多くの作業は制作フェーズの制作物をカスタマイズすることであるため、かかるコストは主に人件費になります。このコストを削るためには、運営に携わる人の数を減らす必要があります。そのために必要な施策は大きく二通り考えられます。一つ目はマルチな能力を持つ人材を雇用して、一人で複数のポジションを担ってもらうやり方。二つ目は自動化です。自動化は参加者のアクションに対して、自動的にリアクションを返すシステムを用意することにより人件費の削減を目指しています。たとえば参加者が特定のキャラクターにメールを送った際、運営側の人間がそれに対して一人一人返事を書くのか、それとも自動的にメールを返信するようなシステムにしておくのか、といった感じです。


最小限にコストを抑えたやり方

これらを総合して、コストを最小限に抑えたパターンを一つ紹介したいと思います。

・ 制作に関するコストを抑える方法
制作に関わるコストを抑える最も単純な方法は、インターネットを活用することです。インターネット上ではコンテンツの制作が非常に安く抑えられるため、インターネットをメインにすることによってコストを抑えることができます。また、既存の無料で利用できるブログやサービスを利用することによってでもコストを抑えることができます。

・ 運営に関するコストを抑える方法
運営に関わるコストを抑える最も簡単な方法は、1人で全ての制作・運営を行うことです。これで人件費は1人分で済みます。また、実施期間を短くすることでもコストを抑えることができます。少人数で運営する際は、ARG全体を極力自動化することによって負担を減らすことができます。


収益化に向けて必要なステップ

1.ARGをプレイする
ARGがどういうものなのかがわからなければ、ARGの制作・運営を行うことは困難です。まずはARGを実際にプレイしてみてください。

2.小規模なミニARGを制作・運営する
「最小限にコストを抑えたやり方」を参考にして、コストを極力抑えたミニマムな規模のARG(ミニARG)を試験的に制作・運営してみてください。

3.ミニARG実施者に協力をあおぐ
すでに制作・運営経験のあるクリエイターに協力をあおぎ、ARGのクオリティを高めてください。ARGの質が低いと、どのタイプであれ訴求力は弱まります。実際に経験がある人を集めることによって、参加者の行動に対して柔軟な対応を期待できます。

4.タイプに応じたARGを制作する
本格的なARGプロジェクトに必要な要素が揃うことで、収益を目的としたARGが制作可能となります。今までの経験をふまえた上で、プロモーション・商品・サービスのいずれのタイプなのかに基づき、ARGを制作してください。

5.ARGを運営する→収益へ


金銭以外の収益を考える

ARGは新しいカテゴリーのエンターテインメントであり、それによって得られる対価がどのようなものなのかを改めて考えておく必要があります。多くの契約では「対価」は金銭によって支払われます。しかしARGの取引では金銭以外の対価を導入することにより、より活発なARG事業の発展が期待できます。

・ 「人気・知名度」という利益
多くの業界では、この利益を長らく無視してきました。あるいは気がついていても、利益として認識していませんでした。アイドルなどはこの典型例といえるでしょう。最初は「人気・知名度」を報酬として受け取り、あるタイミングでこれを金銭に変換するのです。この原理はARG市場にも利用できます。

・ ミニARGが発生する土壌を形成する
ARGはクリエイターの存在が非常に重要です。しかし国内でARGクリエイターを育成する土壌は今のところ存在していません。そこで求められるのが、ARGクリエイターを育成させるための土壌をどのように形成するのか、ということです。「収益化に向けて必要なステップ」で紹介した通り、ARGクリエイターは実際にARGを制作していくことで経験を積み重ねることができます。こうした「ミニARG」の発生を市場が支えることによって、ARGのクオリティ向上や活性化が期待できます。
こうしたミニARGの制作者は、市場からどのような報酬を受けるのでしょうか。それが「人気・知名度」となります。ミニARG制作者はミニARGを制作・運営することによってこの第二の「利益」を受け、あるタイミングでそれを金銭に変換(企業に雇用される)できるのです。
また、企業はこうしたミニARG制作者を雇用する体制を整えることによって、質の高いARGを制作することが可能となり、企業もまた「人気・知名度」の利益を増やすことによって、さらに上にいるポジション(プロモーション元など)から収益を得られる循環ができあがります。
このように、「人気・知名度」を利益として認めることによって、ミニARGが発生する土壌を形成することができ、ARG業界の発展に繋がることが期待できます。


まとめ

今回はARGのマネタライズにあたって、ARGのタイプと市場に関する意見を紹介させてもらいました。まとめると、下記の通りになります。

・ 収益化を目的としたARGは大きくわけて「プロモーション」、「商品」、「サービス」のタイプにわけられる
・ それぞれのタイプに応じた収益のルーチンが必要になる
・ ARGの制作・運営には、ARGクリエイターが不可欠
・ 金銭に依存しないミニARGの存在がARG市場を支えることとなる
・ 「人気・知名度」という利益を導入することによって、ミニARG発生を促す。また、こうした利益を金銭に変換するという認識が必要

※「ARGのマネタイズ」の記事はいかがだったでしょうか。筆者自身、収益化については未知数のところが多いのが実情です。今回の記事についてご意見、ご感想がございましたら、コメントでもTwitterでもメールでも構いませんので、なんなりとお話いただければと存じます。