2013年2月7日

「ドクターボウズの研究室 lab.2 〜未来から来た爆弾〜」参加レポート



 東京ボウズさんによって2013年1月に実施された謎解きイベント「ドクターボウズの研究室 lab.2 〜未来から来た爆弾〜」のレポートをお届けします。
 東京ボウズさんは昨年4月から東京の桜新町に常設イベントスペース「東京ボウズアジト」を立ち上げ後、月に2作品以上のハイペースで新作の謎解きイベント/体験型イベントを提供しています。
 「ピタゴラ装置」が売りとなっている「ドクターボウズの研究室」。果たしてどんな内容なのでしょうか。

詳しくは下記から。


※尚、下記レポートはレビュアーが参加した回の内容となりますので、人員や展開に応じて内容が異なる場合があります。予めご了承下さい。
※ネタバレ解禁イベントのため謎の内容やストーリーの内容にまで触れております。予めご了承下さい。
※すべての掲示物やギミックを解説できてはおりませんので、一部分かりづらい部分があるかもしれません。「そういうものがあった」と認識して読み進めていただければ幸いです。
※もちろんレビュアーも参加した上で記憶を蘇らせながら記事にしていますので、実際のイベントと詳細が異なる場合もあります。あしからずご了承ください。てへぺろ。


■会場
  東京ボウズアジト (東京都世田谷区用賀2−1−2 杉浦ビル1階
■1公演あたりの参加費用
  一般2500円/学生1500円
■1公演あたりの参加者数
  約10〜15名(最大20名)
■イベント形態
  団体戦→チーム戦(前半は全員で、後半は5人程度のチームに分かれる)
■クリア難易度
  易しい(謎は歯ごたえがあるが、必ずクリアできるようヒントが与えられる)


■ストーリー
 このイベント「ドクターボウズの研究室」は、第1弾が昨年の秋に実施され、今回の内容は第2弾となっています。前回はボウズ博士が発明した「レッドロボ」が大暴走。「レッドロボお披露目会」に参加した私たち参加者が謎を解き、ロボを緊急停止させるという内容となっていました。

【lab.1】より。レッドロボと助手のジョシューくん

 第2回目となる今回は、いつもミスばかりしている助手の「ジョシュー」をクビにするため、新たなアシスタントを募集することに。私たち謎解きイベントの参加者は「助手志願者」として面接にやってきたという設定です。


■本公演の登場人物■
・ドクターボウズ・・・世界的な発明を連発するすごい博士。
・ジョシュー・・・・・ミスばかりしている博士の助手。
・ジョシュ子・・・・・ミスばかりしている博士の助手の女の子。
・人間型ルンバ・・・・博士が発明したお掃除ロボット。イケメンが好き。
・マーゴ・・・・・・・博士の孫。未来からやってきて、爆弾の解除を頼む。


 面接が始まる前に、博士から助手の紹介や、発明した数々の発明品の説明が行われます。数々の「ピタゴラ装置」や、「計算機型麻酔銃」、どう見ても人間にしか見えない「人間型ルンバ」、博士が発明した未来の通貨「fantasy」など・・・。この「fantasy」を2500円で買い取ることで参加費の徴収が行われました。(※東京ボウズさんのイベントでは直接的に参加費を徴収するのではなく、イベント内の何かを「買う」という設定で進行するのが通例となっています。)

 ようやく面接を始めようとしたボウズ博士。そんな折、会場後方にあるロッカーがガタガタと動き始め、中から博士の孫の「マーゴ」が飛び出してきます。その手には南京錠付きの鎖でぐるぐる巻きにされたスケルトンの箱。中には爆弾が入っています。

 聞けば、マーゴは3013年から爆弾を解除するため、タイムマシンに乗ってこの場所にやってきたといいます。しかも…太陽系が消え去ってしまうほどの威力のある爆弾です。

 マーゴが言うには、爆弾は解除できるものの、1000年後の未来では、南京錠というものが存在しておらず、爆弾を入れた箱についた南京錠がどうしても開けられないといいます。そこで、まだ生きている1000年後の博士と相談し、今日という日にタイムスリップすることとなったそうです。

 そこで博士は思い出します。
 「そういえば昨日、全世界の南京錠を開けられる”マスターキー”を発明したぞ。」

 慌て始めるジョシュー。

 博士「おい、ジョシュー、あの鍵がどこにいったか知らないか?」
 ジョシュー「知っ、知りません・・・っ(捨てちゃった…かも…)」

 その後、ジョシューの意図的なおっちょこちょいにより、博士は未来へ飛んでしまいます。部屋をよく調べたところ、”マスターキー”が発見されました。しかし、鍵の入った箱にはナンバー式の南京錠がかけられており、これまた開けることができません。

 ジョシュー「困った……困ったな」
 マーゴ「どうするんだよ!博士がいないとこの鍵あけられないよ!」
 ジョシュー「そうだ!そういえば、この”ピタゴラ装置”を作動させれば、博士が大事にしているものを開ける数字がわかるはずだ!」

 …というように、半ばストーリー上の整合性は無視して謎解きがスタートしました。こういったゆるさも東京ボウズさんの公演の特徴のひとつと言われています。

 ここで私たちがやることは一つ。部屋中に隠された球を集めて特定の場所に入れることで、ピタゴラ装置を作動させることです。球は普通に部屋の中に置かれているものだけではなく、道具を使わなければ取れないもの、謎を解かなければ獲得できないものなど、様々な種類があります。

 そうした集めた球を下記の装置にたくさん入れると・・・「あの音楽」とともに、装置が動き出しました。

球を入れると、この装置が動き出し、
カコンカコン言います。
ビニールに触れると特殊な電波が出て死にます。
台を傾けて左下の丸い穴に入れなくてはなりません。
装置を動かすと「矢印に光を当てろ」という指令が出現しました。
矢印(太陽電池)に光を当てると台が回転し、メッセージが…

ちなみに 「金×銀」は元素記号表の数字を意味しています。

 みごと、全員の協力によって”マスターキー”を獲得することができました。後は爆弾を解除するだけ。マーゴに任せれば太陽系の危機を救うことができます。

 しかし…爆弾を解除しようとしたその時、突如マーゴが眠りだしてしまいました。
 彼の視線の先には…ジョシュ子。彼女の手には博士が発明したという「計算機型麻酔銃」が…。爆弾を解除できてしまったらこのまま助手をクビになる彼女。彼女にとっては太陽系の平和よりも博士の助手の座のほうが重要だったのです。

 かくして、眠ってしまったマーゴの代わりに、私たちが爆弾を解除するはめになってしまいました。ちょうどその時に博士が現代に帰還。さらにタイミングよく(!)爆弾解除のための手がかりを手にして帰ってきました。
 私たちがやることは、博士が持ってきた箱に入っているA〜Cの3問の謎を解くこと。この謎を全て解けば、爆弾解除に必要な6桁のコードが明らかになります。ちなみにこのタイミングで5人程度のチームごとに謎に挑戦することとなりました。

爆弾を解除するための問題は3問。それぞれ2桁の数字を導き出すもの

■問題A:クロスワード問題
 部屋中に貼られた情報をもとに、一般的なクロスワードパズルを解く問題です。答えの導きかたが通常と異なっており、問題の指示のとおりに「タテ」「ヨコ」の答えをつなげて読むことで答えを導き出せるようになっていました。
 それぞれのキーは「銃・参加・蹴る・サンタ・砂・那覇(じゅうさんかけるさんたすななは)」となっていました。

■問題B:立体迷路パズル→(ナンバー錠を開ける)→音符問題
流れている音楽に応じてアルファベット(音階)が変化
この問題で与えられたのは、4つの立方体と、つなげると迷路になりそうな9枚の紙、はさみ、両面テープです。4つの立方体を組み合わせ、9枚の紙を立体に張り付け、迷路のとおりに文字をたどってゆくと「マーゴの年齢は何」というキーワードが出てきます。この数字をナンバー式錠に入力すると容器(上記写真の左下参照)が開きます。

 中には「ギターのチューニンググッズ」と「問題用紙」が入っています。部屋のBGMを奏でている楽器?に、チューニンググッズをセットすると、音に応じてアルファベット(音階)が出現。そのアルファベットを問題用紙の指示のとおりに変換します。(変換は一般的なシーザー暗号となっています)






問題C:スケルトン問題→四則演算問題
57
(※画像はイメージです)
一般的なスケルトン問題となっていますが、全てのマスに単語が入るわけではなく、いくつかのルールに従って単語を当てはめていくものとなっていました。文字を当てはめてマスを拾っていくと、「ホワイトを読め」という指令が出現。スケルトンの文字が入っていない「ホワイト」の部分が数字を示していました。
 この57という数字をいくつかの四則演算に当てはめると、最後の数字が出てきました。




かくして、すべての数字が出揃い、私たちは爆弾を解除することができたのです・・・。

■そして・・・
 無事、爆弾を解除できた私たち。全チームの中で最も早く爆弾を解除したチームが見事博士の新しい助手となりました。その結果に落胆するジョシューとジョシュ子。2人はその場で研究室を去ることに・・・。
 しかし、マーゴが引き止めます。

 マーゴ「おじいちゃん、あいつら辞めさせちゃっていいの?」
 博士「なぜだ?」
 マーゴ「だってあのふたり、明日宝くじ当てるよ」
 博士「・・・なんだと!?いくらだ?」
 マーゴ「百億円」
 博士「百億円!?ちょっと引き止めてくる!!」

結果、ジョシューとジョシュ子は博士の助手をクビにならずに済み、
私たちは全員助手に採用されずに帰宅の途についたのでした。
めでたしめでたし。

■まとめ
 東京ボウズのイベントの特徴は、独特の「ゆるさ」です。演技に入っているのか入っていないのか、また、いつからイベントが開始されたのかわからないままやんわりとイベントが進んでいき、ボウズワールドとも言える独特の時間が進んでいきます。
 また、謎を解いている最中も東京ボウズのメンバーが常に参加者の周りで小芝居を繰り広げてくれるので退屈感がありません。

 東京ボウズは2月11日(月)まで「チョコ刑事VSチョコテロリスト チョコテロリストの罠」が、2月16日から24日(日)まで「ドロボウズ」を、今回と同じ東京ボウズアジトで開催するとのこと。

 もし硬派な謎解きに疲れてしまった方がいらっしゃいましたら、ぜひ東京ボウズでゆっくりと謎を楽しんでみてください。3人はいつでもあなたを暖かく迎えてくれるはずです。

関連リンク
 東京ボウズ公式サイト
 東京ボウズアジトへの行き方(togetter)

11 件のコメント:

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