2011年3月11日

影の組織「バブルガム」、そして「彼」の痕跡を探し出せ!


『世界政府の樹立を目論んだ影の組織バブルガムはなぜ崩壊してしまった?』

皆さんは「バブルガム」という組織をご存じだろうか。表舞台に出ず、歴史の闇に沈んでしまったため、初耳という人も多いかもしれない。彼らは世界的なネットワークを持った非公式の巨大組織であり、一説によると世界政府の樹立を目論んでいたと言われている。しかし、昭和後期、「バブルガム」は謎の崩壊を遂げた。資料は散逸し、今となっては、全貌は闇の中である。

だが、今、ひとつの噂がネット上を巡っている。「バブルガム」に強い影響力を持っていたとされる「彼」が、再来するというのだ。

「彼」こと、可士生礼(かしうれい)は、「バブルガム」崩壊の最中、交通事故でこの世を去った。……と、されていた。しかし、検索エンジンのキャッシュに残っていたと思われる情報は、彼の存命を示していた。そして、今、再来の噂が、twitter 上で囁かれている。

孤児院で育った過去をもち、「彼」をすぐ側で見ていた @unoye, フリージャーナリストとして独立した行動派女性記者 @asacuracy, バブルガムの情報を提供するも謎の多い怪し気な青年 @soma_aki を中心として、新たな協力者を巻き込みつつ、現在も調査が進んでいる。

詳しいことは、浅倉記者が作った調査情報サイトバブルガム基本情報、あるいは、彼らの初期の会話の togetter まとめ なども参考になるだろう。

もしも、あなたも「バブルガム」の秘密に興味があるならば、twitter で彼らをフォローし、 #BBLGM で情報交換をして欲しい。

ただし、自分の好奇心には、自分で責任を持つこと。それがこの件に関わる条件だ。

-----(ここから Out-of-Game)-----
BUBBLEGUM は、プロモーション目的の期間を区切った ARG ではなく、ARG を表現媒体として用いた、草の根(grassroots) の ARG のようです。
あなたも、日常の裏に物語世界が在り続けるという代替現実体験をしてみませんか?

記事元
調査情報サイト
バブルガム基本情報
twitter: @unoye, @asacuracy, @soma_aki, #BBLGM
2/28〜3/9 までの togetter まとめ

【OOG(ゲーム外)】BUBBLEGUM 非公式まとめ Wiki

2011年3月8日

ツイナビ編集部へ挑戦状! 13日に渋谷で何かが起こる!?


Twitter 公式ナビゲーター「ツイナビ」の公式アカウント @twinavi のツイートによりますと、ツイナビ編集部へ謎の挑戦状が届いたようです。切り貼りされた文字は、「2011.3.13 12:00〜 渋谷 謎を解け @account_X」と読めます。

これは、ツイッターユーザへの挑戦なのでしょうか!? 怪しいアカウント @account_X をフォローしつつ、日曜日に何が起こるか刮目して待ちましょう!

(追記) @account_X のつぶやき によると、13日の謎解きは中止となりました。「明日予定していた渋谷の謎解きは中止する。今は少しでもたくさんの優しさと想像力を。また改めて謎の場所で合おう」

記事元
@twinavi のツイート
Twitter 公式ナビゲーター twinavi [ツイナビ]
twitter: @account_X, #twinazo

2011年3月7日

東京を満喫する1日はいかが? 「東京迷宮パズル」開催中


リアル脱出ゲームを企画しているSCRAPが、2011/2/1〜3/31の期間で「謎解きGPSパズルゲーム 東京迷宮パズル」を開催中です。今更感が溢れますが、体験してきましたので、ネタバレのない範囲でご紹介します。

まず、公式ページ から住所氏名を登録し、会費1200円を振り込むと、1枚の絵葉書が送られてきます。そこに書かれた幾つかの謎を解くと、地名が現れます。すぐさま行きたい気持ちが芽生えるでしょうが、まとまった時間が取れる休日を待ちましょう。

休日が到来したら、最初に、駅にて東京メトロの1日乗車券 (710円) を買います。東京中を縦横無尽に動き回りますので、これは必携。時間よし、切符よし、となったら、ゲームスタート! 謎の答の現地まで行き、そこで携帯サイトから位置情報の登録を行えば、次の情報をゲットできます。そうして、指示に従ったり、謎を解いたり、また移動したり、を繰り返しながらゴールを目指します。

参加するには位置情報を送信できる携帯電話が必要ですが、最近の携帯電話ならばほぼ大丈夫でしょう。iPhone でも問題ありませんでした。心配な方は、きちんと申込前に携帯が対応しているかの診断が行われますので、ご安心を。

絵葉書に書かれた回答欄は全部で6つ。謎につまらなければ、お昼から始めて、晩ご飯までには終わるくらいの分量ですが、駅からちょっと距離があるポイントがあったり、駅から登ったり降りたりと、けっこう歩きます。また、現地では、ただ付近に行って GPS 登録をすればいいだけではなく、その場所で指示に従って簡単な捜し物をする必要もあります。

話だけ聞くと、たいへんそう、と思われるかもしれません。しかし、このゲームを通じて、通過したことしかなかった駅に降り立ち、行ったことのなかった場所で風景を楽しむ、そんな体験を得ることができました。謎も適度な歯ごたえがありますので、ぜひ、何人かのグループで、わいわい謎を解きながら、東京という迷宮の探索を楽しんでみてください。きっと素敵な休日をすごせますよ!

ちなみに、クリア時間と正答率でランキングも付けられているようですので、危険のない範囲でタイムアタックをしてみるのも一興です。個人的には、もっと風景を楽しんで回った方が楽しいと思いますけれども。そういう私はじっくり楽しみすぎ、0pt で見事にビリでした……。なお、順位を見ると最低でも700人以上はクリア済みのようですね。

体験型エンタテインメントで観光体験も、と企画されている方も、ぜひ一度、体験してみてはいかがでしょうか。GPS だけでなく、さらにその場での行動を一工夫しているところなど、参考になるかと思います。

記事元
東京迷宮パズル | 謎解きGPSパズルゲーム

2011年3月5日

Game Developers Conference 2011 オススメ記事


2月28日〜3月4日にサンフランシスコにて Game Developers Conference 2011 が開催されています。GDC は全世界から2万人のゲーム開発者が集う、世界最大の開発者のカンファレンスで、今回で25周年を迎えます。

今年は ARG そのものを扱ったセッションは無かったようですが、幾つか ARG 制作にも参考になる講演があったようですので、日本語記事を紹介しましょう。

まず、前半2日間には「〜 Summit」という企画がたくさん組まれるのですが、そのうちの1つ「Serious Games Summit」では2日目を「Gamification Day」と名付けて、ゲーミフィケーション漬けの1日としました。

ゲーミフィケーションは、従来、ゲームではなかったものに、ゲームの熱中する仕組みを組み込むことで、エンゲージメント(きずな)を深めようという考え方で、昨年からのバズワードにもなっています。現実世界をゲームの舞台とする ARG とも相性の良い方法論ですので、ARG のシリアスゲームへの応用という文脈でゲーミフィケーションが語られることも増えています。


Gamification の一例として、ジョージア州メイコンの地域通貨「メイコン・マネー」に取り込まれたゲーム性についての紹介もありました。お金の片割れを見つけないと、支払い能力を持たないという、ユニークな通貨です。


また、ソーシャルゲームの最大手 Zynga の女性プロデューサが、ライトな女性層に向けてのゲームデザインを語ったセッションもたいへん興味深いものでした。ここで語られている、女性が好まない要素ベスト10と、女性が好む要素ベスト11は、ARG でライトな女性層を取り込みたい時にも、非常に参考になるのではないでしょうか。


GDC は何百ものセッションが行われるため、探してみるとまだまだ ARG 作りの参考になるものが埋もれているかもしれません。ぜひ海外の記事も含めて探してみてください。

また、GDC の雰囲気に興味がある方は、日本人参加者の tweet のまとめもオススメです!

記事元
Game Developers Conference 2011
GameBusiness.jp GDC2011 記事一覧

2011年3月4日

SCRAPファンクラブ企画「マダム・マーマレードの手紙」の謎解き進行中


リアル脱出ゲームを企画している SCRAP は、今年2月より「少年探偵SCRAP団」というファンクラブを開始しています。その会員限定企画である「マダム・マーマレードの手紙」が、現在進行中のようです。

今回の企画は、会員の自宅へ謎のハガキが送られてくる、というところから始まっています。差出人は「マダム・マーマレード」。裏には、3桁程度の数字と、ひらがな1文字だけが書かれていました。(訂正:初出時は封筒と勘違いしていましたが、正しくはハガキでした)

twitter 上の #MmeMarmalade で到着報告が交わされているうちに、全員に届いている内容が異なることが発覚します。現在、まとめ Wiki が立てられ、まずは情報集約中。次々と情報が集まっていっています。

謎の手紙が届くのは、ファンクラブ会員限定ですが、謎が解けていく様子を横から眺めているだけでも楽しめそうですね。

ARG のラビットホールとしても効果的なこの手法。参加者達がどんな風に協力し、解決していくのか、要チェックです!

(追記:2011/4/6)3/14 に出された 【マダムマーマレードからの伝言】 によると、「私の企画にタイムリミットはありません。いつまでもお待ちしています。あなたが謎を求めるとき、いつでも私がそばにいます。気が向いたら思い出して。」とのことです。

記事元
少年探偵SCRAP団
マダム・マーマレードの手紙
少年探偵SCRAP団限定イベント vol.02 「マダム・マーマレードからの手紙」 @ ウィキ
twitter: #MmeMarmalade