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2024年2月6日

体験型エンターテインメントの現在と未来2024



2024年1月13日にNPO法人国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)の2024年新年会が行われ、そこでSIG毎のライトニングトークも行われました。
SIG-体験型エンターテインメントも「体験型エンターテインメントの現在と未来2024」というテーマでスライド発表を行いました。本稿はそのスライドを補足しながら紹介したいと思います。
なお、スライド全体はドクセルに登録していますので必要な方はそちらをご確認ください。


また、スライドは各担当で手分けして作成したこと、また扱うジャンル範囲がかなり広いので情報やフォーマットや情報に偏りがあることご了承ください。各スライドの担当は以下の通りです。
  • 脱出ゲーム/謎解きゲーム  [執筆:南晃、田中宏明]
  • ARG(代替現実ゲーム)[執筆:石川淳一]
  • XR(AR/VR/MRなど) [執筆:池田奈美]
  • マーダーミステリー [執筆:石川淳一]
  • イマーシブシアター [執筆:石川淳一]
  • その他/全体構成 [執筆:石川淳一]

2023年11月20日

【ATOMO連載】体験型エンタメ情報局出張所 #1「イマーシブシアター」

全国の体験型エンタメ施設/店舗等にて隔月刊で配布中の体験型エンタメ情報誌「ATOMO」で連載している「体験型エンタメ情報局出張所」のバックナンバーを紹介。この連載では毎回体験型エンタメやそれに近しいカテゴリをピックアップして簡単な解説を行っています(2022年7月号掲載分/表記等は掲載時点のものです)

1回目のお題は最近日本でも話題になることが増えてきた「イマーシブシアター」です。

イマーシブシアターって何?

イマーシブ=「没入感のある」シアター=「演劇」ということで、従来の演劇に対して、没入感をより高めたジャンルを指します。イマーシブシアターの定義についてはいろいろ議論がありますが、私は次の2つが代表的なものかなと思います。

①舞台と観客席が分けられておらず、役者と観客が同じ空間に存在する

役者さんとの距離が限りなく近くなることで、臨場感や同じ世界にいる感覚が高まります。また、場合によっては役者との会話が発生したり、指名されて一対一の特別イベントが発生するイマーシブシアターもあり、体験がより強くなります。


②参加者によって観ることのできる場面が違う

イマーシブシアターでは役者さんが動き回ったり、いろいろな場所で同時多発的にイベントが起きるため、参加者はそのすべてを1回で観ることはできません。

その結果、参加者ごとに体験が変わり、その人ならではの物語体験が生まれたり、観ることのできなかった部分を想像したりする楽しみがあります。


2020年4月8日

【Immersive.world】エピソード1「イマーシブ・シアター」

(文:石川淳一)

アメリカのPBSで配信されている『Immersive.World』という番組があります。
これは「イマーシブ」(没入型)と呼ばれるさまざまなジャンルのコンテンツを10のテーマに沿って、作品紹介を中心に映像と関係者のインタビューで紹介するもので、イマーシブ系の最近の潮流を映像で知ることができる、非常にワクワクする番組です。


しかし、残念なことに海外からの視聴を制限しているらしく、日本からは普通の方法では観ることができません。そこで「ARG情報局」では、『Immersive.World』を各話ごとに順に紹介していきたいと思います。

ただ紹介するといっても、なにしろ石川の英語力なので話している内容はほぼ分からず、かつ紹介されるほぼ全部のコンテンツに参加経験がないので、映像から把握できる表面的な内容になってしまいますがご了承ください。間違い等あれば指摘いただければ助かります。

1回目の『Immersive.World』Episode 1のテーマは「イマーシブ」と聞けば多くの人が最初にイメージするであろう「イマーシブシアター」です。

2020年1月24日

【ミニニュース 2020/01/24】イマーシブシアター『泊まれる演劇|MIDNIGHT MOTEL』の詳細が発表

■京都のホテルで行われるイマーシブシアター『泊まれる演劇|MIDNIGHT MOTEL』の詳細が発表

(文:石川淳一)

以前から開催が予告されていた京都のホテル「HOTEL SHE, KYOTO」でのイマーシブシアター『泊まれる演劇|MIDNIGHT MOTEL』ですが、開催期間などの詳細が発表されました。


2019年9月27日

日本独自のイマーシブシアターの可能性『のぞきみカフェ』

画像:「のぞきみカフェ」個人的考察録より

少し前に『speakeasy OZ presents GRAND OPENING PARTY』を小規模イマーシブシアターの可能性と絡めてARG情報局で取り上げたのですが、考えてみると石川がTwitterで絶賛していた『のぞきみカフェ』を記事にしていない事に気づきました。

2019年5月23~26日に東京・原宿のカフェ行われたイベントで、もう4ヵ月以上経っているのでかなり今さら感はありますが、その内容を分析することは日本のイマーシブシアターや体験型ゲーム、トランスメディアストーリーテリングにとって非常に有意義じゃないかと思うので、改めてここに取り上げさせていただきます。

なお、本イベントはネタバレ解禁ではないので、細かい部分は製作者のきださおりさん自身がnote『「のぞきみカフェ」個人的考察録』に書かれている範囲を越えないよう、ややぼかした表現になっていることをご了承ください。
(『「のぞきみカフェ」個人的考察録』はどのような意図でこのイベントを企画・制作したかがよく分かる内容なので、ぜひ本記事と合わせてお読みください。)

そして、何故か当日写真をぜんぜん撮っていなかったので、文字ばかりでごめんなさい!

2019年8月2日

Twitterを使ったイマーシブシアター補完の試み『speakeasy OZ presents GRAND OPENING PARTY』

2019/07/28に都内某所で行われたイマーシブシアター『speakeasy OZ presents GRAND OPENING PARTY』。
1回の参加者20名、4回のみ公演という小規模な舞台ではありましたが、逆に小規模なりの試みをTwitterを絡ませることで行っていたので、簡単に紹介したいと思います。

1つはネタバレ完全OKだということ。
今後の再演が予定されていないこともあってか、公演で起こった事について、すべてオープンにしてよいとの姿勢です。



もともと、複数の物語の流れがあるイマーシブシアターは複数回数参加しないと、その全容が分かりにくいのが欠点です。
今やイマーシブシアターの代表格と言えるニューヨークの『Sleep No More』では、元ホテルのビルをまるまる貸し切り。1回の公演の中で同じ内容が複数回行われ、かつ常設公演なので二度目以降の参加の敷居も低く、複数の流れがあってもそれなりに楽しむ事ができます。

しかし、『Sleep No More』のような形態を取れる公演はめったになく、多くのイマーシブシアターは限られた期間、限られた広さの中で上演するしかない訳です。
そうなってくると、複数回参加したくてもチケットが売り切れたり、スケジュールの都合で参加できない場合が起きやすく、結局物語の全容が分からないままという事態になりかねません。

今回Twitterでのネタバレが全面OKになったおかげで、当日見れなかった他のルートの情報を参加者からフォローしてもらい、ある程度の内容をTwitter上で知ることができます。もちろん没入感は大幅に落ちますが、他ルートを見れずにもやっとした気持ちを抱えたままであるよりはよほどいいのではないでしょうか。



もう1つは、お芝居と絡む形でTwitterを使ってトランスメディア的に物語を補完している点です。
会場のサイズや予算規模から同時多発的なイベントが限られる小イベントでは、会場だけでできる物語の広がりはどうしても限られてしまいます。『speakeasy OZ presents GRAND OPENING PARTY』でも、使われる場所は、観客が通常入れないステージを含め4カ所しかありません。

https://twitter.com/BarOz2019/status/1150731755357425667より

その中で物語の幅を広げるための一つのアプローチとしてTwitterが使われている訳です。



詳しい流れはtogetterにまとめていますので、興味ある方はそちらをご覧ください。

これらの試みも含めイマーシブシアターとして成功しているかといえば、正直、上手くいってない部分も多々あったとは思います。
しかし、ようやく活発になってきた日本のイマーシブシアターでこのようなチャレンジした意義はあるのではないでしょうか。

『speakeasy OZ』では10月に次の公演があるようですが、今回の経験を活かして、より素晴らしいイマーシブシアターが開催されることを期待しています。

 【関連リンク】
(文章:石川淳一)