2011年3月5日

Game Developers Conference 2011 オススメ記事


2月28日〜3月4日にサンフランシスコにて Game Developers Conference 2011 が開催されています。GDC は全世界から2万人のゲーム開発者が集う、世界最大の開発者のカンファレンスで、今回で25周年を迎えます。

今年は ARG そのものを扱ったセッションは無かったようですが、幾つか ARG 制作にも参考になる講演があったようですので、日本語記事を紹介しましょう。

まず、前半2日間には「〜 Summit」という企画がたくさん組まれるのですが、そのうちの1つ「Serious Games Summit」では2日目を「Gamification Day」と名付けて、ゲーミフィケーション漬けの1日としました。

ゲーミフィケーションは、従来、ゲームではなかったものに、ゲームの熱中する仕組みを組み込むことで、エンゲージメント(きずな)を深めようという考え方で、昨年からのバズワードにもなっています。現実世界をゲームの舞台とする ARG とも相性の良い方法論ですので、ARG のシリアスゲームへの応用という文脈でゲーミフィケーションが語られることも増えています。


Gamification の一例として、ジョージア州メイコンの地域通貨「メイコン・マネー」に取り込まれたゲーム性についての紹介もありました。お金の片割れを見つけないと、支払い能力を持たないという、ユニークな通貨です。


また、ソーシャルゲームの最大手 Zynga の女性プロデューサが、ライトな女性層に向けてのゲームデザインを語ったセッションもたいへん興味深いものでした。ここで語られている、女性が好まない要素ベスト10と、女性が好む要素ベスト11は、ARG でライトな女性層を取り込みたい時にも、非常に参考になるのではないでしょうか。


GDC は何百ものセッションが行われるため、探してみるとまだまだ ARG 作りの参考になるものが埋もれているかもしれません。ぜひ海外の記事も含めて探してみてください。

また、GDC の雰囲気に興味がある方は、日本人参加者の tweet のまとめもオススメです!

記事元
Game Developers Conference 2011
GameBusiness.jp GDC2011 記事一覧

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