2012年12月26日

『名も無き少女』 レポート


(このレポートはARGプレイヤーの風簷さん(@fuen_dreamer)に寄稿していただきました)

以前、ARG情報局で取り上げました 通称『名も無き少女』について、
簡単ですが、まとめたいと思います。
物語の全体の内容については、
少女の記録『名も無き少女.pdf』を参照してください。


概要としては、
突如、2012年10月20日に現れた @02012102というTwitterアカウントの
1枚の写真から物語が始まります。



少女には名前が無く、自分自身のこともよくわかっていないようでした。
そして、少女と会話することによって、フォロワーの行動が反映されていきました。
具体的には、少女は絵を描くことが得意だったので、
フォロワーとの会話の内容が、少女の部屋に反映されました。





また、実際に少女に会うことが出来て、
少女の部屋を見たり、会話することもできました。
会話の中で、少女に『神祭(ミサ)』という名前が決まる出来事もありました。



少女とフォロワーとの交流で様々な出来事が起こりましたが、
物語の結末としては、少女を創り出した神様によって、
少女が喰われてしまうという衝撃の結末でした。



実は神田コミュニティアートセンタープロジェクト「TRANS ARTS TOKYO」の
5階 どくろ興業という団体の中の松岡 友さん(@kodomo229)の
『SNS Ghost』というアート作品でした。
2012年10月20日~2012年11月25日(日)の約1ヶ月間という長い期間でした。

個人的な感想ですが、
「アート」と「物語」という別のベクトルのものを組み合わせたのは、とても斬新でした。
「アート×物語」、あえて言うなら、『体感型アート』という言葉が相応しいと思います。
私自身、アートなんて見に行く機会なんてないし、
「アート=美術館で見る物」と考えている人が多いと思います。
また、ひとりひとりのフォロワーと会話しつつ、
会話の内容をアートとして、少女の部屋に表現したのは素晴らしかったし、
謎解き(パズル)という要素のない物語だったので、貴重な体験だったと思います。

そういう意味では、今回の試みは素晴らしく、
「アート」としても、「物語」としても、新たな可能性を生み出したのではないでしょうか。
今後の彼女の活躍に期待しつつ、また、新たな『物語』を体験できたら嬉しいなと思っています。


関連リンク
Twitter: 神祭(ミサ)(@02012102)
           松岡 友さん(@kodomo229)
トピック: 名も無き少女 » ARGまとめサイト
togetter: 透明になりたくない彼女のまとめ
             【2012.10.20(土)~11.25(日)】名もなき少女
記録: 【神祭(ミサ)視点】名も無き少女.pdf
         【神様視点】SNS Ghost -神祭-.pdf

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