2020年2月14日

【ミニニュース 2020/02/14】ポン・ジュノ監督作品『グエムル -漢江の怪物-』のARG

■ポン・ジュノ監督作品『グエムル -漢江の怪物-』のARG

(文:石川淳一)

Michael Andersen氏のツイートより

ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が、外国語映画として史上初めてアカデミー作品賞を受賞した日。
ARGの情報サイト「 ARGNet」のTwitterアカウントが面白い思い出をツイートしました。

ポン・ジュノ監督が2006年に制作した映画『グエムル-漢江の怪物-』のアメリカ公開に合わせてARGが行われたというのです。
ARGの名は『Monster Hunter Club』。





製作者のDave Szulborski氏は、ARGについて書かれた最初の本格的な本『This is Not a Game: A Guide to Alternate Reality Gaming』の著者としても有名です。

ただ、現存する攻略wikiからのリンクを辿ってもほとんどのリンクが切れており、英語のWikipediaにも
「アクションフィギュアやその他のアイテムをARGコミュニティの著名なメンバーに送ることで開始された」
とさらっと1行書かれているだけなので、どんなARGだったのか、その全貌を捉えることは難しい状況です。
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ただ、はっきりしているのは『Monster Hunter Club』が行われた2007年は他に『Year Zero』や『Why So Serious』なども開催された、まさにARGの絶頂期だったということ。
おそらく、アジア映画には感心の薄いアメリカ市場でどう『グエムル』を周知させるか頭をひねった結果、当時ブームだったARGをプロモーションに使ったのではないかと思われます。

「 ARGNet」のライター、Michael Andersen氏は、当時の思い出と共にARGで使われた可愛いネッシーの絵をTwitterにアップしています。この絵を見ているとやりたくなってきますね(笑)


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(文:石川淳一)
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