2019年12月6日

【ミニニュース 2019/12/06】首都直下型地震を描いたドラマとグループチャットがリアルタイムに連動

■首都直下型地震を描いたドラマとグループチャットがリアルタイムに連動

NHKでは「体感 首都直下地震ウィーク」と銘打って2019年12月1日~12月8日の8日間にわたって特別番組を放送していますが、その中でも注目の番組が、12月2日~12月5日の4日間にわたって放送されたドラマパート「パラレル東京」です。

NHK公式サイトより



「架空の東京=パラレル東京」で首都直下地震が発生したという設定のもと、架空のテレビ局「NNJテレビ」を舞台に、ほぼリアルタイムでドラマは進んでいきます。
例えば、1日目の放送が終わって、2日目の放送開始時には、ドラマの中でも1日が経過しており、その間に被害状況が変化しているのです。

その放映の間を補足し、またドラマ放映中もTV画面とは別の視点から物語を補足してくれるのが、LINEやwebで参加できるグループチャットです。



視聴者は架空のテレビ局「NNJテレビ」の一員になったかのように、仲間とのグループチャットに参加することができ、被災している「パラレル東京」の様子を、ドラマの放送時間帯以外もリアルタイムに体験できます。

また、SNS上では何度か防災に関する質問が物語に沿って投げかけられてそれに答えるという要素もあり、ドラマと合わせて自然と防災に対する心構えができるようになっていきます。




少しだけ残念なのは、ドラマ放映中のグループチャットがドラマで展開している内容とほぼ同じことで、せっかく別のメディアで同じ世界を描いているのなら、もう少し違った視点でのチャットがあると、より多面的に物語が感じられるのではないかなあと思いました。
今後も、このような他メディアとのリアルタイムな連動を活かしたドラマやTV番組が出てくることを期待したいところです。
(文章:石川淳一)

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