2012年5月30日

日経BP主催ゲーミフィケーションセミナーのまとめ


本日午後、JA共済ビルにて、日経BP社主催の「マーケティング最前線 ゼロから学ぶゲーミフィケーション最新活用セミナー」が開催されました。

このセミナーは、IGDA日本(SIG-ARG)が企画協力を行い、SIG-ARG副世話人の澤田典宏も登壇させていただきました。セミナーの詳細はセミナーの公式ページをご覧いただければと思いますが、東大の藤本先生による概論から、実際にゲーミフィケーション事例を行っている事業者ご本人による事例紹介、そしてワークショップと、充実した内容となっており、参加者も多く盛況だったようです。

当日の様子を togetter でまとめましたので、内容にご興味のある方はご参照ください:日経BP「マーケティング最前線 ゼロから学ぶゲーミフィケーション最新活用術セミナー」 - Togetter

参加された @heelaw さんにセミナーの感想を伺ったところ、『比較的高額なセミナーなのにも関わらず、200〜300人近くの参加がおり、注目度の高さを感じました。「費用対効果」に関して、質疑応答で「どうやって上を通すか→がんばってなんとか通す」という回答や、実数について触れても大きな効果に繋がっているようではなかったりと、効果測定の難しさに展望の暗さを感じましたが、講演者様の「ここに来られている人はある程度の権限がある方だと思うのですが、ゲーミフィケーションは斬新なものが多いので、若い人間から斬新な企画が出ても潰さないで下さい」という発言もあり、今後1年程度は理解者の有無によってゲーミフィケーションを積極的に行う企業と消極的な企業がはっきりと分かれる流れになるのではないかなぁと思いました』とのことでした。

ゲーミフィケーションも、ようやく紹介できるような国内事例が出そろってきたくらいの段階ですので、これからどんな風に、地に足の付いた応用事例が出てくるかが楽しみですね。

ちなみに、主催は違いますが6/28にはゲーミフィケーションカンファレンス2012というイベントも開催されるようで、こちらも現在キャンセル待ちの人気とのこと。

なお、ゲーミフィケーションとARGは混同されることが最近多いのですが、「実益を本分とするゲーミフィケーション・娯楽を本分とするARG」「ゲーミフィケーションの道具のひとつとしてARG的な手法が活用できる」といった関係性となります。詳しくは以前「【コラム】ゲーミフィケーションとARG」に書きましたのでそちらをご参照ください。


関連リンク
マーケティング最前線 ゼロから学ぶゲーミフィケーション最新活用セミナー
日経BP「マーケティング最前線 ゼロから学ぶゲーミフィケーション最新活用術セミナー」 - Togetter
ARG情報局: 【コラム】ゲーミフィケーションとARG

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