2011年9月7日

開設2周年によせて

2009年にARG情報局をスタートさせてから、今日でちょうど2年となります。Lost Ring や RYOMA に触れて、時流に合致し、なんといっても深い魅力のあるこの ARG という娯楽を、これから日本でも普及させねばならない!と思い立ったあの時の気持ちは、今も変わっていません。

この2年間で、国内では大ブレイクしたと言えるARG事例は残念ながら出てきませんでした。リーマン・ショックの影響などもあって、海外でも大規模なARGの話題は少し落ち着いてきています(海外ではプロモーションARGの事例が多いため、景気の影響を強く受けるのです)。

しかし、海外では先日も Halo4 の ARG の話題が出るなど、引き続き大規模な ARG が実施され続けています。そして、国内でも、今年実施されたトヨタの Vitz ARG をはじめ、大手のクライアント企業が興味を示し始めています。映画のプロモーションという ARG の原点といえる使われ方でも、昨年末から幾つかの事例が出始めて来ました。

まさに、日本のARGは、今が日の出を目前とした黎明期にあると言えるでしょう。

この時期、そして記念すべき2周年という日に、デジタルゲームの開発者のカンファレンスであるCEDECで、ARG体験を実施できたことは、とても幸運な巡り合わせだったと感じています。日本のインタラクティブエンタテインメントの人材は、デジタルゲームの業界に多く内包されています。デジタルゲーム開発者の中からも ARG に興味を持つ人材が現れ、スタークリエイターとして、全世界の ARG シーンに新たな旋風を巻き起こしてくれることを願っています。

そんなことを願いながら、今後も ARG 情報局の更新をぼちぼちと続けていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

2 件のコメント:

  1. CEDECおつかれさまでした。ARGとても面白かったです!

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  2. ご参加、ありがとうございました! 半ば死にかけながら準備していましたが、ARGの楽しさが伝わったのであれば、実施した甲斐がありました。

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