1回目は以前ARG情報局でも紹介したARG『メカクシ団:ウォッチャーズ ~消失少女捜索大作戦~ARG』を書籍にまとめた3冊の紹介です。
そう、1冊ではなく3冊!
実施されたARGを書籍にまとめるという試みは、マネタイズに課題を持つ国内ARGの1つの可能性だと筆者は考えていますが、今回がさらにユニークなのは、単にリプレイが3分冊になっているのではなく、それぞれの書籍の視点が違うことで結果実施されたARGを多面的に振り返ることができる構造になっているという点です。 ではそれぞれを紹介していきましょう。
『メカクシ団:ウォッチャーズ リプレイ ~消失少女捜索大作戦 Re;PLAY~』
KADOKAWA/エンターブレイン
売り上げランキング: 398,823
時系列でストーリーとARG展開を網羅しているので、ストーリーを理解することも、本件で起きた全ミッションを総覧することもできます。
「ARGってどういう形で作られているんだろう?」ということが知りたい方にも参考になる1冊です。
『メカクシ団:ウォッチャーズ ノベル ~少女のキモチとぼくらのチカラ~』
土屋 つかさ
KADOKAWA/エンターブレイン
売り上げランキング: 35,397
KADOKAWA/エンターブレイン
売り上げランキング: 35,397
ARG本編で詳しく描かなかった登場人物の心象や設定、背景の開示が行われています。「あのミッションの時、少女はこんな心理だったのね」、「あの数列にはこんな意味があったのね」などと実施された物語を新しい視点で楽しむことができます。
『メカクシ団:ウォッチャーズ アンソロジー ~消失少女をめぐるひと夏の冒険譚~』
KADOKAWA/エンターブレイン
売り上げランキング: 235,782
二次創作をまとめる本というのはよく見かけるのですが、この本の場合、ARG中にミッションとして行われた投稿を元にしており、結果ARGのストーリーを補完しているというのがユニークな点です。
(文章:石川淳一)
関連リンク
カゲロウデイズARG 『メカクシ団:ウォッチャーズ』公式サイト
『カゲロウプロジェクト』のARG、メカクシ団:ウォッチャーズが開始(ARG情報局)
0 件のコメント:
コメントを投稿