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2019年12月27日

【ミニニュース 2019/12/27】『あんたがた2019』開催/『タイバニ』の世界に“居住”するWebサービス

■『あんたがた2019』開催

『Twitterのあんたがたに挑戦します2019』(以下『あんたがた2019』)が、2019年12月12月21日~12月25日にわたって開催されました。
『あんたがた2019』がどのようなイベントかというのは、主催者アカウントのルール説明が端的でわかりやすいと思います。



2019年12月25日

【お知らせ】Twitterで12/27 21時より「2019年の体験型エンタメを振り返る」

■【お知らせ】Twitterで12/27 21時より「2019年の体験型エンタメを振り返る」

今年はミニニュース中心とはいえ、ひさしぶりに1年間「ARG情報局」が更新できたということで、これまたひさしぶりに今年1年間を振り返る「2019年の体験型エンタメを振り返る」を2019年12月27日(金)21時からTwitter上でやってみようと思います。
4~5月にえぴくすさんがやってくれた「平成の体験型エンタメを振り返る」の2019年版みたいな感じです。

石川と(たぶん)えぴくすさんが、大まかなジャンル毎にだらだらとツイートしたいと思いますので、いろんな方のツッコミお待ちしております。
ほんと、もうこのジャンルは広すぎて一人ではカバーできないので、みなさんのお力添えを!!

ハッシュタグはちょいと長いですが平成の時に準じて
#2019年の体験型エンタメを振り返る
で。お待ちしております!

  【関連リンク】

2019年12月20日

【ミニニュース 2019/12/20】エマ・ワトソンが2000冊の『若草物語』を世界中に隠す

■エマ・ワトソンが2000冊の『若草物語』を世界中に隠す

まもなく公開される映画『ストーリー・オブ・マイ・ライフ 私の若草物語』でメグ役を演じるエマ・ワトソンが、自身のメッセージを添えた『若草物語』の本2000冊を38カ国に隠して配布するとのこと。これはエマ・ワトソンも協力している団体「THE BOOK FAIRIES」との協力で行われるイベントです。


2019年12月13日

【ミニニュース 2019/12/13】マーダーミステリーゲームのルーツは日本!?

■マーダーミステリーゲームのルーツは日本!?

2019/12/11にマーダーミステリーゲームのルーツについてのちょっとした議論がネット上で巻き起こりました。
話の発端はコルク代表・佐渡島庸平氏のnoteでの記事です。

●「クリエイターは抽象レベルの模倣をしろ!!」(コルク佐渡島の好きのおすそわけ)
https://www.sady-editor.com/n/nd3e7d42d95b8

2019年12月6日

【ミニニュース 2019/12/06】首都直下型地震を描いたドラマとグループチャットがリアルタイムに連動

■首都直下型地震を描いたドラマとグループチャットがリアルタイムに連動

NHKでは「体感 首都直下地震ウィーク」と銘打って2019年12月1日~12月8日の8日間にわたって特別番組を放送していますが、その中でも注目の番組が、12月2日~12月5日の4日間にわたって放送されたドラマパート「パラレル東京」です。

NHK公式サイトより


2019年12月1日

【ミニニュース 2019/12/1】原宿に雪山が出現?!「閉ざされた雪山からの脱出」

■原宿に雪山が出現?!「閉ざされた雪山からの脱出」

株式会社SCRAPは2020年1月10日(金)~5月10日(日)の期間限定で新作リアル脱出ゲーム「閉ざされた雪山からの脱出」を、 原宿ヒミツキチオブスクラップで開催します。

©SCRAP

2019年11月22日

【ミニニュース 2019/11/22】今週の気になるニュース

■今週の気になるニュース


今週は大きなニュースがなかったため、気になるニュースをリンクで紹介します。

2019年11月15日

【ミニニュース 2019/11/15】日常の中のAR「SLAM DUNK Talkin’ to the Rim」

■日常の中のAR『SLAM DUNK Talkin’ to the Rim』


いまだに強い人気を誇るバスケットマンガ「スラムダンク」の主人公・桜木花道が、ただただシュート練習をするARアプリ『SLAM DUNK Talkin’ to the Rim』が2019年11月11日にリリースされ、話題になっています。


2019年11月8日

【ミニニュース 2019/11/08】「note」の投稿から毎回脚本を作る実験ドラマ『知らない人んち(仮)』

■「note」の投稿から毎回脚本を作る実験ドラマ『知らない人んち(仮)』


テレビ東京は、「note」で毎週脚本を募集する実験的ドラマ『知らない人んち(仮)~あなたのアイデア、来週放送されます!~』(毎週月曜 深0:12、全4回)の放映を2019年11月4日から開始しています。




2019年11月6日

2019年11月1日

【ミニニュース 2019/11/01】全国11箇所の情報をTwitter上でつなぎ合わせるキャンペーン

■全国11箇所の情報をTwitter上でつなぎ合わせる「#デスストでつながれ」


11月8日に発売予定のPS4「DEATH STRANDING」のプロモーション「SOCIAL STRAND CHALLENGE #デスストでつながれ」が実施されています。

本作のテーマである「つながり」にちなんで、Twitter上で日本全国のユーザがつながれるのかを試すこの企画。簡単に言えば、実施期間中に日本全国に出ている広告の中からアルファベット1文字を見つけ出し、全て集められれば、秘密のサイトのURLが分かる、というもの。


広告は10箇所の街頭ビジョンと、秋葉原の特設広告です。10箇所の配置は、以下の通り札幌から福岡までの日本全国でした。


10月28日から1週間ほどの余裕を見て実施されていたこのキャンペーンは、3時間で答えに到達します。これには小島監督も驚きです。


全国から目撃証言があつまり、



Twitter上で集約され、


秋葉原駅の広告から、最後の1文字が明らかになりました。


11文字が分かっても、そこから URL を見つけるためのアナグラムはかなり難しいため、そこでも集合知の力が働いたのかと思います。

開始初日にはTwitterのトレンドに入り、11月1日時点で4万人弱がゴールの特設サイトにたどり着いているようです。プロモーション動画の掲出に合わせて、作品のテーマに沿ったメディアを跨いだキャンペーンを展開した好例でした。改めてSNS上の集合知の力を感じますね。

(文章:@epi_x

【関連リンク】

2019年10月18日

【ミニニュース 2019/10/18】世界の異変情報を提供する謎のサイト/フォートナイトがブラックホールに呑み込まれる!?

■世界の異変情報を提供する謎のサイト『ESPer隊』

世界の異変情報を提供する謎のサイト「E-S-P・I-T / ESP捜査隊」通称『Esper隊』がオープンしています。

報告の1つ、謎の巨大蝶は「ウルトラQ」に登場したモルフォ蝶を彷彿とさせますが……。
今後、どのような怪奇現象が報告されるのか、気になる所です。




【関連リンク】

■『フォートナイト』がブラックホールに呑み込まれる!?


Epic Gamesのバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』。「これでジ・エンドだ。」と名打った2019年10月14日のワンタイムイベントで、ブラックホールのようなものが発生。ログインしていたプレイヤーはフォートナイトの世界がすべて吸い込まれてしまう姿を目撃します。



その後、ゲームではブラックホールが出現しているだけで対戦が不可能な状態になったのですが、そのブラックホールから謎の数字が出現。
どうやら今までの世界設定とストーリーに関連して今回の事件を匂わせる内容らしく、ファンの間では様々な考察が飛び交いました。

また、なんの告知もなく対戦不能になったため、様々な混乱も発生。

最終的にブラックホールは消滅し、10月15日に新しい世界・チャプター2が開始されました。



『フォートナイト』は以前にもゲーム内キャラクターがリアル世界に現れるARGを行ったりと、物語がリアル世界に絡んでくる仕掛けをやってきた実績があります。
今回のイベントも、リアルでの混乱も含め大きな話題となったのは間違いありません。

【関連リンク】
(文章:石川淳一)

2019年10月4日

【ミニニュース 2019/10/04】SCRAPのホテル宿泊型イベント/地球滅亡寸前のADVで新たな出会いを

■SCRAPがついにホテル宿泊型イベントを開催

文章:石川淳一

「リアル脱出ゲーム」のSCRAPが東京ドームホテルと組んでついに宿泊型のイベントを開催します。
その名も『夜のミステリーホテルからの脱出』

(C)SCRAP

実際に宿泊する部屋の中に巧妙な仕掛けが施されていたり、バーラウンジなど東京ドームホテルならではの場所を周遊したりしながら、宿泊日の18時~24時で、自由に謎解きを楽しめるとのことです。

また、もう1つ注目なのは、SCRAP代表の加藤隆生氏が約4年ぶりに脚本/メインディレクターとして本公演に携わるという事。『リアル脱出ゲーム』の中でも加藤氏が手がけたものはやはり独特の雰囲気を持っているので、それがホテルという空間でどう活かされるか楽しみな所です。

開催期間は019年11月22日(金)〜2020年1月31日(金)。
予約は少年探偵SCRAP団員が2019年10月5日(土)から、一般予約は10月12日(土)から開始となります。
参加費等の詳細は公式サイトをご確認ください。

  【関連リンク】

■地球滅亡寸前の極限が新たな出会いを呼ぶ!?TinderのADV

文章:石川淳一

マッチングアプリの「Tnder」が、インタラクティブな要素を盛り込んだ映像型アドベンチャーゲーム『Swipe Night』をリリースします。

画像:Tinder公式blogより

もちろん、単に遊ばせるのが目的ではありません。地球滅亡寸前の混乱した状況下の動画が流れ、その中で究極の選択を求められた結果、あなたにふさわしいお相手をマッチングしてくれるのです!
恋愛記事とかによくある「こんなことをする男は~」とか「あなたにピッタリのお相手を見つける恋愛YES/NOテスト」とかの極限版みたいな感じでしょうか。

といっても、かなり本格的な作りになっているようで、スタッフにはミュージックビデオの人気ディレクターやNetflix配信作品のシナリオライターなどを揃え、没入型のストーリーテリングをTinderのスワイプ機能とミックスさせて従来にない体験感にチャレンジしているようです。



「Tnder」の会員向け、しかも今回はアメリカのみの公開ということで気軽に触ってみることはできませんが、極限状態での選択でどのようなお相手にマッチングされるのか、ちょっと気になる所です(笑)

 【関連リンク】


2019年9月27日

日本独自のイマーシブシアターの可能性『のぞきみカフェ』

画像:「のぞきみカフェ」個人的考察録より

少し前に『speakeasy OZ presents GRAND OPENING PARTY』を小規模イマーシブシアターの可能性と絡めてARG情報局で取り上げたのですが、考えてみると石川がTwitterで絶賛していた『のぞきみカフェ』を記事にしていない事に気づきました。

2019年5月23~26日に東京・原宿のカフェ行われたイベントで、もう4ヵ月以上経っているのでかなり今さら感はありますが、その内容を分析することは日本のイマーシブシアターや体験型ゲーム、トランスメディアストーリーテリングにとって非常に有意義じゃないかと思うので、改めてここに取り上げさせていただきます。

なお、本イベントはネタバレ解禁ではないので、細かい部分は製作者のきださおりさん自身がnote『「のぞきみカフェ」個人的考察録』に書かれている範囲を越えないよう、ややぼかした表現になっていることをご了承ください。
『「のぞきみカフェ」個人的考察録』はどのような意図でこのイベントを企画・制作したかがよく分かる内容なので、ぜひ本記事と合わせてお読みください。)

そして、何故か当日写真をぜんぜん撮っていなかったので、文字ばかりでごめんなさい!

2019年9月20日

【ミニニュース 2019/09/20】ミッション型イマーシブパーティー『ドラマクションシティ』12/7-8に開催

■ミッション型イマーシブパーティー『ドラマクションシティ』12/7-8に開催


「あなたが演じる、ミッション型イマーシブパーティー」というイベント『ドラマクションシティ』が2019年12月7~8日に東京で開催されます。

画像:ドラマクションシティ公式サイトより


主催は様々な謎解きイベントを開催してきたエンターテイメントユニット『パンドラ』。
イベント内容は公式サイトを見ても今一つはっきりしないのですが、イマーシブシアターと謎解きを融合させたようなイベントでしょうか?

イマーシブシアターと謎解きはけっこう相性が悪く、なかなか成功例といえるものがないのですが、パンドラでは以前『ドラマクションカジノ』というイベントを大阪で開催した実績があり、また協力として名だたる体験型イベント・謎解きイベントのメンバーが参加している(詳しくは公式サイトの「FLOOR/CAST」をご覧下さい)ということで期待が高まります。

なお、通常チケットの販売に先駆けて、クラウドファンディング的な先行販売チケットが9/22(日)22時より発売されます。
先行販売チケットでしか参加できない日時があったり、「淡路島ミステリーゲーム×烏鷺房」や「武者」が制作するボーナスステージに確実に参加できるチケットなどさまざまな特典があるので、確実に抑えておきたい方はこちらを購入してみるのもありかもしれません。

【関連リンク】
(文章:石川淳一)

2019年9月13日

【ミニニュース 2019/09/13】マーダーミステリー専門店が新宿にオープン/死にながら情報を残す『リアルFIFTEEN 開かずの間』

マーダーミステリーの専門店『Rabbithole』新宿にオープン

最近ブームの兆しがあるゲーム『マーダーミステリー』。
殺人などの事件が起きたシナリオが用意され、参加者は物語の登場人物となって犯人を探し出す(犯人役の人は逃げ切る)事を目的として会話をしながら進める、ライブ感の強い体験型ゲームです。

今までもボードゲーム専門店を中心にイベントが開催されてきましたが、ついにマーダーミステリー専門店『Rabbithole』が新宿に登場しました。

画像:Rabbithole公式サイトより


現在、オープニング公演として『双子島神楽歌』というマーダーミステリーが開催されていますが、通常の公演は軒並み満席のようで、人気のほどがうかがえます。
ARG情報局的にはなぜ名前がラビットホール※なのか、微妙にモヤモヤするのですが、とにかくもいつでもマーダーミステリーが楽しめるようになったということで、マーダーミステリーの人気に拍車がかかるのではないでしょうか。

また、『Rabbithole』に連動するように、マーダーミステリーの情報サイト『トリプルエム』も開設されています。
こちらは、『Rabbithole』関連のイベントに限らず、マーダーミステリーの情報を広く網羅しているので、マーダーミステリーの最新情報を知りたい方はこちらも要チェックです!

※「ラビットホール」はARGでよく使われる用語です。元ネタは『不思議の国のアリス』の、アリスがウサギを追いかけて現実世界から不思議の世界へ入り込んでしまうウサギの穴(ラビットホール)の事です。そこから、現実世界に仕掛けられたARGの物語に迷い込む最初の仕掛けを「ラビットホール」と呼んでいる訳です。 

【関連リンク】

■死にながら情報を残せ!『リアルFIFTEEN 開かずの間』

2019/9/6~9/8に熱海で行われたイベント『TRPGフェスティバル2019』で、非常に楽しそうなイベント『リアルFIFTEEN 開かずの間』が開催されたので、紹介したいと思います。
ある旅館の一室。そこは、かつて忌まわしい「事件」
が起きて以来、その扉を閉ざされてしまった「開かずの間」だ。
あなたは旅館で行われるイベントに参加している。料
理は美味しく、風呂は最高。旅を存分に堪能している時
──「それ」は起こった。
変死する参加者。旅館を出ても付きまとう影。かつてあっ
た「事件」の残滓。そして──開け放たれていた「開かず
の間」。
これは、旅館にいた人々全てに掛けられた呪いだ──!
あなたは、生還の望みをかけて「開かずの間」の謎に挑む
こととなる。(TRPGフェスティバル公式サイトより)
ということで、イベントは以下のルールで行われました。
  • このゲームは「15分間」のタイムリミットで行う謎解き&脱出ゲームです。
  • ただし謎は極めて難解であり、初見では絶対に15分で解くことはできません。
  • 代わりに、部屋で得たあらゆる情報は外へ持ち帰り、自由に相談・検索・SNSの利用等を行い、解を導きだすことができます。
  • 15分以内に謎を解けなかった場合は「死亡」した扱いとなりますが、1,000Gを使用するたびに何度でも再チャレンジ可能です。
  • 3日間で、誰か一人でも真相に辿り着けば企画は終了。参加した全員の勝利となります。そう──この謎は、TRPGフェスの参加者へ突きつけられた「挑戦状」なのです!
簡単に言うと、情報共有を前提とした協力型謎解きということになります。
部屋で「死んだ」人たちが情報を持ち帰り、その情報を元に次の挑戦者たちがクリアに挑んでいきます。
部屋を探索して難易度の高い謎解きに挑むという点ではルーム型の脱出ゲーム、情報を共有して集合知で解いていくという部分はARGに近いでしょうか。

残念ながら石川は現地で体験できた訳ではないのですが、とにかくTwitterからその楽しさが伝わってきます。


果たして参加者たちは3日間のあいだに真相にたどり着くことができたのか?
イベントのツイートはTogetterにまとめられていますので、ぜひこの楽しそうなイベントの流れを追ってみてください。私も参加してみたかった!


 【関連リンク】
    (文章:石川淳一)

    2019年9月11日

    ARパズルゲーム型アート展「おくびょうキュリオと孤独な絵描き」体験レポート



    池袋PARCOで9月29日まで開催中のARパズルゲーム型アート展「おくびょうキュリオと孤独な絵描き」を体験しました。制作はAR謎解きゲームの「渋谷パラレルパラドックス」を開発したENDROLL社。今作は謎解きではなく、ARを使った立体パズルなのですが、周遊×ARに物語体験を載せる試みとして興味深い事例でしたので、レポートします。

    池袋PARCOの8階にある特設ブースで980円を支払うと、キュリオの専用ARアプリを起動するパスコードを教えてもらえるので、そのARアプリを使ってPARCO内の周遊を行う——というのが体験の流れですが、本作は、現実とARの世界を物語でつなぐことを丁寧に行っているのが一つの特徴だと感じました。

    なお、体験するには、iOS12.0以上が入ったiPhone7以降の端末が必要ですので、お気をつけください。500円で対応端末を借りられます。

    2019年9月9日

    CEDEC講演『トランスメディアストーリーテリングから学ぶ「ゲームで物語る」手法 2019』レポート


    CEDEC 2019 において、ARG情報局の編集人でもある石川淳一さんが『トランスメディアストーリーテリングから学ぶ「ゲームで物語る」手法 2019』と題した講演を行いました。

    Transmedia Storytelling 自体は、関連の洋書が数多く出版され、全米のプロデューサによる組合のPGAが2010年に Transmedia Producer というクレジットを定義する(英語記事)など、欧米においてある程度の歴史がある概念ですが、国内にはほとんど紹介されてこなかったこともあり、貴重な講演となりました。

    客席は立ち見が出るほどの超満席で、入れなかった方もいらっしゃったようです。
    参加できなかった方は、4Gamer.netの記事がとてもわかりやすく講演内容をまとめていますので、ぜひご覧ください。

    また、SlideShareに講演資料が上がっていますので、以下に貼っておきます。
    60分で語りきれないほどの大量の事例が載っていますので、ご一読いただけば、様々な発想を刺激されること間違いなしです。




    2019年9月7日

    ARG情報局10周年に寄せて



    2009年9月7日にスタートしたARG情報局は、本日10周年を迎えました。

    節目ということで、スタートの記事を書いた当人である @epi_x が、ARG情報局を取り巻くこの10年間を振り返ってみたいと思います。(つまりは、10周年にかこつけて、大手を振って昔語りをするという記事です!)

    2019年9月1日

    【お知らせ】9/4「CEDEC2019」登壇のご案内

    ギリギリのお知らせになって申し訳ございませんが、2019年9月4日(水)に横浜で開催されるゲーム開発者向けカンファレンス『CEDEC2019』にて

    『トランスメディアストーリーテリングから学ぶ「ゲームで物語る」手法 2019』

    というタイトルでARG情報局編集人の石川が登壇いたします。

    トランスメディアストーリーテリングとは、複数のメディアを縦断して物語を伝える手法で、もちろんARGはその代表となります。

    セッションでは事例紹介が中心になりますが、デジタルゲームが絡んでいるものに限らず、一般のARGや、グッズ販売型のARG、謎解きゲーム、イマーシブシアター、インタラクティブアート、書籍、映画等々、いろんなジャンルでのトランスメディアストーリーテリング事例をこれでもかというくらい紹介したいと思っています。

    ゲームの開発者向けカンファレンスですので、参加費はそれなりにかかりますが、興味のある方はぜひご来場ください。

    なお、「平日の昼間に横浜なんか行けるかよ!」という方には、ビデオ配信で期間内にいつでも見る事ができる「タイムシフトパス」という素晴らしいパスもございます。
    石川のセッション1本のために購入は少々お高いかもしれませんが、CEDEC20019のほとんどのセッションがこれ1つで見ることができますので、ぜひご検討ください(笑)

    (文章:石川淳一)

    2019年8月16日

    【ミニニュース 2019/08/16】街をゲームブックで冒険する『演劇クエスト』/Perfumeゆかりの地でポスターを探す『#Pcubed_P』

    ■江東区をゲームブック形式で冒険する『演劇クエスト・メトロポリスの秘宝』



    東京都現代美術館では2019年8月3日〜10月20日の間『MOT サテライト 2019 ひろがる地図』という展覧会を開催していますが、その中で『演劇クエスト・メトロポリスの秘宝』という街歩きゲームの企画が行われています。

    これは、展覧会を基点にゲームブック形式で江東区の周辺を回る周遊型イベントになっています。
    制作はorangcosong(藤原ちから&住吉山実里)+進士 遙のユニット。
    不勉強で知らなかったのですが、『演劇クエスト』シリーズはすでに何作も作られていて、日本だけでなく、海外でも展開されているそうです。


    上の写真で分かるように、ゲームブックはかなり本格的な冊子です。
    (英語も収録されているから実際のボリュームはこの1/2ですが、それでも結構な量)
    そして、このボリュームでありながら、何と冊子は無料なのです!

    この冊子のパラグラフをゲームブックのように移動先で参照しながら街を歩いていく訳です。(スタートのパラグラフは『 ひろがる地図』展の中にもあります)



    石川も少しだけやってみましたが、面白いと思ったのは現実の場所を物語で見立てており、それによって場所に別の意味が生まれていること。
    「あそこにはスパイがいるぞ、気をつけろ」と言われるとちょっとコソコソするし、「あの建物は司令室だ」と言われるとそんな気がしてくる。
    謎解きのために場所を無機質に消費するのではなく、周遊が進むにつれて、いろんな場所にこの物語ならではの意味が浮かび上がっているのが興味深かったです。

    また、ゲームブックの構造も、街歩きでしかできないギミックがいくつか組み入れられていて、単に街歩きのためだけに安易にゲームブックにしたのではない、ゲームブック愛を感じました。

    なお、謎解きクラスタのためのアドバイスを以下のTwitterでまとめたので、これからチャレンジしようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。



    【関連リンク】

    ■Perfumeの撮り下ろしポスターを探す「#Pcubed_P」始動

    2019年9/18に発売されるPerfumeのベスト盤『Perfume The Best “P Cubed”』に合わせ、「#Pcubed_P」というプロジェクトがスタートしています。


    これは、Perfume結成20年間のゆかりの地に、撮り下ろし、絵柄違いのグラフィックポスターを8月12日からベスト版発売日の9月18日まで各所に掲出するというもの。
    その場所のヒントは特設サイトに順次掲載されるようです。

    画像:「Perfume The Best “P Cubed”」特設サイトより http://www.perfume-web.jp/cam/best-pcubed/

    そして、発見したポスターの写真を、「#Pcubed_P」のハッシュタグとポスターナンバー「#pcp??」をつけてTwitterで投稿すると、「Perfume The Best “P Cubed”」特設サイトの地図上でも投稿者が撮影したポスターの写真が反映されていきます。

    彼女たちのデビューの地である広島から1枚目のポスター掲示がスタートし、8/15現在では4枚のポスターが発見されているようです。デビュー20年間の足跡を巡るような形で展開されるのでしょうか。


    場所のヒントは謎解きクラスタには易しすぎるかもしれませんが、そもそもPerfumeファンだったら、ヒントなしでも聖地にポスターが掲示されたらすぐ発見しそうな気がしますね(笑)。

    【関連リンク】
    (文章:石川淳一)

    2019年8月2日

    Twitterを使ったイマーシブシアター補完の試み『speakeasy OZ presents GRAND OPENING PARTY』

    2019/07/28に都内某所で行われたイマーシブシアター『speakeasy OZ presents GRAND OPENING PARTY』。
    1回の参加者20名、4回のみ公演という小規模な舞台ではありましたが、逆に小規模なりの試みをTwitterを絡ませることで行っていたので、簡単に紹介したいと思います。

    1つはネタバレ完全OKだということ。
    今後の再演が予定されていないこともあってか、公演で起こった事について、すべてオープンにしてよいとの姿勢です。



    もともと、複数の物語の流れがあるイマーシブシアターは複数回数参加しないと、その全容が分かりにくいのが欠点です。
    今やイマーシブシアターの代表格と言えるニューヨークの『Sleep No More』では、元ホテルのビルをまるまる貸し切り。1回の公演の中で同じ内容が複数回行われ、かつ常設公演なので二度目以降の参加の敷居も低く、複数の流れがあってもそれなりに楽しむ事ができます。

    しかし、『Sleep No More』のような形態を取れる公演はめったになく、多くのイマーシブシアターは限られた期間、限られた広さの中で上演するしかない訳です。
    そうなってくると、複数回参加したくてもチケットが売り切れたり、スケジュールの都合で参加できない場合が起きやすく、結局物語の全容が分からないままという事態になりかねません。

    今回Twitterでのネタバレが全面OKになったおかげで、当日見れなかった他のルートの情報を参加者からフォローしてもらい、ある程度の内容をTwitter上で知ることができます。もちろん没入感は大幅に落ちますが、他ルートを見れずにもやっとした気持ちを抱えたままであるよりはよほどいいのではないでしょうか。



    もう1つは、お芝居と絡む形でTwitterを使ってトランスメディア的に物語を補完している点です。
    会場のサイズや予算規模から同時多発的なイベントが限られる小イベントでは、会場だけでできる物語の広がりはどうしても限られてしまいます。『speakeasy OZ presents GRAND OPENING PARTY』でも、使われる場所は、観客が通常入れないステージを含め4カ所しかありません。

    https://twitter.com/BarOz2019/status/1150731755357425667より

    その中で物語の幅を広げるための一つのアプローチとしてTwitterが使われている訳です。



    詳しい流れはtogetterにまとめていますので、興味ある方はそちらをご覧ください。

    これらの試みも含めイマーシブシアターとして成功しているかといえば、正直、上手くいってない部分も多々あったとは思います。
    しかし、ようやく活発になってきた日本のイマーシブシアターでこのようなチャレンジした意義はあるのではないでしょうか。

    『speakeasy OZ』では10月に次の公演があるようですが、今回の経験を活かして、より素晴らしいイマーシブシアターが開催されることを期待しています。

     【関連リンク】
    (文章:石川淳一)

    2019年7月26日

    【ミニニュース 2019/07/26】明治村で『るろうに剣心』脱出ゲーム/海外の体感型ゲームも!『SCRAPナゾビル吉祥寺』

    ■今度は明治村で『るろうに剣心』脱出ゲーム

    「バッキンガム宮殿でレオナルド・ダ・ビンチ」「ルーブル美術館でキャッツ・アイ」と「らしい」有名な場所での脱出ゲームをARG情報局でも連続して取り上げましたが、いずれも海外。なかなか参加できるものではありません。
    そういった中、ようやく「これは!」と思える日本でのイベントが発表されました。
    愛知の博物館明治村で行われる『るろうに剣心』のリアル脱出ゲームです。

    2019年8月から明治村では『るろうに剣心』とのコラボイベントの開催が決定しており、おそらくそのコラボの一環として行われるのではないかと思います。

    まだイベントの開催が発表されただけで内容の詳細は不明ですが、明治村のロケーションを活かしてどこまで「らしい」作り込みが行われるのか期待したい所です。


    【関連リンク】

    ■海外で話題の体感型ゲームも!『SCRAPナゾビル吉祥寺』2019年11月オープン

    今回はSCRAPのニュースが続きますが、SCRAPは吉祥寺に新店舗「SCRAPナゾビル吉祥寺」をオープンすることを発表しました。
    オープンは2019年11月13日。詳細は、9月初旬に改めて発表予定とのこと。


    注目したいのは、「海外で話題の体感型ゲーム」も取り扱うという点。
    海外のエスケープゲームやイマーシブ系ゲームは、日本とはまったく違った魅力ある作品も多いので、そういったものが国内で手軽に遊べるようになるのは嬉しいですね。



    【関連リンク】

    2019年7月19日

    【ミニニュース 2019/07/19】キャッツ・アイからルーブル美術館の宝を守れ/USJのイマーシブシアター続編決定

    ■今度はルーブル美術館で脱出ゲーム。そして題材はなんと『キャッツ・アイ』!

    2019/7/12のミニニュースでバッキンガム宮殿の脱出ゲームを取り上げたばかりですが、今度はパリのルーブル美術館で2019年9月6日~8日の3日間、脱出ゲームが行われます。
    イベント名は『Mission Cat's Eye』。そうタイトルで分かるように、その題材は何と北条司の人気マンガ/アニメ『キャッツ・アイ』なのです。!

    怪盗「キャッツ・アイ」から、ル-ブル美術館宛に送られてきた犯行予告状「キャッツアイカード」。プレイヤーはルーブル美術館の警備担当として、彼女たちからルーブル美術館の美術品を守るために6人でチームを結成し謎を解いていく、という設定のようです。

    フランスでは『シティハンター』が実写映画化されるなど、北条作品は人気が高いようですが、まさかルーブル美術館にキャッツ・アイが忍び込むという設定の脱出ゲームを実現させてしまうとは!

    参加言語はフランス語のみと、日本人にとってはバッキンガム宮殿以上にハードルが高そうですが、ぜひどなたか挑戦してみて、ARG情報局にレポートお待ちしております!


    【関連リンク】

    ■USJの人気イマーシブシアター『ホテル・アルバート』続編が開催決定

    ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが2018年に大人向けのハローウィンイベント『大人ハロウィーン』のメインコンテンツとして開催したイマーシブシアター『ホテル・アルバート』。
    開催期間半ばですべてのチケットが完売したほどの人気になりましたが、その続編『ホテル・アルバート2』が2019年のハロウィーンに合わせて9月7日(土)~11月4日(月)の約2ヵ月間開催されることになりました。



    今年はエリアが拡大され、新しい趣向も取り入れられるようですね。
    日本でイマーシブシアターが開催される際の弱点「期間が短すぎてリピート参加できない!」も2ヵ月の公演期間があるホテル・アルバート2』なら安心・・・といいたい所ですが、昨年の人気を考えると早めにチケットを抑えた方がいいかもしれません。


    【関連リンク】
    (文章:石川淳一)

    2019年7月12日

    【ミニニュース 2019/07/12】バッキンガム宮殿で脱出ゲーム/欅坂46・日向坂46のゲームプロモで謎解き

    ■バッキンガム宮殿でレオナルド・ダ・ヴィンチをテーマにした脱出ゲーム

    ロンドンのバッキンガム宮殿では、宮殿内のギャラリーで開催されているレオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年記念の展覧会「Leonardo Da Vinci: A Life in Drawing」に合わせ、レオナルド・ダ・ヴィンチをテーマにした謎解き脱出ゲーム『ESCAPE ROOM: LEONARDO ARTMERGENCY!』を2019年10月13日までの金曜日と土曜日に開催するとのことです。

    【公式】ESCAPE ROOM: LEONARDO ARTMERGENCY!より

    この時期にもしロンドンに行かれる方がいたらぜひ、と言いたいのですが公式サイトをみたら、もうチケット売り切れていますね。まあ、この場所でこのテーマだと、みんな参加したくなりますよねえ。

    少し前にも、オペラ座で『オペラ座の怪人』をモチーフにした脱出ゲームが話題になりました。
    こういった歴史的な建造物で脱出ゲームが開催されるということは、脱出ゲームが世界的に一般まで認知されてきたということでしょうか。

      【関連リンク】

    ■欅坂46・日向坂46のゲームプロモでトランスメディアな謎解き

    2019年6月28日からYouTubeの動画を発端とした、欅坂46・日向坂46の音楽ゲームアプリのプロモ謎解きが行われました。

    1本目の動画「消えた「声」を聞かせて。1/7」では、欅坂46の「避雷針」の歌詞の一部が消え、最後に「New app Coming… その「声」を「LINE」で」と表示されます。


    そして、動画の説明欄にはURLも書かれており、そこに飛ぶとLINEの友達登録のためのQRコードが。
    そして、友達登録すると、LINEで謎の言葉が現れます。


    参加者は、全部で7本の動画をヒントに答えを見つけ、その言葉をLINEに打ち込むと欅坂46・日向坂46の音楽ゲームアプリのプロモーションサイトに案内されるという仕組みです。
    また、早めに謎を解いた人には、いち早くゲームアプリに触ることができるクローズドβ版テストに応募できるご褒美があったようです。

    1本目の動画が投稿された時点では公式かどうかも明らかにされておらず、それが逆にファンの間で話題となって拡散したあたりは、ARGの拡散パターンに似ていますね。

    謎そのものはそんなに難しくはないですが(『ねとらぼ』で書かれていた正解率10%以下というのは、最初の動画しかないタイミングなのでしょうか?)、動画やプロモーションサイトなどのコンテンツがとても美しくに作られていて、欅坂46・日向坂46のファンでない方も一見の価値がありますので、ぜひ挑戦してみてください。

    【関連リンク】
    • 欅坂46・日向坂46 New App Coming(YouTube)https://www.youtube.com/channel/UCPUReSjh3bH5tLECf_qePbA
    • 正解率10%以下!? 欅坂46・日向坂46の音楽ゲームアプリへつながる“謎解き問題”が難しすぎると話題に(2019/07/07 ねとらぼ)https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1907/06/news028.html
    (文章:石川淳一)

    2019年7月11日

    『ストレンジャー・シングス』Windows 1.0コラボだけでなくARGも開始!

    ■『ストレンジャー・シングス』Windows 1.0コラボだけでなくARGも開始!

    米マイクロソフトが突然Windows 1.0をアピールし始めて、何事かと世界中の人たちが困惑していた訳ですが、7月4日からNetflixで配信が始まった『ストレンジャー・シングス』シーズン3とのコラボ企画だったとEngadget日本語版が伝えています


    『ストレンジャー・シングス』シーズン3の時代設定が、Windows1.0発売と同じ1985年ということでのタイアップのようです。


    米MicrosoftストアにはWindows 10用の「Windows 1.11」アプリも公開されています。1985年当時の雰囲気を感じながら『ストレンジャー・シングス』に繋がりのあるゲームを遊ぶことができ、秘密のコンテンツをアンロックできるそうです。
    残念ながら日本からはダウンロードできず、遊ぶことできるアメリカのファンがうらやましい限りです。

    ・・・と、ここまではWindows1.0の騒ぎもあってけっこう日本でもニュースになっていますが、どうやら『ストレンジャー・シングス』のARGも始まっていると、ARG系の情報交換が活発な投稿サイト「reddit」でスレッドが立っています

    2019年7月5日

    【ミニニュース 2019/07/05】『モンスト』のトランスメディアな謎解き/『ハリー・ポッター 魔法同盟』サービス開始

    ■動画やTwitterを使ったトランスメディアな謎解きプロモーション『モンストサスペンス劇場』

    気づくのが遅れてリアルタイムに取り上げられませんでしたが、スマホゲーム『モンスターストライク』で、トランスメディア的な謎解きイベントが行われたので軽く紹介しておこうと思います。

    2019年6月24日に『モンストサスペンス劇場』と銘打って、『モンスターストライク』アプリおよび公式サイトでハンバーグ店店主が襲われた犯人を当てるイベントが始まりました。
    動画「事件発生篇」と「現場検証篇」、そして船越刑事の捜査メモを元に、犯人が誰かを『モンスターストライク』アプリ内から応募でき、正解者でオーブ2000万個を山分けできるというキャンペーンです。



    同時にTVCMも放送されました。短期間のイベントなのに気合い入っています。


    正解は、6月27日19:00放送の「モンストニュース」内で配信された『モンストサスペンス劇場「解決篇」』で発表されました。
    そこでは犯人を特定する手がかりが、「現場検証篇」の映像内に登場したハンバーグ店店主のTwitter内にあったことが明らかになったのです。


    さらに真犯人を暴いたのが『モンスターストライク』の新しい限定モンスター「シャーロック・ホームズ」ということで、新モンスターのプロモーションも兼ねたイベントだったという訳です。

    海外でもゲームの新しいキャラクターやサービスのプロモーションとしてショートARGやトランスメディアプロモーションが行われる手法は一般化していますが、今回の『モンスターストライク』のイベントは、4日間ということもあってか、さらにポイントを絞った感じです。
    今後、日本でもこういったゲームプロモーションが一般化するか注目ですね。

    【関連リンク】

    ■『ハリー・ポッター 魔法同盟』日本でもサービス開始!

    Niantic社の位置情報ARゲーム『ハリー・ポッター 魔法同盟』が日本でもダウンロードできるようになりました。

    石川も少し触ってみていますが、『Ingress』や『Pokemon GO』に比べると、かなりゲーム的な要素が増えているのと、バトルでアクション性があるので、けっこうじっくりやるゲームに仕上がっていますね。



    ゲームはハリー・ポッターの世界観をしっかりと持ってきてる感じですし、物語的なミッションもあるようです。
    「ARG情報局」的に期待する、現実世界を絡めた物語体験があるのかは、まだ何とも言えない状況ですが、今後の展開に期待したいところです。

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    (文章:石川淳一)

    2019年6月28日

    【ミニニュース 2019/06/28】TVで鉄道網の正確さ体感に謎解き/イマーシブシアター「SHELTER」公演

    ■NHKスペシャルで鉄道網の正確さの体感に謎解き

    6月29日放送のNHKスペシャル「東京ミラクル 第2回 巨大鉄道網 秒刻みの闘い」の中で、番組ナビゲーターの佐藤健さんが、首都圏の鉄道の正確さへのこだわりを体感するために、実際の鉄道ダイヤを使った謎解きゲームに挑戦するとのこと。

    脱出ゲームや謎解きそのものを紹介する番組は最近の謎解きブームもあってけっこう増えてきましたが、ドキュメンタリーの中で謎解きゲームが活用されるのは初めてではないでしょうか。

    番組サイトでは謎解き大好きという佐藤健さんのインタビュー、そしてNHKの公式YouTubeチャンネルには番組内で流せなかったという謎解きシーンの動画もアップされています。

     

    放送はNHK総合で2019年6月29日(土) 21時からです。

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    ■イマーシブシアター「SHELTER」8月公演

    旧病院を舞台にした「Touch the Dark」やONE PIECE原作の「時の箱が開く時」などで、日本のイマーシブシアターを切り開いてきた感のあるダンスカンパニー「DAZZLE」ですが、新たなイマーシブシアタ「SHELTER」のチケット一般販売が始まっています。

    公演日は2019年8月8日~24日。イマーシブシアターという言葉がかなり広がってきた中で、どういった新しい展開を見せてくれるか、期待したい所です。

      【関連リンク】
    (文章:石川淳一)

    2019年6月21日

    1億円宝探し Satoshi's Treasure の開始2ヶ月目プレイレポート


    開始時にも記事にした 賞金100万ドルの宝探し Satoshi's Treasure の開始から2ヶ月が経過しました。現状をまとめておきます。

    簡単におさらいしますと、ビットコインの父と言われるサトシ・ナカモトの名を冠したこの宝探しゲームは、条件を満たした先着1名が100万ドル分のビットコインを入手できるというもの。(なお、ナカモト氏は身元不明のため、この宝探しの運営とは無関係と思われます)

    その条件が少し特殊で、賞金の入ったビットコインウォレットの秘密鍵が、特別な方法で1000個の断片=keyに分割してあり、1000個のkeyのうち、最初に任意の400個を集めた人が、秘密鍵を復元することができる=賞金を手に入れられる、というものです。(鍵の復元方法は、数学の神秘により実現されています!)

    本記事の後半では、未解決のkeyの解説も行なっていますので、腕に覚えのある方は、ぜひ挑戦してみてください!

    2019年6月14日

    【ミニニュース 2019/06/14】『ONE PIECE』の参加型RPG/犯人を選挙で選ぶミステリー小説

    ■東京ワンピースタワーにて『ONE PIECE』の参加型RPG開催!

    東京タワーの屋内型テーマパーク「東京ワンピースタワー」にて、2019年6月21日(金)~26日(水)の期間限定で、『ONE PIECE』を題材とした参加型マルチエンディングRPGイベント「ピーストレイル~冒険者と奇跡の泉~」が開催されます。

    「ピーストレイル~冒険者と奇跡の泉~」特設サイトより

    制作は『WAR→P!』などを手がけてきたオラクルナイツ。
    プレイヤーは『ONE PIECE』世界の冒険者としてパーク内をめぐり、キャラクターから情報を集めたりお願いごとを聞いてさまざまなクエストをクリア。
    プレイヤーの辿ったストーリー次第で、エンディングが変わるマルチエンディング仕立てとなっています。

    東京ワンピースタワーは2018年9月にイマーシブシアター形式のイベント『時の箱が開く時』を開催するなど、体験型イベントに積極的ですね。
    なお、チケットは当日12:00より販売で、予約等はありませんのでご注意を。

    また、本筋ではありませんが、ロゴに Live Action Role Playing Game と書かれているのも少し気になるポイント。これまで LARP といえば、衣装を着てなりきった上で、チャンバラ的な戦闘(演技戦闘)を行う TRPG 亜種のジャンル名として認知が広がってきているところです。多人数参加型のリアルRPGを実施することが多いオラクルナイツさんが、それらも Live Action Role Playing と呼ぶことにしたのであれば、日本国内の LARP がまたひとつ広がりを持つことになりそうですね。

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    ■犯人を選挙で選ぶミステリー「犯人選挙」!

    講談社では、深水黎一郎氏の新作ミステリーで犯人を選挙で選ぶという、前代未聞のイベント『犯人選挙』を2019年6月30日まで開催中です。

    「講談社BOOK倶楽部」より

    これは、『犯人選挙』の問題編が事前に提示され、それを読んだ読者が自分が犯人だと思う人物を投票、その結果が解決篇の内容に影響を与えるとのこと。
    解決篇は問題篇と合わせて単行本『犯人選挙』(9月刊行予定)に掲載されます。

    問題篇を読んで読者が犯人を「当てる」懸賞企画はよく見かけますが、読者が犯人を「決め」、それを元に完結の小説が書かれるという企画は確かに前代未聞ではないでしょうか。

    問題編は「講談社BOOK倶楽部」で読めるほか、Kindle版も用意されているので、そちらでダウンロードして読むこともできます。

    【関連リンク】
    (文章:石川淳一)

    2019年6月7日

    【ミニニュース 2019/06/07】京都造形芸術大学が舞台のARG/世にも奇妙な商店オープン中

    ■京都造形芸術大学を舞台にしたARGが開催中


    6月6日(木)12時から、京都造形芸術大学の有志によるARG制作グループ《トマソン》が、小規模なARGを開催中です。

    《トマソン》は6月に始動した新しい団体。標榜しているARGは、謎解きではなく、トラディショナルなARGそのものです。


    トマソンが新しいエンタメを世に問おうと準備していた所、メンバーのトミーが行方不明になってしまったようで・・・? これまでの経緯のまとめもきちんと note にまとめられていますので、そちらもチェックしてみてください。

    Out of the Game な情報としては、今回のARGを大学にアピールすることで、夏を目処に予算のついた大規模なARGを実施するのが今回の実施の目的とのこと。

    まだ続いていますので、ご興味があれば、ぜひトマソン公式Twitterアカウントをフォローして、参加してみてください。ハッシュタグは #ARGトマソン です。

    (追記:ARGトマソンのデモンストレーションゲームは2日間で無事に終了いたしました。ツイートのまとめは https://togetter.com/li/1363987 をご覧ください)

    (文章:@epi_x)

    【関連リンク】

    ■世にも奇妙な商店、オープン中

    6月8日放送の世にも奇妙な物語にあわせて、怪しげなアイテムが売っている非実在店舗「世にも奇妙な商店」がオープン中です。


    チラシをよく見ると、隠されたメッセージや、隠しキャラなど、いろいろと仕込まれているようです。

    また、6秒商店とコラボして、商品の紹介動画も少しずつ公開中。こちらは、全自動こっくりさんの動画ですね。


    もしも少し不思議なアイテムがあったら、どんなドラマが起こるのか、という世にも奇妙な物語は、とてもARG的ですので、こうしたARG的な展開も相性が良いですね。

    #世にも奇妙な商店 に様々な考察もあがっていますので、ぜひそうしたファンの盛り上がりも含めて楽しみたいですね。

    (文章:@epi_x)

    【関連リンク】

    2019年5月31日

    【ミニニュース 2019/05/31】推理と謎解きゲームのシナリオセミナー/実在しない人間の姿を生み出す技術

    ■推理と謎解きゲームにフォーカスしたシナリオセミナー開催

    2019年6月26日(水)に新宿で、推理ものと謎解きゲームのシナリオにフォーカスしたセミナーが開催されます。主催はシナリオ制作会社のエッジワークスです。



    私が知る限り謎解きのシナリオにフォーカスしたセミナーは初めてではないでしょうか。
    最近は謎解きゲームも物語性のあるものが増えてきているので、とてもタイムリーなセミナーだと思います。

    また、推理要素の入った体験型イベントを考えている方は、推理もののシナリオの話も聞けることで、一粒で二度美味しいイベントになっています。
    石川も平日でなければ福岡から飛んでいきたい所なのですが・・・(泣)

    登壇者や参加費など詳しい情報は下記の申込ページをご覧ください。

      【関連リンク】

    ■実在しないリアルな人間の姿を生み出すサービスと技術

    AIで実在しない人の顔を作る技術は最近あちこちで見かけますが、ついにAIで作った人物をフリー素材としてDLできるサービスが登場しました。

    それは、素材プラットフォームを運営するACワークスの「AI人物写真素材」というサービス。規約を満たしていれば商業利用も可能です。

    試しに生成してみた実在しない人物

    まだβ版でやや不自然な画像が生成されることもありますし、生成される人間のタイプ(性別や年齢、人種など)も設定できないので、イメージ通りの人物写真を生成するのはまだ難しいですが、このあたりは正式版に期待したい所です。

    そして、顔が生成できるとなれば次は全身が欲しくなりますよね?
    株式会社データグリッドは実在しない人物の全身画像生成を行う「全身モデル自動生成AI」を開発したとのこと。
    動画を見てもらえればわかるように、いろんな人の服装や髪型がヌルヌルと変わっていきます。


    こういう技術が一般的になれば、ARGのリアルな登場人物がすべてAIで作られる日も近いかもしれません。

      【関連リンク】
    (文章:石川淳一)

    2019年5月24日

    【ミニニュース 2019/05/24】現実世界でMinecraft!『Minecraft Earth』発表

    ■現実世界でMinecraft!『Minecraft Earth』発表

    マイクロソフトが2019年5月17日、『Minecraft』公開10周年を記念したモバイルARゲーム『Minecraft Earth』を発表しました。



    トレーラービデオを観ていただければ分かるように、プレイヤーは現実世界をそのまま使ってAR技術で『Minecraft』の世界を楽しむことができます。

    より詳しい情報は6/13から開催されるゲームイベント『E3』で発表されるとのこと。
    『Minecraft』でも脱出ゲームを作っていた人がいましたが、機能次第では最近増えてきた回遊型のARG謎解きゲームに使われたりするかもしれません。

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    2019年5月17日

    【ミニニュース 2019/05/17】Kickstarter発のARG『The Wilson Wolfe Affair』個数限定で一般販売

    ■Kickstarter発のARG『The Wilson Wolfe Affair』個数限定で一般販売

    Kickstarter公募のARG『The Wilson Wolfe Affair』は、以前ミニニュースでようやく発送が行われたことをお伝えしましたが、予備として取っていた在庫分を個数限定で一般販売するとのこと。

    『The Wilson Wolfe Affair』は1930年代のアニメをモチーフにしたパッケージ型ARGですが、とにかくガジェット満載で見ているだけでも楽しくなるARGです。

    どれだけ満載かは、石川がTwitterで内容を紹介した一連のスレッドをご覧ください↓

    今回はプラチナ版のみの販売で、値段は239ポンド(+送料)と少々お高いですが、『The Wilson Wolfe Affair』を手に入れられる最後のチャンスかもしれません。興味のある方はぜひ注文してみてください。

    【関連リンク】