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2012年9月27日

10月20日 SIG-ARG 第4回セミナー「体験型企画の参加者層を拡げるための10の方法」開催


(一部の講演については、こちらこちらで講演の動画を公開しています)

SIG-ARG の第4回セミナーを10月20日(土)に開催します。今回は「体験型企画の参加者層を拡げるための10の方法」と題し、体験型企画をより広い人々にリーチさせる具体的な手法を考えていきます。

今回も興味深い事例紹介が盛りだくさんとなりそうです。まずはARG情報局でもたびたびご紹介させていただいている、明治 果汁グミの参加型プロモーション企画「メグミとタイヨウ」。アニメによるTV CMと、twitterとを連動させた企画として、広告電通賞のインターネット部門を受賞しています。昨年から3回に渡って実施されたこの企画は、毎回、ラブストーリー・ミステリー・ファンタジーと異なるテーマであることも特徴です。各テーマでの参加者の反応の違いといったお話も伺えるのではないかと期待しています。(メグミとタイヨウの講演予習記事

次に、伊豆ぐらんぱる公園で現在第2弾が実施されている「伊豆ぐらんぱる探検隊」。謎解きファンが参加しても満足できる難易度の謎解きイベントでありながら、ファミリー層へも好評なことが特徴です。累計参加者が1万人を越えるこの企画の人気の秘訣を知ることができるかもしれません。(伊豆ぐらんぱる探検隊の講演予習記事

もう一つの事例紹介は、「劇場版BLOOD-C The Last Dark ARG『SIRRUT.NET』」。劇場アニメーションのプロモーションとして実施されたこのARGは、いわゆる「ナゾ(パズル)」を排したARGという特徴があります。どのような構成にすることでそれを実現したのか、事例紹介をいただきます。(SIRRUT.NET の講演予習記事

また、今回は最後のパネルディスカッションの時間を多めに取ってありますので、いつものように時間切れで不完全燃焼にならずに、踏み込んだ議論が展開できればと考えております。

eplus でのチケット販売も始まっています(10月18日18時〆切)。下記開催概要をお読みいただいた上で、ふるってお申し込みくださいませ。体験型企画に興味をお持ちの皆さまの、数多くのご参加をお待ちしております。

(10/14更新) 講演順の変更を反映しました。また、講師プロフィールを追記しました。
(10/19更新) チケットの販売を締め切りました。


近年、体験型の企画が国内で数多く実施されるようになってきましたが、参加者層が固定化し、新しい参加者を伸ばしにくい企画も見られるようになってきました。
今回は、新しい参加者層へと広げる挑戦を行っている事例の紹介を通じて、日本の体験型企画をより多くの人々へと届けるための道筋を探ります。

開催概要

名称: SIG-ARG 第4回セミナー 「体験型企画の参加者層を拡げるための10の方法」
日時: 2012年10月20日(土)12:00~17:00
会場: 東洋美術学校 講義室
  (地図 http://goo.gl/maps/0GIXg)
主催: IGDA日本ARG専門部会 (SIG-ARG) http://arg.igda.jp/
参加費: 研究会のみ 1,500円・研究会および懇親会 4,500円
対象者: ARG や体験型企画に興味のある方ならどなたでも。特に制作に興味のある方。
定員: 定員80名
申込方法:
  eplus でチケットをご購入ください。締め切りました。
  PC用購入ページ: http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002086002P0050001P006001P0030001
  チケット販売システムの都合上、セミナーのみの方は「入場券(¥1500)」、
  懇親会も参加される方は「オールスタンディング(¥4500)」のいずれか1枚をご購入下さい。
※備考
  当日飛び込み参加はできません。チケット持参者のみ、ご参加いただけます。
  参加費は、当日の運営費用として使用させて頂くほか、
  IGDA日本の運営費用として使用させて頂きます。

プログラム

11:30 (開場)


12:00 - 12:05
ご挨拶
(SIG-ARG 世話人 八重尾昌輝)


12:05 - 12:30
多様化する体験型エンタテインメント
(SIG-ARG 副世話人 澤田典宏)

講演者プロフィール
IGDA日本 SIG-ARG(代替現実ゲーム)副世話人。家庭用ビデオゲームの黎明期から、主に企画としてゲーム開発に携わり続ける。代表作は『戦神』『ファントムクラッシュ』『初代熱血硬派くにおくん』など。2012年には、元気株式会社において、複数のARGのプロデュース、ゲームデザイン、運営を担当。直近では、これまでの知見を活かしてゲーミフィケーションに関する講演も行っている。

≪体験型アトラクション事例紹介≫
12:30 - 13:15
事例紹介「伊豆ぐらんぱる探検隊 伊豆シャボテン特捜隊 ほか」
(エイデック/読売テレビエンタープライズ 田中宏明氏)

講演者プロフィール
株式会社読売テレビエンタープライズ所属。テレビ番組のウェブ/モバイルのプランニングから転じ、体感型企画の制作を行う。
おもな体感型企画として『新一検定』『伊豆ぐらんぱる探検隊』『伊豆シャボテン特捜隊』『エクシブ伊豆秘密探偵倶楽部』『鴨川絶対防衛ライン』など。

13:15 - 13:30
<休憩>


≪バイラルプロモーション事例紹介1≫
13:30 - 14:00
「劇場版BLOOD-C The Last Dark ARG 「SIRRUT.NET」 事例紹介(仮)」
(ラ・シタデール 竹内ゆうすけ氏 / Production I.G 鈴木哲史氏)

講演者プロフィール(竹内ゆうすけ氏)
ラ・シタデールLLC.代表。構成作家。コンテンツプロデューサー。
アニメーション・デジタルゲームの企画会社、ITベンチャー企業勤務を経て独立。アニメーション、ゲーム、ラジオ、音楽CD、ドラマCD、小説、イベントなど多様なメディア制作に携わった経験を生かしメディアの垣根を超えた娯楽づくりを目指している。

講演者プロフィール(鈴木哲史氏)
株式会社プロダクション・アイジー所属。大学卒業後、株式会社ブロッコリーにて国内外へのライセンスを担当したのち、トレーディングカードゲームの製作、アニメーションの製作、キャラクターグッズの製作などに携わる。
現在は株式会社プロダクション・アイジーにて、アニメーション作品に関するライセンスを主に担当するほか、プロモーションその他の業務を行っている。

≪バイラルプロモーション事例紹介2≫
14:00 - 14:45
「明治 果汁グミ メグミとタイヨウ 事例紹介」
(株式会社 読売広告社 太田理奈子氏)

講演者プロフィール
クリエイティブ局にて13年間、コピーライター・CMプランナーとして、主にアパレル、車、飲料、食品、家電、ガス機器等を担当。
今年4月より、統合ソリューション局へ異動。
2008年に長男を出産し、人の心が動く、コミュニケーションの未来を模索中です。
受賞歴:
広告電通賞(インターネット部門、雑誌部門、新聞部門)、
消費者のためになった広告 金賞・銀賞
読売広告大賞 優秀賞 協賛者賞 など受賞

14:45 - 15:00
<休憩>


15:00 - 16:30
パネルディスカッション
「体験型企画の参加者層を拡げるための10の方法」
(本日の登壇者をパネリストとしてお迎えする予定です)


17:00
散会


17:30 - 19:30
懇親会

(オールスタンディングチケット購入者のみ、ご参加いただけます。)
※場所は会場付近の中華料理店を予定(当然ですが、座れます)

2012年9月22日

制作者インタビュー:東京ボウズ・HAT‐CRi・RDG

ここ数年で、体験型謎解きゲームを様々な団体が制作するようになり、最近では、毎週末、いろいろなイベントを楽しめるようになってきています。
ぱっと見では、似たようなイベントのように見えてしまいますが、実際には様々な想いがあって、それぞれ大事にしていることがありつつ、制作されているはず。
それを知りたくなり、3つの団体へインタビューしてきました。メモから原稿を起こしているため、文体が硬くなっていますが、ご本人たちは皆とても楽しい方々です。

東京ボウズ


「謎解き学園事件簿ファイル3」は
横浜の重要文化財の洋館で開催
学園の廊下をさまよう二宮さん
東京ボウズさんは、式根島で宝探しやBBQをする合宿イベント「式根島宝探し」を始めとする楽しいイベントを企画している制作集団で、最近では専業化したこともあり、毎月複数のイベントを企画されています。「謎解き学園事件簿ファイル3」の後に、コアメンバーであるふーちャんひろぼうずよっちゃんのお三方に話を伺いました。

−− 東京ボウズの始まりは?
東京ボウズは、元々 mixi のコミュニティで、ドロケイなど年数回のイベントをサラリーマンをやりながら企画していた。2005年に式根島に行くイベントを実施したが、その翌年にもっとアトラクションのようにしようと、宝探し要素を追加し、それ以降、式根島宝探しとして続けている。

−− 体験型イベントを積極的に制作するようになった経緯は?
2010年2月にバレンタイン企画としてチョコ刑事の1を行い、好評だったので、翌2011年2月にチョコ刑事の2を行ったところ、参加者の中に、としさん(@10s4, リアルイベントカレンダーの中の人)が居た。その年の5月に行った式根島宝探しにも、としさんに来ていただけて、とても面白かったと謎解きクラスタに宣伝していただいたのをきっかけに、謎解きイベントを積極的に制作するようになった。

2011年9月にリアルクエストシリーズを、2011年11月に謎解き学園シリーズを始めて、今に至る。

−− 東京ボウズを会社化された経緯なども。
時間をかけて、やりたいことをやりたいと、勤めていた会社を辞めて、ふーちャん・ひろぼうず・よっちゃんの3人で2011年8月に会社を作った。
最初の月は手取り一人一万円からの始まりだったが、今はなんとか回りそうなところまで来ている。

−− 大事にしていることは?
まず、自分たちがやりたいと思うことをやること。これやったら面白いよね、というネタを実際にやってみる。
謎解きだけにこだわっているわけではなく、多くの人に楽しんでもらえることをやりたい。例えば、謎解きをきっかけに式根島宝探しに来ていただいた人が、結果として式根島での体験そのものを楽しんでくれれば嬉しい。
謎解きという要素の中では、皆に謎解きの達成感を味わって欲しい。制限時間も調整がきくときには柔軟に対応して、皆が最後まで楽しめるようにしている。

−− 東京ボウズさんのイベントはとにかくみんなでワイワイ楽しいという印象があります。
人と深く関わりたいと思っている。参加者の皆と仲間になりたい。
また、どうしても笑いを取りに行ってしまう。シリアスなものを作っていても、笑えるポイントを細かく入れてしまう。

−− 制作は3人でどんな風に進めるのですか?
ボウズ会議というものがあり、そこで皆で面白いと思うことを言い合って作り上げている。
謎作りはふーちャんが担当することが多い。また、児童館で勤めていた経験もあって、
みんなで楽しめる遊びを考えるのもうまい。

−− 他にボウズさんの特徴にはどんなことがあるでしょう。
スタッフも参加者も女子率高くて、皆可愛いことかな?(笑)

東京ボウズは、謎解き系以外にもアウトドア系など、傾向の違うイベントも企画しているが、それぞれに別の常連さんが居るところも特徴的かもしれない。山中湖での謎解きイベントでは、両者が混じって、新たな出逢いがあったようだ。

−− 最後に、野望を教えてください。
体験型謎解きゲームを底上げしていきたいと思っている。

また、色々なところで色々な企画をやりたい。面白い会場をどんどん使いたい。
大規模なイベントにもチャレンジしていきたいし、でも、小規模なイベントも大事にしていきたい。

−− ありがとうございました。

HAT-CRi(ハテクリ)


「DATSUGOKU」より、手錠を構えた美人看守
HAT-CRi(ハテクリ)さんは2011年9月に最初のイベント「ナゾ×コウエンジ ~怪盗Rendowからの挑戦」を実施した後、クォリティの高い謎からファンを増やしている新進のナゾ制作団体です。第3弾イベント「DATSUGOKU」の懇親会会場で、ハテクリの代表の 5103 にお話を伺いました。

−− HAT-CRi を立ち上げた経緯から教えてください。
リアル脱出ゲームに参加して、楽しかったものの、もしかしたら自分でもできるんじゃないかと思ったのがきっかけ。
自分が面白いと思うことを存分にやってみたいと思った。

−− 制作体制は?
ストーリーとナゾは自分、あとはそれぞれスタッフにお願いしています。

−− 大切にしていることはなんですか?
謎解きイベントはたくさん実施されているので、自分が参加してみたいと思う世界観にこだわっている。
あとは、世界を体験できるコンテンツ作り。

−− 世界観というのは、物語とはまた違うものですか?
物語をがっちり作ると、人それぞれ感じ方が違うので難しい。
それよりも、特異な空間を用意することに注力すれば、参加者一人一人がそれぞれの体験をしてくれる。

−− 確かに「DATSUGOKU」では牢獄体験を楽しめました。最後に、何か野望があれば。
新しいエンターテイメントを作りたい。

−− ありがとうございました。


RDG


「魔王40人くらい」より、賢者さま(虹組キララさん
アトリエ兼撮影スタジオのユニークな会場で開催
RDGさんは、全員協力型のとにかくボリュームのある体験型謎解きゲームを特徴とした制作集団です。代表作は、時間ループ物を題材とした2011年10月の「エンドレスループ~すべてがLになる~」、RPGをモチーフとした2012年2月の「勇者25人くらい」など。最新作「リアルクローズドサークルゲーム2」の打ち上げ会場で、三月さんを中心に、RDGのメンバーの皆さんにインタビューさせていただきました。

−− RDG を始めたきっかけは?
リアル脱出ゲームの「図工室からの脱出」のような全員協力型の体験型謎解きゲームが好きだったが、だんだんチーム戦が多くなって全員協力型が少なくなったので、それなら自分で作ろうと思って始めた。

リアルゲームに興味のある「あんたがた(VIPPER のあんたがたに挑戦します)」のゲームマスター経験者の知り合いで始めた。
2010年秋にリアルクローズドサークルゲームの企画を開始し、年明けに実施したのが始まり。

−− 現在のコアメンバーは?
主宰とディレクションが三月さん。(いわゆる演劇でいう)制作がMARINAさん。謎制作がちゃわさん一手さん

−− 大事にしていることは?
謎を解けないクラスタも楽しめること。
体力を使うとか、素敵なポエムを読むとか、折り紙を折るとか、寿限無を暗誦するとか、各自の得意分野を生かして、謎を解かなくても参加することで楽しめるように気をつけている。
勇気が大事であって、誰もが勇者になれることが重要。これは、現地に行くだけで勇者になれるという、「あんたがた」のエッセンスでもある。

また、全員協力型も大事にしていきたいと思っている。
全員協力型で皆に楽しんでもらおうとすると、色々な場所で並行して出来事が起こってしまうので、全部を把握できなくなるのが弱みではあるが、仕方がない部分かと思う。公演後のネタバレブログを早く出すことで対応している。

スタッフが面白がれればOK。茶番大好き。お客さんが変なことをしてもしてもらって、それを皆で眺めてみたい。それは、お客さんが勇者になるということでもある。

−− 今後の野望は?
全国制覇して、世界を救いたい。

−− 個人的な野望もありますか?
美少年ハーレム(三月さん)
白衣着なくていい公演をしたい(一手さん)
黒字化したい(MARINAさん)
人類皆眼鏡! …というのは冗談としてw 謎なしでプレイヤー側の自由度が高くて非日常を体験できる遊び。大袈裟に言うと口裂け女くらいの知名度になる都市伝説を作りたい(ちゃわさん)

−− ありがとうございました。


三団体とも、それぞれ特色のある体験型謎解きイベントを実施されているのですが、お話を伺ってみると、いずれも自分が体験してみたいイベントを作ろうとしているという動機は共通のものでした。それぞれが大切にしているポイントを持って次々とイベントを創っていくことで、層の厚みが出てきているのだと感じます。今後、どのように進化していくのか、楽しみです。

体験型イベントの制作者はまだまだたくさんいらっしゃいますので、また機会がありましたら、こうしたインタビューをしていきたいですね。話を聞いてみたい制作者のリクエストなどもいただければ、参考にさせていただきます。

2012年9月11日

9月の体験型イベント情報


ようやく日差しも和らいできましたが、まだまだ残暑は厳しいですね。秋は体験型イベントにはぴったりの季節です。

相変わらずかなりの量のイベントが行われておりますので、網羅するには毎度おなじみのイベントカレンダーを参照していただくとして、いくつかイベントをピックアップしてご紹介します。

  • エクシブ秘密探偵倶楽部 “事件簿X”: 9月15日から毎週末、会員制リゾートホテル「エクシブ伊豆」にて開催。宿泊には会員権が必要ですが、イベントのみの参加も可能とのことですのでプロデューサの田中宏明さんまでお問い合わせください。謎解き系のイベントだと思われますが、体感型ゲームのファン層拡大を目指しているとのことです。
  • 現代西洋魔術ワークショップ&儀式「オペレッタ化学の結婚 - 薔薇と虹」: 9月16日に南宇都宮石蔵秘宝祭のクロージングイベントの一つとして開催。本格魔術ワークショップ&儀式とのこと。企画者は龍宮学校の関係者でもある松岡友さん。体験型イベントであっても、少なくともゲームではないので非常に悩んだのですが、非日常体験の行き着く先の一つではありますのでご紹介してみました。参加は自己責任でお願いします。。。
  • くるり×SCRAP PROJECT「京都1000人の宝探し大会’12」: 9月23日に京都で開催。京都音楽博覧会恒例イベントが今年も開催されます。22日に会場で「京都1000人の宝探しキット」を2000円で購入し、23日に京都の街を巡って宝を探します。特賞は京都某所にてくるりメンバーとすっぽん鍋を囲めるチケット。
  • PlayStation Vita×SCRAP 東京ゲームショウ探偵団: 9月22日・23日の東京ゲームショウ会場で PlayStation Vita の専用アプリを使った謎解きイベントです。アプリは9月13日から配信開始。URL に AR と付いているので、おそらく AR アプリなのではないかと思われます。AR アプリとSCRAPさんとのコラボというのは面白いですね。
  • 盗まれた新商品のレシピを探し出せ!: 9月25日〜30日に渋谷パルコPART3全館で開催。プッチンプリンのキャンペーンでリアル謎解きゲームという異様な組み合わせです。制作は最近PCゲームとのタイアップイベントを多数制作されているイベンティアさん。謎のクォリティでは間違いはないと思われますが、プッチンプリンがどう絡むのかがたいへん気になります……。参加費無料。
  • 推理カフェNAZEDA: 街中謎解きイベントと、公演型イベントのコラボという珍しい企画です。謎組さんが担当する街歩きパートは9月21日〜。WonderQさんの公演型イベントは10月7日〜9日に東京カルチャーカルチャーで計5回公演。WonderQ さんの前回の推理カフェDAREDA!もたいへん好評でした。なお、ミステリ系のシリアスなイベントではなく、推理カフェというカオスな空間を楽しむ感じのイベントだったようです。まだホームページ上で告知は出ていないようですが、14日からチケット発売とのこと。
  • ミステリー・ザ・サード2012 動く密室 〜閉ざされたバスツアーの謎〜: 一方こちらは真面目に推理する必要がある参加型本格推理イベントです。10月12日から週末開催。館・館IIとここ2年は閉鎖空間でのミステリが続きましたが、今年はなんと観光バスで事件が起こるようです。観客と役者が同じ空間を共有しながらリアルタイムで事件が起きていくM3は、私が胸を張ってオススメできる体験型イベントのひとつです。現在チケット発売中。

ご紹介できなかったたくさんのイベントが開催されていますので、お近くのイベントにつきましては、イベントカレンダーを参照してみてください。

2012年9月9日

平行世界に囚われた謎の少女を救え!「月齢14.9の夜、世界は夢をみる」


先週の土曜から「月齢14.9の夜、世界は夢をみる」というARGが開始している模様です。

8月の終わりからARGファンや制作者を次々にフォローした @kana_in_dream というアカウント。


アカウントのリンク先には「参加登録」という名前のメールアドレスと生年月日を記入するフォームがあります。

月齢が14.9になった9月1日の夜、このアカウントの名前が「カナ」になり、奇妙な投稿がはじまりました。


その3日後の9月4日18時、先程のサイトから登録したアドレスに、「夢乃奏奈という少女を探している」という人物からメールが届きます。要約すると

  • 夢乃奏奈は「意識が平行世界を渡る能力」を持っている
  • 時が経てば元に戻るor別の世界へ渡るのだが今回は勝手が違う
  • こちらの世界に「夢乃奏奈」という存在がないため実体がなく、語りかけても通じない
  • 再び月齢が14.9になるまでに夢乃奏奈の姿を取り戻し、再び世界を渡るための手伝いをしてほしい
という内容。

2日おきにメールの続きが送られ、9月8日にはいわゆるミッションが発動しました。


「手紙の内容や情報を夢乃奏奈に近づけると空間が歪み危険である」という制約がついているため、現在はTwitterではなく、有志が立ち上げたフォーラムを使用して情報交換を行っているようです。
いままで送られているメールの全文はプレイヤーであるましろさんのブログに転載されており、そちらで読むことができます。

この企画の詳細はいまだ不明ですが、ARGであることは間違いなさそう。今後の動向に注目です。

関連リンク
月齢14.9の夜、世界は夢をみる
Twitter: @kana_in_dream
トピック: 月齢14.9の夜、世界は夢をみる » ARGまとめサイト

2012年9月8日

プレイヤー&制作者の話が一度に聴ける「龍宮学校 ARG部 活動報告会」9/17開催


2012年8月17日(金)~19日(日)に高知県の鵜来島で行われたARG「龍宮学校 ARG部」。
これに参加したプレイヤーの風簷さんが、2012年9月17日(月/祝)に「龍宮学校 ARG部 活動報告会」を都内で開催します。


この発表会には、プレイヤー側の感想発表だけでなく、アート・パーティるくるから隊長檸檬さんが登壇予定。
制作者側からの話も聴けるという珍しいイベントとなっています。

時間は13時から23時までと長いですが、発表会自体は17時で終了し、その後は夕飯や自由時間となっています。

おやつの時間もあり、会場にはアナログゲームも多数用意されているので、気軽に参加してみてもいいかもしれません。

関連リンク
9月17日 龍宮学校 ARG部 活動報告会(東京都)
ARG部 | 龍宮学校
Twitter: @fuen_dreamer
アート・パーティるくる