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2012年4月29日

GW中の体験型イベント情報

ゴールデンウィークのご予定は決まりましたか? 今年のゴールデンウィークは、体験型エンタテインメントも目白押しです。

@10s4 さんがまとめられているイベントカレンダーから幾つか抜粋してご紹介してみます。

  • CRAZY DROP: アリスとボブのチームの新作の街中を使った謎解きゲームの連作企画のようです。第1話は4/29が最終公演日なのですが、当日券はなさそうですね。
  • オレのネタ知りませんか!?: 東京で4/29開催。お笑いライブに謎解きのフレーバーがつくような雰囲気のようです。席はだいぶん埋まっているようですが、当日券の状況は公式ページをチェックしてください。
  • 〜大人の陣取り合戦〜ビル1棟占拠せよ!: 札幌で4/28〜30開催。北海道リアルミステリー第3弾。ビル一棟を借り切って2軍に分かれて謎解き陣取り合戦という豪快なイベントです。まだチケットに余裕はありそうですが、@hrmystery への問い合わせをオススメします。
  • リアルスパイゲーム「必ず最後に愛はカツ!」: 東京で5/2に2公演。ボードゲームを体験型イベント化したという面白い企画です。関西で行ったものをブラッシュアップして再演。E-Pin企画の城島さんと謎制作者の千石一郎さんのコラボ企画ということでも注目を集めました。当日券が出るか分かりませんので、チケットの購入はお早めに。
  • コミュニケーション探偵ゲーム 『Mr.Dは何を聞いたか?』: 東京で5/3〜6開催。コミュニケーション+推理パズルといった感じのイベントです。テストプレイレポートも参考にしてみてください。
  • ザ・ミッドナイトサスペンス: 今年は5/3,4に富士の麓で開催。参加型ミステリイベントの定番イベントが帰ってきたと思ったら、今年は日帰りなのに、遠いところに行ってしまいました。申込は終了してしまっています。
  • 式根島宝探し 2012: 5/2〜6で伊豆諸島の式根島に旅します。最近は謎解きイベントでも評判がよい東京ボウズさんですが、ボウズさんらしい企画といえば、宝探しあり、BBQありのこのイベントでしょう。昨年の参加者の評判もとても良いイベントです。まだ申し込めるのかわかりませんので、気になる方は @tokyobouz まで。
  • 力ずくの脱出ゲーム: 5/3〜6に京都で開催。デイリーポータルZの企画で、一切謎のない脱出ゲームです。必要なのは力。雰囲気が怖いと話題になったテストプレイの様子の動画が残っていますので、腹筋に気をつけてご覧ください。あとの時間になると仕掛けが壊れていって減る可能性がありますが、あえて最後にどうなったか観に行くというのも通な楽しみかもしれません(笑)。
  • 渋谷で リアル ダ・カーポ 春に恋: 東京の渋谷PARCOと、定番美少女ゲーム「ダ・カーポ」との異色のコラボ企画です。新聞部入部試験と題してリアル謎解きゲームが行われます。事前販売で売り切れている時間帯もありますので、要確認です。謎解き要素はしっかり作られているという噂です。
  • リアル脱出ゲーム: 宇宙兄弟とのコラボ企画「月面基地からの脱出」が全国ツアー中です。また、神戸では「ある幽霊船からの脱出」が行われています。当日券の情報などは @realdgame をチェックしてみてください。また、常設型として、原宿のヒミツキチオブスクラップや、東京と京都のアジトオブスクラップでも、脱出ゲームが実施されています。。
  • 伊豆ぐらんぱる探検隊vol.1 トレジャーハント~財宝“X”の謎~: 伊豆ぐらんぱる公園で毎日開催。GPS探知機を持って広い園内で宝探しを行います。歯ごたえのある謎解き要素も。CM動画もあります。GW中は予約でいっぱいという情報もありますので、詳しくは問い合わせてください。
  • タカラッシュ!: タカラッシュ!の企画は、観光地やテーマパークで開催されています。現在実施中のものの中では、西武園ゆうえんちの「ミライセンシ」が Kinect を利用したアトラクションとして話題です。

様々なイベントが実施されている様子をお伝えするために、募集を終了しているイベントもご紹介しました。詳しい参加方法は各主催者へお問い合わせください。

(追記)常設型のイベントを失念していましたので追記しました。

関連リンク
イベントカレンダー

2012年4月28日

『探偵QR~私の父を殺した犯人を捜せ!』プレイレポート


5月13日に追加公演が予定されている『探偵QR~父を殺した犯人を捜して!』について、ひろあきたなかさん(@heelaw)から、イベント参加レポートを寄稿していただきましたので、掲載いたします。
たなかさん、ありがとうございました!

コミュニケーション探偵ゲーム『Mr.Dは何を聞いたか?』テストプレイレポート


5月3日〜6日に東京お台場の東京カルチャーカルチャーで開催されるコミュニケーション探偵ゲーム 『Mr.Dは何を聞いたか?-Mr.D heard something.-』のテストプレイに呼んでいただいたので、様子をレポートしたいと思います。合わせて、制作・司会の天河さんに取材できましたので、そちらもどうぞ。

2012年4月25日

在りし日の家族を体験する「【ある家の肖像】展」


アート・パーティるくるが企画する「【ある家の肖像】展 ~一夜の家族、ご用意します~」が、4月27日15時から28日9時にかけて、千葉県市川市の民家にて開催されます。
るくるは、2011年に行われたARG「るくる島黄金伝説」から続くアート共同体。

このイベントは、主催者の松岡友さんが以前住んでいた家にて、父・松岡洋さんの命日である4月27日に、すでにばらばらになってしまった家族の一番美しかったころの記憶を再現しよう、という試み。
参加条件は、「家族としてこの家に帰り、家族としてこの家を出ること」。参加者はこの家の一員として振る舞い、家族と好きなように過ごすことで、「死を迎える可能性のある家」に在りし日の家族の姿を取り戻します。

参加費は2000円で、先着予約制となっています。

代替現実ゲームではありませんが、家族として振る舞うというロールプレイ・代替現実ということで、他にはない非常に興味深いイベントとなりそうです。

関連リンク
【ある家の肖像】展  ~一夜の家族、ご用意します~ | るくる
るくる | アート・パーティ るくる

2012年4月24日

ARG情報局の記事執筆者増員のご報告

ARG情報局は、既報のとおり、情報発信力の強化を今年度の目標の一つとしています。

これまでは八重尾さんと私(epics)の二人が主に記事を執筆してきましたが、今後は新副世話人の澤田さんを始めとしたSIG-ARGの運営メンバーも徐々に執筆陣に加わっていく予定です。
また、運営メンバー以外からも、ARG的な娯楽に積極的に関わっている方々にも、特にプレイレポートを中心として、どんどん記事を書いていただきたいと考えておりまして、調整しています。

その第一歩としまして、ARG情報局の記事執筆者に「ラビットホールジレンマ - ARGやARG的なもの・謎解きイベント等の情報を集めたりARGを作ったりするブログ。」のよしたかさん(@acfnoid)をお迎えすることになりました。
そして、以前からプレイレポートの執筆をお願いしていた、ARGのコアプレイヤーである風簷さん(@fuen_dreamer)にも改めての参加をお願いいたしました。
強力な執筆陣となりますが、まずは、これを活かせるような記事制作環境の整備を進めて参ります。

ARG情報局での多人数記事執筆環境の目処が付きましたら、改めてさらに執筆者を募集させていただきます。ご興味のある方は、続報をお待ちください!

また、多人数で記事を書くにあたり、ARG情報局としての最低限の一貫性を保つために、記事制作のガイドラインを作成します。
こちらは内部資料ではありますが、ARG情報局のスタンスをご理解いただく上でも有用な情報かと思いますので、作成次第公開いたします。

私たちは、流動的な日本の体験型エンタテインメントの状況の中で、どのようにあれば作り手も遊び手も幸せになれるのかを模索しつつ、活動を続けています。
今年度のARG情報局の変化を、長い目で見守っていただければ幸いです。

関連リンク
ARG情報局: SIG-ARGの新体制と今年度活動方針のご報告
ARG情報局: SIG-ARG について

2012年4月16日

SIG-ARG×AGSによるTRPGセッションでシナリオを勉強しよう!(参加者募集中)


SIG-ARGとアナログ・ゲーム・スタディーズ(AGS)によるTRPGセッションが、5月1日と5月3日の2日間にわたって実施されることとなりました。
それに合わせて、TRPGでプレイするプレイヤーを募集します。


GMはAGSの高橋志行氏が行い、TRPGを遊びながらARGにも応用可能(かもしれない)なシナリオの作り方、進め方について楽しみながら学べる内容を目指します。


参加するにあたって、いくつか注意事項があるので、興味のある方はその点をご確認の上ご応募ください!


日時:5月1日にキャラ制作
   5月3日 14時~22時頃までセッション
場所:どどんとふ
ルール:シノビガミ怪冥王裁判
募集人数:3人
参加資格:ARGに興味があり、遊ぶのが好きな人(特にセッションは長時間に渡るため、長時間遊び続けられる人)
見学:自由
※会話ログ等は後日リプレイ制作時等の素材として利用される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。


応募方法:
Twitterアカウント@ARG_INFOに参加希望を表明してください。
※募集人数が3人なので、応募数が多い場合は先着順とさせていただきます。


5月1日は、オンラインセッションサイト「どどんとふ」にプレイヤーたちが集まり、「シノビガミ怪冥王裁判」のキャラクターを一緒に制作してもらいます。
本番は5月3日で、この日はほぼ日中セッションを遊んでもらいます(楽しんでください!)。
見学したい方は、当日「どどんとふ」で行われるセッションルームに自由に出入り可能なので、好きなときに見学してもらって構いません。


要するに、TRPGを皆で遊ぼう(そのあとリプレイとか公開する予定)という単純なものです。
堅苦しい内容にはならないと思いますので、どしどし応募してください!


注意事項としては、TRPGに参加してもらうプレイヤーには、ルールブックを購入してもらう必要があります。
5月1日までに「シノビガミ怪冥王裁判」を購入しておいてもらう必要がありますので、その点だけご了承ください

追記(2012/4/23)
実施について、いくつか修正がございますので、ご報告いたします。

・「どどんとふ」について
どどんとふを運営されている方より、たくさんの人が見学として参加することで、サーバーが容量オーバーしてしまう可能性が高いというお話をいただきました。
GMである高橋さんと話し合った結果、サーバーをお借りする立場として、大変心苦しくはありますが、今回はリアルタイムでの見学はなしとさせていただきます。
ただ、セッション終了後、ログは随時公開していく予定です。また、ログを市販されているリプレイのように読み物として面白い形にできればと考えておりますので、楽しみにしておいてください。
(もしこの試みが成功し、何回かセッションを持てるようになった暁には、自前のサーバーを立てられたらいいな、と考えています! そのためにも、プレイヤーとして積極的に参加してくれる皆さんの助けが必要です。どうぞ遠慮せずに参加してください!)

・キャラクター制作の時間について
5月1日に行われるキャラクター制作は、5月3日と同様に、14時からの実施となりました。キャラクター制作にかかる時間は2〜4時間を想定しております。セッションほどではありませんが、制作にもそれなりに時間がかかると予想されるため、参加を希望される方はあらかじめよろしくお願いいたします。

関連リンク
アナログ・ゲーム・スタディーズ
冒険企画局:シノビガミ怪冥王裁判
どどんとふ

2012年4月12日

SIG-ARGの新体制と今年度活動方針のご報告

ARG情報局の運営母体である、IGDA日本ARG専門部会(SIG-ARG)の新体制についてご報告いたします。

IGDA日本の運営ルール変更により、SIG-ARGの正世話人1名・副世話人2名の選出を行いました。

正世話人:八重尾 昌輝
副世話人:澤田 典宏, epics

ARG制作者の澤田典宏氏が新たに副世話人へと加わりました。更新されたSIG-ARG運営メンバーリストを「SIG-ARGについて」ページへ掲載いたしましたので、ご確認ください。

また、合わせて今年度の SIG-ARG の活動方針を以下のように決定しました。
「ARGを始めとした体験型エンタテインメントの持つ多様性を推進する」
近年、体験型エンタテインメントでは、謎解きイベントが大きな盛り上がりを見せています。魅力的な娯楽であり、多くの人がそれを楽しんでいることはとても素晴らしいことです。

しかし、体験型エンタテインメントの魅力には、もっと多くの多様性が秘められています。一例を挙げれば、自分が作品世界の一部に取り込まれた形でストーリーが展開することによる物語体験(共演感覚)であったり、仲間と協力しながら困難を乗り越えるソーシャル性であったりするでしょう。特に、ARGの特徴は、こうした多様な魅力を複合的に有するところにあると、私たちは考えています。

こうした魅力を持つ体験型エンタテインメントも実施されていますし、謎解きイベントでもこれらの要素を取り込んだ挑戦も行われはじめています。しかし、魅力的な企画があっても、実施されっぱなしで、その魅力は広く共有されることなく終わっているのが現状です。

SIG-ARG では、これが現在の大きな課題であると位置づけ、体験型エンタテインメントの多様な魅力を伝えていくことを今年度の活動方針としました。

具体的には、ARG情報局での参加レポートの充実など、情報発信力の強化を進めます。この件に関しましては、後日、詳細をご報告させていただきます。

また、体験型エンタテインメントは設計上の制約が少ないため、他のゲーム媒体では困難だった様々なものとコラボレーションしていくことが可能です。こうした多様性の追求もまた、今年度の活動方針の一部です。

今年度もARG及び体験型エンタテインメントの普及活動を進めてまいりますので、今後とも変わらぬご支援をいただければ幸いです。

関連リンク
IGDA日本について
SIG-ARGについて

2012年4月2日

エイプリルフール企画 回答と解説

昨日の八重尾氏失踪記事はエイプリルフール企画ということで、残念ながら(?)誤報でした。

簡単に回答と解説を。澤田さんの所に来たメールの内容
「SF□ミステリー / 鍛□抜かれた / □そるおそる / ARGの楽し□ / ARGでみ□ながぶつかる / 要素ごと□事例紹介 / 横断し□物語 / 自分□参加 / ワクワクする気持□ / Web□みんなで / 5□のリング / リークし□秘密組織 / 歯ごた□十分 / 背骨の□うな / も□古い!」
を、ARG情報局内のページ「ARGの魅力」の中から拾っていくと「やえおさんにてもちをつたえよう」となります。

そう、皆さんの手持ちを伝えればよいのです!

……というのは、まだ一歩足りません。昨日の八重尾さんの書き置きをみると、「探さないでください」の「探」が手偏ではなく木偏になっています。「て」が「き」になってしまうんですね。ということで、「やえおさんにきもちをつたえよう」が正解です。

epics氏(私)に精神攻撃を受けて傷心した八重尾さんが、慰めて欲しいと放ったメッセージ。結局誰も解いてくれず、八重尾さんの傷心が癒されることはありませんでした。しめしめ。

さて、このようにエイプリルフールというのは、ホントっぽい嘘で楽しもう、驚きで楽しもうというエネルギーに満ちた日でもあります。このエネルギーは、ARGの持つ面白さの根幹部分と共通するものです。

特に、今年では Google Maps とドラゴンクエストのコラボ企画が群を抜いた懲りようでした。Google Maps で世界中に隠しキャラを配置するなど、探索と驚き・そしてその共有が回ったARG的な事例だと考えています。エイプリルフールのまとめ記事を読むと、様々な驚かせ方・楽しませ方の参考になるアイデアがたくさんありますので、参考にしていきたいですね。

エイプリルフールも終わり、新年度となりました。SIG-ARGでは、新年度を期に、幾つかのお知らせと今年度の活動方針のご報告を行う予定です。今年度もSIG-ARGとARG情報局をよろしくお願いいたします。

関連リンク
ARG情報局: 八重尾氏が失踪か?! 急遽、澤田氏がSIG-ARG副世話人へ就任?

2012年4月1日

八重尾氏が失踪か?! 急遽、澤田氏がSIG-ARG副世話人へ就任?

ARG情報局の運営母体として知られるIGDA日本ARG専門部会(SIG-ARG)の世話人、八重尾昌輝氏の消息が、4月1日朝より分からなくなっているという噂がネットを駆け巡っている。
八重尾氏は周囲に対し、以前から「セミナーをやるたびに、犯人にさせられたり、死体になることが耐えられない。みんな私をなんだと思っているんだ……」と漏らしていたとのことで、今回の失踪と関係があるとみて、慎重な捜査が進められている。

八重尾氏が残していた書き置き

八重尾氏のTwitterアカウント @myaeo の最後の書き込みにおいても、何か深い悲しみに包まれている様子が伺える。

この危機に対し、SIG-ARGでは急遽、ARGクリエイターとして知られる澤田典宏氏を招聘。当面の混乱を沈めるため、副世話人への就任を要請した模様である。この人事に対し、八重尾氏の跡を継ぐ加害者・被害者役としての役割に対しても期待が高まっている。

SIG-ARG副世話人澤田氏のコメント
「今年度より、SIG-ARGの副世話人となりました澤田です。副世話人になった途端に、甲冑好きの世話人が失踪するという事件に巻き込まれましたが、この謎を解き明かしつつ、彼のかわりに立派な死体役ができればと考えます。ただ個人的な趣向として、ただ死んでいるだけではなく、起き上がって徘徊したり、ときには走り回ったりするような活動的な死体を目指したいと思います。それでは、今後ともよろしくお願いいたします」

同副世話人epics氏のコメント
「くっ。奴さえ片付けば私の天下になるはずだったのに、こんな邪魔が入るとは……」

なお、4月1日昼前に、澤田氏の元へ、下記の内容の差出人不明のメールが届いていたとの情報を入手した。
本件との関係性は不明であるが、八重尾氏の傷ついた心を癒す手がかりになればと願うばかりである。

SF□ミステリー / 鍛□抜かれた / □そるおそる / ARGの楽し□ / ARGでみ□ながぶつかる / 要素ごと□事例紹介 / 横断し□物語 / 自分□参加 / ワクワクする気持□ / Web□みんなで / 5□のリング / リークし□秘密組織 / 歯ごた□十分 / 背骨の□うな / も□古い!

関連リンク
Twitter: @myaeo
ARG情報局: ARG の魅力