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2012年4月28日

コミュニケーション探偵ゲーム『Mr.Dは何を聞いたか?』テストプレイレポート


5月3日〜6日に東京お台場の東京カルチャーカルチャーで開催されるコミュニケーション探偵ゲーム 『Mr.Dは何を聞いたか?-Mr.D heard something.-』のテストプレイに呼んでいただいたので、様子をレポートしたいと思います。合わせて、制作・司会の天河さんに取材できましたので、そちらもどうぞ。


「コミュニケーション探偵ゲーム」と銘打っているだけあって、ポイントとなるのは、「コミュニケーション」と「探偵」です。

参加者は数名で同じ探偵社のチームとなりますが、チーム内での連携と同じくらい、チーム間でのコミュニケーションも重要となります。テストプレイは人数が少なかったため混乱はありませんでしたが、当日はなかなか混沌とした状況になりそうです(笑)。

また、探偵という要素ですが、名作推理ボードゲームCluedoを思わせるロジックパズルが骨格となります。ただし、ロジックを組み立てるための情報は一筋縄では手に入りません。暗号を解読し、会場を探索し、手持ちの情報をよく確認して、頭を働かせることが重要です。時には思いがけない方法で情報がもたらされることもあるでしょう。

今回、暗号類は量も難易度も抑えめに作られていますが、扱う情報量は多いため、きっと終わった後は、頭は十分に心地よく(?)疲れているのではないかと思います。

公式ブログでは、事件が起こった館に居る人物のプロフィール紹介がされていますが、こうした人物設定を想像しながら、たくさんの情報を組み上げていく楽しみは、このイベントならではでしょう。

eplus でチケット販売中で、前売り2000円・当日2500円です。たまたま(本当に偶然だそうで)、すぐ下の Zepp Tokyo でもリアル脱出ゲームが開催されていますので、帰りがけに、ふらっとお立ち寄りいただくのもいいかもしれませんね。

ARG情報局では、今後、こうしたプレイレポートを充実させていく予定です。
お声をかけていただければ(あるいは、かけていただかなくても)、レポーターのスケジュールが合えば、お邪魔して、記事にさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

体感型謎解きゲーム制作チームの天河氏への直撃インタビュー


― まずは簡単な自己紹介をお願いします。

体感型謎解きゲーム制作チームの天河です。謎と不思議を作る仕事をしています。(本業は手品師でいらっしゃいます)

― こういったイベントはいつ頃から作られているんですか?

今から考えると、20年ほど前にナムコワンダーエッグでパーク周遊型のロールプレイングイベントの立ち上げに関わったところから始まっているかもしれません。チェックポイントに人が居て、謎を解いたり課題をクリアしたりしていくというアトラクションでした。
直接、現在の活動に繋がる所では、5~6年前に「あんたがた」という謎解きイベントのGM(ゲームマスター)をやったところから、さまざまな縁が繋がって、今に至っています。

― 今回で体験型謎解きゲーム制作チームとしては4作目になりますが、いつも大事にしていることはありますか?

ネットではできないことをやりたい、とは考えています。身体を動かさないと解けないような問題ですとか。特に、参加者同士のコミュニケーションは重要視しています。イベントに実際に参加することでの一番の醍醐味ですからね。「よろしくお願いします」のひと言で始まる縁もありますので、そうしたきっかけになればいいなと考えて制作しています。

― 今作でもコミュニケーション重視は健在ということでしょうか。

はい。会場内で無理矢理にでもコミュニケーションを取ってもらえる仕組みを作れて満足しています(笑)。

― 会場は今回も東京カルチャーカルチャーさんですね。

カルカルさんは、プロジェクターの画面が大きく、MCなどの音響設備も充実していて使いやすいのが魅力です。あと、今回は利用しませんが、Nitfyが親会社ということもあり、ネットワーク環境がしっかりしている点もいいですね。

また、何より中の人がこういった体験型イベントに理解があって、ちょっと特殊なことをしたい時にも話が通りやすいのが助かります。使わせていただいている私たちも、カルカルを謎解きの聖地にする!くらいの勢いで頑張っています。

― 他に、今作のアピールポイントはありますか?

今作は特にタイトルが重要です! ぜひゲームに参加して、納得して帰ってください(笑)。

― 最後に、体験型謎解きゲーム制作チームさんの今後の野望を教えてください!

チーム名を短くしたい(笑)という冗談はおいといて、関西と北海道で公演をします!……と言えたらいいな、と、わりと本気で思っています。
会場などまったく目処が付いていないので、現地でサポートしてくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください!

― 目指せ全国制覇ですね! 本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

関連リンク
コミュニケーション探偵ゲーム 『Mr.Dは何を聞いたか?-Mr.D heard something.-』 TOKYO CULTURE CULTURE:@nifty
体感型謎解きゲーム、作ってます

1 件のコメント:

  1. > 今回、暗号類は量も難易度も抑えめに作られていますが、

    ここの経緯を正確に書きますと、テストプレイの暗号は難易度が高かったため、反省会にて暗号は簡単にして、ロジックパズルを楽しんでもらう方向がよいとの結論となりました。

    が、蓋を開けてみたら、本番初日の暗号も十分に難易度が高かったとのこと……。
    誤解を与える記述をしたことをお詫びして訂正いたします。

    きっと、2日目以降はもっと簡単になっているはず・・・!

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