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2021年10月2日

伝説の1ヶ月を共に創ろう。『神椿市建設中。』10/4スタート


2021年10月4日12時より、共創型コミュニティアドベンチャー『神椿市建設中。』の正式サービスが1ヶ月限定で実施されます。『神椿市建設中。』は、バーチャルシンガー「花譜」などが所属するクリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」が開発するオリジナルIPプロジェクト。仮想都市である「神椿市」に秘された謎を読み解き、街の秩序と平穏を取り戻す物語です。さらに、その体験は仮想世界だけでなく、現実世界にも侵食してくるとのこと。

共創型コミュニティアドベンチャーというのは聞き慣れないジャンルですが、謎解きミッションを体験のベースとしながら、参加者同士がオンライン上で協力しながら物語を創っていく、ということで、まさにARG情報局の取り扱いジャンルど真ん中の、オンラインを舞台にした全体協力の体験型エンタテイメントコンテンツです。

2021年9月3日

【対談】トランスメディアストーリーテリングって何だ?(後編)

大変おまたせしましたが、前回に引き続き『【対談】トランスメディアストーリーテリングって何だ?』の後編をお届けします。
今回は中村彰憲氏、イシイジロウ氏、石川淳一の3人と参加者との質疑応答のパートとなります。

2021年8月1日

【お知らせ】「SIG-体験型エンターテインメント」発足のお知らせ

NPO法人国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)の専門部会である「SIG-ARG」と「SIG-NAZO」は、8/1をもって合流し、新たに「SIG-体験型エンターテインメント」として発足したことを報告いたします。

発足の背景

「SIG-ARG」と「SIG-NAZO」がターゲットとしている範囲について、現在境界が曖昧になりつつありまます。興味分野で被る所も多く、さらにどちらの分野も「体験」を軸として内容が広がってきており、より境界が重なる状況が増えています。

また、謎解きやARGの要素は一部取り入れているがジャンルとしては独自のものや、従来のエンターテインメントに体験・参加要素を取り入れることで新たな体験感を生み出す動きがあるなど、体験型のエンターテインメントはかつてないほど多種多様化しています。

IGDAのミッションである開発者の支援や交流を考えた場合に、そういったものまで見据え「SIG-ARG」と「SIG-NAZO」が別々で行うよりは、合流して構成員がお互いの知見を共有することで、より大きな活動に繋がると考え、新たに「SIG-体験型エンターテインメント」として発足することとなりました。

世話人および活動内容については、しばらくは「SIG-ARG」と「SIG-NAZO」の体制を引き継ぎますが、少しずつ「SIG-体験型エンターテインメント」のミッションに沿って活動内容を拡張していく予定です。

また「ARG情報局」は、引き続き「SIG-体験型エンターテインメント」の公式情報発信サイトとして継続活動していきます。

「SIG-体験型エンターテインメント」詳細

【新SIG名称】
SIG-体験型エンターテインメント
(英語表記:SIG- Immersive Entertainment)

【ミッション】
日常空間やリアルメディアを使った体験型・参加型のエンターテインメントに携わる国内外の多様な制作者に交流の場を提供し、その知見や情報の共有を推進する。
また情報発信やセミナーなどを通して、自らの研鑽と次世代の育成、新しいエンターテインメントの周知を行う。

【活動領域】
現時点でイメージしている主領域および関係領域は以下の通り

謎解き/ARG(代替現実ゲーム)/xRコンテンツ(AR・MR・SR・VR)/参加型推理/マーダーミステリー/人狼/イマーシブシアター/LARP/TRPG/アナログゲーム/テーマパーク/参加型アトラクション/トランスメディアストーリーテリング/イマーシブミュージアムなど

【世話人】
正世話人:
 石川 淳一

副世話人(五十音順):
 池田 奈美
 えぴくす
 田中 宏明
 南 晃
 山肩 大祐

担当理事:
 山肩 大祐

2021年6月27日

【対談】トランスメディアストーリーテリングって何だ?(前編)

はじめに

石川の『CEDEC2019』でのセッションや、『マーベルシネマティックユニバース』(以下『MCU』)の成功などでトランスメディアストーリーテリング(以下「TMS」)という言葉が日本でも少しずつ紹介されるようになってきました。
そんな中、TMSという言葉の提唱者であるヘンリー・ジェンキンズの『コンヴァージェンス・カルチャー』がようやく翻訳されたこともあって、今後さらにTMSという言葉を目にする機会が増えるのではないかと思います。

ただ、『コンヴァージェンス・カルチャー』の原著が15年くらい前のものであるために実例がやや古いこと、またTMSのカバーする範囲がとても広く、いろいろな切り口があるために、一部の実例を聞いただけで「TMSってこんなものなんだ」という誤解を与える危険性も出てきています。
そこで、TMSについて立場が違う3人がそれぞれの視点から議論することで、TMSとはそもそも何か、そのカバーする範囲や、解釈の曖昧な点の洗い出しができるのではないかと考えて、clubhouse上で2021年3月17日に行われたのがこの対談イベントです。

前編だけでも凄いボリュームのテキストですが、今まで日本ではあまり考察されなかった内容だと思いますので、ぜひ参考にしてください。

2021年1月31日

『Project:;COLD case.613』探偵登場で、いよいよ解決編へ


始動したタイミングの記事でもご紹介した『Project;:COLD case.613』ですが、3ヶ月近い出題編が終わり、ついに探偵が登場。事件解決編が始まりました。この「不可逆性SNSミステリー」は、今からが一番面白いところですので、駆け足で現状のご紹介です!

2021年1月21日

XR謎解きエンターテインメント「code name:WIZARD Episode1 魔導書の謎と六匹の妖精」

ARグラス「Magic Leap」を使用したXR謎解きエンターテインメント「code name:WIZARD  Episode1 魔導書の謎と六匹の妖精」が、東京タワー、新宿小田急百貨店にて開催されました。
新宿小田急百貨店での開催は会期通り2021/1/21まで、そして東京タワーでの開催は2021/3/31までと期間延長されていたものの、コロナによる緊急事態宣言により残念ながら1/11で中止となってしまいました。

しかしながら、新技術を用いたとてもチャレンジングな体験型イベントでしたので遅ればせながら概要を紹介いたします。



code name:WIZARD概要

code name:WIZARDは、株式会社KAKUSINが提供する最新空間コンピューティングデバイス「Magic Leap1」を活用した、XR謎解きエンターテインメントです。Magic Leapを活用している、ということでNTTドコモが全面サポートとして入っています。


巨大テクノロジー企業「Xカンパニー」が開発した「マジックサーチャー」をつけることで、魔法を扱うことができる素質を持つ選ばれし人間【ストライダー】修練生となり、もう一つの世界「魔法世界」の謎を探究していく、というのが全体のあらすじとなっており、今回のEp1では6匹の妖精について書かれた魔導書を解き明かし、マジックサーチャーを使って妖精と契約を結ぶ、というシナリオとなっています。妖精ごとにシナリオがわかれており、全部で6つのシナリオを体験することができます。


一つのシナリオの流れとしては、周遊謎解きと、XR謎解きの2パートにわかれており、まずは魔法図書館(受付)で魔導書と地図を実際に受け取り、それらに書かれたヒントを元に会場を探索、謎解きを行うことで妖精を呼び出すための魔法陣とキーワードを導きます。

探索・謎解きが終わり魔法図書館に戻ると、マジックサーチャーを装着し、修練の間に通され、紋章に向け召喚の構えを取ることで妖精を召喚することができ、ここから妖精ごとに異なる試練を与えられます。

配布される資料はとても作り込まれたデザイン

Magic Leapのハンドジェスチャーを使って左右の手で異なる魔法を出すことができ、
それらの魔法を駆使することで試練をクリアします。
シナリオによっては複数の妖精の力を使うこともあるなど、さまざまなギミックに挑戦することができ、多少慣れが必要な部分もありますが手から魔法が出るエフェクトは、誰もが一度は体験してみたいであろうものと思えるクオリティだと感じました。
また、妖精たちも様々な特徴を持ったキャラクターで、女性にも好かれそうな子達になっています。