ページ

2012年6月26日

容疑者はAKB全メンバー!CM・Web・漫画で「AKB48殺人事件」


6月25日よりグリコ・アイスの実のCMにて「AKB48殺人事件」がスタートしました。
これは、8月でAKB48を卒業する前田敦子さんが探偵となり、CM撮影中に起きた殺人事件を解決する、というもの。
9月までに全5話の連作TV CMを予定しているほか、公式サイトでは研究生を含むAKB48全メンバー(容疑者)87名のリストやメンバーの証言VTR、事件現場の写真などが公開されています。
またこの企画と連動して、7月4日発売の週刊少年サンデーより、秋元康氏原案・青山剛昌氏原作の「AKB48殺人事件」が全9話、集中連載されます。


今後、CMやWebサイトなどを通じて順次ストーリーやヒントが公開されていくということで、トランスメディア的展開も期待できそうです。


昨年の「アイスの実」CMでは、放映前から秋元康氏が大型新人の存在をほのめかし、その後にAKB48の12.5期生・江口愛美さんをセンターとして大抜擢。テレビでのCM放映開始と同時に「CGキャラクターである」と発表し、その代替現実的手法が大きな話題となりました。ちなみに今回の容疑者からは除外されています。



関連リンク
アイスの実 | グリコ
コミックナタリー - AKB48×青山剛昌、サンデーで前田敦子が探偵の集中連載
江口愛実 - Wikipedia

2012年6月25日

本日、NHKでジェイン・マクゴニガルの講演「ゲームが世界を救う」が放送


本日6月25日の23:00より、NHK Eテレ(旧・教育テレビ)の「スーパープレゼンテーション」にて、ジェイン・マクゴニガルの2010年2月のTED講演「ゲームが世界を救う(原題: Gaming can make a better world)」が放送されます。再放送は7月1日深夜。

また、23:25から1時間、Google+ハングアウトを使った「スーパーハングアウト」も行われます。番組プレゼンテータの伊藤穰一氏と共に「ゲームは世界を救えるか?」を議論します。視聴は Google+ NHK公式ページ から。

ARG(代替現実ゲーム)のトップクリエイターでもあるジェイン・マクゴニガルは、このTEDの講演で「ゲームには世界をよりよく変える力が必ずある」と力強く述べ、広く名を知られるようになりました。さらに、この後に出版した著書 "Reality is Broken" も、(本文中ではゲーミフィケーションという語は出てこないものの)ゲーミフィケーション関連書として評判は高く、邦訳『幸せな未来は「ゲーム」が創る』も出版されています。詳細は以下の記事でご紹介しています。


ジェイン・マクゴニガルは、昨日ご紹介したダークナイトARG "Why So Serious?" の制作会社 42 Entertainment でも一時期働いており、Halo2 の ARG "I Love Bees" ではリードデザイナーをしていました。また、日本にゆかりのあるところでは、マクドナルドがスポンサーをした北京オリンピックのARG "The Lost Ring" のゲームディレクターでもあります。

現在は、ゲームで世界を変えるための活動に注力しており、つい先週も Games for Change にて基調講演を行いました。録画を以下にご紹介します。カンファレンスのtogetterまとめもあるようです。


英語圏でゲーミフィケーションが流行る一つのきっかけとなった TED 講演が、日本でどんな反応を引き出すのか、楽しみですね。

関連リンク
スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンライン
janemcgonigal.com
Games for Change
ARG情報局: ARGの力を説いた名著「Reality is Broken」の邦訳が発売!

2012年6月24日

ダークナイトARG "Why So Serious?" を振り返る


(追記: "Why So Serious?" のまとめ記事を別に掲載しましたので、そちらもご確認ください)

本日、映画「ダークナイト」が地上波初放送を迎えるということで、ダークナイトのプロモーションARG(代替現実ゲーム)であり、制作元の 42Entertainment が 2009 年のカンヌ国際広告祭サイバー部門でグランプリを獲ったことでも知られる "Why So Serious?" を振り返ってみました。

ダークナイトARG "Why So Serious?" 勉強会 その1 - Togetter
ダークナイトARG "Why So Serious?" 勉強会 その2 - Togetter
ダークナイトARG "Why So Serious?" 勉強会 その3 - Togetter
ダークナイトARG "Why So Serious?" 勉強会 その4 - Togetter

Why So Serious? は1000万人の登録ユーザが居たなど、数値的な所はよく引き合いに出されるのですが、細かくどんなイベントが行われていったのかを日本語でまとめた文献は存在していないと思います。

ステップバイステップで展開を追っていくと、さすがARGの老舗42Entertainment、巧みにプレイヤーに課題をぶつけていって興味を引き続けていることが分かり、個人的にも非常に興味深いまとめとなりました。

かなり長くなってしまい、まとめを読むのもたいへんな量になっていますが、ARGの制作に興味がある方にとって、参考になる内容かと思いますので、ぜひご覧ください。

42の事例を見ていて感じることは「とにかく参加者を驚かせ、楽しませることを最優先に一生懸命にやっていれば(=商売っ気を出来る限り見せなければ)、自ずと口コミは広がっていく」でしょうか。もちろん、ARG業界に蓄積されている広げるためのノウハウがあってこそ、ではありますが。

なお、英語のまとめWikiまとめサイトの情報を翻訳してまとめたものですので、間違いが紛れ込む余地がたくさんあります。もしも間違いに気づいた場合は @epi_x まで教えていただければ幸いです。

↓は公式のまとめ動画(英語)。

2012年6月18日

ARGの要素を取り入れたエデュテインメント「伊豆シャボテン特捜隊 vol.1」7/14開始


ニュースリリースによると、株式会社サボテンパークアンドリゾートと株式会社エイデックは、7月14日(土)より、伊豆シャボテン公園にて新体感型エデュテイメント・アトラクション「伊豆シャボテン特捜隊vol.1 アニマル・ミッション~消えたカピバラを追え~」を実施します。

これは「元祖カピバラの露天風呂」30周年を記念したもので、園内に隠された様々な指令をクリアして、伊豆シャボテン公園が密かに飼育していたと言われる「黄金のカピバラ」の行方を明らかにするというアトラクションとなります。参加料は1チーム1000円。親子連れから年配のご夫婦まで幅広く対象としています。

指令内容に園内の動物の生態を学んだり、実際にふれあったりという、体験型学習の要素を取り入れることで、エデュテイメントとして楽しみながら学べるようになっています。また、ARGの要素を取り入れ、特設ホームページやYouTube、Facebook、Twitterなどとのトランスメディアの展開を順次予定しているとのこと。

プロデューサーの田中宏明さんによると、自分が「一度やってみたかったこと」を事情が許す限り詰め込んだとのことですので、謎解き好きの皆さまも、同じく7月14日から伊豆ぐらんぱる公園で実施される「伊豆ぐらんぱる探検隊vol.2 トレジャーハント ~財宝“X”と幸せの女神~」と併せて、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

関連リンク
伊豆シャボテン公園 || アニマル・ミッション ~消えたカピバラを追え~
伊豆シャボテン公園
ARG情報局: 「伊豆ぐらんぱる探検隊vol.2 トレジャーハント ~財宝“X”と幸せの女神~」7/14 開始

世界最大のクロスワードパズル KAROYAN 実施中


KAROYAN | 世界最大のクロスワードパズル」という企画が実施中です。計55479問、マス数でいうと16万マスに及ぶ世界最大のクロスワードパズル(ギネス申請中)をWeb上で協力して解いていこうというもの。第一三共ヘルスケアの「カロヤン アポジカΣプラス」のキャンペーンです。

回答数ランキングも表示されており、最終的に1位だったユーザには巨大賞状とギフトカード10万円分がプレゼント。なお、すでに誰かが解いてしまったマスは解けません。

ログインには Facebook か Twitter アカウントが必要。注意書にも出ていますが、最初の1問目の回答時にのみ、Facebook や Twitter 側に解きましたというメッセージが自動投稿されます。

新たな協力プレイの形として面白い試みですね。多人数プレイを活かしているのが1位争いしかないのが大丈夫か多少心配ですが、クロスワードは埋めることがそもそも楽しいので、巨大なクロスワードが徐々に埋まっていくというフィードバックだけで十分なのかもしれません。

プレイヤー人数はまだそれほど多くなさそうなのですが、それでもずいぶんサイトが重たくなっていますので、軽い時間を狙って挑戦してみてはいかがでしょうか。

(追記)なんと、開始から23時間28分51秒でクリアされてしまいました。参加人数1433人。Twitter上の噂によると作問はパズル雑誌のニコリさんだという話もありますが、これだけ力を注いで6万問近く作っても1日しか保たないというのは、集団ミッションのパワーバランスを考えさせられる出来事です。

関連リンク
KAROYAN | 世界最大のクロスワードパズル

体験型Web企画ピックアップ

最近、参加型のWeb企画が増えてきていますが、なかなか記事に出来ていませんでしたので、まとめてご紹介させていただきます。なお、全体的に謎解き系の企画が多いですが、現在好評実施中のメグミとタイヨウのように、謎解きではない参加型ストーリーテリングという可能性も体験型企画にはありますので、ARG情報局では広い意味で体験型企画を捉えて扱っております。

  • 東京エクセル物語 シーズン2「Crisis of Macro」: ハロー!パソコン教室が運営するWeb企画なのですが、すみません、企画経緯がよく分かっておりません。シーズン1は全6回でOLの恋物語を描きつつ、毎回Excel関数の使い方を紹介するという内容でしたが、その続編のシーズン2では一気にタイムマシンを巡る攻防へと話は急展開し、毎回Excelを使った謎解きが出題されるという形式となりました。なお、PV付きの主題歌「私の心の中の関数 -My excel story-」はCDも販売されています。現在はシーズン2の第4話「未来から来た女戦士」の謎の回答を6月30日まで受付中です。
  • シャーロック・ホームズの無茶な難問: 紅茶花伝のキャンペーンで、既に応募は終了してしまっています。現在回答が公開中。応募期間を5回に区切り、徐々にヒントを出していくという形式がユニークでした。各応募期間ごとに1組をロンドン旅行にご招待。何気ないCM動画中にキャンペーンのヒントを隠すやり方などはトランスメディア的な手法でした。次の難問を用意中とのこと。
  • 知的法人RAIZIN: エナジードリンクのRAIZINのキャンペーン。MISSION1〜4まで各数問ずつの難問を解くとキャンペーンに応募できるというもので、すでに期間は終了し、解答一覧も公開されています。が、公式ページにお詫びが出ているとおり、キャンペーン〆切前に更新ミスで回答ページが表示されてしまったそうで、追加の問題キャンペーンを予定しているとのこと。賞品は本キャンペーンと同じく「何でも言うことを聞く秘書。※ただし、法と倫理の範囲内で。」
  • REGAME | リアル脱出ゲームオンライン: その名の通り、リアル脱出ゲームがオンラインになったというもの。一周回ってきた感はありますが、有料であることと、時間を決めて皆が一斉にトライするリアルタイムイベントであることが大きな違いです。7月24日(火)22:00スタート。HTML5で作っているのか、最新のブラウザじゃないとダメよ、ということのようで、現在、環境確認を兼ねた体験版がプレイ可能です。こうしたWebを使いつつもリアルタイムに実施するイベントというのも、今後増えていくかもしれませんね。

2012年6月15日

本日のWBSで「体験型イベント」特集


ワールドビジネスサテライトのFacebookページ公式Twitterによると、本日6月15日の23:00からテレビ東京系で放送される「ワールドビジネスサテライト」で、「体験型イベント」の特集があるとのことです(地域によっては放送時間が異なります)。

閉じ込められた部屋から脱出するイベントにアナウンサーが挑戦した紹介ということですので、SCRAP さんのリアル脱出ゲームの紹介がメインとなりそうですが、他にも取材が入ったイベントがあると聞いていますので、要チェックですね!

ビジネス番組なので、社員教育への活用などが切り口となりそうですが、エンタテインメントとしての体験型イベント、そしてARG(代替現実ゲーム)へ興味を持って下さる人が増えることを願っています。

ちなみに、ちょうど、参加者1000万人を誇った映画「ダークナイト」のARG "Why So Serious?" をおさらいしてみようかという企画を Twitter 上で実施中です。「ダークナイトARG "Why So Serious?" 勉強会 - Togetter」にこれまでの分はまとめていますが、興味のある方のご参加をお待ちしています!

(追記)特集「“ミステリー体験”をビジネスに」の紹介内容は、以下の通り。
  • E-Pin企画さんの『映画「ブラック・ブレッド」公開記念 参加型本格ミステリーイベント』のイベントの様子。映画の試写会で演劇が行われさらにその最中に殺人事件が。参加者が推理する。特別な体験をしてもらうことで映画のプロモーションに。参加者の楽しかったという声。
  • E-Pin企画さんのオフィスと、ミステリーナイトの紹介。25年前からホテルで公演している老舗。最近引き合いが多くなっている。決め手は集客力。城島和加乃さんのインタビュー。リピーター率70〜80%。
  • SCRAPさんアジトオブスクラップ京都にて、取材用の特別なリアル脱出ゲームの体験レポート(by 森本アナ)。グループで協力しながら謎を解く。カメラマンも謎解きに参加している姿。時間切れで脱出失敗。
  • SCRAPさんのオフィスの様子と、加藤隆生さんのインタビュー。「カラオケの次の外でする遊びが生まれていない(ので、常設型のアジトオブスクラップを作った)」「すでにある街や施設を使って、そこである種の物語体験をするということが、一つのジャンルになればいいな、と」
  • ソニー・ミュージックで社員のコミュニケーション強化に活用している事例の紹介。チームワークが大事なので色々な発見があった。
  • 新潟を中心に活動されているシーエスレポーターズさんの「ネットとリアルで体感ゲーム」の取材。DeKKY401の家族で楽しめるイベントや、新潟県観光局との夏のスキー場を使った長期間開催のイベントの取り組み。スマートフォンやiPadなどを使えばARも含む色々な仕掛けを低コストで実現できる。ネット上の人たちへのアピールも可能。
  • スタジオの森本アナ「(興奮気味に)正直少し冷めた目で見ていたのですが、本当に体験してみないとあの魅力は分からない」

関連リンク
Facebook: ワールドビジネスサテライト
Twitter: @wbs_tvtokyo

2012年6月10日

6月の体験型イベント情報


いよいよ梅雨シーズンとなってきましたが、そんな季節にも負けずに実施される体験型イベントの6月分のご紹介です。

網羅するには毎度おなじみのイベントカレンダーを参照していただくとして、目立ったイベントを幾つかピックアップしてみます。

  • 映画「ブラック・ブレッド」公開記念 参加型本格ミステリーイベント×特別試写会: 本日、6月10日(日)に渋谷にて開催。12:00と16:30の2回。90分程度の参加型本格ミステリイベントのあとに映画の特別試写会で4000円(当日券)。当日券は出るようです。制作はE-Pin企画さんですので、本業の役者さんが演じる上質なミステリイベントが体験できるでしょう。ちなみに、ミステリーナイト25周年企画「綾辻行人殺人事件 主たちの館」は昨日売り出し分は即日完売で、本日東京公演の後半日程が売り出しです。
  • リアル鍵っ子ゲーム in Rewrite Harvest festa! ~消えた朱音の制服を探せ~: 6月10日(日)~6月24日(日)に秋葉原で開催。街歩きタイプの謎解きイベントで、事前予約不要のようです。EasyとNormalとHardの3コースがあり、Hardは謎解きファンも満足な難易度だとか。Rewriteという美少女ゲームの関連イベントとなりますので、そういった関連店舗を回ることになるようです。
  • 消えた弁天様: 6月16日(土)に東京の上野で開催。iPhoneのGPS宝探しアプリ「にっぽん宝探し」と「鬼ごっこレーダー」を使ったハイテク鬼ごっこ&宝探しイベントです。参加費1000円。9日の予定でしたが雨で順延となりました。また順延する可能性がありますので、Facebookのページを確認してください。
  • CRAZY DROP 第3話: 6月16日〜24日の土日に浅草にて開催。アリスとボブを実施していた paradigmurchin, inc. の新しい街中謎解きシリーズです。連作形式で毎月第3・第4週の週末に開催しており、今回が3話目。もちろん、今回からの参加も全く問題ないと思われます。
  • Gーフォレスタ#19『挫折と思いやりと連続殺人』: 6月22日〜24日に神戸で開催。Gフォレスタさんは、実際の洋館を使って、昭和初期の探偵小説を再現するという洋館ミステリ劇場を行っている劇団です。参加者から話を伺う限り、ガチンコの推理勝負というよりは、空間とお芝居による体験を楽しむ参加型イベントのようです。eplusでのチケット販売は終了していますが、Webページでは申込を受け付けているようですので、問い合わせてみてください。
  • 極上の料理×ミステリー!謎解き体験「Closed Restaurant」: 6/28(木), 7/4(水) に東京・四ッ谷で開催。タカラッシュ!がプロデュースするOZmallの女性限定イベントです。定休日のレストランで美味しい食事+謎解きを提供するという高級志向な企画。大人のための謎解き企画『tararush BLACK LABEL』の第一弾企画としてシリーズ化されるようです
  • ドラマチック推理ゲーム「推理カフェ DAREDA!」: 6月30日(土)にお台場の東京カルチャーカルチャーで開催。参加型ミステリイベントのようですが、はじめて実施されるイベントですので、謎解きとミステリのどちらに振られたイベントかは不明です。詳しい情報は @Wonder_Q を確認してみてください。
  • ラーメンの街に隠された謎を解き、10万円を手に入れろ!: 8月31日まで新横浜ラーメン博物館にて開催。スマートフォン向けのチームで遊べる位置情報ゲーム「bondship」を用いてミッションをクリアする謎解きイベントです。クリアした人には抽選で金一封やラーメンなどの賞品が。

もちろん、ここにご紹介できなかったたくさんのイベントが開催されていますので、イベントカレンダーも参照してみてください。

2012年6月9日

「メグミとタイヨウIII タイムラインワールド」本格始動


6月3日に開始した「果汁グミ Tweet Fantasy メグミとタイヨウ III タイムラインワールド」が6月9日から本格始動しました。日本テレビ系のドラマ「三毛猫ホームズ」中に放送された60秒TVCMの放送タイミングに合わせて、最初のミッションである「タイヨウに橋」と一斉につぶやくミッションが行われ、同時にミッションの進捗が分かる特設サイトが公開されています。TV CM でミッションをいきなり呼びかけた効果は高く、一時、twitter のトレンドにも入っていたようです。(60秒CMは公式サイトでも公開中です)

今回のいままでの流れはtogetter「メグミとタイヨウIII Tweet Fantasy」にまとめた通りですが、簡単に要約すると、異世界「タイムラインワールド」に飛ばされてしまったメグミを、タイヨウが助けに行くのをみんなでサポートしよう、というもの。

「タイムラインワールド」はtwitterでたくさんの言葉がつぶやかれるようになったことで溢れ出た“ことだま”が生んだ異空間。そこでは、twitterでのつぶやきが世界に影響し、例えば、大勢が「タイヨウに○○」とつぶやけばタイヨウの目の前に物を出現させることができます。また、タイヨウは青葉大学のハヤマ教授が作った機械を使って「タイムラインワールド」にダイブしていますが、「タイヨウ、リターン」とみんながつぶやけば、タイヨウがこちらの世界に戻ってきます。古き良きテキストアドベンチャーを思い出しますね。

「タイムラインワールド」とこちらの世界が繋がっているのは19時〜24時まで。これから毎晩異世界に旅立つタイヨウくんを、みんながサポートする日々が始まりそうです。

ちなみに、今回の関連サイトとして、オレの友達が神隠しにあったのまとめというサイトもありまして、こちらではメグミのように神隠しにあった事例のネット掲示板の(in gameの)まとめサイトとなっております。

もう、すっかり ARG(代替現実ゲーム) と言っていい様相を呈しているメグミとタイヨウ。今後どんなミッションが行われるかも含めて、要注目ですね!

(追記)最初のミッションの「タイヨウに橋」がどのくらいつぶやかれたのかざっと調べてみた(togetterまとめ)のですが、最初の30分で約1万回という素晴らしい数値をたたき出していたようです。アクションが簡単だったこともありますが、やはり60秒CMで丁寧にストーリーを見せて動機付けしたことが功を奏しています。日本でもARG型のキャンペーン、ちゃんと行けるんじゃない、と勇気づけられました。

関連リンク
明治 果汁グミ
Tweet Fantasy ミッションサイト
オレの友達が神隠しにあったのまとめ
ARG情報局: 「果汁グミ Tweet Fantasy メグミとタイヨウ III タイムラインワールド」開始
Twitter: #メグミとタイヨウ

2012年6月3日

「果汁グミ Tweet Fantasy メグミとタイヨウ III タイムラインワールド」開始


6月3日より、明治果汁グミのTwitter連動キャンペーン「Tweet Fantasy メグミとタイヨウIII『タイムラインワールド』」が開始されました。昨年6月に行われた「Tweet Love Story メグミとタイヨウ」(紹介記事1, 2)、今年2月の「Tweet Mistery 消えたサファイヤロマンの謎」(紹介記事)の続編となります。

いつもの通り、アニメでのCMムービー+Twitterで登場人物が語ることで物語が進むという構成で、アニメーション制作も引き続きマッドハウスです。声優は前回からの配役のメグミ役:水樹奈々、タイヨウ役:杉田智和。主題歌は西野カナさんの「Happy Half Year!」。

主な登場人物は タイヨウ (@gummi_taiyo)メグミ (@gummi_megumi) 。ざっくりあらすじをまとめると、"Tweet Love Story" では、ぶどう園でぶどうを育てているタイヨウが、東京に出て働いている幼なじみのメグミと何度もすれちがってフォロワーをやきもきさせながらも恋を成就させ、"Tweet Mystery" では、タイヨウの祖父が作り上げたぶどうの新品種が盗まれたことをきっかけに、過去と現在の様々な人間関係が交錯し、なぜか大量のパズルも解きつつ、最後は祖父の大切な友人の孫であるアオイがデレたと和解する、というお話でした。

ゲーム構造としては、前回同様、メグミはフォロワーからの呼びかけに一切答えず、タイヨウは積極的にフォロワーとコミュニケーションを取るというスタイル。今回も、フォロワーがタイヨウへ働きかけることで物語が進んでいくという形式になると思われますが、現時点では公式ページに書かれた「みんなのツイートがひとつになる時、道は開かれる」という文言しかヒントはありません。

初回は恋愛ストーリー、前回はミステリー仕立てでしたが、今回はファンタジー。タイヨウ君も波瀾万丈ですね。

なお、各所での報道によると、6月9日には今回の鍵となるTV CMの1日限りの放送がされるとのこと。すぐに公式ページにもアップはされると思いますが、ファンとしては見逃せませんね。

1作目の情報は、1作目の公式ページ登場人物のTwitterまとめを、2作目の情報は、2作目の公式ページに掲載されているスペシャルムービー(という名のまとめ動画)裏ストーリー アオイの真実登場人物のTwitterまとめを参照してください。

メグミとタイヨウシリーズは、ソーシャルメディアを使ったストーリーテリングとしては、国内で最大規模の事例だと認識しています。毎回、様々な試みをしながら楽しめるものに仕上げてきていますので、要チェックですね!