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2012年2月26日

自分でアイテム設置も可能なGPSサービス「1mile」


1mileという新しいスマートフォン向けの GPS サービスが開始しています。スマートフォンのブラウザ上から Facebook アカウントでログインすると、現在位置から半径1マイル以内の情報がレーダー状に表示されるというもの。他のアクティブな 1mile のユーザの情報や、1mile に掲載しているお店の情報、また、ユーザが自由に設置できる「アイテムポッド」と呼ばれる仮想アイテムの情報などが表示されます。現在はスマートフォンのブラウザを利用していますが、3月には専用アプリ化の予定もあるとのこと。

ユーザが「アイテムポッド」を設置するには、「拠点設定」を行って住所や電話番号を記入する必要があるようですが、それさえ済ませれば現在は無料で設置できるようです。無料のポッドの寿命は1時間〜1週間。同時設置制限数は50個。同様に好きにタグを設置できるセカイカメラなどと比べるとAR的な表示はありませんが、シンプルにGPSを使ったゲームを試してみるには面白いプラットフォームではないでしょうか。

また、オープニングイベントとして、「全国津々浦々 宝探し&謎解きゲーム」が2月29日まで開催中です。離島も含めた日本全国津々浦々の5877箇所(市町村役場付近)に、ナゾが記された「アイテムポッド」が3種類ずつ投下されています。400m以内まで近寄って、「GET」するとそれぞれのナゾが得られますので、解いて得られる5文字のキーワードを応募フォームから入力することで、旅行券10万円分(1名)・iPad2 32GB WiFi(3名)・賞金1万円(10名)が当たります。公式ページによると正解者が少ないので、当選率は高めのようです。

なお、1mileでは、街歩き創造委員会 【まずは備後地区中心(全国もOK)1mile.jpのレーダー空間に仮想看板を設置するお店を募集♪】という取り組みも行っているようです。ショップ向け機能として120分で消滅する時限クーポンを1600m以内にいるユーザに届ける「マイルキャノン」「マイルガン」といった面白い機能があります。街歩きを楽しくするGPSサービスになるといいですね。

関連リンク
1mile
Facebook: 1mile.jp
株式会社ドリームネッツ « フェイスブックと連動したレーダーゲームで豪華商品をGETしよう!!

2012年2月25日

「果汁グミ Tweet Mystery メグミとタイヨウ II 消えたサファイアロマンの謎」開始


2月24日より、明治果汁グミのTwitter連動キャンペーン「Tweet Mystery メグミとタイヨウII『消えたサファイアロマンの謎』」が開始されました。昨年6月に行われた「Tweet Love Story メグミとタイヨウ」(紹介記事1, 2)の続編となります。

前回と同じくアニメでのCMムービー+Twitterで登場人物が語ることで物語が進むという構成で、アニメーション制作も引き続きマッドハウスですが、声優は前回のメグミ役:橋本愛、タイヨウ役:佐久間一行というタレント系の配役から一転し、メグミ役:水樹奈々、タイヨウ役:杉田智和とベテラン声優で固めてきました。主題歌は水樹奈々さんの「時空サファイア」。

すでに タイヨウ (gummi_taiyo)メグミ (gummi_megumi) で初日のツイートは行われており、前回、メグミとタイヨウが最終的に心を通わせるようになった夏祭りから今までの状況説明(メグミとタイヨウはつきあっているが、メグミは東京、タイヨウは実家のぶどう園におりなかなか逢えないこと)と、タイヨウの祖父がサファイアロマンというぶどうの新品種をつくり、その苗木がようやく育ったことを伝えています。ちなみに、公式サイトの現在のあらすじと二人のtweetの一覧が見れるページが便利です。

なお、メグミはフォロワーからの呼びかけに一切答えず、タイヨウは積極的にフォロワーとコミュニケーションを取るというスタイルも前回同様。タイヨウへのフォロワーのアクションで話が進展していく形式ですが、アドバイスして恋を成就させるという前回のミッションとは異なり、今回はみんなでナゾを解いてタイヨウへ教えてあげるという形になるようです。

フィールドプロモーションニュースの記事によると、最低でも2段階の大きな謎解きが予定されています。
まず、2月25日・26日に60秒スペシャルTVCMが放送され、それをトリガーに最初の謎解きが始まります。この謎を解いた人には、メグミとタイヨウのオリジナルボイスがプレゼント。

【2012年2月25日(土)】
・テレビ朝日系列 全国24局ネット「お願いランキング GOLD」内 19:45分頃
・日本テレビ系列 全国28局ネット「理想の息子」内 21:20分頃

【2012年2月26日(日)】
・フジテレビ系列 全国28局ネット「伝説飯・レジェめし 2」内 17:10分頃
・TBS系列 全国28局ネット「ホンネ日和」内 23:45分頃

また、3月14日から21日までには最大の謎が出題され、これを解けた方には先行してスペシャルムービーが見られる他、抽選でのプレゼントが送られるとのこと。スペシャルムービーは21日以降一般公開されます。

謎かけ監修はSCRAPということで、本格ミステリというよりは、ナゾ解きとなるかと思いますが、TV CM をナゾ出題に使うことと、人気声優起用でアニメファンへの認知が高まっていることもあり、ディレクション次第ではいろいろな層を取り込んだ面白い企画になりそうです。前回は Twitter を使ったストーリーテリングとしてもしっかり作られていましたので、そういった点でも今後の展開が楽しみですね。

参考までに、前回終了時は1万強だったタイヨウのフォロワーは、今回の告知で1万3千強に増えています。これがCMやキャンペーンを通じてさらにどれくらい増えるかも注目です。

(2/26 追記)TV CM は公式サイトでも見ることが可能で、合わせて、この最初のナゾ解きの回答欄も掲載されています。また、2/28発売の明治果汁グミのパッケージにもナゾが掲載されているようです。

関連リンク
果汁グミ Tweet Mystery メグミとタイヨウII『消えたサファイアロマンの謎』

2012年2月24日

GPS探知機を使った「伊豆ぐらんぱる探検隊vol.1」3/17より開始


プレスリリースによると、株式会社サボテンパークアンドリゾートと株式会社エイデックが共同で、2012年3月17日(土)より、伊豆ぐらんぱる公園において、「伊豆ぐらんぱる探検隊vol.1 トレジャーハント 〜財宝“X”の謎〜」を実施するそうです。これは、日本で初めて、レジャー施設でGPS探知機を活用した常設アトラクションになるとのこと。ARGとジオキャッシングの要素も取り入れた謎解き&宝探しとなります。数ヶ月おきに謎解きストーリーも更新され、vol.2以降は財宝伝説にまつわるストーリーが展開していく予定です。

料金は1チーム1000円で、プレイ時間は約2時間。プレスリリースには詳細は記載されていませんが、日本初の要素があることと、元気ARGの元気株式会社が特別協力していることがポイントのようです。なお、プロデューサーはSIG-ARG#3で新一検定についてご登壇いただいたエイデックの田中宏明さん。

東京から2時間半くらいかかりますが、GPS専用機を手にして東京ドーム5個分の広大な敷地を使った宝探しをするチャンスなんてそうそうありませんので、休日のちょっとした遠足気分で参加してみてはいかがでしょうか。

関連リンク
「伊豆ぐらんぱる探検隊vol.1トレジャーハント ~財宝“X”の謎~」開催のお知らせ
伊豆ぐらんぱる公園
Facebook: 伊豆シャボテン公園グループ

2012年2月14日

1日1枚くらいクイズを出題「1枚クイズ」


最近、ナゾ解きファンの間で少しずつ話題になっているのが「1枚クイズ」です。これは1日1枚くらいの画像でクイズを出すという企画。もともとホームページ作成ツール Flips の公式 twitter アカウント (@flips_jp) で出題してみたところ好評だったということで、2月5日から専用アカウント (@ichimai_quiz) が作られて本格始動しました。

流れで始まった企画のためか、かっちりと決まっていないようですが、今なんとなくある twitter 版のルールは、答が分かったら RT。できればヒントもつけて。というもの。問題は最初は公式側で用意したものでしたが、そろそろネタが尽きてきたので、今後はフォロワーからの投稿作品がメインとなりそうです。

出題済みのクイズはこちらで一覧になっています。全体的に簡単めですが、ときどき発想が合わなかったり、知識がないと詰まるかも、というくらいの難易度。日々の話題にはちょうどよさそうです。ちなみに、公式曰く、「twitterに比べて恐ろしく盛り上がっていない」Facebookページもあります。

現在、そもそも答え合わせをする仕組みがないのをどうしようか検討していたり、逆に twitter でヒントを見ようとしたら誰かの答が見えちゃったりしてしまうことが多い問題をどうしようか悩んでいたり、Amazon ギフト券の賞品付きの出題を試したりと、試行錯誤を続けている様子ですので、どんなところに着地していくか楽しみです。

また、どのくらいの難易度のクイズに対してどのくらいの人がどんな感じに反応するのかの良いサンプルにもなりそうですので、そういった点でも要注目ですね。

(余談:投稿を受け付けるにせよ、著作権処理をクリアにしておかないと、いろいろあとでアレな気がしなくもないですが、心配しすぎですかね……)

関連リンク
Twitter: @ichimai_quiz
Facebook: 1枚クイズ
1枚クイズ出題済み問題一覧
Flips(フリップス) 無料で使える簡単ホームページ作成ツール(ホームページ作成ソフト)

2012年2月13日

第2回ARG制作者ミーティングレポート


2月4日に中野坂上にある元気株式会社のミーティングルームで、元気さん主催の「第2回ARG制作者ミーティング」が開催されました。参加してきましたので簡単なレポートをお伝えします。

ARG制作者ミーティングは、ARGに興味がある人が集まってARGについて話し合いましょう、というミーティングで、今回が2回目。20名強の参加者が集まりました。

最初に元気さんが普段プレゼンで使っているというミニARGを実施。上記の写真は、発見した謎をホワイトボードに貼って、みんなで悩んでいる様子です。30〜40分ほどかかりましたが、無事に解決。ARGの実体験を通じて、身体を動かしての捜索や、協力しての謎解きなど、ARGのエッセンスを共有しました。

続いて、元気の澤田さんの講演と、ライトニングトーク。ライトニングトークは、一人5分間の持ち時間で、プレゼンを行うというものです。

2012年2月12日

【コラム】ゲーミフィケーションとARG


ゲーミフィケーションとARG(代替現実ゲーム; 注:「拡張現実ゲーム」ではありません)ってどういう関係なの?との質問をいただきまして、いい機会ですので私見をまとめようかと思います。あらためてのお断りですが、記事は個人の意見であり、SIG-ARG の公式の見解ではございません。

ここ最近、ゲーミフィケーションとの関連でARGが語られる機会が増えたのは、間違いなくジェイン・マクゴニガル女史の影響でしょう。著書「Reality is Broken(邦題:幸せな未来は「ゲーム」が創る)」で語られているメッセージ「ゲームで現実世界をよりよくできる!」は、明快かつ刺激的であり、多くの人へ強い影響を与えています。そして、彼女はARGのトップクリエイターとしての側面もあり、それがゲーミフィケーションとARGが近しく語られる原因となっています。(詳しくは邦訳発売時の記事を参照してください)

ただ、ゲーミフィケーションがバズワード化してきた中で、Reality is Broken を一読して「ARG=ゲーミフィケーション」と誤解されるケースなども出てきていそうですので、改めて整理します。

最初にひと言でいいますと、ゲーミフィケーションとARGの関係は、「現実世界の課題に対してゲーミフィケーションで改善を試みるという事例において、ARGの手法を用いると効果的な場合があります」となるでしょうか。

二者のそもそもの違いは、ARGは「特別な体験」というエンタテインメント性が第一義であり、ゲーミフィケーションは「サービスの改善」という実用性が第一義である点だと私は考えています。(なお、「改善」というのは既存の同種のサービスに比べて良くするという意味であり、新サービスの立ち上げも含みます)


ただし、本当に効果的なゲーミフィケーションは、ユーザの体験をどうデザインするかを非常に深く考えます。逆に、ARGは特別な体験を強化するためにゲームの持っているあらゆる手法を活用します。そのため、結果としてARGとゲーミフィケーションの事例が重なることがしばしばありますが、そもそもの軸足が異なることは重要です。

また、フォーカスしている対象も異なります。この違いは、ARGの手法とゲーミフィケーションの包含関係にも表れています。次の図をご覧ください。


ARGは、名の通りの「代替現実感(Alternate Reality)」が、自身が提供する「特別な体験」の一つのファクターとなっています。これは、現実と物語世界が交差したように感じられた時に生まれる独特の感覚です。

なお、ARGの定義として代替現実感を重要視しない場合もありますが、その場合でも「現実を面白く捉え直すことで楽しむ」という基本線は変わりません。どちらにせよ、ゲーミフィケーションの本質的な目的とは関係が薄いポイントです。

一方で、ゲーミフィケーションでは、稼いだポイントでアバターを着飾らせられたり、何かの活動で経験値が貯まりレベルアップすることはユーザの動機付けを行うために重要な手法ですが、この種のいかにもゲーム的な仕組みは、ARGにとって必ずしも重要ではありません(し、場合によっては代替現実感を損なうと忌避されます)。

「特別な体験」を提供するために「現実を〜する」「日常生活を〜する」ということに興味を持っているARGと、ユーザを動機付けするためだったら何だって利用してやる!というゲーミフィケーションという違いですね。

以上で、「現実世界を視点を変えて捉え直すノウハウが溜まっているARGの手法の一部を、ゲーミフィケーションのツールとして利用することができる」という両者の関係性をご理解いただけましたでしょうか。

最後に、バッジやトロフィーをあげれば嬉しがるんでしょ?というようなユーザを軽視した浅いゲーミフィケーションの理解ではうまくは行かないというのは、皆さまご存じのとおりです。もし現実世界をゲームの手法で変革したいのであれば、ジェイン・マクゴニガル女史が「Reality is Broken」内で何度も主張しているように、外から与えたご褒美で釣るのではなく、参加者の自発的な喜びを引き出していく必要があるでしょう。彼女が本の中で「ゲーミフィケーション」という言葉を一度も使わなかった理由は、その点(=外発的報酬に頼った浅い理解のゲーミフィケーションと同一視されたくなかったこと)にあるのではないかと私は想像しています。

ご意見・ご感想がございましたら twitter の #SIGARG か @epi_x までお気軽にお寄せくださいませ。

関連リンク
ARG情報局: ARGの力を説いた名著「Reality is Broken」の邦訳が発売!
gamification.jp
ジェーン・マゴニガル 「ゲームで築くより良い世界」 | Video on TED.com
Amazon.co.jp: 幸せな未来は「ゲーム」が創る

2012年2月11日

ウィル・ライトの次回作「HiveMind」はARGがベース?


ウィル・ライトといえば、世界累計販売1億本以上を誇る「The Sims」シリーズや、皆さんご存じの「シムシティ」の生みの親ですが、その次回作「HiveMind」の情報が出つつあります。
昨年11月に大きく話題になった(ウィル・ライト氏、現在開発中の新作ゲーム『HiveMind』についての構想を語る - Game*Spark)時には、「パーソナルゲーミング」という見慣れない言葉が気になったくらいだったのですが、今年の1月頭にロイターで配信された英語記事を見ると、以下のように説明されています。

"HiveMind" は一連のクロスプラットフォーム・クロスメディアのオンラインアプリケーション群で、ARGを基盤にして(building upon Alternate Reality Games)、ゲーマーの日々の生活をインタラクティブな体験に変えます。

ユーザの趣味嗜好や行動履歴、現在時刻と現在位置、現実世界の状況などを総合的に把握したシステムが、ユーザに適切な情報を提示することで、日々の生活を楽しくすることを目的としている、というのがウィル・ライトの説明ですが、いつも大きな話から入ってくる氏だけに、具体的にどのようなアプリケーションに落とし込まれるのかはまだ分かりません。

ただ、Q&AでもARGという単語は出ていますので、ARG的な特徴を持つエンターテイメント要素を含むことになりそうです。要チェックですね!

関連リンク
The Sims designer creating new game for real life | Reuters
ウィル・ライト氏、現在開発中の新作ゲーム『HiveMind』についての構想を語る - Game*Spark

2012年2月10日

タカラッシュ!のWeb上宝探し企画「パンドラの謎」開始


宝探しイベントを数多く企画しているタカラッシュ!にて、新しい Web 上での宝探し企画「賞金稼ぎミッション パンドラの謎」が2月6日から始まりました。毎月開催され、参加費無料(要ハンター登録)で最大10万円が賞金として支払われます。

この「最大10万円」というのがこの企画のミソ。全員協力のミッションの結果で賞金額が決まるのです。今月のミッションは、シンプルにアクセス数=賞金金額(上限10万円)というもの。まだ〆切までは20日ほどありますが、既に38000PVほど行っているようです。誰かが頑張ってF5連打している可能性もあります(笑)。

なお、本題の宝探しの謎は別にあり、こちらを解いた人の中で先着100名から1名に賞金が当たります。先着順の緊張感を持ちつつも、協力が許容できるよいバランスを取った仕組みかと思います。2月15日に追加ヒントが公開され、Facebookページでもヒントが掲載。そつがないですね。

また、Web 上だけで解いて賞金に応募できますが、実際に回答の現地に行くと、ちゃんとキーワードが設置されており、それをサイト上で入力すると、タカラッシュ!の会員向けサイト上で集められる宝物コレクションのレアアイテムがもらえるという仕組み。

「宝探し」をキーワードに着実に幅を広げているタカラッシュ!さんの今後の展開が楽しみですね。

関連リンク
TAKARUSH(タカラッシュ)PRESENTS 賞金稼ぎミッションパンドラの謎

2012年2月9日

NHKニュースにてジオキャッシングが紹介される


本日2月9日のNHK「おはよう日本」にて、「広がるGPS 意外な遊び方」と題してジオキャッシングが紹介されました。

キャッシュ(宝)を探している人たちと同行したアナウンサーが実際にキャッシュを見つけるという流れで2分半ほどの紹介でした。紹介内容は以下の通り。
  • 参加者がお気に入りの小物やおもちゃなどを「宝」として用意する
  • 「土地の所有者の許可を得て」それを隠す
  • 専用サイトに隠した場所の位置情報を登録して公開する
  • 見つけたい参加者がGPSを使って位置情報を元に探す
  • 宝は世界中に160万個以上、参加者は500万人
  • GPSを使って現地についてからが難しい
  • 大のおとなが宝探しと思ったが、達成感は素晴らしいものがあった
  • 本当に嬉しかった
  • 見つけた箱を開けるとミニカーやコインなどが入っている
  • 持っていきたい時は代わりのものを入れる
  • 参加者の声「宝探しをやっていなかったら一生行かなかった所に行けて すごく楽しい」
有料ですが、1週間の間はNHKオンデマンドでも視聴できます。

番組ではジオキャッシングに続いて、GPSロガーを使って移動経路で地上絵を描く「GPS地上絵(GPSドローイング)」(参考:デイリーポータルZの記事)と、屋内でも位置情報が取れるようにする二子玉川ライズでの実証実験(参考:日本経済新聞の記事)が紹介されていました。

なお、ジオキャッシングのオフィシャルでは、土地所有者または土地管理者の許可を取ってキャッシュを隠すことを参加者に求めています。しかし、実際には全ての土地の所有者とコンタクトを取ることは困難なため、一般的には参加者はフリスビールールと呼ばれる考え方に従っていることが多いようです。これは、フリスビーを遊ぶ時に許可がいらないような公共スペースならば、キャッシュを隠しても大丈夫だよね、というもの。個人的には、隠す方も探す方も大人であることを前提とした、紳士の遊びというイメージがあります。

ただ、まぁ、紳士も突き詰めると変態的になるもので。以下は Geocaching.com のオフィシャル動画からエクストリームなジオキャッシングを幾つかご紹介。ちなみに、最後のものを除いては、スモールキャッシュやマイクロキャッシュと呼ばれる特に小さいキャッシュですので、全てがこんなトンデモではありません。(あっ、2番目の動画はドイツのキャッシュのspoiler(ネタバレ)を含みますのでご注意!)




ジオキャッシングに興味のわいた方は、日本語紹介サイト GEOCACHING (ジオキャッシング)の楽しみ方 や、Wikipedia のジオキャッシングの説明を熟読した上で、Geocaching.comへどうぞ。iPhoneアプリが日本語化されているのでオススメです。

関連リンク
GEOCACHING (ジオキャッシング)の楽しみ方
ジオキャッシング - Wikipedia
Geocaching.com
東京近辺のキャッシュ地図
@nifty:デイリーポータルZ:体長2.5kmの馬の絵を描く
次世代GPS、屋内も死角無し 売り場を丁寧に案内:日本経済新聞

2012年2月8日

東京都中野区で産学公にてARGの取り組みを開始

日刊工業新聞の「もの作りチャンネル」の記事によると、2012年4月に設立予定の産学公の連携組織「特定非営利法人中野コンテンツネットワーク協会(愛称 NAKANOプラプラ)」が、最初の活動として中野の街を舞台にしたARGを計画しているとのことです。区内に多く残る史跡を生かし、回遊させるようなものを考えているとのこと。将来的には、同じく春に設立予定の「中野区観光協会」との連携も視野に入れているようです。

最近は都市部でも観光へ力を入れるケースが増えています。回遊させる動機として常設型の ARG を用いるのは有効でしょう。

特に、中野といえば、元気ARGの元気株式会社のお膝元。どんな展開が待っているか楽しみですね!

記事元
第62回 ICT・コンテンツ産業で産学公が連携 - 読み物チャンネル

ナゾ解きイベント Pick Up「チョコ強盗VSチョコ刑事&よいこのみんな」「一億人のスパイ」「勇者25人くらい」「三次元からの脱出」

以前から申し上げておりますとおり、最近、体験型ナゾ解きイベントの数が増えすぎてフォローしきれなくなっています。とはいえ、色々と耳にする評判をきちんとアウトプットしないのももったいないということで、近々行われるイベントの中から個人的に注目しているものを独断でご紹介します。
なお、今回ご紹介するイベントはいずれも首都圏での実施となります。

まず期日が近いものから。バレンタインに合わせて2/11, 12(初出時に14, 15と間違えておりました。お詫びし、訂正いたします)に行われる東京ボウズさんの「バレンタイン謎解き事件解決コミカルイベント チョコ強盗VSチョコ刑事&よいこのみんな」。イープラスでチケット発売中です。東京ボウズさんのイベントは、謎解きの楽しさもさることながら、とにかく人と何かしたりするのが楽しいとの評価が高いのが特徴です。今回もきっと楽しい時間を過ごすことができることでしょう。

2/18 からは謎組さんの「東京スパイ体験ゲーム 1億人のスパイ」が始まります。これはナゾ解きイベントとしては珍しい、日付を限定しないで、一定期間の中でプレイすれば良いというタイプのゲームです。詳細は不明ですが、FILE01〜03 が 2/18 に開始され、インターネットや街中で情報収集しながら指令を果たすのが目的となるようです。現在、公式サイトから事前申込を受付中。支払いはpaypalか銀行振込です。謎組さんは昨年末から活動を開始したグループですが、プレ公演12月の公演の評判も上々でしたので、今回の新しいスタイルでのチャレンジにも要注目です。

次に、2/25, 26に実施されるRDG緊急公演「勇者25人くらい」。みんな勇者になって、魔王の復活を阻止しよう!というナゾ解きイベントです。RDGさんのナゾ解きイベントは、参加者全員で頭をひねりながら多彩な小道具を使って解いていく点が特に楽しいとかなり高い評価を得ています。残るチケットは各日20:00のみ。公式サイトから予約して下さい。

また、同じく 2/25 には、よだかのレコードさんによる「ドラマティック謎解きシリーズ第1弾 三次元からの脱出」が開催されます。まだイベント実施回数は少ないですが、前回、初実施だった秋葉原の町全体を使った「アキバクエスト」のクォリティが高かったことから、期待されている制作チームです。イープラスでチケット販売中です。

他にもまだまだたくさん面白いイベントが実施されています。網羅的な情報はいつもお世話になっている @10s4 さんのイベントカレンダーを参照してください。

記事元
イベントカレンダー

旅先でミステリな体験はいかが? 3月実施の参加型ミステリツアー2件


3月に参加型ミステリイベントの老舗 E-Pin 企画さんのツアー形式の企画が2件予定されていますので、ご紹介します。

一件目は、ラグジュアリーミステリーナイト「美しき罪の破片~謎のコンシェルジュと探偵バロンの事件簿~」。3月2日(金)〜3日(土)の日程で、箱根の小田急山のホテルにて開催されます。
お一人様48900円という素敵なお値段がする上、現地解散だったりしますが、すでに最小催行人数の30名を越えているとのこと。脚本は本村壮平さんということなので、ミステリー・ザ・サードファンは楽しめるのではないかと期待しています。

二件目は、ミステリーナイトin池の平ホテル「青い真珠の悲劇」。ミステリーナイトウインター2012でも再演した「青い真珠の悲劇」を、今回は白樺湖の池の平ホテルでのツアー形式のスペシャル版として再演します。
こちらは3月30日〜31日と、31日〜4月1日の2回公演。アイドリング!!!(20号)の大川藍さんが特別出演されるということです。こちらは往復交通費込みで31800円〜35800円。
2005年のミステリーナイトの再演という形になりますが、ミステリーナイトWinterでも通常のミステリーナイトの形式から多少アレンジされていたと聞いていますので、今回さらにツアー形式ということでどこまで変わるのか、楽しみです。

また、個人的に体験型イベントとしてプッシュしている「ミステリー・ザ・サード」ですが、2010年に東京で実施された「ミステリー・ザ・サード 館〜Closed Room Game〜」が大阪の宝塚ホテルで再演されるとのこと。
公式ページはこちら。2月18日・19日の各日2回、計4回の公演で、売り切れの回も出ていますが、まだ大丈夫な回もあるようです。参加費10500円。
昨年行われた「館2」のほうが体験型イベントとしては強烈だったのですが、「館」も十分に自分の見聞きしたことを推理に活かせる、体験感たっぷりのミステリイベントです。
関西在住の方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

記事元
ミステリーナイト公式サイト[Mystery Night]:イーピン企画

謎を解いて1000万円ゲット!「ストライド 1000万円埋蔵金伝説」実施中


日本クラフトフーズはストライドの新フレーバー「メガミステリー2」の発売を記念して、1月23日より2月29日まで「1000万円埋蔵金伝説」を実施しています。これは facebook 上で出題される謎を最初に解いた1名に1000万円をプレゼントするというもの。
テレビCMからも誘導を行っており、本日時点で facebook アプリ上での登録者数は35000人弱となっています。
ストーリーは非常に弱いのでARGとは言いにくいですが、段階的に情報を追加提示したり、ヒント用に偽のサイトや動画などを用意したり、謎で誘導される現地に実際にQRコードを置いておいたり(Google Street View を使用することで現地に行かなくても回答可能)と、ARGの手法を取り入れたキャンペーンであると言えそうです。

まだキャンペーン実施中のため回答などを書くわけにはいきません(し、真の正答が何かも3月12日の発表まで分かりません)が、大まかな構造と参加者の反応などを以下にご紹介します。ネタバレを含みますので、見たくない方はスキップして下さい。

2012年2月7日

リアルなミイラの模型を海に置くとどうなるのか

Twitterのつぶやきでとても面白いものを見つけたので紹介します。
海外の芸術家が、海岸線にリアルなミイラの模型を置くという作品を多数発表しています。
リアルなミイラといっても人のミイラは少なく、人魚や半魚人といった、「いかにも打ち上げられていそう」なミイラなのが非常に面白いところです。

そのリアルなミイラの模型については、直接サイトに行ってご覧ください。
あまりのリアルさにびっくりしますよ!

日本でも江戸時代には複数の動物のミイラをかけあわせて空想上の生き物を作り、見せ物として使われたケースなどがありますが、こういういかにも本当にありそうなものを使ったARGなども面白そうですね!

記事元
The Art of Juan Cabana

参加型スパイゲーム「みんなのスパイ大作戦」第二弾開催!

エレメンツによる参加体験型スパイゲーム「みんなのスパイ大作戦〜ベイサイド・ミッション」の第二弾が、福岡市のベイサイドプレイス博多にて、2月18〜19日の2日間開催されることが発表されました。
それに伴い、2月6日より公式サイト上で「謎の情報提供者からの挑戦」が開始されています。

「みんなのスパイ大作戦」とは、プレイヤー自身がスパイとなり、様々なミッションをクリアしている参加型のゲームです。「スパイツール手帳」を使用してミッションに挑むのが特長で、溶ける紙や文字が消えるペンなど、いかにもスパイっぽい道具を駆使することで、スパイ気分を味わうことができます。
残念ながら今のところ福岡でしか開催されていませんが、はやく全国でも展開してほしいですね!

記事元
みんなのスパイ大作戦~ベイサイド・ミッション~

ゲームのチカラで未来をひらく!シンポジウムが3月2日に開催

福岡のアクロス福岡にて3月2日に開催されるシリアスゲームプロジェクト国際シンポジウム「魅せる!ゲームのチカラ。シリアスゲームがひらく新しい未来」の案内が発表されました。
参加費は無料で、事前登録制となっています。締め切りは2月29日となっていますので、登録はお早めに!

記事元
九州大学シリアスゲームプロジェクト「魅せる!ゲームのチカラ。シリアスゲームがひらく新しい未来」

日本最大の「人狼」イベントのチケット販売開始

3月11日に東京カルチャーカルチャーでの開催を予定している「嘘つき村の人狼」のチケット販売が、イープラスにて2月8日から開始されます。

人狼は日本でもブームになっている遊びで、プレイヤーたちの住む村にいる人狼(昼間は人の姿で、夜本性をあらわす狼)を見つけ出すのが目的のゲームです。
人狼は村人に見つからないよううまく村人にまぎれこみつつ夜は村人を食らい、村人は全滅するまでに人狼を見つけるというのがゲームの大筋です。
いずれもプレイヤーが担当することになるため、緊迫感のある心理戦が展開されることが特長となっており、あまりの面白さに抜け出せなくなる人も多い、非常に優秀なゲームとして注目されています。

3月11日に行われるイベントでは、3人1組を「家族」としたチーム戦になるとのことで、友人や知り合いを誘っての参加がとくに盛り上がりそうです。

この機会に、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

記事元
イープラス:欧州伝承推理ゲーム 嘘つき村の人狼
開催元:ドロッセルマイヤーズ

2012年2月6日

海外のトレジャーハント「QUEST.LI」

今回は海外のトレジャーハントゲーム「QUEST.LI」を紹介します。
これは日本でいう位置ゲーで、iPhone、アンドロイド、またはブラウザで遊ぶことができます。

遊び方は簡単で、アプリをダウンロードしたあとは、アプリに表示されるポイントに行くとトレジャー(ステッカーなど)があるので、それを回収することでポイントが得られるというものです。
目をひくのはリワードで、友人を招待したりトレジャーを見つけてポイントを稼ぐことで、Mac BookやiPad2など、かなり豪華なものと交換ができるようです。
また、ビジネスを前面に押し出しているのも特長で、様々な企業と協賛することで、リワードの種類を増やしたりしているようです。

会社がスイス、北米、ロシアにあるようなので、プレイできる地域はそのエリアに限定されるのかもしれませんが、将来的にはアジア圏にも入ってくるかもしれませんね!



記事元
QUEST.LI

「ARGの面白さって何よ?」

2月4日に行われた「第2回ARG制作者ミーティング」ですが、当日参加者の方がTwitterで思ったことをつぶやかれた内容がTogetterでまとめられていたのでご紹介します。
内容は、タイトルの通り「ARGの面白さってなに?」、あるいは「ARGの本質ってなに?」とも言い換えられるかもしれません。とても考えさせられる内容ですので、興味のある方はご一読されてみてはいかがでしょうか。


記事元
Toggeter:今日の考察「ARGの面白さって何よ?」