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2011年9月25日

9月のニュースまとめ

今後の体験型イベント予定

夏休み中、単発タイプの体験型イベントが毎週末のように開催されていましたが、10月以降も単発の体験型イベントはたくさん開かれます。全ては紹介しきれませんが、幾つかご紹介しましょう。
まず、今週末の10月1日には、タカラッシュ!のラッシュジャパンとミステリーナイトのイーピン企画のコラボ企画「赤いピンプロジェクト」が栃木県 グリムの森で開催されます。
また、同じ週末の土日には、RDG の「エンドレスループ~すべてがLになる~」も開催されますし、日曜日には早稲田大学企画サークルWalkin'の「奇妙なティーパーティー 〜終わらないお茶会からの脱出〜」も開催されます。
また、10月の週末は、SCRAP がナガシマスパーランドと、よみうりランドで、それぞれ謎解きイベントを開催しています。他にも、北海道や仙台など各地でイベントが開催されますので、詳しくは SCRAP のイベント情報を参照して下さい。11月にはヱヴァンゲリヲンと、12月にはコーエーテクモゲームスとのコラボイベントも予定されています。
10月下旬にはイーピン企画の参加型ミステリイベント「〜ミステリー・ザ・ザード〜 館II」が開催されます。閉ざされた館の中、参加者のすぐ近くで発生する事件を60人の参加者が調査や聞き込みをしながら推理します。残り数チケットしか残っていませんが、参加型ミステリの中では没入度はトップクラスのお薦めのイベントです。
そして、月末の10月30日には、「タカラッシュ!GP in 東京港」が開催されます。賞金100万円を狙って、1万人を越える参加者がお台場に集います。
このほかにも、様々な体験型イベントが開催されています。何か情報をご存じの方は、twitter の #SIGARG でぜひ教えて下さいませ。

「あなたのツイートでBENを出そう!ブリッティッシュ青春白書」

ムネ製薬の浣腸「ひとおし」のプロモーション「あなたのツイートでBENを出そう!ブリッティッシュ青春白書」が実施中です。毎週、主人公のベンが様々な悩みで引きこもってしまうので、@ben_dinai の背中を「ひとおし」するツイートを投げかけてください。毎週金曜日には ustream を使ってベンが寄せられたツイートを紹介する生放送も行われています。

元気ARG「ぼくらの選択」のまとめブログ更新中

8月末で終了した元気ARG第1弾「ぼくらの選択」のまとめブログが、登場人物の阿部さんの夏休みの宿題という形で更新されています。ゲーム内で用いられた動画なども公開されていますので、興味のある方は眺めてみてください。

BUBBLEGUM が新たな展開のため、仕切り直しに

BUBBLEGUMのお詫びとこれから によりますと、参会が実施しているARG「BUBBLEGUM」について、「誰もが当事者である、現実に存在するもうひとつの世界」を実現するために、いったん現在の状況をリセットして、再スタートするとの告知がありました。
参加者の間では戸惑いの声も上がっていますが、現状のプレイヤーが少数精鋭ということもあり、一定の理解は得られるのではないかと思われます。
(個人的には、開始してしまったARGは制作者だけのものではなくなると考えていますが、参加者がよりよいものになるならと納得するのであれば、あれこれ言うものでもないかと思っています)
BUBBLEGUM は SMS を使った情報提供など、ユニークな試みも行っていますので、こだわりの尖った ARG を知りたい方はぜひ覗いてみてください。

2011年9月21日

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」でTwitterを利用したキャンペーン開始


9月17日に公開されたソニーピクチャーズの映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」に合わせて、Twitter を利用したキャンペーンが開始しています。超常現象を扱う組織 W.A.T.C.H. のサイトのキャンペーンページ で「W.A.T.C.H. twitter スタッフ」に登録すると、まず「見習い」の twitter のアイコンパーツがもらえます。さらに、W.A.T.C.H. のサイトに掲載される超常現象関連の記事を twitter 上に広めていくと、ポイントが貯まり、ランクが上がっていく、という仕組みです。

また、参加者全員での広めたポイントの累計が一定以上溜まると、何かが起こるという仕掛けもあるようですね。登録すると、自動的にフリージャーナリストの「佐藤巴」というキャラクターの twitter アカウント @sato_tomoe をフォローするのですが、このキャラクターを軸にさらなるキャンペーンへ発展するのでしょうか。

映画が始まってからプロモーションが始まるというのも少し不思議ですが、twitter スタッフは12月21日まで募集しているようですので、UFOなどの超常現象に興味がある方は(そして、twitterアイコンが変えられても構わない方は)登録してみてはいかがでしょうか。

記事元
W.A.T.C.H.
世界侵略:ロサンゼルス決戦
Twitter: @sato_tomoe, #世界侵略

犯人を推理し純金を当てよう!「名探偵さくらパンダ劇場」


大丸・松坂屋の公式キャラクター「さくらパンダ」のプロモーションとして、「名探偵さくらパンダ劇場:二十歳のバースデー」というキャンペーンが行われています。これは、20分弱のWebドラマを見て、犯人を推理するというもの。理由まで正解した人の中から抽選で1名に純金100万円相当(210g)がプレゼント。また、犯人の名前を正解した人から抽選で100名に、名探偵認定証が当たります。なお、応募には、大丸・松坂屋の携帯メールマガジンへの登録が必要ですので、ご注意ください。応募は10月4日まで。10月5日に解答篇が公開予定です。

さくらパンダ先生の異様な存在感に目を奪われがちですが、怪しげな情報の散らし方を見ても、犯人当てミステリとしてはかなりきちんと作られています。ルールには、公募型犯人当てではお決まりの「単独犯であること」や「人知を越えた力は介在していないこと」などの注意が並んでいますので、経験のあるスタッフで作られているのかもしれませんね。

また、面白いシステムが、「怪しいダイジェスト」と「怪しいグラフ」。参加者は、動画中の10カ所まで怪しいポイントにマーキングすることができるのですが、その前後を繋いだダイジェスト動画を自動的に作ってくれるのが「怪しいダイジェスト」です。

そして、参加者たちが置いたマーキングの統計を取って、動画のタイムラインに沿って参加者たちが感じている怪しい度をグラフで見れるのが「怪しいグラフ」。あくまでも参加者たちの集合知であることがポイントで、制作者側のフェイクに見事に引っかかっているところも含めて考えないといけませんが、とっかかりが無くて困った、という初心者に優しい、秀逸な仕組みだと思います。

ちなみに、怪しいダイジェストは保存されており、共有することも可能です。私の作った怪しいダイジェストはこちら。さくらパンダ先生の勇姿をダイジェストにまとめてみました(笑)。この仕組み、いろいろなネタで使えそうですね。

ぜひ、皆さんも、面白いダイジェスト映像を作ってみて下さい!(違)

記事元
名探偵さくらパンダ劇場:二十歳のバースデー
Twitter: @sakura_panda, #名探偵さくらパンダ劇場

2011年9月15日

CEDEC2011 ARGセッション 講演スライド公開


CEDEC2011 で行われた ARG のセッションの八重尾さんと石川さんの講演スライドをこちらで公開しました。また、併せて、セッションの写真も何枚か追加しました。写真のご提供をいただきました小野憲史さん、ありがとうございました!

なお、このセッションでエレメンツの石川さんより発表があった、エレメンツさんの新企画「みんなのスパイ大作戦」の動画をいただきましたので、ご紹介します。


最初はエレメンツさんの本拠地の福岡で実施ということですが、他の地域でも開催してほしいですよね。期待して待っていましょう!

記事元
CEDEC2011 ARG
ARG情報局: CEDEC 2011 ARG体験 解説資料公開
みんなのスパイ大作戦

2011年9月7日

開設2周年によせて

2009年にARG情報局をスタートさせてから、今日でちょうど2年となります。Lost Ring や RYOMA に触れて、時流に合致し、なんといっても深い魅力のあるこの ARG という娯楽を、これから日本でも普及させねばならない!と思い立ったあの時の気持ちは、今も変わっていません。

この2年間で、国内では大ブレイクしたと言えるARG事例は残念ながら出てきませんでした。リーマン・ショックの影響などもあって、海外でも大規模なARGの話題は少し落ち着いてきています(海外ではプロモーションARGの事例が多いため、景気の影響を強く受けるのです)。

しかし、海外では先日も Halo4 の ARG の話題が出るなど、引き続き大規模な ARG が実施され続けています。そして、国内でも、今年実施されたトヨタの Vitz ARG をはじめ、大手のクライアント企業が興味を示し始めています。映画のプロモーションという ARG の原点といえる使われ方でも、昨年末から幾つかの事例が出始めて来ました。

まさに、日本のARGは、今が日の出を目前とした黎明期にあると言えるでしょう。

この時期、そして記念すべき2周年という日に、デジタルゲームの開発者のカンファレンスであるCEDECで、ARG体験を実施できたことは、とても幸運な巡り合わせだったと感じています。日本のインタラクティブエンタテインメントの人材は、デジタルゲームの業界に多く内包されています。デジタルゲーム開発者の中からも ARG に興味を持つ人材が現れ、スタークリエイターとして、全世界の ARG シーンに新たな旋風を巻き起こしてくれることを願っています。

そんなことを願いながら、今後も ARG 情報局の更新をぼちぼちと続けていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

CEDEC 2011 ARG体験 解説資料公開

CEDEC 2011 で行われたセッション「ARG: プラットフォームに依存しない新しい遊び方」にて実施された ARG 体験の解説資料が CEDEC2011 ARG - Weekly ARG Project からダウンロード可能です。

セッションでは、じっくりと体験内容について解説できませんでしたので、セッション参加者のみなさんはぜひご一読いただければ、セッションの意義がぐっと深まるかと思います。

俳優のご手配にご協力いただきましたE-Pin企画の城島さまには、この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

(追記)
セッションの記事をファミ通.comさんの「“ARG”って何? 産業スパイ潜入&IT探偵も登場した波乱のセッションの行方は?【CEDEC 2011】」に掲載していただきました。写真付きで、当日の雰囲気がよく分かるのではないかと思います。

合わせて、当日の Twitter 上でのつぶやきをまとめました。「togetter での当日のつぶやきのまとめ

また、当日発表されたエレメンツさんの新ARG企画の特報動画は「みんなのスパイ大作戦」で見ることができます。

最後になりましたが、今回出演していただきました、鈴木コウヤさんと岡部たかしさんは、イーピン企画の参加型ミステリイベントの看板役者の皆さまです。ぜひ、ミステリーナイト公式サイトをご覧になって、イーピン企画さんの参加型ミステリイベントへチャレンジしてみてください。直近の単独イベントは、10月末の「M3 館II」です。

記事元
CEDEC2011 ARG - Weekly ARG Project

2011年9月2日

CEDEC2011 ARGセッションが9月7日に開催!


9月6〜8日の期間、パシフィコ横浜で開催される「CEDEC2011」に、有限会社エレメンツ代表の石川淳一氏と八重尾がセッションを行うこととなりました。

CEDECとはゲームを中心とするエンターテインメント開発者や、関連の技術、機器の開発・研究に携わる人などが受講するカンファレンスのことで、毎年開催される大規模な催し物です。
受講するためにはパスが必要となっており、パスは有料です。

開催日:9月7日
時間:16:30〜17:30(60分)
タイトル:ARG:プラットフォームに依存しない新しい遊び方

URL:http://cedec.cesa.or.jp/2011/program/GD/C11_P0160.html

また、当日はセッション中にちょっとしたARGを行う予定ですので、興味(とお金)のある人はぜひともご参加ください。

記事元
CEDEC2011