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2010年3月31日

アキバ系の語る「ARG」Podcastで配信

ハイテクな話題から秋葉原の身近な話題まで取り扱う「電脳空間カウボーイズ」が、Podcastにて「第三百十回 Alternate reality gameの世界 前編」でARGについて統括しています。

AR宝探し「CRIMSONFOX」からはじまり、ARGに話が繋がり、コンシューマRPG、TRPGにも話題が広がるなど、多様なゲームに話が及んでいます。

今回は「前編」ですので、後半もとても楽しみです!

記事元
CyberSpaceCowboys:第三百十回 Alternate reality gameの世界 前編

2010年3月29日

ARGドラマ「マノスパイ」の結果がニュースリリースで配信

TBSテレビ「TBSネットドラマ『マノスパイ』テレビ局として初めての本格的なARG展開を無事終了!」のニュースリリースにおいて、ARG「マノスパイ」を実施した結果について発表しています。

【今回の結果について:デジタル事業センター】
 テレビ局として初めての本格的なARG展開を無事終了することが出来たが、今回はトライアル的な要素、そしてクライマックスとなる「ミッション3」においては、真野さん本人が登場するうえ、コンビニエンスストア1店舗という"器"の大きさを鑑み、コアファン150人を誘導することを目的とした。
 そこで、ARGの難易度を高めに"チューニング"=設定することによって、当初の予定通りの数を集客することに成功し、かつその過程において各クライアント様の指定する商品を購入してもらう、という行為に結びつけることが出来た。
 ネットドラマ、YouTube等の"ソーシャルメディア"、フォーラムにおいて、プレイヤー間で謎解きを助け合う"エンゲージメント"、現実世界での謎解きを行う"エンターテインメント"を掛け算した事が、「ネット時代の新たな可能性」であり、これは、商品購入というダイレクトなメリットだけでなく、物語の世界観に没入する事がプレイヤーの潜在記憶に留まるという部分も含めてスポンサーメリットと成り得ることを実感した。
 今回は例えれば「実験」であり、小規模な展開となったが、今後はクライアントの要望次第で、ARG難易度の調整、テレビなどでの実施告知などを組合せ、大規模なARGイベントを行い、より多くの商品購入に結び付ける事、あるいは大規模であればあるほど、多くのプレイヤーが移動するため、地方観光活性化策などに展開が可能である。今後新しい広告手法としてのARGのさらなる可能性を模索してゆく。

発表にあるように、予定通りの集客が達成できたようです。
このほか発表では、最終ミッションに137名の参加者が集まったことや、コミュニティサイトがプレイヤーによって円滑に管理されたことなどが紹介されており、国内ARGとして非常に効果的であったことがわかります。

今後もこのようなARGがたくさん登場してきてほしいですね!

記事元
News2u.net:TBSネットドラマ『マノスパイ』テレビ局として初めての本格的なARG展開を無事終了!

ARG関連動画2本紹介

簡単ではありますが、動画を2本紹介します。

Star Trek ARG(海外)
最新作「スタートレック」のプロモーションを目的としたARGの概要を紹介した動画です。
謎の中に頻繁に日本語が入っているのが気になります。簡単な問題であっても、日本語というだけで難度が上がるということでしょうか?(Star Trek ARGにおいて日本はターゲットから除外されていました)

Documentary - the Enigma Alternate Reality Game - Part 1(海外)
音声を聞いていないので詳細は不明ですが、恐らくARG「Enigma」に関する紹介とディスカッションを記録した動画ではないかと思います。

「ARGFest」7月15〜18日にアトランタで開催

ARGとトランスメディアストーリーテリングの祭典「ARGFest」が7月15〜18日の期間、ジョージア州アトランタにて開催されるようです。

当日はカンファレンスが行われるほか、2日間にわたるゲームも開催されるとのこと。

詳しくは公式サイトをご覧ください。

個人的にとてもとても行きたいのですが、金&英語力がありません……。Help me plz!!!!

記事元
ARGFest
TwitterID:ARGFest

映画「シャッターアイランド」で謎解きミステリーイベント開始

4月9日に公開予定の映画「シャッターアイランド」ですが、ウェブサイトで映画と連動した謎解きミステリーが開始されるようです。

「シャッターアイランド」は劇中に様々な謎が仕込まれているのが特長の映画で、一度見ただけではわからない仕掛けが多くある映画となっているようです。

サイト上ではすでに「ナゾ解き能力テストS-IQ」や、「『シャッターアイランド』二度見キャンペーン」(5月31日締め切り)として「?ポイントを探す」という試みも行われるようです。

映画と連動した試みとしてここまで本格的なものはあまりないのではないでしょうか。ただ、謎解きサイトの告知が映画と比べて少ないのが残念ですね。
「シャッターアイランド」を見に行こうと思っている人は、一度サイトを確認してみてはいかがでしょうか。

記事元
シャッターアイランド

ARGの紹介もあり。「第5回ジオメディアサミット」開催

ジオメディア業界最大の勉強会である「ジオメディアサミット」の第5回目が4月2日17:00〜20:20の期間開催されます。

ジオメディアサミットとは、有志のボランティアが集まって活動しているオープンな勉強会/交流会で、ロケーションベースのサービスを「ジオメディア」と名付け、ジオメディアの普及と発展を目指して年2回開催されています。

今回はARGの紹介もされるそうなので、ARGについての理解を深めたい方はぜひともご参加くださればと思います。

開催場所は「東京大学駒場リサーチキャンパス コンベンション・ホール」で、参加費は無料(懇親会は3000円)。Twitterのハッシュタグは #gms2010 となっています。

記事元
ATND:第5回ジオメディアサミット

「リアル脱出ゲーム」スペースシャワーTVにて放送決定

横浜で1月に開催されたリアル脱出ゲーム「廃倉庫からの脱出」の特集番組が、スペースシャワーTVにて放送されるようです。放送は4月1日21:00〜22:00を予定しているとのこと。再放送も予定しており、こちらは4月6日(25:00〜)、4月9日(21:00〜)、4月14日(23:00〜)、4月18日(22:00〜)となっています。

放送では、ゲストミュージシャンがリアル脱出ゲーム「廃倉庫からの脱出」に挑むという内容となっているようで、実際に参加した人、できなかった人、どういう内容なのか興味のある人など、ぜひご覧いただければと思います。

また、5月のゴールデンウィークに行われるリアル脱出ゲーム「マジック・ショーからの脱出」(東京)(4月29日〜5月5日)も引き続き前売り券が販売されているので、今回の番組を見て興味をもたれた方は参加してみてはいかがでしょうか。

記事元

リアル脱出ゲーム ミュージシャンスペシャル-廃倉庫からの脱出-
東京リアル脱出ゲーム vol.5 「マジックショーからの脱出」

2010年3月26日

視聴者参加型ドラマ「デス・ゲーム・パーク」4月20日より配信開始

シネマトゥデイ「女子に限る?史上初!自分参加型アクションドラマ!イケメンと疑似恋愛体験して佐々木希、相武紗季は脇役?」の記事によると、4月20日から携帯専用放送局BeeTVにて、視聴者参加型アクションドラマ「デス・ゲーム・パーク」が配信開始されるようです。
毎週火・金曜日に配信され、1回5分。全24話配信を予定しています。

このドラマは主人公たちが死のゲームに強制的に参加させられ、極限状態の中命をかけて脱出を目指すという内容のようで、趣向としては「ソウ」シリーズ「バトル・ロワイヤル」に近いもののようです。

視聴者が参加できるポイントとしては、ドラマと連動した脱出ゲームが同時にスタートするというところ。視聴者自身がヒロインとなり、主人公たちとともにゲームクリアを目指せるようです。主人公たちと恋愛体験もできるとのことなので、女性に対して訴求効果も高い模様。

なお、今回のドラマにはARG「マノスパイ」で主演を務めた真野恵里菜さんも出演するということなので、もしかしたらARGも連動して行われるかもしれません。

記事元
シネマトゥデイ:女子に限る?史上初!自分参加型アクションドラマ!イケメンと疑似恋愛体験して佐々木希、相武紗季は脇役?
BeeTV:デス・ゲーム・パーク

2010年3月24日

世界を舞台にしたゲーム企画が進行中。協力者募集中!

Twitterの@mohideki氏が、世界中を舞台にしたゲームを仕込むための協力者を募集しています。

現在Twitter上で募集している段階で、ハッシュタグは#takara_on_earthです。

つぶやきによると、今回の試みは下記のような感じを想定しているようです。

mohideki まず、このプロジェクトは私、オオタヒデキ個人のプロジェクトとなります。現在、僕は旅準備中の無職です。背負うものがありません(違 基本は僕ひとりで出来ることが望ましいです。僕はゲームを仕込むので、僕がゲームを楽しむことは想定していません。 #takara_on_earth

mohideki 僕の後に世界旅行に行く人達向けに、何かアソビゴコロを提供したいとおもっての試みです。折角旅に出るなら、そういうのあったほうがワクワクしますよね!あと、できれば複数言語対応にして、世界中の旅行者が参加できるようにしたいですね。 #takara_on_earth

mohideki ひとりの為というより、参加希望者みんなが楽しめるものが望ましいです。そうなると、利用するのは写真などの画像か、位置情報、エアタグあたりになるんでしょうかね・・・? #takara_on_earth

国内でこのような動きが出るのは非常に喜ばしいことだと思います。協力できそうという方がいらっしゃいましたら、是非とも声をかけて頂ければと思います。

記事元
Twitter:@mohideki
Twitterハッシュタグ:#takara_on_earth

2010年3月23日

「ゲームで世界を救う」Jane MacGonigal氏のスピーチ

きらら2号「ゲームは世界を救えるか?」の記事で、JaneMacGonigal女史のスピーチの要約が掲載されています。

詳細については記事元を参照してもらえればと思います。
Jane女史は世界を救うためにゲームが活用できると考えており、その根拠となる理由を挙げた上で、実際に行われているゲームを使った試みの例をいくつか紹介していることが紹介されています。

この記事は非常に考えさせられる内容だと思います。
ARGを作ろうと思っている人はもちろん、あらゆるゲームに関わっている人に読んでもらいたい内容だと思います。

記事元
きらら2号:ゲームは世界を救えるか?

F1ドライバーのARGが開始

F1通信「ルイス・ハミルトンの代替現実ゲーム『シークレット・ライフ』」の記事で、F1ドライバールイス・ハミルトン氏の隠された日常をARGとして参加できる試みが行われているようです。
ハミルトン氏はF1ドライバーをこなす傍ら、空いた時間を使って盗まれた芸術作品を正当な所有者に返すため活動しているそうで、プレイヤーは彼に協力して活動を手助けすることができる、という内容のようです。

そしてなんと!
このゲームは日本語にローカライズされています!

ぜひこの機会に、海外ARGを実体験してみてはいかがでしょうか。

記事元
F1通信:ルイス・ハミルトンの代替現実ゲーム「シークレット・ライフ」
ルイス・ハミルトン:シークレットライフ

2010年3月17日

「あんたがた合戦2010」終戦

2月26日から行われていた「あんたがた合戦2010」が無事フィナーレを迎えたようです。
歴代GMによる非常に長期にわたった内容となっており途中ガイドライン違反のトラブルも発生するなどありましたが、最終的には無事に終わったようです。

なにはともあれ、参加者の皆さん、お疲れ様でした。
また面白い、熱中するゲームをどしどし作ってください!

記事元
あんたがた合戦2010

サードエシュロンがサム・フィッシャー捜索を依頼

Kotaku JAPAN「『スプリンターセル』のサム・フィッシャーをFacebookで探せ?」の記事で、ゲーム「スプリンターセル」に登場する情報機関「サードエシュロン」が、Facebook上でサム・フィッシャー捜索の依頼を行っていることが紹介されています。

「サードエシュロン」のFacebookサイトでは情報の手がかりとなる写真がいくつか公開されており、これにもとづいてサム・フィッシャーを捜索することとなるようです。

サム・フィッシャーといえばアメリカ屈指のスパイとして有名な人物なので、はたして一般人が捜索できるのかどうか、今後の行方が注目されます。
なお、逮捕につながる情報提供者には報酬が出るそうです。

追記(2010/03/17 18:00)
「サードエシュロン」に対して、サム・フィッシャーもTwitterIDを取得してプレイヤーに協力をあおいでいるようです。
ということで、サードエシュロンかサム・フィッシャーのどちらかについて行うタイプのようですね。

記事元
Kotaku JAPAN:『スプリンターセル』のサム・フィッシャーをFacebookで探せ?

2010年3月16日

未来人の気分で平成を振り返ることができる動画

ARGと直接的な関係はありませんが、この構図を上手く利用することでARGプレイヤーのロールプレイ形成にも一役買えそうなので紹介しておきます。

ガジェット通信「現代・平成を昭和初期っぽいレトロ映像にしてみた」の記事で、平成時代の映像を昭和風のレトロな雰囲気に落とし込んだ動画がニコニコ動画内で人気を博していることが紹介されています。

映像については記事元を参照ください。

この動画の面白いところは、昭和の雰囲気に落とし込んでいる動画スキルの高さのみならず、視聴者が気がつかないうちに未来人をロールプレイしている点にあります。
つまり、現代人が昭和時代の映像を見ているような感覚を引きずらせることによって、未来人が見た平成の映像に対する感覚を疑似体験させているわけです。

視聴者は平成を生きる現代人としての立場を一時的に脱却し、「『平成』という時代で起こった出来事を見る未来人」という役割を無意識のうちに演じて見ることができるわけです。

動画の制作者がどこまで意図して作り込んだのかはわかりませんが、意識的にロールプレイさせるのではなく、無意識にロールプレイさせられる仕組みは非常に上手いと感じました。
こうした仕組みがARGにも利用できれば、よりスムーズなゲームの進行も可能となるのではないでしょうか。

記事元
ガジェット通信:現代・平成を昭和初期っぽいレトロ映像にしてみた

キリンビバレッジがニュースを模したCM開始

キリンビバレッジの商品である缶コーヒー「FIRE」のCMが一風変わっているのでご紹介します。

公式サイト上の「巨大生物東京に現わる!?」をクリックすると、ニュースに模したCMが見ることができるので、ぜひご覧下さい。

煽りに対してネタバレが早すぎるが若干ガッカリですが、4月1日に新宿東口に巨大生物が出現するそうなので、楽しみに待ってみたいと思います。

記事元
キリンビバレッジ:FIRE

2010年3月15日

これはすごい! Twitterで音楽演奏

WIRED VISION「Twitterで送る『140文字の音楽』と、その聞き方」で、オープンソースの無料プログラミング言語「SuperCollider 3」を用いた世界初のTwitterアルバムが紹介されています。

聞くためにはブラウザーで聞く方法もあるようですが、より生音にこだわるのであれば、「SuperCollider 3」をインストールして聞くほうが良いようです。

詳しいインストール手順や聞き方については、記事元のサイトを参照ください。

記事元
WIRED VISION:「140文字の音楽」と、その聞き方

21世紀における遊び方の変移

海外ARG界の大御所Jane McGonigal女史をはじめとするチームが、「McGonigal DISSERTATION」で「This Might Be a Game:Ubiquitous Play and Performance at the Turn of the Twenty-First Century」と題するテキストを発表しています。

このテキストは573ページにもわたる内容になるそうで、現在9チャプターあるうち4チャプターまで公開されています。
内容は全部読めていないため詳細は不明ですが、21世紀における遊び方の変移について扱っているようです。
チャプターは前置き的な部分が多いですが、チャプター3「3 Colonizing Play: Citations Everywhere, or, The Ubicomp Games」ではARについて取り上げていますし、チャプター4「4 Disruptive Play: Spectacle Everywhere, or, The Pervasive Games」では体感型エンターテインメントも紹介されており、企画を考えられている方にとっては非常に参考になるかと思います。
ARGに関してはまだ公開されていないチャプター6になるようなので、また公開されたら紹介したいと思います。

このような変移を見てみると、海外ではARGにたどり着くまでに様々なゲームが実施されてきたことがわかります。日本ではようやく位置ゲームやARゲーム(拡張現実ゲーム)が注目されてきていますが、海外においてはすでにそうした遊びがたくさん遊ばれていて、そうしたエンターテインメントを一通り体験したプレイヤーの下地があったからこそ、ARGというゲームが最大限のパフォーマンスを発揮できたのかもしれません。

このテキストを読むと(全ては読めていませんが)、日本の国民性が云々というよりは、基礎となる土台が圧倒的に欠けているのではないか、と思えてきます。
そうであれば、基礎を作ることができれば海外に匹敵するリアルイベントも将来的には実施可能なのではないかと思います。
リアル脱出ゲームのような体感型エンターテインメントや、ジオキャッシングをはじめとする位置ゲー、そしてARを用いたARゲームがこれからもたくさん登場して、それらを遊ぶ人も増えてくることで、次のプラットフォームとしてARGもより注目されていくのではないでしょうか。

記事元
McGonigal DISSERTATION:This Might Be a Game:Ubiquitous Play and Performance at the Turn of the Twenty-First Century

授賞式で「死のブルー・スクリーン」発生! と思いきや……

Kotaku JAPAN「GDC 授賞式中に現れた『死のブルー・スクリーン』」の記事で、サンフランシスコで3月9日〜13日まで開催されたGDC(Game Developers Conference)の授賞式で、WINDOWSでエラーが発生したときに登場する「ブルー・スクリーン」が映し出されてしまったことが紹介されています。

「紹介」というのも変な表現ですが、実はこのブルースクリーンは意図的なもので、ブルースクリーンに映し出された16進数をEBCDICで解読すると「SUSPENDED UNTIL EEE」というメッセージが隠されていたのでした。日本語訳すると「E3までおあずけ」という意味になるそうで、現在行われているARG「Portal」と連動した内容のようです。

なぜ「Portal」だとわかるのかというと、ブルースクリーンのタイトルに秘密があります。「GLaDOS」というのは前作「Portal」のボスとなったAIの名前なのです。わかる人が見ればわかるという演出なわけですね。

GDCといえばゲーム開発者にとって世界最大級のイベントのひとつなわけですが、日本で開催されるCEDECでもこのような試みが行われる日はくるのでしょうか。

記事元
Kotaku JAPAN:GDC 授賞式中に現れた「死のブルー・スクリーン」

2010年3月13日

ワイキューブのリアル脱出ゲーム「終わらない会社説明会」に行ってきた

3月10日、11日にかけて行われたワイキューブのリアル脱出ゲーム「終わらない会社説明会からの脱出」を見に行ってきました。
今回のリアル脱出ゲームは通常のリアル脱出ゲームと異なり、本物の会社説明会で用いられているのが最大の特長。制作・運営協力にはSCRAP、レコミュニ社が携わっているため、本格的な内容となっていました。どのような謎が出たのかということについては、今後も使用される可能性があるということで掲載NGなので、見学したことで思った雑感などを書きたいと思います。今回、僕は参加者という立場ではなく参加している人を観察するという立場で関わることができたため、非常に貴重な経験ができました。一番よくわかったのが、プレイヤーの個性が非常によく表れるということ。ゲーム開始と同時に謎を見に行く人もいれば、まず問題用紙を検討する人もいて、その時点で大きな違いが出てきます。また問題も、何度も同じ問題を見に行く人もいましたし、一通り全部メモして、机の上でじっくり解くという人もいました。普段プレイヤーとして参加していると問題に集中するため他人の動きを観察する余裕はありませんが、こうして見ると人それぞれあってとても楽しめました。

iPhoneを使ったAR宝探し「CRIMSONFOX」本日開催

「渋谷の街に隠された暗号を追え!」ということで、iPhone 3GS に専用アプリをダウンロードして宝探しを楽しむ CRIMSONFOX が本日3月12日(土)正午から開催されます。企画開発はshi3zさんでおなじみのユビキタスエンターテインメント

渋谷の街に隠されたARマーカーをアプリで「スキャン」してポイントを溜めると、ゴールが出現。19時までにそこに辿り着くと、抽選で iPad が当たる、という企画です。ARマーカーは固定のもの以外に動いているものもあり、難易度が高いモノほど高得点とのこと。



技術協力にクウジットが名を連ねていますが、ARマーカーの認識に KART (Koozyt AR Technology) を利用しているようです。KART にはマーカレスの画像認識もあるのですが、動画を見る限りは、今回は四隅に黒い四角の入った AR マーカーを利用しているようですね。

GPSとコンパスの情報を使い「セカイカメラ」のエアタグ風に大まかなヒントを出しつつ、実際に近くに行ったら現実に隠されているARマーカーを探さないといけない、という二段構えです。pin@clip やセカイカメラでのAR宝探しから、さらに一歩踏み込んでいて、楽しそうですね!

現在は、アプリのダウンロード数が多すぎたということで新規ダウンロードができなくなっていますが、12時以降、サーバの負荷を見てダウンロード再開を検討するそうです。

twitter での公式ハッシュタグは #crimsonfox ですのでこちらをチェック。また、15:00~16:00には、ニコニコ生放送での番組も。ぜひチェックしてみてください。

追記(14:00)
iPhone アプリの クリムゾンフォックス 渋谷の街に隠された暗号を探せ! が再びダウンロード可能になったようです!

記事元
CRIMSONFOX 渋谷の街に隠された暗号を探せ!!

2010年3月11日

一週間をまとめ読み(海外編)

続いては海外の記事の中から、僕が個人的に読もうと思っているものをピックアップして紹介します。

YouTube:Alternate Reality Games and Perplex City Season 2
海外で行われた商品型ARG「PerplexCity」に関する動画です。全部見ていない&翻訳していないので詳細は不明ですが、「PerplexCity」を題材にARGとはなにか、ということを説明しているようです。

slideshore:Make An Alternate Reality Game!
スライドをシェアできるサイトで、ARGとはなにか、ということが説明されています。Jane McGonigal氏によるものっぽく、内容も非常にわかりやすくまとめられています。ARGをまったく知らない人に対する説明としてベストな内容といえるかもしれません。

jeff watson:Content management and delivery tools for indie ARG producers
結構前に、翻訳してARG情報局に載せようと試みたものの、スキルが足りず挫折した記事です。ARGの制作、運営の際に利用できるツールを紹介しています。

Flynn Lives
すでに国内でも知っている人もいるかと思いますが、TRONのARG「Flynn Lives」が再びARGを展開しているようです。

EVOKE
3月10日に新しいエピソードが公開されています。舞台は日本で、食料問題に関するミッションとなっています。We saved Tokyo. Now it's your turn!
ちなみに国内では、掲示板「Eureka!」でEVOKEに関する話題を取り扱っています。

ARGNet:Valve Fans Triumphant: Glimmerings of a Portal ARG
コンピューターゲームファンの間ではすでに広まってきていますが、ゲーム制作会社「Valve」が開発したゲーム「Portal」のARGが開始されているようです。

一週間をまとめ読み

更新が滞ってしまい申し訳ありませんでした。

まず、3月3日〜11日までにかけてのニュースをまとめて紹介したいと思います(毎度こんな感じですいません)

アドロック:ワイキューブ『終わらない会社説明会からの脱出』
アドロックで、ワイキューブが開催したリアル脱出ゲームが取り上げられています。

はてなブックマークニュース:
京都の街で謎解き!リアル探偵ゲーム「おさんぽ探偵団」をやってみた

京都で行われているリアル探偵ゲームに関する詳細な紹介が行われています。とてもオシャレな感じで女性でも参加しやすい雰囲気であるほか、iPhoneの無料貸出も行っているのがポイント高いですね。
実施は3月14日までだそうです。

CSI :Miami Files Annex:NUMB3RS〜天才数学者の事件ファイル4

海外ドラマ「NUMBERS 〜天才数学者の事件ファイル」で、作中にARGが登場しているようです。見たことのないシリーズですが、ちょっと見てみたくなりました。

シモキタ@クエスト
下北沢を舞台にした体感型イベントを企画されているまつさんが、複数の記事でARGについて言及されています。

WEB担当者Forum:BRIDGE 2010 Aprilが4月5日開催、『FREE』『次世代メディアマーケティング』『エコシステムマーケティング』の著者・監修者が揃い踏み
4月5日に開催される「BRIDGE 2010 April」のショートプレゼンテーションの場で、アサツーディ・ケイの大橋聡史氏が「ARGの可能性」という内容の公演を行うようです。
イベントの申し込みには登録が必要なようで、満員になり次第締め切りとなっているようです。興味のある方はお早めに!

Let’s go Curious:twitarg(ツイターグ) 阿佐ヶ谷
Twitterを用いたARG「twitarg」の第3弾が、3月14日に開始されるようです。今度の舞台は阿佐ヶ谷。ある女性を中心とした怪談物語となるようで、サイトではムービーも公開されています。非常に楽しみですね!

THE SECOND TIMES:ゲームを通して世界の問題を学ぶ---代替現実ゲーム「EVOKE」スタート
今週水曜日に第2のエピソードが開始となったARG「EVOKE」の紹介がされています。

ほりねこ院長のホリスティック日記:博多バスゲーム(α版トライアル)体験記1

3月8日に行われた福岡の「博多バスゲーム」の体験談が書かれています。当日は問題にもとづき各地を移動し、証拠となる写真を撮影してTwitterに投稿という手順を経て、最終的にゴールにたどり着けば終了という内容だったようです。
各地でこうしたゲームイベントが開催されることで、日本中が楽しくなるといいですね!

前田真宏のINUBOE:怒り終わりました。
SyncFutureで怒りまくっていた前田真宏氏のブログで、今回のゲームに関する感想が書かれています。僕は途中からゲームに参加することはできませんでしたが、国内ARGとしては稀な長期間開催されたARGということもあり、効果測定の発表など(もしされるのであれば)とても期待しているところです。

TBS「マノスパイ」
ドラマARG「マノスパイ」の公式サイトで、プレイヤー同士が交流できる公式BBSが発見されたようです。公式BBSはこちら。
3月11日時点で最終ミッションまであと2日となっているので、もし最終ミッションに参加されたい方は、この間に今までのミッションをクリアしておくと良いでしょう。

ウサギ小屋:Xmas ARG紹介
ARGクリエイティブユニット「Rabbit」が、12月に実施したクリスマスARGの報告を行っています。
それによると、制作に一カ月、実施期間は20日、費用は3万6000円となっています。このほか、設定やTwitterアカウントのフォロー数なども公表されているので、非常に参考になるかと思います。

Ustream:『Real』第3回 ARG研究の学生第一人者
上記の内容と若干かぶりますが、「Rabbit」のメンバーである小林星也氏と井上直樹氏が「Real」という生放送番組の第3回に出演されています。内容をまだ見ていませんが、ARGについて語っているということなので、興味のある方はぜひご覧ください。

2010年3月2日

観客も登場人物に! インタラクティブ映画「Last Call」

「CoDe KNOCK」「観客が携帯電話でストーリーへ関与していく、新たな対話型映画 (”LAST CALL” 13th Street)」の記事で、チャンネル「13th Street」が提供するホラー映画「Last Call」の紹介がされています。

この映画の特長は観客参加型だということ。
映画のチケットを購入する前に携帯番号を登録しておくと、映画の最中に登録された観客の1人に映画の主人公から電話がかかり、観客の指示によって主人公が行動するという内容になっているようです。

指示によってはハッピーエンドにもバッドエンドにもなるということです。通常の映画でバッドエンドというのは歓迎されませんが、ホラー映画ならどちらになってもある程度納得いけるかもしれませんね。

このようなインタラクティブ性を持った映画が登場することは予想していましたが、まさかこれほど早く登場するとは! 驚きです。

通常の映画を製作するよりもコストもかかるでしょうし、観客1人にコントロールさせる問題などもあるでしょうが、この試みは非常に革新的だと思います。

記事元
CoDe KNOCK:観客が携帯電話でストーリーへ関与していく、新たな対話型映画 (”LAST CALL” 13th Street)
アドロック:インタラクティブ・ホラー映画『Last Call』