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2013年3月8日

謎解きイベント「地下アイドル館からの脱出」レポート




(この記事は謎解きプレイヤーのあっきーさん(@akkycom)に寄稿していただきました。) 

株式会社SCRAP & パズルガールズさんによって201212月~20132月にかけて
実施された謎解きイベント「地下アイドル館からの脱出」のレポートをお届けいたします。

ネタバレ禁止のため謎の内容やストーリーの内容には触れておりません。予めご了承下さい。
もちろんレビュアーも参加した上で記憶を蘇らせながら記事にしていますので、実際のイベントと詳細が異なる場合もあります。あしからずご了承ください。てへぺろ。



会場
ヒミツキチオブスクラップ (東京都渋谷区神宮前4-28-12 ジャスト原宿B1

1公演あたりの参加費用
前売一般2.500円/前売学生2.000円/当日一般3.000



ゲーム説明
 SCRAPの輩出する世界初の謎解きアイドルグループ「パズルガールズ」。彼女たちが「呪い」にかかってしまったために館から出られなくなってしまいました。プレイヤー達は、彼女たちが出来ないことをして、アイドルたちの呪いを解くことで脱出をすることが今回のストーリーです。
 ゲーム前の説明で司会の青木さんとともにパズルガールズが登場。
そのまま、彼女たちは発売したCD世界はパズルで出来ている!をワンコーラス歌い、司会の青木さんとともにゲームの説明をして、ゲームが開始されました。
(なお、この「世界はパズルで出来ている!」は只のCDではなく謎もついており、毎講演後にサイン会も兼ねて販売されていました)


ゲーム開始
 ゲームの内容は通常のリアル脱出ゲームと同じく、壁に貼られたパネルに書かれたヒントや、封筒の中にある問題用紙を手がかりに謎を解いていき、いくつかの指示をこなして最終的に彼女たちの「呪い」を解くと、脱出成功になります。
 今回の公演は「リアル脱出ゲーム」と冠されていますが、普段のSCRAPの「リアル脱出ゲーム」との大きな違いはSCRAP社長の加藤さんの指導のもと、パズルガールズというアイドルが企画・出演、そしてほとんどの謎を制作しているという点です。
 成功率は1公演あたり1チーム~2チームとかなりの難易度だそうで、私たちの回では2チームが成功。周囲では、「ナメてかかったら失敗した!」という声が多かったのが印象的でした。
 まだ誕生したばかりで存在自体が“謎”であったパズルガールズたち。そもそも“謎を作れる”というイメージも定着していませんでした。それが、今回の「地下アイドル館からの脱出」の公演をやることで彼女たちの大きな飛躍になったかもしれません。幅広いジャンルの小問、いくつかの指示をこなして段階をこなしていく点等全体の構成のまとまりという点では本家SCRAPのリアル脱出ゲームに劣らぬ出来映えでした。
 また、ゲーム前に渡される注意事項に、各パズルガールズのプロフィールが載せられていたり、他にも指令をこなしていく中で、“アイドルに会いに来たお客さんならでは”の体験が出来たりしたことも、このイベントの面白さのひとつです。

最後に・パズルガールズとは?
 パズルガールズとは、SCRAP社長加藤さんのアイデアから始まったアイドル企画です。まず書類選考が行われ、選ばれた12の候補生で「オーディションイベント」が行われました。
 「オーディションイベント」とは、毎週水曜日にそれぞれのメンバーが企画やアイデアを持ち寄り、プレイヤーと交流する、というものでした。
 オーディションには3か月を要し、彼女達は自分自身でそれぞれ考えた企画を披露。中には常連のプレイヤーと協力してミニ脱出ゲームを実施した候補生や、毎週九州から動画を送ってくる候補生もいました。
 また、「地下アイドル館からの脱出」と別で開催されたイベント「パズルガールズ謎解き女王決定戦」はプレイヤーが出題者となりパズルガールズに出題。そして彼女たちがそれを解いて優勝者を決める、というプレイヤーとは違った視点からの参加型イベントが開催されました。
 そのようにパズルガールズ本人達はもちろんのこと、イベント参加者も単純にプレイヤーとして参加するだけでなく、作り手や協力者に近い形で「謎解き・イベントを企画する」という非日常を体験できる点が「パズルガールズ」というアイドル企画が他の謎解きイベントと異なる点と言えるでしょう。
 そうした新しい試み、体験を通してパズルガールズの企画自体が今後も発展していくことを期待しています。




関連リンク
株式会社SCRAP

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