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2013年1月15日
もうすぐ再開!? 本格ARG「bubblegum」のこれまで
(この記事は ARG プレイヤーで、プレイログの丁寧な記録でも知られる、ましろさん(@mashir0_0)からのご寄稿です。コアでディープな本格ARGと評判の高い bubblegum がまた帰ってくるということで、新しく興味を持たれた方が参加しやすいように、これまでの経緯を簡単にまとめていただきました。なお、記事の題名はARG情報局側で付けたものです)
【BUBBLEGUM(バブルガム)】は2011年2月下旬より開始されたARG(代替現実ゲーム)です。参会によってリリースされた第1弾(2011年2月~9月)【boot】、元気ARGとのコラボが実現した第2弾(2011年12月〜2012年6月)【re:boot】に続き、今期はだいたい( @team_daitai )が手がける第3弾【final:boot】として、次の上弦の月(2013年1月19日)を迎える頃に「何か」が起きるようです。
そこで、これまでの経緯を簡単にご説明致しましょう。
すべては2011年2月に「ある人物の再来」が噂された事から始まりました。その人物の名は「可士生 礼(かしう・れい)」。彼は謎の組織【BUBBLEGUM】創設者のひとりですが、同時に「群青の家(ぐんじょうのいえ)」という孤児院の従業員でもありました。1984年に不慮の事故による死亡が確認されましたが、幾度となく存命・復活を噂される謎の人物でもあります。
【boot】期には彼の再来を信じて様々な人物が集いました。【BUBBLEGUM】を追う女性ジャーナリストの浅倉。可士生が従事していた孤児院/群青の家に育ち、彼との再会を望む宇野衛(うの・まもる/通称:うのえ)。そして、【BUBBLEGUM】の構成員であった父/相馬昭雄の消息を求めるソーマ(相馬可奈/そうま・かな)。以上の3名が求心的な役割を果たしながら、調査は精力的に進められました。やがて、群青の家の院長であった畠本、その身辺の世話をしていたハトリ、畠本の死を我々に告げた牧孝(まき・たかし)らが不可解な謎と共に登場しますが、真実が明かされると彼らは次々に闇へと葬り去られてしまうのでした。
調査において特筆すべきは「Search! in Library!」によって明らかにされた驚くべき事実です。【BUBBLEGUM】は1970年の時点で既に一定のワールドワイドな規模を保持しており、1982年7月14日のレフチェンコ事件における「デベロビング・コンタクト」に深く関与していました。そして、そのデベロビング・コンタクトの数人が同日のうちに死亡した「デベロビング・コンタクト殺し」を契機に、組織は大きな変化を強いられます。これまで【BUBBLEGUM】は秘密結社として世界政府の樹立を企みながら1989年ごろに崩壊を迎えた、と認識されていました。しかしその後の調査から、崩壊ではなく「分裂」を引き起こし、現代では利益団体を装いながら秘密裏に活動を続けている事実が明らかにされています。
ARG【BUBBLEGUM】における魅力のひとつとして、世界設定が日本の史実(レフチェンコ事件や9文字事件)に基づいており、現実と虚構の境目が非常に曖昧である点が挙げられるでしょう。また、秘密結社・スパイというフレーズには密かに心を躍らせる魔力が潜んでいるような気がしませんか。そして、男性だと思われていたソーマが実は女性であったり、我々の同志であるはずの宇野衛が我々を監視する立場にあるピエロ( @jamaisvupierrot )と密会していたりと、誰もが疑う余地もなく信じていた事実が大きく覆されるその度に、【BUBBLEGUM】の世界はより深い闇に沈んで行きました。
ちなみに、【BUBBLEGUM】における全ての情報・オリジナルデータについては、ジャーナリストである浅倉女史によって管理されていたようです。そのため彼女がtwitterの世界から姿を消したと同時に、残念ながらそのほぼ全てが失われてしまいました。【boot】期(2011年2月~9月)を追体験したい方は、開始直後からのプレイヤーであるよしたか( @acfnoid )氏によるtogetterまとめを参照して頂くほかに、失われた過去を確かめる術はありません。また、2011年9月3日(土)にプレイヤー間での情報整理および共有を目的に行われた会合、BUBBLEGUM CONFERENCEについてはUstream録画(スライドデータ, 人物考察)にて現在も確認する事が可能です。様々な人物の思惑が複雑に絡み合い、謎と驚きそして裏切りに満ちた【BUBBLEGUM】の世界をどうぞ確かめてみて下さい。
さて。しばらくの休止期を経た後に、事態は再び動き始めます。
twitterの世界へ舞い戻った新ピエロ( @hellopierrot )によって、我々は新たな世界へと導かれました。【re:boot】期(2011年12月〜2012年6月)に発見されたArthur D. Lindseyによる記録文書からは【boot】期における組織内部の様子を伺い知る事が出来ます。また同時期に、可士生礼による告白も明らかにされました。しかし、可士生が言い残した「バブルガムをジャックする計画」については詳細が記されておらず、上弦の月に誓った再会の約束もとうとう果たされぬまま、現在に至ります。
3度目の冬を迎え、秘密結社【BUBBLEGUM】の全容は解明されるのでしょうか。
これまでに可士生の再来を信じて集った様々な人物たちがいずれも死亡もしくは音信不通である現状を思うと、ひとりでも多くの方に調査への御協力を頂けるよう切に願うばかりです。ただし、我々の身近に存在する誰もが【BUBBLEGUM】構成員という秘密の仮面を密かに隠し持っている可能性がある事を、決して忘れてはなりません。しかし、あらゆる過去を失いながら幾度も繰り返されて来た「あのフレーズ」は、我々が真実を追究する同志である事を必ずや証明してくれる事でしょう。
「さあ愉快に、憂いなきことを。」
関連リンク
【報告書】作成者:ましろ
だいたい™ The Rokudemonai Team
Twitter: @team_daitai, @hellopierrot
BUBBLEGUM CONFERENCE(スライドデータ・文字起こし)
BUBBLEGUM CONFERENCE(人物考察・文字起こし)
Site map 【 BUBBLEGUM 】
う~ん、再開する前に、なぜ、中途半端なところで、止まってしまたのか、その原因はわかっているのでしょうか?
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